2011年9月11日日曜日

福島の光

福島にも希望があります。

今回会った人々は、ひょっとすると極端に凄い人ばかりだったのかも知れませんが、それでもこれだけ素晴らしい志を持った人々がおられるのには、ある意味衝撃を受けました。

まず初めに郡山に入り、ある方と会食する事になっていたのですが、その場所となっていた、しゃぶしゃぶ温野菜という店に、いきなり驚かされました。

ここも福島ひまわり里親プロジェクトの半田氏が採用と教育に関わる店ですが、半田氏が次々と私の元に高校生、大学生のアルバイト、新入社員、二年目の社員などを呼び、何故ここで働いているのか?働いてからの気持ちの変化などを話させるのです。
いきなり呼ばれて難しいフリをするなあと思っていると、彼らは臆することなく、それぞれが、しっかりと自分の考えを持っていて、ここで働く意味、生き方を見つけたという様な事を熱く語ってくれるのです。

しかし、初めから雄弁な人を採っているのではなく、むしろどちらかと言えば、コミュニケーションは問題もあったという人で
あったらしく、今でも、話し方がうまいという事ではないのですが、自分の考えを腹から話をしていて、ずっしりとこちらに伝わってくるのです。

この高校生達は何?と驚くのですが、そう思っていると瞬間的に又、この光景は社長の差?と、自分が落とされてしまいます。

いくつか彼らに質問をしていくと、たかだかと言うと失礼ですが、この店を率いる29歳の社長に、自分を変えてもらった、生き方を教えてもらったなど、皆が異口同音に社長への感謝や思いを語るのです。

しかも、ほんの3年程でここまでの状況、"イマドキ"の学生や、卒業したての若者達をここまで意識改革させている姿を目の当
たりにすると、TOPの差をつくづく思い知らされました。

食事がほぼ終わった頃、店内の電気が消され、カーテンが開けられると窓の外の駐車場には扮装した店員さんが数人居て、音楽にノリながら、花火を持って踊っていました。

こんなショーをやっているのか?と思っていると、何やら誰かの誕生日で行っている様子でした。
すると、私のテーブルにケーキが運ばれ、お客さんもこちらを見ていたので漸く気づいたのですが、このお店から私への、1週間遅れの誕生日お祝いだったのです。

1週間前にもサプライズで祝ってくれた半田氏が、店に情報を入れてくれていて、このホスピタリティー豊かに育った店のスタッフ達がやらされ感なくホントに楽しそうに行ってくれるのです。

一度福島の現状を見に来てくださいと言われて、街全体が暗く、意気消沈しているイメージを持ちながら、初めて降り立って入った店がこんな状態だったのですから、この状況をどう捉えたらいいのか、全く頭の整理がつかなくなりました。

という状況でしたので、当日のフェイスブックには、福島は熱い!と入れる事になったのですが、これだけでは終わらず、この後、チーム福島のメンバーが夜な夜な集まる所に合流し、福島の熱い人達の思いや、課題を聞かせてもらいました。

これはまた次回に書きます。

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