2015年7月12日日曜日

ギラギラとキラキラの交わるところ

今週も一週間を振り返ってみると、幅広い人と会っているものだなと改めて思います。

色々とロスもあるのですが、これが私自身の特徴でもあり、自分でも好きな事なのだと思います。

決して、”つるむ”のは好きではないのに、色々な会にも出たりして、人付き合いが良いのか、悪いのか、よく分からないね、とも言われたりするのですが、自分でも不思議です。

ただ、自分に無い感覚を持っている人、知らない事をやっている人、しかもそれが、自分の欲や利益の事ばかり考えて行なっているのではない人に興味を持つのと、そういう人と会って刺激を受けるのが好きなのだと思います。

幅広い人とお付き合いをしていると、人の事はよく見えてきます。

同じやる気を持って精力的に動く人でも、自分の為に動いている人と、所謂ソーシャルと言われる人では同じ目の輝きでも、ギラギラとキラキラの違いがあります。

最近はソーシャルというのも一般的になって、その中にも色々な人が出入りしますが、まず決定的に違うのは、ギラギラの人は、食い散らかしていくというか、都合の良い時だけ寄ってきて、その後なしのつぶてで、違う所に行ったりしています。

又、我々の様に、しょっちゅうイベントなどを開催していると、興味があるからではなく、メリットがある時だけ現れて、自分の人脈形成だけに都合よく利用して、自分のビジネスを広げている人も、よーく見えます。

あと、ソーシャルビジネスとか、ソーシャル課題に向かっていっているのに、自分の意見、話ばかりでヒアリングができない人も、それではソーシャル課題は解決できないと思います。

世の中の課題を解決していくのですから、一つ一つ、絡んだ糸を解いていかなくてはならないですし、そこには、それぞれの立場からの、思惑、利権なども絡んでいます。

その立場も知ったり、理解していけないと、こちらスタンスの課題解決を唱えても、独りよがりの域を出ないのです。

それだけにむしろ、ソーシャル課題に向き合っていく人は、より、他者(違う立場の人)を配慮できる必要があると思います。

特に、ビジネス領域どっぷりの人と接するには、時間をしっかり守る、報告などをしっかりするという事が大事で、それをやらない人(何等かの障がいで、できない人は違います)を受け入れるというのは、多様性とは全く違います。

ソーシャルビジネスを、ビジネスを絡めて社会の課題解決をしていくものという様に言っていますが、逆に今、世の中の課題と繋がっていない仕事や会社などあり得るのでしょうか?

或は、課題解決できない様な会社が、この先、特に日本という先進国において、残っていけるでしょうか?

世間や市場の声や課題を拾って、それを紐解いて解決していく事が、ビジネスの基本であり、その為にお客様の声をしっかり聞ける人を育て、聞ける会社になっていかないといけないと思います。

人口が増える新たなマーケットを求めてのグローバル化が危険なのは、いつまでも、モノを良くすれば、足らない所に持っていけば売れるという、自分スタンスが通用していくので、そのままの発想で、これから人口が増えていく後進国を浸食し、その発想を広めていく事だと思います。

市場の声や課題に真摯に向き合わないと生きていけなくなった日本から、真のソーシャルビジネスを生み出し、その会社がグローバルで活躍する様にしなくてはならないと思います。

今年の京都流議定書は、経済とソーシャルの交わるところというテーマで開催しますが、皆が、その交わるところに向かっていってほしいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿