2011年3月30日水曜日

ウエダ本社ビルから考える景観条例

以前もブログで載せていたのですが、当社北側のビルでは、京都市の景観条例により、”事務機のウエダ”とビルに表示しているのが、事務機は広告だからという事で撤去を求められています。

ある一定の高さや面積以上では、ビル名もしくは会社名しか表記できないという、後からできた条例によるものです。

当社の場合、事務機のウエダとして知られている事や、この文字も白字で派手なものではなく、全く納得いっておりませんが、京都市が長期的に考え、グランドデザインを持って臨むという事であれば、そこで事業をする法人としては協力しなければならないとは思っています。

一方、南側のビルは、耐震の問題があり、この一月には取り壊す予定でおりました。

ところが、あまりにも勿体ないので、いくつか当ったところ、耐震をしっかりした上で、企画を考えれば充分使えるという事となり、急遽残す事となりました。

私はこの体感を持って、今後は京都市にも、古いビルの活用に対して優遇制度を求めていきたいと思います。

杓子定規に、派手でもない、文字や看板の撤去を求めている間に、片側では古いビルが今のままでは、マンションか駐車場になっていくと思います。

現にこの南ビルも、利回りを考えるとマンションという話になり、マンション経営はまだ考えないとなると、暫定的にはコインパークという話で、殆どコインパークにしかけていたのです。

という事を考えると、これからドンドン出てくる古いビルが同じ選択を求められ、このままでいくと、京都市内も高さ制限どころか、平地の駐車場ばかりができるという事になり、文化都市としての資産を放棄する様なものだと思います。

何もせず、文句だけ言うのは良くないと思いますから、指摘されている所には協力しながら、その分、おかしいと思う事には発言していきたいと思います。

南ビルについては、夏以降に生まれ変わりますので、楽しみにしておいて下さい。

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