2015年2月1日日曜日

京都駅西部エリアのワクワク感

今週は私にとってはビックニュースが入って来ました。

KYOCAの真横に新駅ができるという事が、日経新聞、京都新聞に発表され、明日、月曜日にJR西日本と、京都市の間で調印されるとの事です。

以前から話は出ていましたし、できるとすればKYOCAビルの真横しかないという事も分かっていたのですが、それでも本当にできるとなると、門川市長始め、ご関係各位の努力も多少は分かっているだけに、感慨深いものがあります。

JRの新駅ができるという過程を、当該関係者の一員として、つぶさに見ていけるという経験など、なかなかできることではないので、ワクワクします。

来年春に鉄道博物館が目の前にでき、その三年後に新駅が決まった事で、このエリアは、一気に京都市内では一番の開発エリアになっていくでしょう。

その場所、それは地域であれ、組織であれが、或はお店であれ、盛り上がっていく為には、ワクワクした人が集まって来るかどうか?にかかっていると思います。

ブランドを形成できているメーカーやお店は、それを手にする事、身に着ける事で満足感を得る人がワクワクして集まるのであって、芸能人や、スポーツ観戦に集まるファンの様子は、その最たるものでしょう。

セミナー、ワークショップなどを見ていても、問題はワクワクの種類であって、お金や名誉にワクワクして集まる場と、自分の欲ではなく、地域や世の中の為に費やそうとしている人達が集まったワクワクの場とは、全く違う雰囲気になります。

ここでもよく取り上げさせて頂く伊那食品工業さんでは、3万坪にも及ぶ広大な敷地を社員さん達が自主的に毎日掃除をしておられるのですが、先日参加した百年塾の際、塚越専務は、自分達が楽しんでいると、イイ人が集まって来て、そんな事も自然にできる様になってくると仰っていました。

自社とそこで働く自分が、そこで行なう事が世の中と繋がっている事が分かり、それにワクワクすれば、その様な凄い循環が起こるのでしょうね。

京都駅西部エリアは、今後、大資本や、デベロッパーのプロ達が入ってくる中で、ワクワク感は広がっていくのですが、世界の中の京都、日本の本当の強みを世界に向けていく源ともなる京都のワクワク感のあり方は、よく考えていかなくてはなりません。

お金や、資本投下型の開発でのワクワク感、そしてそれに群がる人が集まる開発は、京都で行なうべきではないと思います。

そういう意味でもKYOCA、そしてそこで行なわれるイベント、ワークショップなどは、どんなワクワク感が集まり、発信していけるのか?あの地域や京都に取っても、大きなポイントになると思っています。

明日は、3・11後に、大量消費型の現代に危機感を感じ、食べ物、エネルギー、仕事を自給する、持続可能な暮らしを目指し、”狩猟女子”と呼ばれる畠山千春さんをお迎えしてのワークショップ、明後日は、おもてなし経営の5回シリーズ「知恵の場」の3回目で、ヨリタ歯科クリニックの寄田先生の講演があり、それぞれ満員です。

それぞれ集まる人のタイプや活動領域も違いますが、共通する事は、他を思いやる未来へ向けてワクワクする人という事でしょうか?

梅小路公園、水族館、京都鉄道博物館、そして、和食の源とも言える京都市中央卸売市場、そんな施設が集積するエリアで、位置的にもその真ん中となるKYOCAには、そんなワクワクを集めていきたいと思います。



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