2018年5月20日日曜日

ルソンの壺をご覧下さい!

今週の日曜日(13日)は、スタジオでのテレビ収録を経験させて頂きました。

ルソンの壺 というNHKのビジネス番組で、放送は5月27日7時45分からと早いですが、これをご覧頂くと、事務機のウエダという事で知って頂いている経済界の方には、ウエダ本社は一体何をやってるのか?について、ソーシャルの世界で知って頂いている方には、我々がお金を稼いでいる部分について、ようやくご理解頂けると思います(笑)


ただ残念なのは、小説ハゲタカを書かれた真山仁さんが司会という番組なのに、放送は関西エリアのみとの事で、他地域の方はオンディマンドか、関西エリアの方に録画でもしてもらってでしかご覧頂く事ができません。

今回、”オフィス改革”というテーマだったとは言え、NHKさんが、うちの会社を探し当てて、取り上げて頂けたのは、大変うれしい事でした。

まだまだオフィスにお金を掛けてどれだけ儲かるのか?できればお金を掛けたくないと考える所が多いですが、我々は、その感覚こそが、日本が価値創造していけない根源だと思っています。

そしてその管理(指示、命令)体制の感覚のままで、働き方改革と叫んで制度化していく事の、国としての危険性を感じているだけに、人のパフォーマンス、モチベーションを高めるオフィスや、価値を生む場というものを研究して、提唱して来た事が、漸く一部で理解して頂ける様になり、NHKさんにも見つけて頂ける様になったという事で、大変うれしい事だったのです。

政府、経済界、教育界、社会全体のこれまでの枠組みが、完全に制度疲労を起こしているにも関わらず、色々なニュースを見ても、まだまだ力づくで、上から押し通していくやり方がまかり通っています。

オフィス領域などからの変革などというのは小さい動きではありますが、人の働く場所や環境にお金を掛けていくという事や、自分達で考えていくという事は、管理型、その元となる、均一性、効率化などを良しとして来た価値観から、人の可能性、個性などを尊重していく価値観への転換を意味するので、我々としては、これを機にもっともっと広めていきたいと思います。

今週、すばらしき経営研究会は、私も以前聴いて感銘を受けた、「渋滞学」を作られた東大の西成先生の講演でしたが、車、人、在庫、の渋滞、果てはアルツハイマーという病気までもが、記憶の渋滞として同じ構図で捉える事ができ、解決策も同じだという理論で、渋滞を起こさない為には、詰め過ぎず、余裕や一見”無駄”と見える事を入れていく事が重要で、これら全てに共通する理屈だとお話されていました。

間隔を開けたり、休んだりする事が”無駄”と捉えられてしまうのですが、問題解決していくには、まずこの”無駄”の定義をする事、そしてその”無駄”を決めるには、目的と立場と期間を決めないと定義できないとの事で、会社で言えば、短期的利益を求めるのか、長期的利益や継続、永続を目的とするのかで、”無駄”の定義は違うものになり、立場や、何を目的とするかの違いで、必要な事は真逆にもなってしまいます。

会社の目的を、社員や仕入先、得意先を幸せにする事と考えれば、自社の数字や効率だけを考えた展開はしないでしょうし、人を簡単にカットして利益を上げるなど、あり得ない話になります。

我々のオフィスでの展開も、”無駄”なスペースを作りますし、それを作っていく事を社員さんに話し合ってもらって決めるという、多大な”無駄”な時間と費用を掛けた事を行なっていくのですが、それを分かって頂けるケースが出て来たというのは、”無駄”の捉え方も変わって来たのかもしれません。

今週、私の所に来た話を振り返ってみても、短期的利益、或いは自社の都合ばかり考えた話と、長期的利益や信用、信頼に基づいた話が混在していました。

それだけに、”無駄”の定義が合う人、つまり、規模や業種や国(地域)や年齢など関係なく、目的、立場、期間の概念が合う人や所と、手を結んでいかなくてはならないと思いますし、それがこれからの未来を大きく変えるポイントになると思います。

という一歩に向けても、まずは、27日のルソンの壺をご覧ください!(笑)


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