2011年4月11日月曜日

何の為の自粛?

今日も何件か来客があり、地震後のビジネスの現状、今後の見通しの質問を受けました。

京都は無事だから、プラスを期待される向きもあるのですが、やはり大きくマイナスだと思います。

昨日の京都は、桜がピークを迎え、人手は多かったですが、外国人客は殆ど見かけず、毎年のピーク時と比べると、少なかった様に思います。


自粛を止めよう!と言うわりに、まだまだ企業も自粛の方が強い様に思います。

本来行なおうとしていた、当たり前の行事まで自粛とかという意味が私には分かりません。


誰もが分かっている話ですが、こんな事を続けていては、経済が回らなくなり、結局は被災地へも回らなくなるというのに、それでも何故そうするのでしょうか?

私が想像できる理由とすれば、そういう事を行なっていて、批判を浴びるのが嫌だから、という事しかありません。

実際、震災後に、企業がCMを自粛した枠で流されていた公共広告機構のCMに出ていた、タレントや元野球選手にまでもクレイムがたくさん入ったらしいですから、分からなくもないのですが、何の為に行なうのか?を考えれば、やるべき事は批判を浴びてもやるべきだと思います。

それが本当に”支援”する姿勢なのではないかと思います。

私共は今期、災害に関係なく大変厳しい成績です。
本来なら、歓送迎会も業績的にどうする?やるとしても、かなり経費削減して・・という状況ですが、ここはあえて、しっかりと行なうべきであり、そしてそれを自社が関連のある所で行なうべきだと思い、予定よりもむしろ背伸びしてホテルで行なう事にしています。

もし、支援する姿勢がポーズではないなら、長期的スタンスで臨むつもりなら、他社がどうだとか、批判されるからという視点ではなく、自社でできる支援を正々堂々と行なうべきだと思います。

どんな事もそうですが、他者に言われてとか、他者に合わせて行なった事というものは、結局は魂が入っておらず、継続などできないと思いますから。

孫さん100億円、柳井さん10億円、素晴らしいと思います。

しかし殆どの人はそんな事はできないですから、それぞれでできる事、自分の周りにある、ちょっとした事で大変有効な事を行なっていけば良いと思います。


まだ尚行なう自粛は、誰の為にもならないと思いますので、一刻も早く止めるべきだと思います。

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