2018年5月6日日曜日

80周年に想いを馳せて

南ビルのリノベーション工事をする様になった7年ほど前から、毎週月曜日の朝は、個人的に周辺の清掃と、南ビルの裏にある創業者の祖父母と、岡村家のお墓参りをする事にしています。

今週の月曜日はそれが80周年の創業日となる5月1日でしたので、その報告を兼ねて、いつもの様に清掃をしながら進んでいると、うちの管理部門の担当と4月から中途入社のスタッフが、お花も携えてお墓に向かってくれていました。

この管理部門の担当は私よりは年配ではあるのですが、上場企業からの中途入社で、ウエダ歴としてはまだ5年程の者で、まず、その様なスタッフが創業者のお墓参りに出向いてくれる事が嬉しかったですが、聞くと、前任者でウエダ一筋40数年で定年まで勤め上げて頂いた管理担当者が引き継いでくれていたとの事で、これにも感激しました。

そして又それを、入ったばかりのスタッフを同行させて継承していってくれているのですから、朝一から大変嬉しい80周年の創業記念日となりました。

お墓参りと言えば、実は何名もの元社員の方々が、退職されたあと数十年もの間、お盆や暮れ、お彼岸に、お参りして頂いていたり、更には、創業者や私の両親それぞれの命日に参って頂いている方もあって、社員さん達とそんな関係を築いていたり、社員さん達にその様な誇りを持ってもらえる会社を創り上げて来た創業者の祖父や父親を、見直す事ができる様になりました。

そして、この様な想いの方々が繋いできて頂いた会社を、何としても残し、改めて喜んで頂ける会社にしたいと思う様になっていったのも、毎週お墓参りをする様になってからかもしれません。

今居る我々は、決して自分達だけの事で考えるのではなく、これまで繋いで来て頂いた方々、想いを注ぎ込んで来て頂いた方々があって今があるので、それを絶やさず、次世代に誇らしい会社として繋いでいく事を目指していかなくてはならないと思います。

それだけに会社は社長のモノではなく、今居るメンバーだけのモノでもなく、これまでに
関わって頂いた全ての方のモノだと思いますし、創業者と同様にはできないながらも、私なりに今の社員さん達にも、誇りを持ってもらえる様な存在価値を創り上げていきたいと思います。

折しも翌5月2日には、うちの会社を取り上げて頂く番組取材が行われていました。

これまでニュースなどで取り上げて頂いた事は何度かありますが、番組で取り上げて頂くなどは初めての経験で、撮影協力頂いている先様にも多大なご負担をお掛けしたり、結構大変ではありますが、スタッフ達の意識変化が起こればと思いますし、この事が、繋いで来て頂いた先人達へのお返しの一つにもなればと、楽しみにしています。

又、この連休の間には、ウエダ本社にとって、凄い発見もして来ました。

創業者の祖父は、私の血の繋がった祖母の再婚相手で、丁稚奉公から身を立てた人ですが、生まれは奈良県の桜井市で、その親戚は不動産業を営んでいると聞いていたのを思い出し、何となく探してみると、何と、親しみのあるロゴの社名を見つけたのです!

 以前もここでも書きましたが、斜体にしている“ウエダ”の字体を、全く関係のない京都市内の会社が真似ているのですが、これを見ても、我々のオリジナルという事が分かって頂けると思います。

今週は2日間だけの出勤でしたが、創業から現在の姿までが繋がった様な週でした。

そして、今日5月6日は父親の誕生日で、これも又生きていれば100歳となります。

二代目であった私の父は戦争にも行っていましたし、戦死でもしていれば私も生まれていない事になりますが、ウエダ本社も全く違うものになっていたでしょう。

80周年、改めて色々な事に想いを馳せて、今在る事に感謝したいと思います。


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