2015年4月12日日曜日

変わらない為に変わる

日経平均株価が15年ぶりに2万円を超えました。

マスコミなどの取り上げ方や、その中でインタビューを受ける人達の様子を見ていると、バブルに向かっていった時と同じ様な感じがするのが気がかりです。

景気は良い方がいいのですが、地方創生という大盤振る舞いの使い方にも、当初から危惧していた従来型のバラマキ的な感じも受けます。

人間というものは、本当に喉元過ぎれば、で、又、同じ様な事を繰り返すのでしょうか?

景気というのは、正に、実体経済に世間一般の”気分”を加えたものという様なものですから、皆の”気”を良くしないといけません。

その意味において、アベノミクスでの点火はいいのですが、折角、若者を中心に、お金ではない価値を生み出しかけている中、射幸心を煽る様なものになっていないか?気になります。

田坂広志さんは、世の中は螺旋階段の様に発展すると仰っていますが、一見、元の位置に戻っている様に見えるが、それは上の段に昇っていて発展しているという事なので、その様である事を祈りたいものです。

2000年と言えば丁度、私がウエダ本社に関わる事になった時期です。

当時は、貸し渋り、貸はがしと言われていましたが、現在は、金余りで銀行は貸し出す先がなく困っています。

ネットバブルと言われたIT業界では15年の間に、栄枯盛衰というものをまざまざと見せらつけれ、3世代くらいの入れ替わりがあったのではないかと思うほどです。

15年という歳月は、全く違う世の中になっていると思いますが、政治手法は、それだけの変化に対応しているのでしょうか?

”変わらない為に変わる”というのが生命の本質なのだそうです。

反対に変えようとしていて変わらないというのが最悪ですが、日本の政治の事を言っている場合ではなく、自社の事も心配になりました。

今日は統一地方選の投票日です。

変わらない為に変わる選挙にしたいものです。

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