2013年1月1日火曜日

対話の土壌形成元年

新年明けましておめでとうございます。

昨年は選挙の年と言われ世界中で首長選挙が行われましたが、最後に日本でも行われ、政権交代がおこりました。

良い、悪いはそれぞれの立場によって違うでしょうが、この二、三年停滞していた閉塞感から、色々動き出していくであろう事は、歓迎したいと思います。

しかし、米国との関係は修復されていくのに対して、中国やアジア諸国との関係はかなり神経質なものとなっていくでしょう。

TPPや原発も推進となり、金融緩和も図られ、目先の経済は良くなっていくでしょうが、日本国内における格差は拡がり、それらの問題への対処は、国から"援助する"という中央集権型のスタイルから抜け出せず、拡大、大量生産型に戻ってしまう可能性も危惧されます。

グローバル化が絶対条件の様に叫ばれていますが、言われているグローバル化というのは、一体誰から見たグローバルなのでしょう?

世界は米国を中心とした西欧諸国のモノなのでしょうか?
そのモノサシでのグローバル化に、今後の日本も乗せられていって良いのでしょうか?

どんな話でも0か1の話ではありませんので、今叫ばれているグローバル化に背を向けろというのではありません。

ただ、地理的にも背景的にもアジアにありながら、敗戦から米国流の発展を遂げて来た日本、東日本大震災から原発問題を抱えながら、少子高齢化に向かっている日本だからこ
そ、世界にアピールしていくべき事があると思うのです。

ここ数年の決められない政治から決別し、決して以前の価値観に戻らず、各自治体、各業界、団体、そして各国民が、自分ができる事、その現状でできる事を考え、行動する事、そんな転換の年にしなくてはならないと思います。

まずは、意見、立場の違う"人" 自体を批判するのではなく、感情と対策をしっかり分けて対話していける土壌形成を行なっていきたいですね。

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