2018年5月13日日曜日

自分達は何者か?

京都芸繊維大学の仲研究室とは、現在、ウエダ本社のブランディングについて共同研究しています。

それは我々ウエダ本社が、単に、オフィスをスペースとして、ハード的に捉えて提供しているのではなく、企業の人や風土を変えていく事も重要視しているので、そういう展開をするウエダ本社の強み、魅力は何か?何と説明すればよいのか?という事について分析してもらっているのです。

そして、社員がウエダ本社の魅力についてプレゼンするのですが、今週はその第二回目で、最近に入った社員と、インターンで来ている人という、まだ外部目線を持つ人からプレゼンしてもらいましたが、前回行なったリーダー達の視点とは又違って、改めて気づくポイントもあり、なかなか面白いものでした。

私が目指してきて、今もその方向で進めているのは、カテゴライズされない会社(簡単に”~業”と言われない会社)であり、理想形は、ウエダ本社みたいなのが”~業”とか、”~屋さん”、と言われる存在になる事です。

そういう意味では、ウエダ本社って何屋か分からないとか、一言で説明できないというのは、目指す方向には向かっているのですが、とは言え、コンセプトなどは分かりやすく言える方が良いので、この先も、分析、揉みこんでいってもらって、一応、8月3日に予定しているウエダ本社の80周年のパーティーに併せて今年は一枠だけ行う、京都流議定書の所で、発表できればと思っております。

ドラッカーは、企業の目的は顧客の創造しかないと言っており、顧客の創造を目的とするなら、基本的機能はマーケティングとイノベーションしかないと言っています。

マーケティングにおいては、何屋か分からんというのは、独自性を作り、競争しない存在になるという事で、「戦いを略する」正に戦略であり、一つのブランディングとしても狙い通りではあるのですが、自分達自身が、”自分達は何者か?”を分かっていないところが課題で、そこにまだ大きなギャップがあります。

我々は、この企業の基本的機能の一つであるイノベーションを生み出す場を提供していく会社です。

そして、その場は決してハードではなく、風土や人が中心となったものであるので、一旦は、何屋か分からんフェーズにいるのです。

今週は二次面接も行っていました。

何屋か分からん会社に来てくれているのは素晴らしい学生ばかりで、しかもその多くが、わざわざウエダ本社を目指して来てくれています。

彼らの方が、ウエダ本社の魅力について、適格にプレゼンをできるのではないか?とも思いますが、そんな学生さん達なのに、少数しか入ってもらえないという事、そして、そんな所での自分自身の役割と、自分自身は何者か?について、今居るメンバーは改めて考えて欲しいと思います。

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