2013年8月18日日曜日

無駄時間のススメ

今回、休暇ではありましたがNYに行って、刺激を受ける事もたくさんありました。

その中でもひょっとすると一番有効であった事は、無駄時間だったかもしれません。

今回、成田経由だったのですが、成田から片道12時間半の飛行機は、如何にも長いなあと思っていました。

以前から積んだままになっている本も数冊持って行ってましたが、結果的には、行き帰りで映画5本と、読書した切欠から、堰を切ったよう様に考えが出てきて、今後の展開などを考える、有意義な時間となりました。

考えてみれば、最近それこそ本を読む時間さえとれていないという状態を続けていたので、じっくり考える時間など全くとれていませんでした。

ただ、ここ最近の、時間に追われた感の中で"考えなきゃ"、と机に向かって考えていても、良い考えは出なかったと思います。
しかし今回は、無駄だなあと思う中、この際、映画も思い切りみてやろうと思って見ながら、その合間に本を読み出すと、ふと考えが出てきて、その後はノートに向かい、改めての今後の展望から、盆明け直ぐの自分自身のやるべき事まで明確になり、これが一番、休暇を取った中で、リフレッシュできた事となりました。

何でもそうですが、一見、無駄な事が、重要な要素となっていたり、効率ばかり追いかけていても、結果非効率になっていたりする事はよくあると思います。
正に、今の日本はそんな所で詰まっているのだと思いますし、オフィスにおいても、一見、無駄なスペースが、有効な"場"となり、価値を生む、そんな方向を目指している私自身が、無駄時間を持てていないというのは、逆行した話になっていました。

こんな話をすると必ず、"そうそう、だから無駄時間や遊びは必要なんだ"、と、自分を慰める人も出てきますが(笑)、あくまで、前提は普段詰め切った状態があるから無駄が効くのであって、その為には、やるべき事、必要な能力、機能を備えなければなりません。

そういう意味でも、分かってはいるのですが、うちの会社で何が足らないかも再度明確にする事ができましたし、どの様な状態が良い循環をもたらすのかも良く分かりました。

私自身が無駄時間を持つ事、つまり、現場にいない事、やっぱりこれが、一番うまくいく形でしょうね。

大きく頷くうちの社員や、会社や組織に勤める方も多いと思いますが、肝心なのは、その為にはどうする?です。





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