2015年12月12日土曜日

management の意味の違い

先週はブログを休ませてもらいました。

こんなブログでも、毎週しっかりチェックして頂いている方もおられるので、簡単でも書こうかと思ったのですが、足掛け半年間の勉強が終了した事、土日二日間の最終試験で見事!撃沈した事もあり、気持ちも一旦リセットする事にしました。

何の勉強?とよく聞かれるのですが、表現が難しく、日本語で言えば不動産管理となってしまうのですが、プロパティーマネジメントという方が近い感じです。

要は、不動産オーナーの希望を満たす為に、オーナーの立場に立って、あらゆる見地から現状を分析し、地域、近隣状況も分析しながら代替案を纏めていくもので、対象は不動産物件で、確かに”管理”ではあるのですが、”管理”だけではなく、トータルのマネジメント力が必要なものなのです。

それだけに試験は、撃沈されましたが、会社経営を見直すにおいても、いい機会であった様に思います。

会社経営であれ、プロジェクトであれ、何かを行うには、目標、希望があり、それを目指していく中で、その差異を分析し、その対策などから代案を立てて検証するのですから、全く同じ事であり、そういう意味では、この勉強を通じて、うちの会社の現状で足りない所も、気づく事ができました。

マネジメントを管理と訳すと何か違和感を感じますが、現在の日本企業の閉塞感の原因もそこに有る様に思います。

管理と言えば、規則正しく行ない、上司やリーダーは、それを守る様に管理する=見張る、というイメージですが、目標を掲げ、現状分析し、目標を達成する為に企画し、人、モノ、金をそこに配備して、人においては管理するだけではなく、モチベ―トもしながら、力を結集し、組織としての力を最大化するというものがマネジメントであり、日本語で言えば、”経営”という訳の方が本来の意味に近いと思います。

management の manは、mannerや manual と同じく手を表し、任せる事や、頼む事というニュアンスも含まれるそうで、そういう意味でも”管理”しているだけでは駄目で、"手"をかけて、"手"を下していかないといけないのです。


制度や法律だけ導入しても、とても一億総活躍の社会にはならないと感じるのは、管理というmanagementしかしていない所で、制度や法律を入れても、より、ギスギスするだけで、かえって歪も生む可能性もあるからです。

人に手をかけて、任せて、成長を促し、トータル的なmanagementをする人、会社を増やしていく事がこれからの日本においては特に重要だと思います。

ウエダ本社でも、目標は明確なのですが、沢山ある現状との差異分析をしっかりして、管理ではないマネジメントをしっかり行なっていきたいと思います。

そんな気づきを得られた勉強でしたが、撃沈された試験の方は、再度、受けるかどうか、思案中です。

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