2016年9月11日日曜日

イノベーションの芽

今日は9・11、あの事件から既に15年が経ってしまいました。

この間世界は、どんどん危うい状況に向かっていますが、そのベースにある、民族、宗教、イデオロギーというものだけでは理解できない、何か大きな力が絡んで、複雑化していっている様に思います。

そんな中で、我々は企業運営をしていかなくてはならないのですが、世界が混沌としているからと言って何もしないわけにはいかないし、だからと言って、ただただ現状の事をしっかりやるだけというのも、不確定要素が大き過ぎて、全く意味を成さない事にもなるか、何も起こらなければラッキーという様な当てモノ的なものになってしまいます。

複雑化し、不確実な時代だからこそ、イノベーションが必要であり、どんな状況になってもそれに順応していける様なイノベーティブな組織にしていかなくてはならないというのが、昨今の流れであり、各所でイノベーションが叫ばれている所以だと思います。

イノベーションを定義づけたシュンペーターは、経済発展は、人口増加などの外的要因よりも、イノベーションの様な内的要因が主たる役割を果たすとして、その必要を説いていますが、外的要因が複雑過ぎて想定もできないので、内的要因から、世界の概念や価値観までをも変えていく為にもイノベーションが必要であり、イノベーションを起こせる人材、組織を生み出していかなくてはならないのではないかと思います。


今週私は、所謂、”ソーシャル”という様な人達と、色々と話をしておりました。

と言うといつもの事の様ですが、以前から知っていて色々と付き合って来た人達と、ビジネス連携での話がいくつも持ち上がり、しかもそれが又、面白い様につながって来ました。

この話が無ければ、この話も受けていないだろうな、と思う話があったり、丁度話をしていた事が、他での話に使えるとか、タイミングなのか、色々な事が繋がり出しそうな気配です。

ウエダ本社もイノベーションを生みだす為にも、こんな広範囲な繋がりから、その芽と既存モデルなどとを掛け合わせていかなくてはなりませんが、今後は、この繋がり出しそうなものを深化させていかなくてはなりません。

そんな中、土曜日にKYOCAで行なわれていたミラツクフォーラムでは、オムロンの竹林氏と、日建設計の塩浦氏のお話が私にとってもドンズバで、これまたこのタイミングで!というお話でした。

日本最大の日建設計で活躍される塩浦氏が、「建築家は、空間を通じて社会問題を解決する人」という考えから、ワークプレイスにおいても、その”場”を変える事が経営を変える事になり、そこから大きな革命が生まれるというお話をされ、オムロンで数々の立ち上げ、立て直しを行ってこられた竹林氏は、「コミュニケーションの無い所で、モチベーションは生まれない、モチベーションが無い所でイノベーションは生まれない。 コミュニケーションとモチベーション、そしてイノベーションをどの様に設計するかがポイントだ」と仰っていました。

正に我々は、日本の企業がイノベーションを生んでいける様に、企業、職場環境の内的要因を整備していきたいと思います。

少しづつ繋がり出した新たな芽を既存ビジネスに埋め込み、それを日本の企業や、職場環境に増殖させていく事、そして、それぞれの企業や、組織でイノベーションの芽を生みだしていく事、そんな世界に転じさせていきたいものです。

今月23日には、ウエダ本社では、ワークプレイスにおいての一つの芽のお披露目会を行います。

混沌とした時代、イノベーションの芽を各社で育てていきませんか?

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