2010年11月29日月曜日

幕末の読書法

今日も同行で伏見の方に行っておりました。

昼食は黄桜さんの蔵を改築したレストランで食べました。
昨日、龍馬伝も最終回を迎えましたが、やはり観光客も多かったですね。

同行の道すがら、龍馬伝の話などをしていて、物事の見方で思いだした事がありました。

私は普段から、何か事象があると、その裏側などを見たり、特に一方に話が集中していると、その反対を考えたりする癖がありますが、思い出してみるとその切欠は高校生の時に”龍馬がゆく”を読んで、幕末に興味を持った時だったのかも?と思いました。

というのも、興味を持った勢いで、同じ司馬遼太郎さんの"燃えよ剣”という新撰組側から書かれた小説を読み、同じ時代の事を同じ作家が、反対側の立場で書かれている話を読んで、物事の見方のヒントというか、反対から見ると面白いなと感じたのです。

現在も、捻くれて、多くの人と違う方向から見たり、皆が言うとあえて疑ってかかったりする様になったのは、この幕末の小説を読んでの感覚が影響しているのかも知れないと思いました。

幕末については、尚プラスして、”最後の将軍”という司馬遼作品もありますので、読まれていない方は、これも併せて読んで頂くと、それぞれの立場からの幕末を感じる事ができてなかなか面白いと思います。

龍馬伝が終って寂しく思われている方々には、まだ幕末に浸るお薦めの読書法です。

2010年11月26日金曜日

”下らない”話

今日は又、同行の一日でしたが、今日は以前からの販売店さんばかりでした。

と言いつつも、永くお取引頂いているだけで、取組ができていないので、お互いの接点を見出すべく、色々お話させて頂きました。

これだけネット、IT、デジタルの時代であるが故に、値段だけのビジネスと、反対に一社だけでの対応ではなく、何社かで連携していく時代だと思っています。

お話を聞いていると皆さん厳しい中、色々頑張られているなあと思いました。

民間がこれだけ地べたに這いつくばって頑張っているのに、日本の政治は本当に何とかならないもんでしょうか?

大臣や、官房長官がどう言ったとか、それを戦術で利用しないと次の展開ができないという事も分かりますが、中国、ロシアとの領土問題、隣りの韓国で爆撃、立て続けに起こる外交問題は、日本のリーダーシップが欠如し、国力が弱まっている事も大きく起因していると思います。

外交だけでなく、沖縄の問題や、ダムの問題、拉致問題など国内でも問題山積ですが、重要な問題についてどれだけ話されたのか?という事はおおいに疑問で、下らない失言についての方が、与野党ともどれだけ時間を使っているのかと本当に情けない限りです。

そういえば、今日の訪問で伏見にも行っていましたが、”下らない”という語源の一説に伏見、と江戸の関係があります。

天皇が京におられた頃は、伏見で造られたお酒は江戸には”下って”いたのですが、江戸でもお酒が造られる様になり、そのお酒は当然、江戸へは”下らない”わけです。
ところがその江戸のお酒は、粗悪品もあり、それから悪い物を”下らない”物という様になったとの事です。

江戸だけで、いや永田町だけでの”下らない”話を何とか止めてもらえないものでしょうか?

2010年11月25日木曜日

ほぼ日刊かほぼ週刊?

今日も、昨日に引き続き、内田洋行さんの展示会に行っておりました。

展示会と言っても私は、興味のあるセミナーに参加しているのですが、昨日聞いたFMについての話が面白かったですね。

我々の業界でいうFMとはファシリティーマネージャーの事で、ファシリティー(設備、施設)をマネジメントする人という事ですが、面白いと思ったのは、単にファシリティーの事を考えているだけでは駄目で、人の事も考えないといけないとの事であり、それを含めて、最高のパフォーマンスを生み出す事を考えるのがFMの仕事であるという事です。

又、総務は業者であり、その仕事は契約通りに行う事であるが、FMは常に改善を行なうものであり、その為にも、会社の文化の担い手
でないと駄目であるという事でした。

例えば、マイクロソフトと、銀行など金融機関においてのメールルーム(郵便物を仕訳する部屋)の位置づけ、優先度は全く違う筈で、マイクロソフト社では、殆どの重要事項はメールなどデジタルで行なわれているので、そこでのメールルームという設備は、優先度の
低い設備であり、それであれば、そこにはお金をかけない様にして最低限の仕事をできるという様にするのが、この場合のFMの仕事です。

という事なので、会社の文化からその設備などの重要度を考え、会社内のパフォーマンスを最大化するのがFMであるとの事ですが、
そういう意味ではウエダ本社として狙っている事自体が正にFMなのです。

景観問題で、サインも変える必要もあるので、FMのウエダ本社にでもしようかな?

鬼丸さん始め毎回しっかり見て頂いている皆さん、今日もここまでにさせて頂きます。
書かないといけない事はたくさんあるのですが、ちょっとブログに手が回ってませんねぇ。

人見さんじゃないですが、ほぼ日刊、ひょっとしてほぼ週刊にしようかな?

ブログ先送り

今日も朝から来客が一件あり、その後、大阪の内田洋行さんの展示会に行き、6時過ぎに帰社、うちのセミナールームで、尾角さん達が、自殺遺児の問題を考える研究会を行なわれていたので、それに顔を出した後、鬼澤さんが京都入りされていたので、人見さん達と食事に行っており、先程帰宅しました。

最近は、ずっと営業同行をするという事で、私の予定が空いているところは、勝手に予定をいれて良い事になっているので、12月中旬頃まで、全て予定が埋まっております。

という事で、席に座る間もなく、経営者的な仕事が後回しという良くない状況なんですが、それでも、今の時期、ウエダ本社のスタンスや、今後、取引先さんとどの様に連携していくのかを話ししていく事が重要だと思って、取り組んでおります。

内田洋行さんでの話、鬼澤さんや人見さん達との話、色々ありますが、またまた、そんな事で、今日のところは先送りさせて頂きます。

2010年11月19日金曜日

アントレプレナーシップ教育

今日はアジアンアントレナーシップ@kyotoというセミナーに参加してきました。

主催はNPO法人アントレプレナーシップ開発センターさんですが、ここの理事長である原田さんには、京都流議定書イベントでもお世話になっておりました。
それだけの理由ではなく、内容が興味深かかったので、本当は一日出たかったのですが、そうもいかず、2コマだけ聞かせて頂きました。

日米の学生の動向を見てみると、米国では、優秀な人ほど、自分で創業するか、それを目的としてベンチャーに入社するのが一番手で、その次に民間大企業への就職、そして成績でいうと一番良くない人が官僚希望になるそうですが、日本は全く反対の安定志向であり、その原因は、小さい頃からの教育に問題があるのではないかとの事です。
その問題意識から、アントレプレナーシップあふれる人材育成をしようと、原田さんがこの事業を始めて来られたのです。

プロ野球やサッカーなどを目指す道は小さい頃から開かれているのに、経営者になる勉強、具体的には経済学、もっと平たく言うと
お金の勘定は日本の学校では教えていないのです。
高校から大学にかけて、簿記や会計などは学びますが、実践を全く経験せず、独立、開業など、言わばぶっつけ本番で経営を行なっているのです。

確かに考えてみれば、恐ろしい話で、野球などに例えると、本だけで勉強して、卒業後いきなり、硬球で野球するという様なことを日本のビジネス界では平気で行なっているのです。

勿論、お金の事だけではなく、そんな実践的な勉強をしながら、考える力を養っていくのだと思います。

原田さんのお話にありましたが、グローバルエンタープライズチャレンジという、学生達が考えた事業プランを競う世界大会で、今年は日本チームが2位になったそうです。
そこでいつも1位はオーストラリアチームらしいのですが、オーストラリアチームは、次の二つの点で優れているとの事でした。

一つは課題を解決するという事を授業で行なっている事、それだけに、常に考える癖、トレーニングが身についている事と、もう一つは
数値を使って、自分の案を明確に説明する事ができるという事だそうです。

確かに、日本では社会人でも、この二点ともをできる人は、なかなか居ないですね。

そんな話を聞いても、自ら考え、プロジェクト、事業を作っていく様な事は、先日の話じゃないですが、ドンドン外国人で行なうしかなくなってくるかもしれません。

その為にも、原田さん、アントレプレナーシップ開発センターさんには、頑張って欲しいと思います。

2010年11月18日木曜日

元リッツカールトン日本支社長高野さん

今日は京都銀行さんのセミナーで、元リッツカールトン日本社長であった高野さんの講演を聞いてきました。

リッツカールトンはまず、世の中の為に何をするのかを理解しないと、そこで仕事はできない。

自分達が向かう方向が分かっていなければ仕事の第一歩が踏み出せない。

と言われる様に、ビジョン、ミッション、哲学というものをまず始めに大変大事にされています。
企業のビジョンを北極星に例えられて、ニューヨークに居る人も、中国に居る人も、日本に居る人も、皆それぞれその立場から、同じ星を見ている状態であるべきだと。

サービスとホスピタリティーの違いは一人前と一流の違いであり、リッツカールトンのホスピタリティーの定義は、”相手の心に自分の心を添えて相手と対話すること”だそうです。

その為に働く一人一人の思いをどこまでトレーニングできるか?であり、感性を磨かないといけないとの事でした。

他にもたくさんお話があり、全て納得、そうそう、そう言いたかったと思った私でしたが、リッツでは、朝、女性社員が出社した際、髪やピアスや、ちょっとした変化も気づいて、さらっとコメントすることを意識していたというくだりは、マズイと思いました。

実は、昔からこれが苦手で、今でも新人女子社員に駄目出しされているのです。

営業には、”お客さんの少しに変化を何故気づけないんだ”と言っているのですが。。

やはりこれは興味の問題で、仕事には興味があるが、女性には興味がないからでしょうか(笑)
でも、これだと、又、怒られますよね。

最後に、リッツで大切にしていることは、”できない理由を探さない”という事だそうで、それであれば、やるしかないという事です。

私も今後、女性への感性を磨くようにし、できない理由を探しません。

2010年11月17日水曜日

営業は感情移入

私には、自信のある事がいくつかあります。

それは、望んでの事ばかりではなかったですが、厳しい経験をいくつかしてきた事です。

その内の一つに、”営業”があるのですが、世の中には当然、TOPセールスと言われる方々、私なんかよりも凄い会社で凄い成績を上げた方はたくさんおられると思います。

しかし、何に自信を持っているか、以前、<a href='http://kyotostyle.jp/ArchiveSnatcher?archive=3715'>ウエダ再興記</a>で綴った中でもこの頃の事も触れていますが、瀧定という繊維商社の中で、アンチどころか、出入りして欲しくないと思われている先の開拓役をやっていた経験がある事です。

新規開拓、飛び込み営業、色々ありますが、まず、出入りされては困ると思われている所の開拓役を経験をした人は、あまりおられないと思います。

しかし、この時の経験が、一人で独立創業した際や、その後、いくつかの総合商社に向けて、提案して回る厚かましさの源にもなり、未だに、狩猟型営業というものには、自信を持てている要因になっています。

それだけに、今まで、営業について、本などは、殆ど読んだことがありませんでした。

この”営業は感情移入”という本は、仕入先の所長さんが推薦して頂いたのですが、私の思っているところ、しかし、なかなかうまく自社の営業員に伝えられないところが、バッチリ書かれています。

でもこれも、経験なく本で読んでも、身につかないのかもしれませんが、興味ある方は読んでみて下さい。

うちの営業は身につけてもらう様、取り組んでみたいと思います。

2010年11月16日火曜日

事務機のウエダ

今朝は京都市役所に行っておりました。

もう、京都流議定書の来年の相談?という様な良い話ではなく、良くない?話での説明を受けておりました。

五条通りの南北にある、うちのビルが景観条例に引っ掛かかると指摘を受けているのです。

高さは問題ないのですが、ビルの壁に掛かっているサインや看板にある”事務機のウエダ”というものが、広告に当るという事で取り外しを迫られているのです。

条例というものは、後からできるので、しょうがないとも思いますが、北側ビルは30年弱、南ビルなどは40年以上、この地(高倉)にあって、昔は、堀川や、川端辺りからでも”事務機のウエダ”という看板、表示gを見る事ができ、京都の方々にはそのイメージで馴染んで頂いてきました。

そのお陰で、正式名称はウエダ本社という会社であり、実は京都市内には”ウエダ事務機”という会社は存在しないのですが、未だに、ウエダ事務機さん、もしくは、事務機のウエダさんと呼んで頂くケースの方が多いのです。

そこまで社名と一体として認知して頂いている、事務機というものが、商品名だという事で、壁に掲げた文字の取り外しを求められる点、うちの方が数十年も前から、その地区に存在していて、後からできた条例で、杓子定規に高さや面積だけで線引きされて、取り外しという事に対しては、すんなりと、納得できないところもあります。

景観問題や、建物の高さ規制については私は賛成で、京都は長期間に渡って街全体が調和を持つ街にしていくべきだと思っています。

又、法律というものは、杓子定規になるものだとも思いますが、数値だけの判断で、枝はカットしたけれど、森には合わない木が残って、全体では調和が取れない森になってしまったという事にならない様にして欲しいと思います。

2010年11月15日月曜日

英語公用化の理由

英語は社内の公用語にするという事で話題になったのは、U社とR社ではないかと思いますが、そのR社の話を聞く機会がありました。

それを聞いて、なるほどと思った事は、英語公用化は日本人をグローバル化するという事ではなかったのです。

私などは信じられない話なのですが、ベンチャーの雄とでもいうべきR社に入社希望してくる人が、5時に終わりますか?とか、残業は?という質問を平気でしてくるそうなのです。

ベンチャーやIT業界に行く人などは、時間などで仕事を考える人ではないと思っていたのですが、そこまで日本人は、平和ボケになってしまったのかと、嘆かわしくも思いました。

そんな日本人に対して、アジアを始めとした外国人の方が、仕事に対して必死で、貪欲で、ギラギラしており、グローバルで戦っていくには、そういう人材を入れていかないといけない、これが英語公用化のむしろ重要な狙いだという事なのです。

恐ろしいと思いませんか?

やる事もろくにやらないで、権利ばかり主張する様になった日本人は大丈夫なのでしょうか?

大丈夫な筈はないと思います。

何とか日本人の、働き方、仕事観、そして生き方を変えていかないと。

2010年11月12日金曜日

シンガポールの有名店になった牛宝さん

今日は東京から帰りの新幹線で書いています。

先日、久しぶりに牛宝というお店に食事に行きました。

牛宝という店は、高野の近くにあるのですが、高野と言えばラーメン通りと言われる場所で、このお店もその並びにある、一見串焼きの店?と思える、カウンター10席程のお店です。

ところがこのお店は、知る人ぞ知るというよりももっと有名かもしれませんが、そこそこグルメな方は必ず知っておられる店で、満足度の高いお店です。

私はグルメ!と言える様な者ではありませんが、ミシュランなどには疑問を持っており、料金に対してのパフォーマンスで計るべきだと思っています。

これは大尊敬する堀場最高顧問も同じで、以前、最高級の食材を使って、3万も5万も出せば、うまいのは当たり前で、5万円でどうか、5千円でどうか、という視点で見るべきだと仰っていました。

という事においては、牛宝さんは満足度が高いお店です。(ちなみに、ミシュランは見に来たそうです。)

今回、そこにシンガポールから来た夫婦がいました。
それが驚く事に、2週間プライベートで日本に滞在し、東京1週間、大阪3日間、京都4日間という予定で来ているそうです。

ところがその後、牛宝以外にどんな店に行くかを尋ねてびっくりです、なかひがし、イルギオットーネ、よねむら、よしかわ、みしまてい、と訛りながら言ってくれたのです。
えー!!京都人でもなかなか取れない様なお店であったり、各ジャンルの有名店を網羅していたのです。

どうやって取ったのかを聞くと、アメックスで取ったとの事で、なる程、京都に居てもアメックスで取った方が早いかも?と思ったのでした。

それはさておき、何故、この牛宝さんを知っているの?と尋ねて又、びっくり、何とシンガポールでは有名だというのです。

聞くところでは、シンガポールのELLEか何かで紹介されたらしく、以前にもカウンター全員シンガポール人という時もあったそうです。

これを聞いて大変衝撃を受けました。

普段会社で、我々は京都で商売させて頂いているからと言って、京都だけで考えていては駄目だ、世界は繋がっているのだから、世界の流れから発想しないと・・と言っているのですが、そう言いつつ、現状の商売では全く関係ないと思っていた自分が居ました。
しかし、当たり前で世界は繋がっており、言い方は悪いですが、高野の北側という場所で、カウンター10席程の店で、しかもこちらから仕掛けたわけでもないのに、海外で有名になるのです。
その実感を持っていなかった事に反省すると共に、大変衝撃を受けました。

幾ら京都だ、滋賀だと言っていても、常に世界を見ていなくてはいけないのです。

恐ろしくもあり、夢もある時代です。

各会社が、そして各個人がどちらを選ぶかであり、どう思うかだと思います。

動いて、人と会って、話して

東京におります。

何故こんな時間にブログを書いているかというと、これが東京時間?でもないですが、先程までこちらのVIPな方々(と言っても皆年下ですが)とその内の一人の店で食事していました。

東京に来て、こういう方々と会うといつも、日本にもこれだけ階層があるものかと思い知らされます。

そして又、繋がっているので、その周辺には、凄い話がゴロゴロとある感じです。

一緒に居た方の知り合いがたまたまその店に入って来られたのですが、その方が連れておられた人はシルクドゥソレイユ、ゼットのメンバーとの事で、仕事と関係ない、プロジェクトを一緒にやっているとの事でした。

ウエダ本社に来てからは、東京に出る機会もめっきり少なくなりましたが、来る度に、東京は凄いなあと思ってしまいます。

普通に会った知り合いがシルクドゥソレイユのメンバーと一緒に居たりするのですから。
でも面白い事に、その場で初めて会った知り合いの方とも、少し話ししただけで、ちょっと繋がる事があり、次回、ゆっくり話しようとなりました。

やっぱり、動いて、人と会って、話して、そんな事を積極的にやらないといけないですね。

その分、睡眠時間は、短くなりますが。。今から寝ます。

2010年11月11日木曜日

女子シャインの初プロジェクト

今日はウエダ本社のセミナールームで企業力UPセミナーを開催しました。

一応の定員20名をオーバーする方々にお越し頂き、有意義なセミナーになったと思います。

このセミナー、実は女子シャインLabで御馴染みの、うちの新人女子社員が企画し、運営まで全て行なったものでした。

参加して頂いた方々は、多分満足して帰って頂いたのではないかと思います。
ワコール人事部の深沢さんには、ワコールさんの新人教育プログラムなどや人材育成の基本原則などについてもお話頂きました。

我々中小企業には、まず育成のスケジュールや、何を用意すべきかも分からないという現実ですが、自社の例を公開して頂き、お話し頂き、大変参考になりました。

その後、京都流では御馴染みの水谷さんの新人研修に求められる事についてお話頂きました。

私は何度か水谷さんのお話を聞いているのですが、何度聞いていても引き込まれてしまう様な、素晴らしいお話ぶりと内容で、一般的なマナー研修というものとは全く違うものです。

そんなお二人にご協力して頂き、大変濃いセミナーになったと思いますが、その事に加えて、来場者の何人もの方が、しかも大手企業のお忙しい方々が、うちの新人女子社員の頑張りを応援してやろう、”貴女が司会するなら、一番前に座って応援しに行く”とお越し頂いたのだそうです。

女子シャインLabの取材などは行なっていましたが、このセミナーはこの二人に取って、一から自分達で、数ヶ月前から作り上げてきた初めてのプロジェクトでしたので、無事終えてくれて本当に良かったと思います。

お陰で私は、後ろで深沢さん、水谷さんのセミナーを聴衆として楽しませて頂きました。
でも内心は、子供の学芸会や運動会を初めて見る親の心境でしたが(笑)

水谷さん、深沢さん、彼女達を心配して頂いた方々には本当に感謝致します。 有難うございました!

2010年11月10日水曜日

創業300年の金箔屋さん

今朝の朝食会では、堀金箔粉株式会社の堀社長のお話を聞きました。

うちの会社も色々お取引頂いていますが、正式名よりも堀金さんの方が親しみがある、今年で創業300年という老舗企業です。

経営品質、社員満足、感動経営、などなども老舗企業の前では、立つ瀬がないというか、ウエダ本社でも社員が周りの人々に誇れる会社を良い会社としていますが、堀さんの会社は、社員の息子さん、お孫さんが勤められているということでした。
社員さんの二代目、三代目がおられる会社なんて、日本に何軒あるのでしょうか?

それだけ続いてきたのも、昔からお世話になった業者さんを大事にし、値段でコロコロ安いところに変えるという様な事は、厳しく戒められてきたからという事で、こんな会社が増えれば、日本も変わるのにと思います。

仏壇、和装など、金が使われる物がどんどん減少していく中、絶えず新しい商品開発を行なっておられるところは、我々は本当に見習わなくてはいけないと思います。

しかしこれだけの薄さで箔がたたける(表現合ってましたかね?)のは日本だけという事で、2キロの地金で金閣寺を全部覆う事ができるそうです。

ご他聞にもれず職人さんの技術継承が難しいと言われる中、こんな技術ももっと世界に出していくべきだと思いました。

2010年11月9日火曜日

ダライラマ14世語録

先日聞いたお話の一部です。

現代はお互いの相互依存の関係を持ちつつ世界が存在している。
それだけに世界が抱える問題は一国で解決できる問題ではなく、70億人の人々が自分の一部だと考えられる時に、問題解決する事ができる。
全ての人達は自分の体の一部であり、隣人の為というのは、結局は自分の為になる。

愛と慈悲の心を高める⇒自分の心の平和を高める⇒心が平穏であれば、現実を正しく見る事ができる。

隣の人も含めて幸せになる⇒個人個人の内なる心の平和が世界に平和をもたらす⇒心の動機が正しければ、正しいことになると認識する⇒自分の社会の中で、より平和的な雰囲気をかもし出す⇒個々がそうあれば、平和が広がる。

これらの関連性は、順を追って話ししないと伝わらないかもしれませんが、私自身は、大変腹に落ちた納得いく話でした。

正しいこと、よき思いは共通した話なのだと。

今朝の朝礼では早速この辺の話をしましたが、どれだけ社員に伝わっているかと言うと、まだまだ??ですね。
皆が自分の平穏的な雰囲気をかもし出す、という所にはまだまだ精神修行、高いレベルの思いが必要だと思います。

2010年11月8日月曜日

テラルネサンス・鬼丸君三昧

この土日は、鬼丸君三昧でした。

土曜日は、テラルネッサンスの10周年記念イベントが開かれ、うちはいつもの事ながら?現物での協力で、撮影をしていた事もあり、社員何名かと共に招待を頂いて参加してきました。

10周年という事もあり、ウガンダ在住の小川さんとトシャさん、カンボジア在住の江角さんも参加され、現地でのお話も交えて行なわれました。

私は、その後の懇親会にも参加させてもらったのですが、その場は、古くからテラルネッサンスを応援して来た方ばかりであった事もあり、終始なごやかなムードの中、何とお目出度い話が連発でした。

ウガンダ在住の小川さんとトシャさんが、来年結婚するという発表が行なわれると、カンボジア在住の江角さんは、帰国後の17日にカンボジアで結婚するという発表までありました。

そうなると、真打ちの鬼丸君は???という声があがり、彼もそれに答えていましたが、それは私が言うわけにはいきません(笑)

その鬼丸君は、日曜日は何と大阪で、ピースカンファレンス2010というイベントでもパネリストで登壇していました。
と言っても、単なるパネリスト出演ではありません。

基調講演は、第14世ダライラマ法王であり、その後のパネルディスカッションで、ダライラマ法王と同じ板の上で、彼の友人でもある
歌手の一青窈さんらと共にゲスト出演していたのです。

勿論、ダライラマさんのお話を生で聞ける機会などないので、これも参加させて頂きました。

パネルディスカッションでは、法王が長くお話になる中、それぞれのコメントを短く纏めないといけないケースでも端的に、しかし
キラッと光るコメントを確実に話せる、この30歳の青年は、改めてトンでもない人物だと思いました。

法王のお話や、鬼丸君、テラルネッサンスについては、後日又、お話します!

2010年11月6日土曜日

正倉院展を見て思うこと

昨日から引き続いての代理店会で、今日は奈良国立博物館で開かれている正倉院展に行きました。

うちの会社が代理店になっているこのメーカーが、耐震などの展示台、ケースを納めているので、それを見学に行ったのですが、まず平日だというのに、大変な人で、一般入場であれば1時間は並ばないといけない感じでした。

納まっていたものは展示台と言っても、一台、億という単位の物で、反射での写り込みが1%以下というドイツ製の商品で、8~10%という日本製とは一目瞭然で違いました。

勿論、一番の目玉の螺鈿紫檀五絃琵琶  (らでんしたんのごげんびわ)もこのケースに入っておりましたが、不粋な私が見ても、思わず、凄いと声が出る様な素晴らしさでした。

しかし驚いたのは、この盛況ぶりであり、SHOPでも飛ぶように記念グッズが売れていました。


何時から、何から、この様に博物館や美術館が盛り上がる様になったのか分かりませんが、感覚でいうと、この4~5年様変わりしたのではないでしょうか?

実際、この正倉院展では読売新聞が特別協力を行なっていますが、以前は、この手の展覧会は、新聞社も協力で、持ち出しであるのが当たり前だったのが、今では利益が上がっているとの事でした。

考えられる大きな理由の一つは、団塊の世代パワーだと思います。
まだまだ頭も体も元気なリタイヤ層が増え、生涯学習や、趣味に費やされる様になったのだと思います。

良い事ではありますが、日本の産業界にとって、これだけの知恵、力を余らせるという事は、大変勿体ない様に思うのですが。

2010年11月5日金曜日

やはり大転換期

今日は朝から、クオリア研究会の朝食会に出席。

順番で回しているメンバーの発表は、服部織物の服部さんと、ヒトミの人見さんでした。
服部さんは、1788年創業という西陣の帯屋さん、ヒトミさんは住設機器、管工機材の商社ですが、相手は建設業界で、両社とも言わば
構造的な不況業種のお話でした。

和装業界はピーク時に2兆円と言われた市場が、今では3800億円だそうです。
建築業界も市場は縮小しているのに、業者の数は変わらず、ダンピング競争がはびこり、立場的優位性を利用した、悪い商習慣も当たり前となっているそうです。

両業界に共通して、なる程と思ったのは、不況業種では市場在庫というものが過剰であり、それがある限り良くならないという事でした。
和装では、タンス在庫が40兆円とも言われているらしく、新しく買える余地がないという状況だそうです。

しかし当然、この二社さんなどは、決して悲観することなく、だからこそ、やっていける余地があると、他社さんの事なので、詳しくは書きませんが、そう見込まれているようでした。

翻ってウエダ本社も、建設関係のウエイトも高く、というか高かったのですが、ご他聞に漏れず、激減してきております。
しかし、それこそ和装業界の事を思えば、何てことない話だし、まして先日もある社長が言われていましたが、京都で悪いなどと言っていたらどうしようもない、地方なんて本当に疲弊しているのだから。と仰っていましたが、その通りだと思います。

ましてや、我々の会社では、やれる事はたくさんあるのですから。

午後からは、ある仕入先メーカーの代理店会があり出席しました。
そのメーカーさんは、9月が決算なのですが、増収増益だった様であり、ここでの展開も我々には大きなヒントがありました。
これについては自社の事ですが、まだまだ感じただけのレベルなので、これもここでは控えさせて頂きます。(スイマセン)

ただやはり言える事は、全ての業種で今までとは違う動き、流れが出てきているので、どんな不況業種でもチャンスは出てきていると思いますね。

私も評論家にならない様に、具体化目指して頑張ります。

2010年11月3日水曜日

ダイイチ&ウエダ本社のライバル関係

昨日は、ちょこちょこ話しには出てくるダイイチさんと、ボーリング大会を行いました。

ダイイチの熊谷社長とは色々な意味?でライバルとお互い言っておりますが、かなり以前から会社の突っ込んだ内容の話を話し合ったり、経営品質の勉強を数名の社員参加で行なったり、お互いの朝礼に社員が出たり、会社としても交流はしておりました。
そして何よりもの共通項でありライバルであるのが、良い会社にしていこうという思いのレベル、これは社長同士もそうですし、社員の思い、成長ぶりも同じ様に進んでいるところです。

我々社長は、色々な会合で、他の社長さんとお話する機会が多々あり、それが実は一番役に立っていたりするのです。
私はお酒が飲めないので、この点は、うちの社員はないですが、”うちの社長は、仕事放ったらかしで、会合など飲みにばっかり行っていて困る”という様なこともよく聞きます。

しかし殆どの社長(全部とは言いません)は会社を良くしたいと日々悩んでいて、この思いはやはり社長でしか分からない事もあり、
それが他社の社長の話などから、大変勉強になっているのです。

社長ほどではないにしろ、そんな機会を社員さんにも作るべきだという事、そして会社を良くしていく為にも、レクレーション的な事を行なっていこうという事を併せて考え、今回の交流ボーリング大会となったのです。

ボーリングの成績は残念ながらウエダ本社は完敗でしたが、皆本当に楽しそうにしてくれていたので、結果は大成功だったと思います。

楽しくなかったという人が居たら、懇親会の居酒屋で、他のお客さんにも注目されながら、負けた罰として綺麗な?女装姿にさせられた私は何だったんだ!となりますので、腹いせに私をそんな趣味に走らせない為にも、無理からでも楽しかったと思ってもらいたいと思います。
(京都スタンダードを追求するという京都流の品位にはそぐいませんので、残念ながらここでは写真はを公開できません)

という事で、社員全員でダイイチさんとお近づきになれたと思いますので、今後は全社レベルでお互い良い会社を目指すライバル関係として意識し、成長していきたいと思います。

最後に、幹事を行なってくれたダイイチさんの健康スポーツ委員の皆さんと、ウエダ本社の朝礼委員会の皆、色々準備をしてくれて本当に有難うございました。

今後は、こんなノリで付き合える会社をドンドン増やしていきますよ!

2010年11月2日火曜日

下りのエスカレーター

今日も営業と同行しておりました。

ある不動産管理を中心とした会社の社長さんと面談しましたが、その事業を拡大されて来られた社長らしく、切れ味抜群、明快なお話で大変刺激を受けました。

これまで成功されて来られて、今後の展開も聞いたところ、3点に絞って展開すると、これまた明快の回答で、しかもそれぞれ具体的に考えておられました。

”社員にも常々言ってるんや、商売なんてものは、下りのエスカレーターに逆行で上がっていく様なもんや”、”じっとしてれば、ドンドン下っていくので、必死に登っていかなあかん”
又、”サービスとはスピードや”など、うちの会社でも課題となっている様な話しをビシビシと話て頂きました。

そして、今後高齢化社会になるにつれ、街中のマンションのニーズが増えるので良いですね!と私の投げかけにも、お金持っているリタイヤ層はそういう選択が取れるけど、皆ができるわけではない。
それも常々社員さんには、”働ける間に精一杯頑張った人が、豊かな老後を過ごせるんや、働ける間に、文句言ってたり、理由ばかり求めて、ちんたらやっている奴は年取ってから、可哀相な老後を迎えなあかん。どっちが良いのや?”と言われているそうです。

営業と同行しておりましたが、思わず私は、”うちの営業会議で話してもらえませんかね?”と言ってしまいました(笑)

でもホント、その通りなんですけどね。
多くのサラリーマンは、このポイントがなかなか理解できないのです。

しかし、これも考えれば、殆どの人ができないので、そう考えるだけで、簡単に仕事で上位の人になれるのですが。

2010年11月1日月曜日

10'11月ウエダ本社社報

                                             《全員で勝ち取る下半期へ》

2003年に新しい形で、ウエダ本社を再スタートして以来、最悪の上半期が終了しました。

今年初めから厳しい年を予想し、今期はウエダ本社にとって、一番底の年になると言っておりましたが、残念ながらその予想を裏切ることなく、業績はその通りに推移しています。

しかし、業績自体については、想定していた事もあり、大きな問題ではないと思っています。
それよりも問題なのは、ターニングポイントの年であり、底の年になるから、ここで思い切り体質改善を図らないといけないという点について、まだまだ、皆が本気になっていないところであり、皆を巻き込んでいけていないという事です。

何人かは、ウエダ本社で唱えている理念と、何故、それを目指すのか?という点について、本質的な所を理解してくれる様になってきたと思います。
ただ、それが数字という実績に直ぐ結びつくものでないだけに、理解できていない人達は、余計に半信半疑になったり、又、理解し出している人達との間にギャップが生まれたり、それぞれ自分の立場での感情から、疑心暗鬼になったりする面もあると思います。

現在の成績は昨日(過去)の姿であり、今日の行動の成果は明日(未来)にしか出て来ないのです。
未来の動きを行なって、過去の動きの結果である現在の成績が上がらないからと言って、過去の動きに戻っていては、いつまで経っても目指すべき未来へ進んで行きません。

現在の成績が悪いからこそ、未来の姿を全員で共有し、皆で自分の役割を認識し、現在の動きを決めていかなくてはいけないのです。

成人して以降の人生において、起きている間の殆どの時間を費やす職場環境をイキイキさせる事、その事によって、働く人々を元気にし、お取引頂く会社を元気にしていく事、それが我々ウエダ本社のミッションであり、最大の社会貢献であり、それができると、無くてならない大きな存在になると思います。

この下半期は、皆しっかり顔を上げ、自分のそれぞれのポジションからゴールを確認し、ロスタイムに入ったつもりで、全員で1点を勝ち取ることを目指したいと思います。