2011年2月26日土曜日

何をやりたいのか?

靴下屋の展開を今や、ロンドン、パリなど、海外にも広げられているタビオの越智会長のお話は、ブロックスさんが取材されている、多くの企業とは少し違う感じを受けます。

紹介映像に出られていた社員さんも二ヶ月に一度くらいは、立っていられない程、思い切り怒られます、と言われていましたが、社長は遠慮なんかせず、言いたい事を言えばいい、社長自身が理念なんだから・・・と、越智会長は自信を持って仰います。

社員が成長しないのも、思う様に動いてくれないのも、その様にさせていない社長が悪いという、普段教えられている様な話とは、表面的には全く違うような話でした。

しかし、その根底には、人に対しての深い思いがあり、生き方、考えかた、やる気という様なものが全てであり、"アホとか、賢いとかは問題ではなく、自分が何をやりたいかが分かれば良い"との話で、それが分からなければ、どんな人間でもアホと一緒と言われます。

"いつ死ぬか誰も分からんねんで"

その思いが強いから、いい加減な生き方や、時間の使い方をしている人を見ると我慢できなくなるのだと思います。

分かるな~、何となく。

まだまだ私の場合、こちらのアプローチの方が、腹に落ちているのでしょうか?

2011年2月24日木曜日

私が悪いと言える組織

昨日の寄田先生のお話も凄い話がたくさんあったのですが、一つだけ紹介したいと思います。

テナントビルに入られている歯科なので、水漏れには最も注意されていたのですが、ある時一番早く出勤されていた寄田先生が医院が水浸しになっているのを発見されたそうです。

スタッフに早く来てくれと連絡を取りながら、一人で必死に雑巾で格闘されたそうですが、その日のミーティングで、何故そんな事が起こったのか?という話の際、あるスタッフが自分が閉め忘れたと名乗り出られたそうです。

大問題ですから、昔の雰囲気の悪い医院であれば、誰も名乗り出なかったであろうとの事でした。

ところが、この時は、閉め忘れた人が名乗り出て、その後には、その原因を作ったのは私だから、自分が悪い、それを防げなかった自分が悪い、もっと早く駆けつけられれば、こんな事にならなかったのに、申し訳ないとか、皆が口々に自分の責任と言い出されたそうなのです。

普通の職場で考えられますか?


普通、よくある光景は全く逆で、他責にしようとするものです。
事故を起こした人は名乗るかもしれませんが、直接関係ない人が、私が悪いなどと言う事はあり得ないと思います。

できなかったり、結果が出なかっても、誰が悪い、景気が悪い、~が無い、会社が~してくれない、などなど、出来ない理由、自分は悪くないという理由のオンパレードです。

個人でもそうですが、出来る人、レベルの高い人ほど、原因は自分に向き、その反対の人ほど、全て他責になるのです。

ヨリタ歯科さんの場合は、他人の失敗も、原因を作った、軽減できなかった自分が悪いという人が集まった組織ですから、とんでもない組織だと思います。

でもここで間違ってはいけないのは、そんな組織にしたのは、誰か?、TOPである寄田先生ですから、うちの会社はそんな風にならないよな~と言っているTOPの会社は、誰が悪いのか?という話なのです。

と言う事が、私も漸く分かってきました。。。

2011年2月23日水曜日

講演三連発

昨日まで出張でしたので、今日は会社に居たかったこともあるのですが、ブロックスさんが大阪で初めてのDO IT フォーラム
を開かれたので、参加していました。

ヨリタ歯科クリニックの寄田先生、靴下屋という店を今や海外にも展開されているタビオの越智会長さんの講演と、西川さんのコーディネーターでのディスカッション、当然深い話の連発です。

この後の懇親会も出たかったのですが、この日は、京都で経済同友会の例会で、日本電産の永守社長の講演もあり、パネルディスカッションの途中で退出することになりました。

永守社長はあまり講演などされない方で、これにも何としても出たかったので、結果、出張帰りで忙しいのに、今日も、講演三連発という日になり、今日聞いた話をOUT PUT するのに大変です。

先日川畑社長にお教え頂いた事もまだまだ書くべき事があるのに加え、寄田先生、越智会長、永守社長の三連発は、頭が麻痺しますが、今日は纏めきれないので、ちょっとお時間頂き、少しづつ書いて行きたいと思います。

今日は、報告と予告まで。

2011年2月22日火曜日

社長へのOJT

昨日、沖縄教育出版さんにお邪魔した際、ミーティングを行われていたのですが、幸運な事にというよりは、多分川畑社長が私への御指導の一環として、ミーティングが行われている部屋に入れて頂きました。

ファシリテーションを用いての商品開発のミーティングでしたが、まず驚いたのは、以前もブロックスさんの、日本を元気にするセミナーにもパネリスト参加されていた長峰さんが、議論で出て来たキーワードなどを前のホワイトボードに纏めていかれている光景でした。
淡々と、議論されている事を自分で理解して、見える化されているのです。

横のソファーで待たせて頂きながら、前のめりになって耳をそばだてておりました。
勿論、私の興味は、この会社ではどの様に議論が進んでいくのか?という事です。
私も長年と言ってもいいくらいの悩みは、私自身の関わり方であり、要は、私自身が口出しし過ぎると、組織として育たないし、皆で自主的に行なって欲しいと手控えると、ゆる~い組織になってしまうというジレンマでした。
特に経営品質系の勉強をしていると、TOPは口出ししない、くどくどと話をしてはいけない位の話になりがちで、その意味も分かるけど、それでは絶対におかしい!と思っている面もありました。

その距離感が横で聞いていて、大変、参考になったというか、この距離感でいこうと腹に落ちました。

その距離感とは、ヒミツです。。
と言えば怒られるでしょうね(笑)

そこでは私が悩んでいた様な遠慮の様な距離感はなく、社員さんは多分何百回、何千回と聞いておられるであろう、理念だとか、会社の目的だとかについては、川畑社長は初めて話すがの如く熱っぽく話されるのです。
しかし、実際の商品開発の話には、皆から出る意見、どちらにすれば良いか?という意見などについて、勿論、川畑社長は即決もできるであろうし、結論も持たれていると思うのですが、そこは皆から出る意見をただ引き出すのみで、その事についての自らの意見を言われないのです。

ずっと悩んでいた事を教えて頂くのではなく、ライブでの雰囲気を見て感じたのですが、横で待たせて頂いたのも、私が悩んでいる事もご存知で、自社の様子から、何か気づきを持って帰ればという、高度なご配慮だったのだと思いました。

考えてみれば、この距離感について、私も特に机上論で言う様な経営コンサルタントなどから教えてもらったとしても、ヘェ~って感じで、腹に落ちてないでしょうから、やはり教えていては駄目で、気付かせないと駄目なのだと言う事を、気付かせて頂きました。

まだまだ、たくさん教えて頂いた事はあるのですが、おいおい書いていきます。

ハードスケジュール・・でも面白い。

今日は、昼前に沖縄教育出版さんに訪問し、又川畑社長にたくさんの教えを頂きました。

XEROXさんの表彰で沖縄入りをしていたわけですが、沖縄まで行って川畑社長にお目にかからないのは勿体ないので、私だけ残りました。

言わば、その為だけにですが、やはり今日行って良かったです。

たくさんの気づきがあり、取り組みについても、実際自ら色々行われている社員さんにもお話を伺い、私にとってどれだけの価値があったか分かりません。

詳しくはまた、明日?にでも書いていきますが、今日は夕方那覇を立って東京に入り、以前もお会いした東京の方々と食事に行くというハードスケジュールでした。

イベントの話も関係あるのですが、自殺問題などの取り組みもされているという話でしたので、この日に東京に居た尾角さんも紹介をさせて頂いていたのです。

尾角さんも春には東京にも活動の拠点も持つというので、双方でメリットがあるのではないか?と思って紹介したのですが、又そこに来られた方との出会いもあり、本当に人と会うというのは、面白いと思います。
別に何かを求めているわけではないのですが、人と人とを繋ぐと又そこで何かが生まれていくのです。

フェイスブックなども国を揺るがす程の繋がりを生んでいますが、実際の繋がりはまた違う面白さがあると思いますねえ。

2011年2月20日日曜日

やはり人間性

XEROXさんの表彰で、あるランク以上の会社には、好きな所を回ってよいとの事でハイヤーを一台当てがって頂けるという特典があります。

野球好きな私は、やはり、キャンプでしょう!、そしてミーハー的には、佑ちゃんでしょう!とキャンプ地を訪れました。

佑ちゃん人気は凄く、探さなくても報道陣が集結していますし、球場も華やかな感じでした。

あれだけの騒ぎでも、平常心で対応できるには、どの様な人間性を育てていけば良いのか?と思いますが、今日は佑ちゃんの話ではなく、前原大臣の話をしたいと思います。

ハイヤーの運転手さんが、乗せたVIPの中では前原大臣が素晴らしかったと仰っていました。

今まで乗せた政治家は、ふんぞり返っている様な人ばかりだったが、前原さんは、運転手の私にも偉そばる素振りもないどころか、降りる際に、きっちり"有難うございます"とまで言われて感心しました。と。

私は嬉しくなり、沖縄は民主党に翻弄されていると思いますが、あの方は素晴らしいので、別で考えて下さい、とついついお節介にも話していました。

この運転手さんは嘉手納にお住まいですので、基地問題についても、本土にいて、ニュースでは伝えられていない様な、現地の声をお話を聞かせて頂きました。

そんな政治家達にも裏切られ続けている人からでも、素晴しいと感じられる前原さんは凄い!と思いましたし、どんな立場でも人間性が一番だと再認識したお話でした。

2011年2月19日土曜日

ブセナで一人

今日は沖縄に来ております。

毎年東京で開かれていた、XEROXさんの代理店表彰式が、今年は沖縄のブセナテラスであったからです。
2000年の沖縄サミットが開かれた会場での表彰式は、なかなか体験できないものですが、私にとっては、あまり喜ばしいものではありませんでした。

一つには、昨年枠組みが変わり、7位に落ちてしまった順位が、今年は更に落ちて9位になった事です。
それまでが、3年連続全国一位となって、全国の代理店を代表して最後にスピーチなどもしていた事から、皆さん知って頂いているので、"どうしたんですか?" 的なお声掛けも頂き、肩身の狭い思いもするのです。

それともう一点は、今年は社長夫妻のみの招待で、営業員は行けなかった事です。

営業員には一年に一度の表彰式は大きなモチベーションに繋がるのですが、どうもXEROXさんは、オーナーに手厚くされるイメージがあります。
私の場合などは、家内などは全く会社とは関係ないので、そこを手暑くして頂くなら、営業向けに少しでも振り向けて頂ける方が非常に有難いのですが。

それが理由でもありませんが、子供も学校がある為、勿体なくも、思い切りリゾートなホテルに一人で宿泊しております。

しかもご存知の方は想像つくと思いますが、周りには何もない完全な滞在型ホテルなんです。

こんな事を言っていると罰が当たりそうですので、折角の機会を、ちょっとぼーっと過ごして、リフレッシュしてみたいと思います。

2011年2月18日金曜日

親バカブログ

今日は又、ご協力頂いている先生に、セミナーを開いてもらいました。

一昨日に、皆に今年の成長目標を決めておいて下さい、との宿題を頂きました。
職場での役割に基づき、仕事力を向上させる為に、具体的に考えて下さい、と。

私は勿論、そのまま伝えましたが、一日で皆、どれだけ考えてくれるのだろう?と正直かなり不安視していました。

端から信用していないわけではありません。
今まで、この手の事も考える様には何度もしてきましたが、いつも、その場で考えてもその位は言えるでしょ?という事が多かったからです。

折角、この凄い先生がご厚意でここまで関わって頂いているのに・・大丈夫か??心配でした。

ところが、発言した社員の話を聞いていると、皆、ホントによく考えてくれていて、大変嬉しかったです。

昨日といい、今日といい、親バカ?の様なブログになってしまってますが、社長業っていうのって、嬉しいと思える時の方が少ないので、
ちょっと大目に見て下さい。

でもこの先生、私が悩んでいる内容から、こういう形のセミナーにされ、皆の意識を引き出す様にして頂いたのだと思います。

これまた、恐れ入りました!そして有難うございました!

2011年2月17日木曜日

中小企業ほど・・・

女子シャインLabとして、うちの会社の新人女子社員があちこちに出かける様になり、最近よくお褒めの言葉を頂きます。
”新人と聞いてびっくりしました” ”なぜあんなにしっかりされているのですか?” ”どうやって教育されているのですか?”などなど。

こういう社員へのお褒めの言葉、しかも取り組み方や、姿勢などをお褒め頂くのは、大変嬉しい事です。

もう一人の男子の新人も名誉の為に言いますが,彼の場合男性という事で、他の営業と同じ動きを行ってもらっているので、彼女たちとは露出度が違いますが、彼もなかなかお得意先で評判がよく、しかもこの三人のバランスがあり得ないという程絶妙で、本当に素晴らしい新人が入ってくれたと思います。

どういう教育?と言われても、研修やセミナーの積極参加を奨励していたり、朝礼などを通して日々、考え方などの話をしてはいますが、教育プログラムがあるわけでもなく、”何も特別なことはしてないです”と答えるしかないのです。

ただ、採用には時間をかけ、入るまでにうちの考え方や価値観に合うのか?はしっかり行ったと思います。
そこさえしっかり行えば、後は、自らどんどんやってくれると思いますし、そういう意味では私は、中小企業ほど採用において、ハードルを上げて、入ってほしいからと迎合するのではなく、こういう価値観の人しか入っていらないと鮮明に打ち出すべきだと思います。

中小企業ほど、CSR的なことに積極的に取り組むべき、中小企業ほど、女性を活用すべき、中小企業ほど、社員の人間的成長を支援すべき、など、良い格好ではなく、本当にそうすべきだと思います。

そこには手間もかかるし、無駄なことの様にも思われがちですが、技術もブランド力も何もない中小企業であれば、そこを惜しんでいて、良い会社にはなりえないと思うのですが。。

これは各個人の置き換えても同じですから、社員たちには是非考えてほしいと思います。

この四月には又、千数百人から絞りに絞った二人が入社してくれるのですから、ボーっとはしてられないと思いますよ!

2011年2月16日水曜日

巨人とダイエーの野球の違い

”営業強化”を課題に掲げ、少しづつ分かってくれたかな?と思いきや、まだまだやな・と落ち込んだりもしていましたが、今週のPRESIDENT誌に載っていた王貞治氏のインタビューで気が楽になりました。

全盛期の巨人での野球しか知らなかった王さんが、万年Bクラスであったダイエーホークスの監督に就任されて、これが同じ野球かと驚かれたそうです。

巨人では優勝する事が義務付けられた様な雰囲気の中で、野球を知らない女子社員までが、優勝する事が目標だという認識を持ち、チームの勝利の為に精一杯やるのが当たり前であったのが、ダイエーでは、費やす時間は同じであるのに、何の為の練習なのか、自分の役割は何なのかを意識せず、ただ与えられたメニューを漫然とこなしているだけだったそうです。

これでは同じ時間をかけても中身は当然変わってしまうとの事でした。

私も会社員として働いたのは、繊維業界で、他に相手がない程の存在であった会社であり、しかも2200億円の売り上げでありながら、80ほどの課が独立採算で競争し、社内が一番のライバルという様な会社でした。
加えて私が所属していたのは、その80個ある課の中で、それこそ巨人軍と同じ、9年連続全社1位となっていた課でした。

それこそ勝つのが当たり前、営業8人で70億円を売り上げていた課で育った私からすると、どの様にして数字意識を持たせるのか?負け癖を無くすのか、役割、目的、などをどの様に持たせるのか?という問題が何年来の悩みです。

これは何も私の能力が凄いと言っているのではなく、育った環境が違うのであって、その環境を作り出していかなくてはならないのですが、それにはどうすれば良いのか?教えてもらったわけではない、その厳しさ、当たり前さをどの様に伝えていけば良いのか?という事にもがいているのです。

しかし、チームでも人でも成長する時は一本調子で上がるのではなく、最初は見えないくらいジワジワ上がり、途中から急カーブで伸びていくものだ王さんも言われており、プロ野球という、夢見て入ったプロスポーツの世界でも、そんなものなのだと思うと、当初はそんな目的を持っていなかった中小企業のサラリーマンでは、そんな急激な変化を望むのが間違っているのだと思う事ができました。

ダイエーも変化をし出したのは、3位を争った所からだそうですが、早く我々も”勝つ事”の癖付けと、それに向けた厳しさと、それをやっていく当たり前感を持ってもらう様にしたいと思います。

2011年2月14日月曜日

京都の庭師

先日の同行営業で、ある造園業さんを訪れました。

創業からおよそ170年というこの会社は、南禅寺や東本願寺などのお庭も手がけられ、メンテナンスを行われている、
トップランクと言ってもいい造園業さんです。

売り上げを追いかけると手が荒れると言われる様に、技術が全てとされておられますが、今新たに仕事をお願いすると、受けられるのは2シーズン先、との事で、売り上げが尺度ではない、京都企業、老舗企業の典型の様なお話でした。

順風満帆にお見受けする会社ですが、それでもと課題を聞くと、やはり技術継承との事でした。

庭師というものは、自然の説明できない力や、状況などを感じて、それとの絡みで庭を造っていくものが、その自然を感じる力が弱まっているので、良い庭ができなくなっていくとの事でした。

深い話だと思いませんか?

伝統産業の共通した大問題だと思います。

効率追求の売り上げ、利益のみを追いかける社会では、日本のこの様な伝統技術が一気に途絶えてしまう危険があるのです。

伝統とは、伝灯である。清水寺の森貫主が仰っていました。

灯火を一つ一つ伝えていく様にするのが伝統であるとの事ですが、早くこの効率一辺倒の世の中から脱却して、自然の力を感じる様な日本人を復活させていかなければ、日本は何処へ行ってしまうのでしょうか?

2011年2月11日金曜日

愛知トリプル選挙を見て

先日の名古屋市長選や市議会解散の投票などの結果については興味を持つべきだと思います。

偉そうに言っていますが、少し前まで私も京都府、市の議会などには興味を持っていませんでしたが、先日も言っていた通り、堀場最高顧問に叱咤され、初めて知った(ダジャレではありません)という状態でした。

大阪の橋本知事も地域政党を作られていますが、国政を良くする為にも地域がしっかりしないといけないという構図で、愛知県、名古屋市もそれを強く引っ張っていこうとされているのです。

そのやり方には、批判もあるでしょうが、自らの給料も800万円にカットして議員の給料もカットして財源を捻出し、減税を行なうという本気度については今の政治家にないところなのではないでしょうか?

そんな事でも行なって、地域が国からの補助金に頼ることなく、自立しないと、国の言いなりの構図は変わらず、その構図である以上、東京の霞ヶ関の価値観で、日本全ての事が決めていかれる事になり、東京一極集中から抜け出せず、地域の良さがドンドン無くなっていくということなのです。

という事で、各地域で、この様な国とは違った地域政党が出てくる事が必要というか、大前提として、地方の議会、議員がもっと機能しないと駄目なのです。

私は、市長なり、政治家はもっと高給を取るべきだと思います。
堂々と高給を取り、その分の仕事をやってくれれば良いのです。

ただ現実は、どこでも議員の数が多すぎると言われますが、要は何をやっているのか分からない人、職業としてへばりついていて、そもそもそんな崇高な思いを持っていない人が多い事が問題なのです。

そういう意味では、今回の愛知県知事も含めたこのトリプル選挙後には注目すべきだと思いますし、各地域で自立に向けた動きが起こっていかないといけないと思います。

2011年2月9日水曜日

啐啄同時(そったくどうじ)

今日は、女子シャインLabを担当してくれている新人女子社員が企画した、OJT実力強化セミナーを開催しました。

彼女らのやりたい事と摺り合わせ、4月からセミナーを事業化していこうとの事で、かなりのキャンペーンプライスではあるものの、初めての有料セミナーでした。

定員30名で、当初一瞬弱気になった感じはあったものの、結果32名の出席で、見事に初のノルマ?は達成しました。

内容もその後のアンケートを見ると、講師である水谷さんのお陰で、かなりの高評価でした。

今回の内容は私も初めてのものでしたが、水谷さんはいつも流石だと思います。
今回の参加者には、自社でも独自に取り組まれている大企業の方々が来られていましたが、その方々が2時間のセミナーでは短すぎる!と言われる様に、満足の内容でした。

人を育てるにおいて、山本五十六の名言も引用されていました。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」は、有名ですが、これには
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」という続きがあるとの事でした。

本当に深い思いの言葉で、凄いリーダーだったのだという事が感じられます。

啐啄同時(そったくどうじ)という言葉もありました。

これは、卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれ出ようとする時、卵の殻を内側から雛がコツコツとつつくことを「啐」といい、ちょうどその時、親鳥が外から殻をコツコツとつつくのを「啄」というそうです。
雛鳥が内側からつつく「啐」と親鳥が外側からつつく「啄」とによって殻が破れて中から雛鳥が出てくるという事ですが、人を育てるには、この様に丁度良いタイミングで、手を必要な分だけ差し伸べる事が重要だという話です。

深いですけどねぇ~。

今日のセミナーは成功させてくれましたが、私のアプローチは、まだまだこの様にはできてなかったと思います。

2011年2月7日月曜日

ガチンコ勝負

愛知県知事選、名古屋市長選、大相撲問題など色々ありますが、今日はまず、大相撲問題について書きたいと思います。

当たり前で、あの体質は悪いですし、期待を裏切っている事は間違いないですが、私はこの問題でも気になるのは、ここでもベースが違う話が入り混じって論議されている点です。

大相撲をどうみるか?神事なのか、スポーツなのか、興業なのか?で全然話は違ってきますし、そのベースが違う中で論議しても、問題は何で、何を改善すべきか?という事も変わってくる筈なのですが。。

"ガチンコ勝負"今や、バラエティーなどでも普通の言葉になっていますが、元々は、相撲から出た用語である事は、知られていると思います。

昔からあった相撲用語です。

こういう言葉があったという事は、ガチンコ勝負でない、勝負?があるからであって、それも前提で皆、八百長問題を問題視しているのか?という事です。


お金が動いて・・という事については論外ですが、そういう問題と共に、相撲を清清しいスポーツと捉えている感覚が混じっていて、許せない!という感情が混じっていないか?

それをホントは、関係者は言いたい筈なのに、以前は一切無かったという様な事で、問題から逃れたいが為に、隠す、謝る、という姿勢で、問題解決を図ろうとしているのではないか?と思ってしまうのですが。


片側で、戦時中ですら、休止しなかったそうですが、それには、神事という要素もあったからだと思いますが、そこまで守ってきていた神事を大衆に迎合する様な形で、あっさり止めていいのか?という問題も感じます。、
協会関係者のポリシーは逆にどこにあるのか?と思ってしまいます。

何か問題があった際、一斉に悪い!という事で、叩く雰囲気は、問題を全て隠してしまうので、危険だと思います。

こんな世の中を変えていく為には、足元から変えていかないといけないので、そういう意味では、愛知、名古屋の動きは、大きいと思いますし、評価されたのは、河村市長がガチンコ勝負されたからではないでしょうか?

2011年2月5日土曜日

バラエティーに富んだ一日

今日はバラエティーに富んだ一日でした。

朝からはあまり面白くない電話が2件あり、ご提案を頂くお客さんを待たせてしまう事になってしまいました。

しかしこの提案が良いものであり、気分を良くしたのと、その間に営業が商談していた新規のお客さんにご挨拶をさせて頂いたのですが、このお客さんは、ある銀行からの紹介で、うちのブログなどもご覧頂き、朝礼なども含めたうちの取組を気に入って頂いて、ご注文を頂く事になったのです。

という様に立て続けに2件の良い事があり、昼から、滋賀県に同行営業に向かいました。

これも2件訪問後、夕方の営業会議に少し遅れて出席、というよりも、成績が何とも悪く、うちの残り3ヶ月をどう動くのか?を問うものでしたので、出席というより、内容的には召集した様なものでした。

今出ている結果は過去についてのものですから、結果をとやかく言うつもりはありませんが、そういう結果を招くようになり、その後も
その対策を考え抜いて、手を尽くしたのか?という事については、注意します。
(社員からすると、あれは注意の範囲ですか?という声も聞こえてきそうですが・・)

しかし、最近若干良くなって来た事があります。
それはこういう注意?を行なった際の、受け止め方が、少し前向きに捉える、或いは、真摯に受け止めるという感じになってきた事です。

そういうのは怒っている側・・ではなくて注意している側には、雰囲気で分かるもので、逆に言うと、コイツは分かっているなとか、何とか吸収しようとしている雰囲気が見られると、かえって怒らないものなのです。

という事で、話した内容の割には、疲労感もなく、その後、8時過ぎから、東京から来られた方にお目にかかりに行きました。

これもなかなか嬉しい話で、朝から駈けずり回った一日も10時半頃終了しました。


中身がまだ言えない事ばかりなので、何のことやら?と思われるでしょうが、中身が言えないという事は、何かあるわけなので、近い将来のブログネタになると思います。

面白くない話も、何もない空虚な日を過ごすより、私は余程有意義だと思いますね。

まだまだ程遠いですが、嫌な出来事にも感謝!できる様な人間になれればと思います。

2011年2月4日金曜日

京都市会各党のお話

今日は、クオリア研究会の朝食会で、各党の京都市議から考え、施策をお聞かせ頂きました。

これは元々、塾長である堀場最高顧問が、メンバーである我々経営者に、経営者たる者は、自分の会社さえ良ければ良いなんていう考えでいてはいけない。
国を良くする、地元を良くするという事に思いを持って経営しなくてどうする?
自分達の頃は、各企業の社長が集まって、首長を出し、応援したり、京都をどうすると言っているだけではなく、行動していた。
それに比べて、今の経営者は、だらしなさ過ぎる!

まあ、そんな所が発端でもあり、国を変える為にも、地元の議会、議員を良くしていかないといけないので、それを何とかできないか?という大きな課題を頂き、まずは我々、市議や市議会と言っても殆ど知らないので、話を聞こうという事になり、各党からお越し頂いたという事でした。


私は全く市会や府会というものには無知でしたので、党のあり方なども国政とは違い、ちょっと驚きでした。

実際多くの人が、国会のイメージそのままで各党のイメージを持っていると思いますが、それをまず払拭する事から始めないといけないと思いますし、今のままでは日本はかなりヤバイと思います。

今日参加されていた同志社の先生が仰ってましたが、GDPは中国と現状ほぼ同じだが、税収は全く違い、日本の40兆に対して中国は90兆だそうです。

国債発行のGDP比が190%にもなろうとしている、大借金、大赤字国なのに、人口問題や、食料、資源問題や、高齢化問題など、問題だらけなのに、国政も地方もホントに誰が未来を見て、考えてくれるのでしょう?

しかし、政治家に期待だけしても無理な話で、国民自体、危機感なく甘ーい考えでいるのですから、しょうがないとも思います。

できることは、まず一人ひとりがピリっとする事、日本での大きな問題は殆ど算数レベルの、誰でも分かり、そして確実に、しかももう直ぐに来る問題ですから、その事に真剣に向かう事から始めるべきだと思います。

2011年2月3日木曜日

KRPさんとの連携セミナー

今日はKRP(京都リサーチパーク)さんのセミナーに参加させて頂きました。

実は、今度、KRPさんと連携させて頂き、うちの会社もセミナー事業を行って参ります。

働く人を輝かせる事を目指しているウエダ本社では、人のモチベーションを高めるという様なセミナーは色々用意できるのですが、モチベーションと同時に、やはり基本的なスキルは必要で、そこのプログラムについては、我々ではとても用意できないので、この部分を
KRPさんと連携させて頂く事になったのです。

今日のお話にもありましたが、人財能力を高める為には、一番重要な事は基本的な考え方であり、伸びる人財の3条件は、プラス思考、素直、勉強好きという事でしたが、その上に、聴く力、考える力、書く力、話す力、時間力という基本的なスキルが必要との事です。

中小企業ではこの点が教育する事が難しいので、この研修プログラムは、人を磨きたい中小企業にとってはお薦めですので、ご興味ある方は、ご連絡下さい!

今日はちょっと宣伝させて頂きました。

2011年2月1日火曜日

28年前のウエダ

ウエダ本社の特徴にもなってきた、毎日企画が違う朝礼ですが、現在の火曜日は、ウエダ本社の歴史を語るという事で、ウエダ本社に40年程、勤めて頂いているベテランの方々から、昔を語って頂くという企画の日です。

ウエダ本社に来てまだ10年強であり、継ぐ前提ではなかったので、色々な引継ぎを受けていない私も、知らない事だらけなので、楽しみにしている企画です。

今日はK保さんから、ウエダが昔、全国の卸を束ねて作った共同仕入れの会社や、オリジナル商品、独自ブランドを持つために作った会社の話などがありました。

又、専務からは、28年前の2月に今居る北側ビルのお披露目を行なったという事を紹介して頂き、28年前の社報を読み上げられていました。

今のメンバーは殆ど、ウエダが、全国に名を轟かせていたこと、又名前だけでなく、実際、業界をリードしていた事を知らず、京都の小さいディーラーとしての存在しか知らないと思います。

勿体ない話です。

今、同行で、昔商売して頂いていたが、何年も前に途切れたという様な先にお邪魔したりしていますが、何故、そんな風になってしまったのか?
折角、先方が知って頂いているのに、行きもしないという様なことになってしまったのか?
情けない思いや、勿体無い話や複雑な心境になりますが、遅まきながら、今、ゼロから営業を見直し、昔の様に皆が誇りを持てるウエダ本社に、輝きを取り戻したいと思います。

11'2月ウエダ本社社報

《事実に目を向けて》

先日、前原外相からお話を聞きましたが、外交についても報道されている事とのギャップを感じました。

私は、諸外国のマスコミのスタンスについては、詳しくはありませんが、日本のマスコミのあり方には、以前からおおいに問題を感じています。
特に日本の場合は、経済においては輸出企業が牽引し、食料を始めとした資源は、海外に依存していますので、一般の国民においても、海外の問題は、生活に直結した大問題の筈なのです。

TPPに参加するかの問題は、経済的には参加しないとどうしようもないとは思いますが、参加した後、日本の農業が守れるか?そして農地が守れるか?を考えると、かなり厳しい問題であり、その事から、日本の食がどうなるか?今後、穀物、原料価格が高騰していく中で、食糧問題もどの様に考えていくのか?と、少なくとも数十年先から見た決断を出さないといけない岐路に立っているのです。

そんな中で、マスコミというものは、もっと使命感を持って、事実を伝える事にも注力して欲しいと思います。

我々の生活の中でも、事実と心情を混ぜて話をすると、問題解決が図れないケースがよくあります。

又、日本人は、この点が欧米人に比べてかなり弱く、勿論それが良いという面もあるのですが、事実と心情(感情)を混同して考える事により、問題解決、決断を下すという点においては見劣りすると思います。
それだけに余計に日本のマスコミは責任感を持って、偏向的な報道を避けて欲しいと思います。
これには、表面的に、近視眼的にしか考えられなくなっている国民側にも大きな責任がありますし、そんな事を言えば、本来は最も国の将来を憂い、国家百年の計で考えなければいけない筈の政治家が最も近視眼的に動いている事が一番の問題ではあるのですが。

我々も、商売は京都エリアだからとかという小さな発想ではなく、世界がどうなっていくのか?
日本がその中でどの様な位置づけになるのか?その中で、ウエダ本社はどこに向かっていくべきなのか?
そこで働く自分は、それに乗っていけるのか?を、自分の問題として、しっかり考えて欲しいのです。
そして、そんな発想をしていく為にも、普段から、感情や思惑や色々なものが入り混じった情報の中、事実に目を向けて考える事ができる力を身につけて欲しいと思います。