2014年5月10日土曜日

嬉しかったことは何ですか?

今日一日で嬉しかった事は何ですか?

この問いかけに、今日は何も無かったという人も多いとの事です。

では、本当に嬉しかった事は無かった一日だったのでしょうか?

嬉しく思えなかった一日だったのではないでしょうか?

先日の鬼澤さんの講演では、こういう投げかけからスタートしました。

幸福感というのは人それぞれ違って、そう思うかどうか。

欲と煩悩に生きると、とめどないですが、無くなりはしないので、どの様に付き合っていくかがポイントで、これがどちらの世界(物質的に利己で生きるか?精神的に役割や、使命で生きるか?)に行くかの岐路なんでしょうね。

リーダーがやるべき事は、①どこへ行くか?何の為にするか?を明確にすること。
そして、②現状把握し、③そのギャップを埋める為の手段や方法を考え、選択していく、シンプルにはこれだけだというお話ですが、その通りだと思います。

先々週、このブログで「三方良しは全てに繋がる」と書いていましたが、全く同じ発想で、いつも社員に向けては、②の現状からではなく、自分の人生であれば、①で理想の姿から考えること、そして、ウエダ本社に居ると決めてそこで働いていくなら、①会社の理念、価値観を一早く、深く吸収することが重要で、常に上(①)から考えること、と話しています。

しかし、これがなかなかできなくて、②からの発想から抜けきれないのです。

やりたい事は何なのか、組織に居てやると決めたのならその組織の目的は何なのか?から考えて、
現状はどうか?又、組織の目的を①とした場合は、②に自分のやりたいことが来て、③そのギャップを埋めていくことを考えていけば、どんな組織に居ても、必ず結果は出て評価されると思うのですが、①を考えずに、①とは関係なく、組織に居ながら②の自分のやりたい事や、②自分のスタイルを変えず、ただただ真面目にやるだけだから、成果に繋がっていかないのです。
短期的には売れたり、うまくいくことはあっても、長期的にうまくいく筈がないということは当然ですよね。
目的地を考えずにドライブして、快適にスイスイ飛ばして運転できたところで、或いはいくら一所懸命コツコツと走って行っても、ゴールの反対側に進んでいては、結果はビリになったりするのです。

うちの会社では、この問いかけ、投げかけを年中行っていると言っても過言ではありません。

そして、鬼澤さんも、講演(研修)では教えないというスタイルで、モヤモヤして帰ってもらうと仰っていましたが、うちの会社でも多大な時間をかけて、手を替え品を替え皆に考えてもらっています。
こちらが一番、モヤモヤするというよりモンモンとしますが、それでも、自らが分からないと、結局は意味を成さないので、延々、馬鹿見たいに行なっています。

と言いながら自分自身も、会社のこと、プロジェクト、自分の人生などなど、この①〜③で照らし合わせると、それぞれ、どこが疎かになっているかが見えてきますね。

今日は、基本のことしか話しません。
だから何度も聞いた人も居るでしょう。
でも、何度聞いても忘れてしまっているし、分かっていたとしてもできていなければ意味がない。
冒頭にそう話しておられたのですが、正に基本の徹底で、分かる→できる、にしないといけないのですよね。

社員に言っていることが、自分にも戻って来ている感じですね。

あ、やっぱり最後は指を自分に向ける、ですか。。



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