2014年10月19日日曜日

これからの日本の戦い方

又、政治と金の問題でゴタゴタとやっています。

野党からすれば、久しぶりのチャンス?なので、喜んで攻撃しているのでしょう。

柄がついてれば団扇で、柄が無くて指を通して仰ぐものは団扇ではないという線引きは、初めて知りましたが、そんな事で真剣に攻撃していて皆の賛同を得られるとは思えません。

敵のミスに付け込んで、、というのは、勝負事では重要ではありますが、これからの日本や日本人は、その方向では、それこそ"勝ち目"は無い様に思います。

その理由は二つ有って、一つは今まで日本という国は、何かオリジナルを真似て、それを改善し、
新たな価値を生み出して来たのですが、モノの優位性が薄れた中では、モノを中心とした相手との競争は意味を持たなくなっているという点と、もう一点は、最近の若者は大変優秀ではありますが、縦の繋がりや、守られ過ぎて、それこそ争いも経験せずに育って来ているので、海千山千のグローバルの世界では”戦って”いけないと思う点です。

業界や狭い世界での競争相手を意識して、その相手に勝つ事ばかり考えてきたのですが、これからの時代は、競争しない生き方というのか、自らが土俵を作るという感覚が必要だと思うのです。

”XEROXでXEROXに勝つ”社内で、ウエダ本社としての生き方を分かりやすく伝える為に言っているフレーズですが、これも当たり前で、メイン仕入先であるXEROXさんに対して、XEROX商品で勝つという様な馬鹿げた事を言っているのではなく、ウエダ本社としての自らの土俵を作るという事を言っているのです。


プロゴルファーのタイガーウッズ選手が、優勝を争っている相手選手のパットを、入れと念じるという話は有名ですが、敵がうまく行っても更に自分は上を行くという精神力を持っていないといけないという事と共に、これも相手の土俵ではなく、自分の土俵での戦いを行っているという事だと思います。

今回の政治資金の不正利用の問題も、
”以前からずっとこの問題はありました。我々~党は、自らもそれを正していくのと共に、この改善を提案していきます”
という様な姿勢の方が、余程、有権者の賛同を得られると思うのですが。

狭い世界で相手と競争するのではなく、それぞれが自分の背景、価値観、考えを売るという様な、自分の土俵を作っていこうとする人を育てる事、そして相手の失点に付け込むのではなく、堂々と自分の土俵で相撲を取る企業を増やしていく事が、今後の日本、日本人の特徴も生かした”戦い方”になると思います。

これからの模範となるべき政治家さん達にも、新しい戦い方を見せてほしいものです。





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