2014年10月26日日曜日

メンタリストには成れないし

今週は、メンタリストのDAIGOさんとの食事に始まり、ならソーシャルビジネスカフェでの講演、ブロックスさんの日本を元気にするセミナーでの正に元気が出る気づき、盛和塾京都の勉強会での、初心を思い出させて頂く稲盛塾長のコメントなど、盛りだくさん過ぎる一週間でした。

DAIGOさんの技はトリックは一切無し、全て物理の世界で理論上は誰でも練習すればできるとの事ですが、それだけ広範囲な事を分析しロジックで語られる事から、企業の商品開発、マーケティング、ブランディングなど、日本の企業もこういう事をもっと研究すべきだと思いました。

ならソーシャルビジネスカフェは、奈良で活躍される面白い人達が集まる場所を作ろうと始められたのですが、その狙い通りで、面白い人達も沢山おられ、そこに関わらせて頂けて、今後が楽しみになりました。

第15回目となった日本を元気にするセミナーは、ネッツトヨタ南国の横田相談役、亀田メディカルセンターの亀田院長、加賀屋の小田相談役の講演とパネルディスカッションでしたが、中でも亀田院長は、その想いと構想力、マネジメント能力と実行力、それでありながら、スタッフとフラットな距離感を持っているというバランスを持った方を初めてみた感じで衝撃を受けました。

病院でありながら、その病気に関係のないものであれば何でも食べられ、お酒もその辺りのお店よりも豊富にあるという程揃えたレストラン、付き添いの人も同じ様にリラックスできる環境や、ペットだけが拠り所という独居の患者さんの為に、そのペットを連れて来られるペットホテルまで作るという様に、全ては患者さんが日常を味わえる事に尽くしておられるのです。

組織は風土、その風土は本音で言った事を本気で取り組んで継続する事で作られる。
イコールパートナーシップで、職員、スタッフ皆横一線で患者さんに向かう。

箇条書きで書き出しても、その構想力、実行力、組織風土形成、スタッフへの想いが
溢れ出る感じです。

他にも横田相談役の、教えない経営論や、30年連続顧客満足NO1の加賀屋さんのお客様の抱える問題解決を誰よりも正確に達成するという目的など、とても書ききれませんので、是非どこかで纏めたいと思います。

振り返りの時間もないまま翌日は、盛和塾京都のDVD勉強会で、阪神淡路大震災後の神戸塾生の悩みについて稲盛塾長が応えていかれるものが題材でしたが、当時、独立創業間無しで神戸でまともに被災した私にとっても、初心を思い出させて頂けるものでした。
又、稲盛塾長の、一瞬にして悩みを持っておられる方々の心を掴み、勇気を奮い立たせる話をされる姿を見て、自分が足らない点をまざまざと感じました。

困難というのは決して悪い事ばかりではない、災難に合うのは、自分が前世を含む過去から積んで来たカルマ(悪い業)が消える時である。

成功している人というものは、大体が、ギリギリの災難に合う事によって心境の変化を起こしているものだから、それだけの体験を喜びなさいというお話でしたが、神戸での震災、ウエダでは倒産の危機からの展開と、私もカルマは消えている筈なので、もっと思い切って展開したいと思います。

そして、日本を元気にするセミナーにゲストで来られていた川畑会長も仰っていた、天に味方される経営を目指していきたいと思います。

実は稲盛さんも常々、宇宙に味方される経営と仰っており、色々勉強ばかりしてまが、机上の答えは見えてるのですが。

DAIGOさんの能力もはないし、強い意思力で継続していきます。



2014年10月19日日曜日

これからの日本の戦い方

又、政治と金の問題でゴタゴタとやっています。

野党からすれば、久しぶりのチャンス?なので、喜んで攻撃しているのでしょう。

柄がついてれば団扇で、柄が無くて指を通して仰ぐものは団扇ではないという線引きは、初めて知りましたが、そんな事で真剣に攻撃していて皆の賛同を得られるとは思えません。

敵のミスに付け込んで、、というのは、勝負事では重要ではありますが、これからの日本や日本人は、その方向では、それこそ"勝ち目"は無い様に思います。

その理由は二つ有って、一つは今まで日本という国は、何かオリジナルを真似て、それを改善し、
新たな価値を生み出して来たのですが、モノの優位性が薄れた中では、モノを中心とした相手との競争は意味を持たなくなっているという点と、もう一点は、最近の若者は大変優秀ではありますが、縦の繋がりや、守られ過ぎて、それこそ争いも経験せずに育って来ているので、海千山千のグローバルの世界では”戦って”いけないと思う点です。

業界や狭い世界での競争相手を意識して、その相手に勝つ事ばかり考えてきたのですが、これからの時代は、競争しない生き方というのか、自らが土俵を作るという感覚が必要だと思うのです。

”XEROXでXEROXに勝つ”社内で、ウエダ本社としての生き方を分かりやすく伝える為に言っているフレーズですが、これも当たり前で、メイン仕入先であるXEROXさんに対して、XEROX商品で勝つという様な馬鹿げた事を言っているのではなく、ウエダ本社としての自らの土俵を作るという事を言っているのです。


プロゴルファーのタイガーウッズ選手が、優勝を争っている相手選手のパットを、入れと念じるという話は有名ですが、敵がうまく行っても更に自分は上を行くという精神力を持っていないといけないという事と共に、これも相手の土俵ではなく、自分の土俵での戦いを行っているという事だと思います。

今回の政治資金の不正利用の問題も、
”以前からずっとこの問題はありました。我々~党は、自らもそれを正していくのと共に、この改善を提案していきます”
という様な姿勢の方が、余程、有権者の賛同を得られると思うのですが。

狭い世界で相手と競争するのではなく、それぞれが自分の背景、価値観、考えを売るという様な、自分の土俵を作っていこうとする人を育てる事、そして相手の失点に付け込むのではなく、堂々と自分の土俵で相撲を取る企業を増やしていく事が、今後の日本、日本人の特徴も生かした”戦い方”になると思います。

これからの模範となるべき政治家さん達にも、新しい戦い方を見せてほしいものです。





2014年10月12日日曜日

ひまわり里親の精神で

今週は久しぶりに、福島ひまわり里親プロジェクトhttp://www.sunflower-fukushima.com/の半田さんが寄ってくれました。

ご存知ない方の為におさらいすると、当初、ひまわりが放射能を吸うと言われていたので、全国でひまわりを育ててもらい、その種を福島に送ってもらって福島をひまわりで埋め、放射能を吸着していこうとしたのですが、それは途中、効果があまり無い事が分かりました。
ただもう一つ、全国でひまわりを育てる事によって、その地域、人はいつまでも福島を忘れない様にしてもらおうとする大きな目的もあったのです。

その活動を、ひまわり甲子園として発表をされているのですが、今年は中間報告を関西でもやりたい、そしてそれをウエダ本社で行ないたいという相談でした。

このプロジェクトについては、何も協力できていないという負い目もあり、勿論、喜んで!という事で11月24日に関西中間報告会をウエダ本社で行なう事になりました。
詳細は、追ってご案内しますが、こういう事を通してでも、我々日本人は福島の事、現状を常に知っていくべきだと思います。

状況は日々違うし、場所、人によって全て違います。

原発、放射能対策、復興支援、それらは、部外者がニュースなど、通り一遍の状況で理解できるものではありません。
細かな状況、千差万別な状況を多くの人、多くの地域の人が知る事が、まず誰もができて継続的な支援の一歩になると思います。

という事で、今まで全く福島と接点のなかった方も、こういう機会から少しでも関心を持ってもらえればと思います。

11月2日は、ウエダ本社に事務所を置いて頂いている信頼資本財団さんが、年に一度のビックイベント信頼デイをKYOCAで開催して頂きます。
ここにも日本を変革していこうとされる方々が集まって来られますので、是非、そんな信頼と縁を感じに来て下さい。
http://www.shinrai.or.jp/event/shinrai-day.html

ここにもニュースなどでは分からない、日本の新たな潮流があります。

又、この前日の11月1日にはウエダ本社を全面的に使ってセッションも行われる様です。
これも詳細分かり次第ご案内させて頂きます。

引き続いての11月3日、同じくKYOCAでは社会人と学生での共創プロジェクト、リリースhttp://peatix.com/event/56162が開催される他、関連イベントも定期的にウエダ本社で開催されます。

又12月からは経済産業省の流れでもある知恵の場http://www.doit-fun.jp/seminar/2014/detail/chienoba.php もKYOCAで開催される他、まだまだ書ききれない、或はまだ言えない面白いイベントや人、プロジェクトがドンドン集まってきます。

これら全て、私が葛藤している姿を見て、何とか助けてやろうとして頂いていたり、目指している方向が同じなので、そこで一緒にやろうとする人の繋がりや、その目指すべき姿を実現していけそうな予感を抱かせる場であったり、”想い”や”気”が集まってのものなのです。

様々な課題に向き合う人と付き合いプロジェクトを見ていると、いつも、テラルネッサンスの鬼丸さんに出会った時に言われた事が頭をよぎります。

”全ての課題は繋がっていて皆同じなんです。”

どんな問題も、全ては関心を持つことから始まり、繋がりを作っていく事が課題解決への一歩になると共に、その力を結集する事が最も有効な解決手段になると思います。


そういう意味でも、ひまわり里親プロジェクトの精神は、全ての課題に向けて共通した、人の繋がりの力になっていくと思います。

という事で、興味あるプロジェクトからで良いので、どこかの縁に繋がって下さいね!

と言っても、私のマニアックなブログを見て頂いている方は、既に活動されていたり、凄いインパクトを生み出されている方ばかりだと思いますが、色々な人を巻き込んでいきましょう!



2014年10月5日日曜日

青春しましょう!

今週は、月曜日に昼から奈良シェフェスタというフードフェスティバルのプレイベントに参加していました。

庄内の有名レストランであり、よみがえりのレシピの舞台でもあるアルケッチャーノの奥田シェフの講演や、フードコラムニストの門上武司さんや、その門上さんに以前お連れ頂いた奈良のモードスパニッシュ、アコルドゥの川島シェフなどのパネルディスカッションという構成でしたので、食がメインビジネスとなっている私としては、”行かなきゃ”という事で参加しました。

残念ながら、奥田さんの講演にはかなり遅刻して殆ど聞けなかったのですが、地元食材を使うというレベルの話ではなく、それぞれを研究され、こういうモノを作れば使うと指定して、農家さん達を指導までされ、グループとして一緒に展開して来られている様子や、色々な話を繋いでいってそこでしかできない料理を作るというお話など、プロデュース、ブランディングなどでも大変参考になるお話でした。

奥田シェフご自身は、お父様の作られた借金を背負い、そんな中から今の展開に至ったので、今ではお父様の借金に感謝するとまで仰っていたそうですが、やっぱり違う視点を持った方は、同じ感覚を持たれるなあとも思いました。

今週は、これも大阪の有名フレンチ、ル・クロの黒岩さんの所にもお邪魔していました。
残念ながら食べに行ったのではないのですが、この1か月、急激に親しくさせて頂いている私よりは少し年下ではありますが、大尊敬できる人物です。

大阪のフレンチとしては初めてパリにも出店され、展開が全てヒットする黒岩さんですが、スタートはお金がなく、飲食店は無理と言われた所で、赤ちゃんを背負った奥様と二人(三人?)でスタートされたそうです。
それだけにその原点に返れば、何でも発想できるし、何だってできると仰ってましたが、これも全く同感でした。

最近、私自身が楽しめているのは、想い、価値観の合う人と、今までは勉強させてもらうだけであったのが、仕事ができる様になって来たからだと思います。

本当に、自分の利益や、他人を利用して良くなってやろうとする様な人ではなく、その真逆で、利他というものすらを超えて、使命感から動いている様な人と一緒に仕事をしていけるという感じが、何とも言えないワクワク感になっている様に思います。

そしてこれらが、本当に面白い、有り難い縁の繋がりで、それを考えても、どう生きるべきか、どうあるべきかは、私の中では明確に描けてきています。

このそれぞれの縁についても又、それぞれの話題の際に触れさせて頂きますが、同時に、私がこういう状況に踏み出せる様になったのも、社員の成長と、目指すべき方向へ足並みを揃えて来てくれたお蔭です。

今年度から、私はKYOCAに専念をし、ウエダ本社としても次のステップに行く為に、”今年失敗したくらいで会社は潰れないから、思い切って挑戦しろ”と、皆には自分達で展開する様に言っていますが、その背景には、利益よりも使命という生き方と、一方では、一人でスタートした経験から、いつでもそこに戻れるという腹をくくっている事が大きいと思います。

50代という実年齢、自分では嫌なのですが、気持ち的には30代のままです。

サミエルウルマンの、”青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方を言う。年を重ねただけで人は老いない”という言葉を信じて、まだまだ青春を楽しみたいと思います。

又、同時に、”青春とは、臆病さを退ける勇気であり、易きにつく気持ちをふり捨てる冒険心”だとも意味するそうですが、社員の皆には、その意味での青春で新たな展開をドンドン行って欲しいと思います。