2012年8月2日木曜日

針のむしろ

今年も京都流議定書二日目に行って頂いた京都フォーラムも大盛況でした。


知る人ぞ知る、そして、ひょっとすると今年しか講演されない望月院長のお話が聞けるという事はあると思いますが、会場は約400人の満杯状態でした。

望月院長のお話を社員全員と聞く事になる私は、針のむしろ状態、殆どM的嗜好?でもなければ、居れない様な、結局はTOPの差という話になるのは想定しており、そこについては覚悟を決めておりました。

しかしその前の、四国管財の中澤社長のお話にも、かなりダメージを負いました。

売り上げ、利益を追うのではなく、徹底的にお客様スタンスに立つという経営を、B to Bで成功されておられるお話は、私にとっては言い訳のできないキツイお話でした。

そしてその後、望月院長の、”私は、スタッフの事を愛している事においては誰にも負けません”と言い切られるお話で、息が止まるかと思いました。

私も社員満足を追求し、それは長期的スパンに立って考えて、今居るメンバーにとって良い会社にしたいとの想いは持っているのですが、そこにまだまだ理解が得らておらず、頭だけが動いて、体が付いて行っていないという組織になっているのが現状です。

ただ、お二人のお話を聞いて間違っていなかったと確信できた事は、徹底的な価値観のすり合わせを行われている事と、それ故に採用に力を入れておられる事でした。

そして、その価値観すり合わせを徹底して来られた事がやはり今の姿の源泉であり、そこに至るまでには、相当な年月がかかっているのだという事が分かり、継続に向けての勇気は頂く事ができました。

お二人のご講演の後は、例年通り、大久寛治さん進行でのパネルディスカッションでしたが、話し方、声のトーン、響き、スピード、全てに心地よく、お話が染み入るという感じでした。

社員の事を思っている!と幾らシャカリキに力んでみても、やはり伝わらないと意味が無いし、この伝える力、聞いていて安心できる人間力の問題だと、又、最後にも思い知らされるのでした。

それでも、自分を盾にしながらも、普段話している同じ方向の成功例を社員全員で聞く事で、その方向性に納得してもらえれば、それだけでもかなり大きな進歩だと思いますし、うちの会社に取っても大変有意義な京都フォーラムでした。
京都フォーラムとの共催も今回で三年目でしたが、どんどん相乗効果が生まれて来て、これも来年、これ以上にどうしていくのでしょうか?

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