2015年8月15日土曜日

ロードマップを作ること

今年のお盆休みは、殆ど籠って、考えを纏めていました。

ウエダ本社は8月が決算であり、9月から新体制に移行するのですが、来期は、私自身、営業本部長を兼務することにしており、体制や皆の役割を明確化していました。

特にこの一年はKYOCAに専念する事もあるのと、ウエダ本社ではどうしても、リーダーを育てていく必要もあることから、数字面も含めて一切任せるとしてきました。

皆は一所懸命やってくれてますが、成績は予想通り?かなり落ち込んでいます。

予想通りと言うと強がり過ぎている面はありますが、初めて、自分達でやらせて欲しいと言って来た事もあり、一度、経験してもらう事を最大の目的にしていましたので、ギリギリまで放置していました。

ただ、目標からの道筋をしっかり明確化できていなかった事と、そもそもの基本的な仕事や組織や物事の進め方などが出来ていない事もあり、”任せる”、”自主的”、というのではなく、”野放し”、”勝手に”、という方が近いレベルであったのは、私自身の責任だと思います。

その辺りをじっくり考えられたので、有意義な時間であったと思います。

今日は終戦から70年という事で、テレビでも特番的なものが組まれています。

首相談話という事に凄い焦点が当たって、そもそもそんな風になっていけば、本質的なものにはならないのは分り切っているのに、肯定する側も批判する側も、もっとじっくり考えられないものかと思います。

私は、自分の分からない事で、軽々しく批判したりするのは無責任だと思っていますので、外交に関わる話などには言及しませんが、TOPとしてやるべき事というのは、事の大小に関わらず同じところがあるので、そこは言えると思うのですが、言葉で辻褄合わせをしていても解決どころか、何の進展もないと思います。

目指すべき未来像を語り、そこに至るロードマップをしっかりつくり、それに対するギャップや課題に対して、どう向き合い、対策を講じていくのか?を考えるのが、TOPの仕事だと思います。

うちの様な零細レベルの一企業経営と、各国の歴史が絡んだ大問題とを並べて、甚だ失礼ではありますが、戦後70年も経ちながら、毎年、お詫びの文言がどうだとかと論争になっている事自体に、ロードマップが全く見えない様に感じます。

安倍首相始め、日本を動かすTOPの方も、一度、ゆっくり立ち止まって考えてみて欲しいものです。


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