2011年9月1日木曜日

11’9月ウエダ本社社報

《 変化しない事が悪 》

野田新首相が誕生しました。

失われた二十年、サブプライム問題後、ようやく明かりが見えかけてきた段階での大震災、原発問題という大変な状況下であるにも関わらず、その危機感が全く感じられない選挙でした。

首相を決めるに当たり、ほんの三日間の政策論争、国民の意向は全く通らない、民主党国会議員のみで、数の論理、自分達だけの思惑、私利私欲で決めるという、情けない限りの攻防が、繰り広げられました。

しかし、今までがあまりにも酷かったので、少しは動くのではないか?という期待は持ちたいと思います。


一昨年は総選挙、昨年は民主党の代表選と、振り返ってみると毎年9月には、首相が代わるという異常な状態が続いており、世界から見て、まともに相手される状況ではないだけに、一刻も早く狭い了見ではなく、先々を考えた国家運営を行ってほしいと思います。

しかし、国会議員が狭い了見ではなく・・というのも変な話ですが、どうしてこの様に、大局からモノを見る人、考え、行動できる人が居なくなってしまったのでしょう?

政治家の世界だけではなくどの世界でも、所謂リーダータイプが減少していると思いますが、それには教育の問題が大きく影響している事と、社会的な環境も大きい様に思います。

少しでも失敗したり、行き届いてない事があれば、鬼の首を取った様に責め立てる風潮が世の中を歪めている様に思えてなりません。

そんな中では失敗しない様に安全な道を選ぶ様になり、そんな事では危機を乗り切る変革などできるわけがありません。

ここ数年の日本の政治を見ていても、現在の日本では、批判を恐れて従来通りに継続していく事や、何もしない事の方が状況を悪化させていくと思います。


 ウエダ本社でも以前から積極的な失敗は奨励すると言ってきましたが、何もしない、変わらない事は悪だ!くらいの感覚で、是非、再度、思い切った意識変革を図っていきましょう!

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