2012年1月29日日曜日

この国を変えるには

国政では、新党結成などの動きもありますが、期待を持てる人があまり居ない様に思います。

橋下大阪市長に皆、摺りよっていきますが、人気ある人に擦り寄るよりも、何故人気になるのか?国民は何故、応援するのか?を考え、反省し、変わろうとするべきではないでしょうか?

橋下さんの事は、直接お話をした事もないので、分かりませんが、やはりどれだけ批判を浴びようと、敵を作ろうと、正しいと思う事をやりきろうとする所、本来はリーダーとしては当たり前の姿勢を貫いている所が評価されるのだと思いますし、逆に言えば、政治であれ、経済であれ、どういう世界でも、そういうリーダーが居なくなっている所が、寂しいと共に、恐ろしい事だと思います。

批判を覚悟しないと何もできないし、責任など取れる筈がありません。

責任を取るつもりのない人がリーダーになったり、責任を負うつもりの無い人が、批判だけしていても良くなるわけなどないのです。

責任を負うというのは、この国の総理大臣や大企業の社長の様に、辞めれば良いという事ではありません。

責任を負うとは、どんなに非難を浴びても、自分が悪者になろうとも、全体の事を考え、この国や集団の為になる様にやり抜く事だと思います。

そんな姿勢に期待が持たれているという事が、国会議員さん達には、殆ど分かっていない様に感じます。

橋下さんの行動は、国を変える為には、地方から変えていかないといけないとの考えからだと思いますが、それしか、この国を変えていく方法は無い様に思います。

来週、京都でも市長選挙があります。

前回でも37%という低い投票率でしたが、今回は、現市長と共産党推薦候補の二人の戦いという事で、関心は低く、前回よりも投票率が下回るのではないかと予想されています。

世界に誇る京都市がそれではあまりにも恥ずかしいので、是非京都市民は、日本を考え、その為にも京都を考えて欲しいと思いますし、京都の為に、身を粉にして動いてくれる人を選んで欲しいと思います。

どんなリーダーであれ、100パーセント支持される事はありませんし、考えも違う事もあるでしょう。

リーダーとして見るべきポイントは、その取り組もうとしている事に一番真剣かどうか、私心はないかどうかだと思います。

国政でのリーダーシップの欠如を嘆いているより、まずは自分の住む地域のリーダーをしっかり選んでいきましょう!

2012年1月25日水曜日

いい会社を増やしましょう!

昨日、以前からうちで開催しているイベントやセミナーにご参加頂いている方から、ある事で発注頂き、”ようやく、お取引することができました”とコメントまで頂きました。
しかも、その間の何度かのやり取りで、うちの電話対応などが気持ち良いと、お褒めの言葉も頂き、大変嬉しかったです。

メーカーでもない中小企業の我々が、出入りさせて頂く企業さんにメリットを感じて頂く為には、まずはうちの考え方や価値観を気に入って頂かないと話が始まらず、そもそもそれができないと、うちの存在価値など有り得ないと思います。

このブログや、フェイスブックについて、”あれだけよく書いて偉いですね”とお褒め頂くのですが、小さい規模で、何の技術も持っていない会社ですから、まずは考え方、価値観を発信し、ご理解頂けるところを増やす事が、社長としての一番の役割であり、偉くも何ともないのです。

そんなつもりで取り組んでいるだけに、金額の大小ではなく、ウエダ本社の取組や姿勢を気に入って頂いて、何とか商売してやろうと思って頂ける事が何よりも嬉しいし、価値が分かって頂ける所があるという事こそが存在価値なのです。

物の勝負、物売りでは、大企業が有利に決っており、メーカー直接が良いに決ってますよね?

BtoB という、法人相手の商売では、殆どの場合、値段が優先であり、大企業は1円でも安く買う為にあの手この手を使います。

確かに生きていく為には当然であるし、甘い仕入れをすべきではなく、又、納入する側もそういう厳しい状況の中残っていける会社でないと、存在価値はないのだと思います。

しかし一方で、あまりに極端に値段ばかりに走り、その付加価値を一切認めず、厳しくする事が優良企業の証と勘違いしている、世間一般では、優良企業とされている所が多くあります。

コンペで企画を募り、その企画で通った物を皆に公開して値段を競わせるという事を平気で行なう”優良”メーカーがありますが、メーカーであるのに、自分達が仕入れる際には、企画や提案の付加価値を認めないというのは情けない限りです。

そんな事を徹底している"優良"企業が、「顧客スタンスに立って」とか、「パートナーと共に」とか、平気で言っているのです。

こういう所から変えないと、価値観の大変革を行なわないと、日本は変われないと思います。

その為には、消費者である我々自身も、単に値段だけではなく、その会社の姿勢を見て、物を買う様にならないと、企業も変わりません。

その値段で販売する為には、どんな国でどんな調達をしているのか?

途上国で子供達を安い賃金で働かせている事によって成り立った安値販売で得た利益を、良い格好して寄付をしているという、良いのか悪いのか、分からない事も起ってしまうのです。

元世界銀行副総裁の西水美恵子さんが、ブータン国王にまで、その存在をお話された伊那食品さんでは、パートナーと決めている商売については、相見積すら取られないそうです。

どんな事をしても自社さえ儲かれば良い、そんな発想を無くしていかないと、これからの日本は、落ちる一方だと思います。

我々は弱小ながら、BtoB の世界に身を置きながら、何とか、この価値観を変えていきたい、その想いから続けている活動を、評価して頂き、お取引頂けた、本当にありがたいお話です。

いい会社を目指しましょう! そして、いい会社を増やしましょう!

2012年1月21日土曜日

天国に一番近い病院

昨日の鬼澤さんが行なわれている実践塾の講師は、”天国に一番近い病院”というと変ですが、”あそこで終末を迎えたい”或いは、一人住まいのお年寄りが、自分が救急車で運ばれる事があれば、”ここにお願いします”という貼紙まで用意される程の絶大なる信頼を得ておられる、川越胃腸病院の小川総務部長さんでした。
 又、この病院は、あのホスピタリティーの代表格でもあるリッツカールトン、その日本支社を立ち上げられた高野さんが行かれた際に、”我々は今まで何をやって来たのだ”と言わしめたところであり、ホスピタリティーの最高峰と言っても過言ではないところです。

それを示すかの様に、今年の経営品質賞を、今までの最高得点で受賞されたそうです。

その推進役でもある小川部長さんも、お母様をこの病院で亡くされ、この病院で働かれる前から、何と素晴らしい病院だと思っておられたそうです。

ここに至った要因は、院長につきると言われてしまうので、いつもにも増して、聞いている経営者は居場所がない想いでしたが、やはり”小規模であっても社会的価値を創造し続ける事ができる病院”を目指して来られた事が一番であり、その強い意志とビジョン、そしてそのビジョン実現に向けての日々の地道な実践、この両輪を回して来た事が理念が深く浸透した要因との事でした。

スタッフの心が豊かになると、”嬉しい”と感ずる基準が下がり、より細やかな感性を持つ事により、サービスの質と働く幸せの両方が増えるとの事でしたが、この”嬉しいと感ずる基準が下がり”というフレーズが出てくる事が、凄い組織ですね。。

逆の組織は、確かにその反対に、不満のレベルが下がり、感動、関心、反応の薄い組織だと思います。

その要因の源は、望月院長の人間力であり、その院長の見せられる背中が皆をリードし、その全幅の信頼を得た院長が、”楽だけど達成感がない職場はいやだよね。仕事は厳しくても心辛くない職場を目指そうね。”と語りかけられるそうです。

そりゃ、良い感じになりますよね。 理屈はよーく分かります。

TOPが違い過ぎるか。。と諦めては何も始まりません。

逆転ホームランはなく、強い意志とビジョン、そして地道な実践しかないのですから、こういう凄い人、組織を見ても、落ち込まず、顔を背けず、歩を進めるのみです。

自分で目標を見つけて、トライして、話し合う事が楽しいという組織風土を作る事が重要と仰っていましたが、正に理想、そういう会社になりたいですし、そういう会社を増やしていくことが、ウエダ本社としての強い意志であり、ビジョンです。

そこはしっかりあるので、後は、やっぱり、私の人間力ですか。。

2012年1月19日木曜日

”大槌ブランド” 復興刺し子Tシャツ

今日はJimukino-Ueda bldg セミナールームで、テラルネッサンスさんのテラ・カフェが行なわれていました。

今回は、岩手県遠野事務所の吉野さんと関さんが現地での活動報告を行なうというものでした。

昨年6月、大槌、陸前高田に行きましたが、その際に案内してくれたのは吉野さんで、その頃から刺し子プロジェクトは始まっていました。

プロジェクトや商品については、このサイトhttp://tomotsuna.jp/ をご覧頂きたいですが、このプロジェクトやテラルネッサンスさんの活動が素晴らしいのは、単にお金を落とすという事だけではなく、仕事を作るという事、そしてその事によって、気力を無くしていた人達に、会話や笑顔を取り戻し、誰かの為に役に立てる、感謝の気持ちを返せるという事から、生きがいまでも取り戻す役割を果たしている事です。

まだ、私が見た頃は、正直、寄付をする代わりに商品を買うという域を出なかったと思いますが、今回のTシャツは、デザイン的にも充分通用する物で、この様に単なる支援という事ではなく、商品として仕立てられた事は大変意味のある事だと思います。

鬼丸さんも言っていましたが、このプロジェクトを大きくして、現地の人で、運営できる様にする事が一番の支援だという事だ戸思いますし、流石に本物の意見だと思います。

という事で、元、繊維業界に居た私が言うのですから、信用して頂いて、是非購入して欲しいと思いますし、又、色々な方に伝えて欲しいと思います。

昨日はあえて書きませんでしたが、今までも何度か書いている様に、私も被災した阪神大震災から17年が経ちました。

神戸も大変でしたが、今回はその数倍、復興に時間とお金はかかるでしょう。

一過性の寄付では、本当の復興には繋がらないと思います。

そういう意味で、このプロジェクトは大変有意義だと思いますし、少しづつでも、多くの方が継続的な協力をしていけるよう、私もお手伝いしていきたいと思います。

2012年1月15日日曜日

百年塾 in 善光寺

昨日からの二日間、そのスケジュールに沿って書くだけで、一杯になる程、内容満載でした。

元リッツカールトン日本支社長、高野登さんが塾長として開催されている百年塾の新春談話会が善光寺で開かれ、それに参加していたのです。

午後から、高野さん、尾角光美さん、そして大久保寛司さんの基調講演があり、その後、3人でのパネルディスカッションという内容で、これだけでも満杯でした。

この実現を大変喜ばれていた高野さんが大変印象的でしたが、その高野さんは、ブランドとは、”あの”人”あの"会社など”あの”が付くことだと仰っていました。

尾角さんは、大久保さん曰く、誰が出ても立派なセミナーができるという程の方々が観客として来られていると評される中、しかも高野さん大久保さんという凄い方の間に入っても、その来場者からの関心、感嘆をさらっていました。

彼女のキーワードは”ままに” ”Don't judge " 判断せずそのままを受け入れる、或いは、そのままで良いとの事でした。

我々の様な、判断、judgeする事が仕事の様なリーダー、経営者にとっては、大変難問であり、耳の痛い話です。

これもビジネスになった場合は、バランスが重要ですね。

最後に話された大久保さんは、”人生とは縁そのもの”という話から入られ、見事に、これらの話を受けながら、来場者の紹介も短時間の中に見事に織り込まれていかれました。

その切欠を作ったという事で私も初めにご紹介頂きましたが、そんな事など、恥ずかしいと思う程、
凄い想いを持って、様々な活動を行なわれている素晴らしい方々が来られていました。

短時間の間に、そんな皆さんの活動をサラッと広められていき、全体の話を繋げられる大久保さんには改めて感服致しました。

そして、いつものごとく、そんな方々が集まられる懇親会は雰囲気が素晴らしく、店が閉店になっても皆帰ろうとせず、二次会に流れ、終ったのは夜中1時半頃、そして今朝は、7時から善光寺さんの本堂で、足など痛みを伴うほどの寒さの中、約1時間半の"お朝事”に参列しました。

その後、精進料理を頂き、ここで一泊二日の会は終了、皆さん三々五々分かれていきました。

私は、隣り合わせた方と、東山魁夷館に行く事にし、見学して出てくると、またまた有り難い事に大久保さんから連絡頂き、小布施へ行くけどついて来ないか?との事。

いつもの如く、こういうケース、ハイかYESの選択肢しか持たない私は、喜んで同行させて頂きました。

そんなこんなで、フェイスブックも上げている間もない程、最後にもこんなスペシャルなオプションで車中レクチャーも受ける事ができ、先程帰って来ました。

こういう所に来られている参加者の方が口々に話されるのが、”縁”って不思議という事や、有り難いご”縁”という事ですが、確かに表面上は不思議に見えますが、どう見てもやはり、縁の繋がる人、集まる人っていうのは、そういう動きをされているなあとつくづく感じます。

バイオリニストである大久保寛司さんのご長男が、物理的に共鳴を見せてあげようと披露してくれたのですが、同じ周波数になれば、触れていない隣の弦が見事に動き出すのです。

これが共鳴であり、これを人で考えるとどういうことが言えるか?

それはやはり、明るく、良い波長を出していかないといけないという事ですが、もう一点は、どうしても自分元気にできない時には、そういう明るい、良い波長を出している人と一緒に居る事だと、物理的に見せてくれましtた。

納得!!じゃないでしょうか? そんな事を意識してみてはどうでしょう?

2012年1月11日水曜日

105歳のおばあちゃんの死

この三連休の間に祖母が亡くなりました。

私の両親も亡くなっており、会社とは以前から関係もしていない事、又何よりも105歳という大往生であり、身内と言っても殆ど残っておらず、私と兄家族と叔母(母の妹)だけでお見送りをさせて頂きましたので、会社関係の方にはご案内もせず、失礼させて頂きました。


この祖母は気高い人で、自分の娘でもある私の母にも、面倒見てもらうのは嫌だと施設に入っていたのですが、そうは言いつつ、いずれ面倒を見るつもりで自宅も改修していた私の母までが先に亡くなり、孫に面倒を見てもらうなんて情けないと、いつ会いに行っても死にたいと言っていました。
(と言ってもこの頃は既に100歳でしたが)

私は、自分自身で何故死生観が強いのか?分からないのですが、ある時期からそういう考えが強くなっていった一因は、この長生きであった祖母の姿を見て、生きるってどういう事?その反対に死ぬってどういう事?と身近に考える様になった事にもあると思います。

病気であれば回復すれば、復帰もできますが、100歳を超えて施設に居るのって、何に希望を持って生きていくのか?と、死にたいという祖母に、どう言えば良いのか?いつも分かりませんでした。

施設に入っておられる80代後半の人の事を、”若い人は良いなあ、何でもできて。”こんな言葉も聞かされると、人生って長いんやな、と感じさせられました。

そう考えると、40代や50代でも、諦めている様な人も多い様に思いますが、まだこの先、何十年もあるのです。
でもその逆もあり、明日、死は訪れるかもしれません。
そんな事をいつも考えさせられました。

事業にはあまり関わっていなかった様ですが、昨年11月にリノベーションした南ビルは、創業者が建てたものですから、報告して喜ばせようと、完成後にチラシを持って行きました。

”おばあちゃん達が建てた南ビルを壊さずにリニューアルして残す事ができた”と報告すると、凄く喜んでくれたのですが、いくら、おじいちゃんが建てたビルだと言っても、”よう、こんな立派なビルを建てて、あんた偉かったなあ~”と私が建てた新しいビルだと思い込み、最後まで理解してくれませんでした。

明治39年生まれ・・まだ幕末から明治を作った人達も残っていた時代からですから、どれだけの変化を見てきたのでしょう。

我々も、皆、意識していないだけで、それだけの変化、ひょっとするともっと大きな変化がこの先、待っているかも知れません。

その中で、何時迎えるかも知れない死の時に、自分は、よくやったなあ、自分の子供達には、胸を張って誇れるなあ、そう思えるのが、私自身の目標です。

おばあちゃんの死の報告と、私の記録に変えて~

2012年1月9日月曜日

脱会社人間のススメ

会社人間というと、一般的には仕事ばかりしている人、会社の意向に従って一所懸命になっている人というイメージではないでしょうか?

でも、それは違うのではないかと思います。

私の場合、今年で社長業としてはもう19年目にもなりますので、仕事ばかりの頭になっているのは当然ですが、実はサラリーマン時代から、仕事に対してのスタンスは同じであった様に思います。

休日の土曜日も殆ど休んだ事はありませんでしたし、仕事ばかり考えていました。

ただそれは、自分の求められている以上の成果を出さないと自分の存在価値がないと思っていたからであり、そこにプライドを持って取り組んでいました。

要は自分の仕事というものに対して、上司に言われたからとか、言いなりになってやるのではなく、求められている事、やらなくていけない事を実現する為に、会社や上司の方向性を理解し、あくまで”自分の仕事”として行なっていました。

そんな姿勢で行なっていると、会社はどこであれ、もっと言えばどんな仕事であれ関係なく、そういう人は、会社がどうなろうと、どこへ行こうとやっていける人になると思います。

という事は、見えている感じとは反対に、自主的に会社の意思を汲んで仕事を追及している人は、実際には会社に従属的になっていないのです。

逆に、会社の理念や価値観に対して、共鳴しているわけでもなく、イヤイヤやっている様な人、言われた事だけやっている人は、私からすれば、それこそ会社人間だと思うのです。
自分の意思ではなく、イヤイヤ、或いは惰性で、会社や上司の言うことを聞いて時間を費やしているのですから、こんな馬鹿らしい話はないと思いますし、こういう人は、結果的に、会社にしがみつかないといけなくなるのです。

仕事であれ、何かやる事について、その効果を上げようと思うと、何が求められているのか?何をもって成功とされるのか?を考えないと、それが分からずして動いても、意味の無い動きになってしまいます。

その会社に居て、最大の効果、成果を挙げ、評価も受けたいのであれば、まずは、その会社の理念、価値観を自ら吸収する事、それは、会社の為や当然、社長の為ではなく、自分が成果を上げる為、自分の成長の為以外の何ものでもないのです。

そんな原理というのか、構図というのか、そういう事を少しでも早く気づく事、それが脱会社人間の近道なのかも知れません。

2012年1月1日日曜日

12'1月ウエダ本社社報

<大転換元年>          

昨年は決して風化させてはいけない、大災害に見舞われた年でした。

東日本、福島は、数十年に渡って復興に取り組んでいかなくてはならず、直接被害を受けていない我々は、切らすことなく、関心を寄せていかなくてはならないと思います。

明けて2012年という年は、今までにもあまり例がなかった様な首脳交代の年であり、アメリカ、ロシア、中国、フランス、韓国、という国々で首脳交代のある年です。
特に中国や韓国では、それぞれの国での選挙に向けて、政策的に、日本バッシング的な動きが起ってくる可能性もあり、世界情勢や、その中の日本の状況もかなり不安定なものとなっていくと思います。

又、国内でも、長期的な円高や、場当たり的な国内政策への嫌気などから、大手メーカーの海外流出も進んでいくと思われますが、そんな中で、もう一つの2012年問題とも言われる、雇用延長となっていた団塊の世代の完全退職もあり、国内産業、国内のノウハウという点においても、厳しい問題が突きつけられてくると思います。

その様な状況下で、我々の対象となるオフィスを取り巻く環境では、それらに加えて、3・11以降、働き方やリスク管理についての大きな考え方の変化により、既存の価値観が大きく変化していくと思います。

又、ソーシャルメディア、クラウド、というものは、インターネットやWEBというものが登場した時以上の変革をもたらす可能性さえあると思います。

持たざる者が繋がりあって、大きな力を生み、見えない所で地殻変動を起こしていっている様にも感じます。

そう考えると、今から起ってくる事は、既存のビジネスモデルでの成功に安住している所や、資産をたくさん保有している所にとっては、大変難しい時代であり、対して我々の様な中小企業には、凄く大きなチャンスがあるのです。

南ビルを起点に、ウエダ本社は、今年、その新しい価値観で浮上していく元年としたいと思いますし、既にその要素は整ってきつつあるのです。

それを認識して、今年は、反転させて行きましょう!