2018年1月14日日曜日

ワクワクしませんか?

今週も、年始挨拶での来客や賀詞交歓会もあり、業界や身近な所の話も聞いていましたが、我々の周りでも、好況であるという話が多い様に思います。

京都も観光関連だけではなく、半導体関連を中心とした製造業、バブル期以上に沸いている建築業や不動産業など、中小企業においても過去最高益という成績の所も多いのはないでしょうか?

そんな中、ウエダ本社は?と言えば、そんな波には乗れていません。

一つには、我々は企業相手なので、企業が好調になって、色々な投資をされていく中の最後に、オフィスもそろそろという順番になるので、かなりの時差があるという事と、時差の問題であればまだいいのですが、オフィスはプロフィットセンターではない(お金を生まない)ので、必要な物だけ、しかも安く仕上げるのが計数感覚に優れている経営者となってしまう事も多く、我々の様なディーラーには価値が無いと思われるからです。

そしてもう一点は、経営者、つまり私の問題だと思います。

前者の理由は状況説明であって、それだけ景気が良くなっているのなら、そこに合わせていくのが優秀な経営者で、消費者向けでも儲かるのであればやるべき!という考えもあるでしょう。

現に我々の会社のある五条通りは、ほぼ100%アジアからの観光客を乗せた観光バスが毎日着き、着付けをしてもらった人で溢れており、その人達を狙ってドラッグストアなども出店したりしています。

自社ビルを利用して、そんな観光客向けのビジネスを!とやってもおかしくはないでしょうし、利益追求を目指す経営者であれば、勿体無い、という事なのかも知れません。

しかし、どうしても、そんなお金(利益)を先に目指した方向には、興味が無いというのか、全くワクワクしないので、スタッフには申し訳ないのですが、こちらは私の問題です。

と言いつつも、前者理由の時差については、少しづつオフィス環境の段階に来ていたり、オフィスなんてお金を生まないからという考えではなく、働き方改革始め、働く環境を考えていかないといけない状況になっていっているので、目先の儲けに走らず(笑)、頑なに想いに向かってきた我々をご評価頂くケースがいくつも出て来て、存在価値という面では作り出せて来ていますし、こちらの方がワクワク感があります。
と、この景気感の中、まだ成績を上げていない経営者が言うと負け惜しみにしか聞こえませんが、目先の利益、又は自分の利益のみを追求する姿はとても美しいものではないですし、そんな為に人は生まれ、会社は営まれるのではないと思います。

年末からお正月にかけて、NHKの人体の特集番組を、それこそワクワクしながら観ました。

タモリさんと共に京大の山中教授も司会をされている番組ですが、そこでは、人体の中で脳がほぼ全ての指令を出していたとこれまで考えられて来たのが間違いで、各臓器から様々なメッセージが脳や、各臓器間でも送られていて、日々何事も無い様に生きているという事なのです。

こんな事を聞いても、やはり、管理、指示、命令型のTOPダウンや中央集権型というものは、生命体の摂理からしても、本来の人の習性には合わないのではないか?人の可能性を殺していまっているのではないか?と思います。

そして、山中教授もまだ人体においては10%も分かっていないと仰っていましたが、誰が創り出したかは分かりませんが、こんなプログラムで創られた生物は全て素晴らしいですし、そんな中でも人間というものは、どんな人でも、どれだけの価値があるか?に想いを馳せると、人としてどうしていくのか?見え方が変わってくると思います。

そして、その”人”が全ての営みを形成する基盤となる仕事、そしてそれを彩る働く環境をどの様にするか?を摂理から考えて進めていく事、それが我々の目指す役割なのだと考えるとワクワクしてしまいます。

でも、そんな事考えてるから、なかなか儲からないし、ウエダ本社って、何の会社?とまだ暫くは言われ続けるでしょうね。

スタッフの皆も大変でしょうが、そんなワクワク感を一緒に楽しんでほしいですし、まだまだ多くには理解頂けないこんな方向にワクワクする!という方、色々な形でご一緒しませんか?

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