2012年10月20日土曜日

日本を元気にするセミナー

一昨日は、ブロックスさんの日本を元気にするセミナーに参加してきました。

驚くことに、と言えば失礼かもしれませんが、3万円もするセミナーが売り切れで入れないという状態
であり、今年で13回目、”日本で一番大切にしたい会社”が出るずっと以前から、良い会社を広めていこうとされて来た、いわばその道の”老舗”の底力を見せて頂きました。

又、私もイベントを社員と共に行ってきているだけに、その苦労や喜びも、分かるところもありますが、今回の西川社長は、社員さん達の成長ぶりを大いに感じられたと思いますし、今までとは全く違う、喜びがあったと思います。
そんな西川さんの心情が分かって、自分事の様な嬉しさがありました。

そして中身も、ネタ的に一週間でも書き切れない様な濃いものでした。

まあ、未来工業の山田相談役、タビオの越智会長の講演に、ネッツトヨタ南国の横田会長、大久保寛治さんを加えたパネルディスカッションですから、そりゃ濃いのは当然ですし、それに加えて、川畑会長、バグジーの久保さん、元リッツカールトン日本支社長の高野さん、川越胃腸病院の望月院長などなど、そうそうたる方々が、観客で来られているのですから、纏められる筈もないのですが。

そんな中でも一端の一端だけでも書くと、

山田相談役は、自分達の職場は自分達で作りあげるものであり、管理は全く行わず、求めることは ”常に考える”これのみとの事。

どうすれば金儲けできるかと言えば儲からない会社の反対をやればよい。
年間4000万以上の利益を残しているのは、以前の統計では3%しかなく97%は儲からない会社だから、それらがやらない事をやれば儲かるのだ。

という事で、年間140日の休日、労働時間は1600時間以下、70歳定年、出産後3年の育児休暇、報連相の禁止などなど、真似したくてもできない数々。。

社員さんは、何も教えられない放置状態、年商100億で上場するまで経理が無かったという程、徹底的に管理をしないという事なんですが、これらは、”馬鹿な奴”とか”働かない奴”などと話されるキツイ言葉とは裏腹に、人を究極的に大切にされている想いがよく分かります。


一方のタビオの越智会長ですが、この方が、また手強い。

今や”靴下屋”を海外展開までされている会長も、33歳の時に、自殺を考えられた程、商売で行き詰ったそうですが、そこから這い上がって来られた会長はその体験からも、

本気になって取り組めばできない事なんてない。

素直になるという事は、宇宙の根源と自分が直結された事。

一心不乱に行っていると神の仕組みに突き当たる。などなど、

まさに、生きるとは、どういう事か?その中での人としての役割とは?というお話です。

”この部屋に空気がなければ、その空気を売ってくれるとなれば、1千万でも1億でも自分や家族の為に借金でもしませんか?”

要はお金や物なんていうのは、生きる為の手段やツールでしかない。
生きる目的は何か?そんな問いかけを社員さんにも常に行われておられ、とてつもなく怖いらしいですが、社員さん達も、それを有り難く受け取られている様子でした。

私も結構、何の為に生きるのか?人間として生まれたからには・・と似通った事は言っているのですが、越智会長が同じ事をうちの社員に語られたら、スーっと皆も理解するのではないかと感じました。

これすなわち、TOP(社長)の人間力の差であり、大久保さんがよく仰る、”何を言うかではなく誰が言うか”なんですね。

経営者にはキツイ話です。。

このお二人があまりに強烈であったので、いつもは禅問答の様な横田会長が、むしろ分かりやすく解説役をされていたのが印象に残りました。

問題対して、殆どの企業が対処ばかり行っている。

対処は今すぐやらなくてはいけない事と、やらなくても良い事もあるが、解決はいつの時代もやり続けなくてはならない事である。

対処は外からの動機付けで行えるが、解決は内発的な事でしかできず、その為に、指示をしたり管理したりするやり方では、対処しているだけで、いつまでも本質的な問題解決ができない。などなど。


他にもたくさんの話、大久保さんや、観客で来られていた川畑会長、久保さん、望月院長の素晴らしいコメントなどもあるのですが、とても書ききれないので、最後に、そんな素晴らしい社長(TOP)の会社は良いよな~と、自社と比較して、思っているウエダ本社を含む多くのサラリーマンの皆さんへ!

横田会長の以下の言葉をプレゼントして終わります。

”他で良い会社、良い上司を見た際に、自分に言い聞かせない、「変えられないのは、上司と昨日、変えられるのは自分と明日です」”

皆さん、明日を変えて行きましょう!

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