2010年10月31日日曜日

溝畑観光庁長官

先日、商工会議所のセミナーで溝畑観光庁長官がお越しになり、その後、食事会でご一緒させて頂きました。

ご存知の方も多いと思いますが、長官になられる前は、大分トリニータ社長であった方です。

色々な番組で取り上げられていたのも知っていたのですが、私は見た事がなく、溝畑さんの背景や、球団創設の経緯も全然知りませんでした。

東大卒では入る人が少ない自治省に、先輩との出会いから入省され、大分県に出向されたところから、大分を何とかしたいとの思いを抱き、イタリアで開かれていたワールドカップで、小さな町でも皆がおらが村として誇りを持っている姿を見て、ワールドカップの誘致に動き、日本開催では見事それを達成し、その後プロサッカーの球団設立、社長就任という経緯で来られた方です。

その間、全て大反対、大バッシングを浴びせられながら、地方を元気にする為に、官僚のポストも、それまでの貯金も、役人の退職金も全て投げ打ち、大分の為に賭けられたのです。

懸命に誘致に動かれ、ようやく実現した初めての試合は、何と観客は3人、当然又、大バッシングされたとの事ですが、その後見事にJ1にまで上がるチームを作られましたが、昨年J2に落ち、その責任を取り退任、その時点で職無し、財産無しでの賃貸生活に転落となったのですが、そこに、それまでの熱意と行動力を見られていた前原国交大臣(当時)から、観光庁長官を依頼されたという本当に波乱万丈の経緯なのです。

そのご本人は、実際会うと、バイタリティー、熱い思いの塊という方でした。
反対意見や、バッシング、失敗を恐れていては何もできないし、本当に良くする事などできない。そんな強い信念を感じました。

こんな人がおられると思うと日本もまだまだ何とかなると期待を持てますね。

あれだけ思い切って動いて行かれると、反発や、問題もあると思いますが、国民はまず、この様な私利がなく、国の為に動かれる人を
絶対に応援すべきだと思います。

反対がない意見や、皆から良い様に思われる事を優先させる人が、これからの日本や、世界、もっといえば地球を良くする事ができる筈がないと思います。

やはり、何かを行なう人を見る際には、表面上の事ではなく、その人がどんな立場で、何の為にそういう事を行なうのか?をよーく見るべきで、やはり”動機善なりや私心なかりしか”で見てるべきだと思いますね。

2010年10月29日金曜日

田中優さんの完璧なお話

先日、テラルネッサンスのスタッフ向けの研修が、ウエダ本社セミナールームでありました。
御馴染みの鬼丸さんから、会場を貸して欲しいとの依頼があり、協力させて頂きました。

テラルネッサンスさんの事ですから、勿論OKなのですが、気を使って頂き、大変有益な研修なので、良ければ参加下さいとの事で、私含めウエダ本社のメンバーも9名が参加させて頂きました。

未来バンク事業組合理事長、ap bank 監事などを務められている、田中優さんのお話でしたが、これが完璧なものでした。
私もたくさん素晴らしい講演、セミナーを聞き、凄い方々にもたくさんお目にかかってきましたが、これだけバランスを持った話という事においては、今までで最高のお話でした。

何が凄いか?田中さんのお話を聞くと、世界の問題、地球の問題は、繋がっているという事がよく分かり、その問題を見つけられると、解決の為にその原因を洗い出し、対策を講じるという事で活動されています。
しかも、解決するのに気が遠くなる様な大きな問題に対しても、その解決策を見つけ、その方向に向かわせる為の説得材料も、具体的な事例や数字も交えながら分かりやすく説明されるのです。

環境問題、紛争、貧困という世界の大問題についても、石油をベースにした経済から脱却する事であり、だからこそ自然エネルギーに変える事が重要なのだという事であり、環境を守る為に環境の問題だけを考えていては、問題解決できないのだという事がよく理解できました。

小さい視点で正しいことを行なっていても、全体で見てみると間違ったものになるという合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)という事が起こるのです。

という事はどんな問題も、地球から、もっと言えば宇宙から考えないといけないのかも知れません。

やっぱりウエダ本社の社是通り、”宇宙を思え人愛せ”の精神です。

2010年10月28日木曜日

日本のオフィスの現状

今日はマイドーム大阪で開かれていたエコオフィスの展示会で,オフィス環境の未来と今後の展開という講演を聞いてきました。

主にはオフィスにおける照明についての話でしたが、環境の観点から良いとされているLED照明が、今のレベルではスペクトルの悪いものも多く、体に悪かったり、生産性が悪くなったりするという事でした。

面白い話なのは、天候や温度や体調などで、照度や輝度が同じで良い筈がないのに、日本のオフィスは、常に同じ状態であるという事であり、正にウエダ本社として、考えている所のお話でした。

セキュリティー問題でも、環境問題にしても、その一面から見るのではなく、常にそれを使用する”人”の事を考える視点が重要であり、
幾ら完璧な設備でも”人”の扱い方で、良くも悪くもなり、地球環境に良いものでも、そこで働く人に悪影響であれば、本末転倒な
話なのです。

そこを考え、トータルで、その企業にとって良いパフォーマンスを上げていける様、考えていかなくてはなりません。

そこがウエダ本社の生きる道なのですが、そんな考えで日本のオフィスを変革していかないといけないと思います。

2010年10月27日水曜日

凡事徹底しなければ

今日はまたまた恵まれた事がありました。

川畑社長がまた、うちの会社の朝礼に参加頂いたのです。
それも昼から神戸で講演される予定である中、その朝にわざわざお越し頂いたのです。

最近も、この手の凄い話が続いているのですが、それは又,関連した話の中で触れるとして、ウエダ本社の社員は、これらがどれだけ凄い事が?という点について、多くは認識できていないと思いますので、私としては、ここの指導をしっかりしなくてはいけないと思っています。

川畑社長は、知り合いレベルで頼まれた講演は受けられるのですが、基本的には、講演は受けられない方であり、最近は特に、カンブリア宮殿など色々なテレビの出演依頼があるそうですが、全て断られておられる様な、直接お話聞けるなんてトンでもない方なのです。

人間は不完全だから素晴らしい。だから成長する。それだからこそ努力しなければならないし、やる気が一番の資産である。

その為にも組織は皆がイキイキとしたものにしなければならないし、各個人においても自分のシナリオは書き換えられる。
自分の理念に世の為、人の為という言葉が入っているか?など、熱いお話を朝からみっちりして頂きました。

そのイキイキとした職場作りを行なうウエダ本社の社員、こんな凄い方に直接語りかけて頂いている社員は、感度を磨かなければいけないというお話もして頂いている中、どれだけ感じてくれたでしょうか?

或いは、給料は自分が決めているというお話もありましたが、自分が変わらないと、自ら取りに行かないといけないというお話を聞いて、自らこのチャンスを掴み取ろうとしていたでしょうか?

聞き方、反応を見ていると、まだまだ”残念な人”が居ますねぇ。

残念な人の思考法など、”残念な人”という題名の本がありますが、何故掴み取ろうとしないのか、誰もができるという話なのに、何故、”そうだ!”と感じないのかとホントに残念に思います。

しかし、人の繋がりを大事にしていく価値観を重んじるウエダ本社としては、皆がこんな話には目を輝かせて、全て吸収しようとなる様、凡事徹底していきたいと思います。

2010年10月26日火曜日

悩み?言い訳?

基本的に平日は毎日書いて来ているのですが、ちょっと危機になってます。

最近特に、良いお話を聞いたりして、情報量が増えており、書きたい事、アウトプットしたい事はたくさん有りすぎるのですが、それに対して、会社にも居れず、帰るのも遅いので、大ピンチなんです。

そんな事を書いている間に、少しでも書けば?という声も聞こえてきそうですが、そういう所は、真面目なところがあって、順番に書きたいし、でも時間ないし、書くならしっかり書きたいし、という感じで、困っているという事で、今日はただ単に延ばしただけのブログでした。

何故、この時間にこれだけ書いているか?ですが、この時間から又、出ていかなくてはならないんです。

という事で、すいません!

2010年10月24日日曜日

新たな中国との取り組み方

今回の中国視察で私が一番衝撃を受けたのは、寧波で訪れた杉杉集団(シャンシャングループ)でした。



20年程前、小さな縫製工場でスタートしたのが、今や91社からなる複合集団であり、レノマは全世界の生産と中国での販売を行なって
いるそうですが、ブランド売上高は中国で1位となり、連結売上高1000億円のグループです。



衝撃を受けたのは、その急成長ぶりは勿論ですが、その事よりも、展開と戦略と現状についてでした。
縫製工場からスタートし、今では各国のブランドと提携し、その生産と販売を行なうスタイルを行なっているのですが、あるイタリアメンズブランドの話を聞くと、そのブランドは現状ヨーロッパと中国でしか販売していないとの事でした。

衝撃のまず一つは、高級なブランドが日本ではなく、中国で先行販売されているという事実です。
又、元々繊維商社出身の私ですので、その縫製工場にも驚きました。



高級だからできると言えばそうなのですが、私が知っている縫製工場のスタイルではなく、半製品状態のものもハンガーに掛けて
作業するラインとなっており、これには驚きました。

そして何よりも衝撃的な話は、今年日本との取引は残念ながら、セロになるだろうとの事でした。
大手紳士服チェーンや、若い女性に人気のブランドを多数保有する会社と行なってきた取引も無くなってしまうと。
なぜか、それは日本とは値段が合わないからというのです。

日本の様に、安く作れという相手とは商売できない、ビジネスとして合わないという事なのです。

そんな話を、創業者であり、NO2の鄭氏(右端)が熱っぽく語って頂きました。



この様な視察などでの会談にも何度も出席させて頂いていますが、だいたいは形式的な感じですが、TOP自らが現況を説明して頂き、
まさにTOPセールスという感じでした。

その後、最上階につくられた常設の懇親会場で、これも自社で用意している寧波料理を頂きました。



もはや、安い労働力を求めて中国に来ていた時代は完全に終った、いや既に終っている、それをまざまざと感じた今回の視察であり、日本は値段が合わないと中国から言われる時代に入った中で、中国との取組方を考えていかないといけないと思いました。

2010年10月23日土曜日

万博風景

ホントは書きたいこともあるのですが、あまりにバタバタしていて、文章も纏められないので、万博写真でお茶を濁させてもらいます。
これが、日本館です。



これは、京都ウィーク開幕日の夜に懇親会が開かれたレストランから会場を写したものです。
ここにある川の対岸も万博会場で、これを渡るのがまた、トンでもなく並ばないといけないので、向こうへ行ったらもう戻る事は諦めないといけません。



そしてこれが一番人気の中国館です。



優先入場させてもらったのですが、それでも入るのに二時間かかり、見るのに一時間でトータル三時間かかりました。

これは中国館内部。
巨大スクリーンで、描かれている人物達が動いているのです。



これは、中国館から出て行く際のエスカレーターからの写真。
下に写っている人達は、既にゲート内に入っているのですが、入り口に上がるエレベーターを待っている人々。
入り口までに三度行列があり、そんなこんなで二時間かかるわけです。 



万博全体でのお客さんは殆どが中国人で、日本人も不思議なくらい殆ど見かけませんでした。

しかし優先させてもらっても二時間待つのですが、普通だと六時間~八時間も並ぶそうです。
何日かけてでも全パビリオンを見た人など、7000万人の内、何人いるのでしょうか?

2010年10月22日金曜日

中国人デモ

丁度、上海に行っている際に、中国で反日のデモがありましたが、向こうにいると全くそんな雰囲気はありませんでした。

向こうで会った中国人にその件を聞くと、知ってはいましたが、別に日本で騒いでいる様な感じではなく、至って冷静な感じでした。

想像ですが、中国人は政府が何かの思惑などで、意図的に行っている事なので、実際は大きな問題にならないとでも思っている様な感じがしました。

領土問題をここで論じる気はありませんが、言えることは、日本国内に居て、見たり聞いたりする世界と、海外に出て、そこで見たり聞いたりする世界は全く違うという事です。

特によく言われる話ですが、日本のマスコミは事実ではなく、自分達が言いたい通りに帰結するという性質があるので、海外情報については、より注意する必要があると思います。

現実的に日本は、中国を抜きにして成り立つわけはありませんし、今回も又新たに中国の大きな変化(進化)を見せ付けられました。

政治の世界では、はっきり言って残念ながら、日本が国際舞台でリードできることはないと思います。

それだけに、我々はしっかり外から見える日本というものを知っていかなければならないと、この問題を見ても感じました。

2010年10月21日木曜日

京都ウィーク

今日上海から戻りました。

まず初めに、上海だよりとして入れていた万博入場者は結局その日は106万人とかで、最高の人出でした。

この日は到着後直ぐ、万博会場に入り、日本館で優先入場させて頂いて見学した後、この日から始まる京都ウィーク開始の式典に参加しました。



私は商工会議所のメンバーで参加したのですが、京都府は、この時期に合わせて、マッチング事業や、上海でのビジネス窓口のオープンなどもあり、知事はじめ一団が来られていたり、京都市もこの事業には力が入っていた様で、門川市長は、この式典出席の為、日帰りで来られていました。

そんな事もあり、こんな3ショットも見れました。



上海で、知事、市長、会頭が揃われるというのも、凄い話ですね。

2010年10月20日水曜日

明日帰国します。

明日(実際は今日)帰国します。

こちらは、特に上海だからかも知れませんが、日本で報道されている様なデモは勿論、そんな雰囲気も全くありません。

今日は上海からバスで三時間半かけて、寧波というところに行って来ました。

昨年、それこそ今回デモが起こった成都など内陸部に行き、今回寧波を見て、中国に対する考えが全く変わりました。
もう中国を安く生産する基地として捉える時代は終ったと言えると思います。
厳密に言えば、終ったというよりも、その様に捉えていては、中国では展開できないということです。

またそんな中国レポートは帰国後に書きます!

2010年10月17日日曜日

上海万博だより

上海におります。

昨日から京都ウィークというものが始まり、その式典に出席しました。
山田知事、門川市長も出席の下、京都府、京都市の幹部の方もたくさん出席されておられました。

しかし、昨日は最高の人手で90万人以上が来場したそうです。

目標の7000万人にも届くのか、届かせるのでしょうね。

2010年10月15日金曜日

NOの選択肢を無くすと

今日は、朝からずっと出っ放しで、先程帰宅しました。

実は、明日から出張なので、今日は忙しかったのですが、そこに今朝、ある方から京都なので寄って良いか?とのメールを頂きました。
私からすると大尊敬している方であり、大変お世話になっている方ですので、光栄なお話で、勿論どうぞでした。

午前中からお昼までご一緒した後、今から大阪なんだけど、面白い人と会うので、一緒に来ないか?と言われました。
明日からの私の予定もご存知でしたので、無理はしなくて良いが?との事でしたが、こういう場合、私が心がけているのは、即座にYESという事です。(NOの選択肢を持たない事です)

このポイントは、うちの社員や、少なくとも私よりも若い人には是非、持って欲しいと思います。
今の若い人(このフレーズを言うのは嫌で、いつの時代もあったフレーズですが、でもあえて言います)は、こういう場合も自分の都合を考え、無理だとか、ちょっと考えさせて下さい、とかと言う人が多いと思います。

私はまだまだとても成功しているとは言えませんが、それでも、こういうポイントで、後先を考えるとキツイな~と思える局面でも、NOという選択肢を持たない事で、どれだけ好転してきたかという経験があるのです。

当然全部に対してではありませんが、尊敬していたり、信用している方からお誘いを受けた際の対応が、大きく自分の運や縁、チャンス
に大きく影響すると思うのです。

実際今日も、状況でいうと厳しいのですが、即座のYESで付いて行って本当に良かったですし、良い出会いがあり、色々面白い繋がりになってくるのです。

内容については、またボチボチお話していきますが、そんな事で今日は、今から仕事&準備しますので、この辺にさせて頂きます。

2010年10月14日木曜日

仕事って尊いものなのです。

先週からブログでも数回にわけて書き、朝礼でもずっと、日本を元気にするセミナーについて話してきました。

折角有意義なセミナーに参加させてもらったので、これを組織として血肉化しないと勿体ないという事と、少しでも多くの人に伝えるべきだと思う事からという事もありますが、私自身がこのセミナーで得た事は大きく、それを整理する為にという事もあります。

今回のセミナーでは、講演、パネルディスカッションなどで気づき以外にも、色々勉強になり、又、その事によって意志を固められた事がありました。

主催されていたブロックスさんは、今回が11回目のセミナーだった様ですが、今回が一番良かったとの声が上がっておりました。
その一番良かった今回は、最も社員さん達に権限委譲し、社員さん達が自主的に作っていかれた部分が多かったものだった様です。

それだけにブロックスの社員さん達の達成感が素晴らしかったですし、この事で、一気に成長されるだろうなと想像できました。

そして私が感服したのは、社員を思い、地域社会に貢献しようとしている素晴らしい会社の存在を世に広め、その事によって日本を良くしていこうとされたブロックスさんの思い、活動が、立派に認められ、着実に日本全国に広まっていっているという事でした。
そんな思いからスタートされて、立派にビジネスにもなっていっているのだと。

今朝も朝礼で話したのですが、我々の仕事は何か?オフィス、職場をイキイキとしたものにする事なのです。
とすると、我々などは、まともに本業に関わる事なので、ブロックスさんでも、沖縄教育出版さんでも、ヨリタ歯科さんでもバグジーさんでもなく、我々こそが、メインビジネスにおいて、人々がイキイキと働く社会を作っていき、拡げていかなくてはならないのだと確信したのでした。

しかしその原点は、本当は人間にとって働くって、とても尊い事だという事なんです。
イキイキとした職場、企業を作ろうとシャカリキになって言っていて、まだまだうちの社員でも、腹からそう思えている人は少ないと思いますが、沖縄教育出版の上原さんから、働く事、働ける事って、その事自体が本当はキラキラしたものなんだと気づかされました。

これで先日行ったセミナーのブログは終わりますが、このセミナーで使用されたDVDや、そのセミナー自体のDVDも注文しましたので、
又、それが来た頃には、改めてそれを使って社員研修を行ないたいと思います。

そう考えると、ブロックスさんのビジネスモデルに、まんまとハマッてるんじゃないでしょうか?
なかなか良いビジネスですねえ~。。

2010年10月13日水曜日

素晴らしい会社から学ぶウエダ本社のミッション

日本を元気にするセミナー、第二部は、ヨリタ歯科さん、バグジーさん、沖縄教育出版さん勢ぞろいでのパネルディスカッションがあり、
その後はまたそれぞれでの分科会がありました。

どれか選ばなくてはいけないという勿体ない話でしたが、私はこれまた尊敬する鬼澤慎人さんがコーディネーターをされた沖縄教育出版さんの分科会に参加しました。

たくさんの気づきや、やるべき事があり過ぎて、とても書ききれませが、全体的な考え方で、肝に銘じなければと思った事は、”後輩の入って来ない会社に未来はない””社会貢献云々を言っていても、地域への一番の貢献は雇用を継続する事”とのお話でした。

正直これから始まる再来年の新卒採用は正直どうしよう?と考えていたのですが、このお話を聞いて厳しくても継続していかなくてはと思いました。

又、”全員が知識労働者になる”という事で、全員に一人一情報というものを出させる様にされているのですが、社員さんに考える事を求められているのです。

そして、日本一長い朝礼、楽しい朝礼で有名な沖縄教育出版さんですが、楽しそうなところだけではなく、目指されているのは、”12ヶ月の仕事を10ヶ月で行なって、14ヶ月の成果を上げる”という事だそうです。

昨年の夏でも13連休、普段も家族の行事などは優先すべきと徹底されています。
それは、その瞬間は、一度しかないから。。

私も実は一番目指しているのは、こういうライフ(ワーク)スタイルです。

今日本で論議されているワークライフバランスは、日本にとって大変危険だと思っています。

仕事を生きる為に尊いものとして考え、イキイキと、そして結果を求められるプロとして厳しく追求し、プライベートも充実させるという事が目指すべきライフ(ワーク)スタイルだと思いますし、人生を最も有意義に過ごせる道ではないかと思います。

オフィスを彩る我々は、これらの素晴らしい会社以上に、その使命感をもって取り組んでいきたいと思います。

命が輝く生き方

日本を元気にするセミナー第一部の最後は沖縄教育出版さんです。

Doitの新作で、現在制作中の沖縄教育出版さんの第二段DVDを見て、その主演?でもある上原さんと、これまたしっかりとした
女性の長嶺さん、そして御馴染みの川畑社長がご登壇されました。

”命が喜ぶ生き方をしなければならない・・・生命がどう輝くか?上原さんが示してくれている”という川畑社長のお話からスタートしました。

という上原さんは、知的障害を持っておられるのです。

川畑社長は大変尊敬する素晴らしい経営者ですが、その中でも私が最も尊敬している点は、人の多様性を認めておられ、その最たる例がこの障害者雇用だと思います。
全国平均1万3千円、沖縄では5千円という障害者の月給の中、上原さんは14万円強の月給だそうで、しっかり納税者に回られているのです。

障害を持った方に働く場を作るという事だけでも尊いのに、川畑社長は障害を持たれているから、安い賃金でという事に抵抗を持たれているのです。
心身の障害を持っていても労働の障害ではないと。

そして本当に、沖縄教育出版が良い会社になっていっているのは、社員の方々の成長があるからですが、それは障害を持った社員さん達のお陰だとも仰っておられます。

上原さんは毎朝5時に起きて、5時50分には出社して掃除や準備をされるのです。(始業は9時からです)
そして何より驚くのは、入社までABCすら読めなかったのが、今ではパソコンがブラインドタッチで打てる様になられているという事です。

彼らには三日坊主という体内時計はなく、目の前の事を一生懸命に行なうのです。と、川畑社長。

多くの日本人が、働くことを食べる為や、イヤイヤ行なっていたり、夢ややりたい事がないと、ただ、無意味な時間を過ごしている中、
上原さんの発言からは、生きる事、働く事、働ける事の尊さが伝わってきて、ビジネスセミナーなのに涙がボロボロ出てきました。

決して同情などで泣けるのではなく、同情どころか曇った自分にハッとしてしまうとでもいうのでしょうか、魂が揺さぶられる心境で、
胸が詰まりました。

そして沖縄教育出版さんが素晴らしい組織である事をまざまざと見せ付けられたのは、それだけではありません。

ある方が健常者である長嶺さんに、毎年、新たに障害を持った方が入って来られる中、時には難しい方も入って来られると思うのですが、どうされているのですか?と質問された際の答えが又、とんでもないのです。

それは"自分が試されていると思って、その難しい障害者の方と向き合います”と。これが経営陣でもない、ごくごく一般の社員さんなのです。

こんな人達を生み出す土壌づくり、人づくりを行なってこられた川畑社長には、改めてただ感服致しました。

2010年10月9日土曜日

ジョクジャカルタ特別区ハメンクブウォノ10世

東京から帰っての二日間は、得意先同行、来客、そして夜は会合と、殆ど席に居る時間がなく、動いておりました。

得意先同行も、以前から営業に声がけし、各自でアポイントを取る様に言っているのですが、直ぐ動く人、動かない人、うまく活用する人、その意味が分からない人、様々です。

業績が厳しいのは我々レベルでは不況が原因など、おこがましい話で、我々の考えは伝えられているのか?
我々の考えている事と行っている先が合っているのか?
お客様が望まれている事を聞けているのか?応えられているのか?など、そんな事ができていなかったり、合っていなかったりするだけなのです。

と言ってもそれが一番ポイントであり、それを合わせるのが商売だと思いますので、ブレの修正を図る為の同行なのです。

それが最近出れていなかったのですが、少し回ってみても、やはり定期的に行なうべきだと思いました。

夜は二日ともハイアットさんで会合。
特に昨日は、インドネシアのジョクジャカルタ特別区のハメンクブウォノ10世を迎えての講演会というものが、京都府と京都経済同友会の共催であり、私はその司会を仰せつかっておりました。
インドネシアは1949年に共和国として独立後でも現役の王が存在し、王宮が機能しているのですが、それがジョクジャカルタ特別州であり、その王が、このハメンクブウォノ10世という方でした。

そんな大そうな会の司会で、粛々と進めたかったのですが、段取り通りでないことだらけで、ちょっと焦りました。

まあでも、王族の方の講演の司会など、滅多にできない経験をさせて頂いた週末でした。

バグジーさんから学ぶ、ど真剣さ

日本を元気にするセミナーの二番目は、御馴染みバグジー久保社長です。

いつも素晴らしいお話をされますが、今回は、ハッキリ言って、本物を思い知らされた感があります。

まず初っ端から、業績は影、業績は人が育った後からついてくるものである。とのお話で、いきなり頭を殴られた感じで始まりました。

そうなんですよね、太陽である目指す方向に向かっていった後ろにしか影はできないんですが、往々にして影を追いかけようとするのです。
そうではなくて、人を育てる事に最大注力しなければならないのです。

それは分かっていたつもりですし、私もその事については、真剣に社員の事を考えて、取り組んでいるつもりでした。
しかし、それが社員の腹になかなか落ちないと思っていました。

でも、それは久保さんの話を聞いて、私のやっている事など上っ面の事で、久保さんからすると、本物ではない事がよく分かりました。

うちの会社でも、社員の奥さんの誕生日には、毎年、ウエダ本社オリジナルメニューをホテルやレストランで作ってもらって、そのお食事券にメッセージカードを付けて送っています。
ほんの5行ほどのコメントです。

久保さんはそれを、辞めた社員も含め、手書きで毎年書いているので、今では260人分にもなり、それを送り続けておられるそうです。
だから、”社員の誕生日なんて覚えていて当たり前でしょ?そんな事も気にかけていない経営者に社員は付いて来るでしょうか?”
とサラッと言われてしまいます。
しかも、毎年書かれているので、継続性も必要であるから、全てコピーを取ってあり、それ控えが今では、腰の高さくらいになってますと。

そんな話を聞かされると、もうその時点で、”参りました!私が悪うございました。。”って感じですよね。

そんな社員の事を深く考えながら、当たり前の様に厳しいのです。

ゴールデンルールと言われる、うんもすんもなく絶対に守らないといけないルールがあったり、実際のビジネスにおいても、料金を下げるという事は、不手際の先払いをする様なものなので、絶対に認めず、美容室でよくある、キャンペーンやチラシ配りでも一切値引きはされないそうです。
それどころか、一般の美容室よりも割高な設定で、それでお客様に支持されることを求められるのです。

こんな話を聞いても、うちの会社でも中途半端だと思うのですが、社員に対してもトコトンその成長を考え、それだけ考えるから、トコトン厳しく、妥協することなく、駄目なものは駄目と言える組織を目指したいと思いました。

2010年10月7日木曜日

ヨリタ歯科さんの凄さは

日本を元気にするセミナー第一部は、このイベント用に作られたヨリタ歯科クリニックさん、バグジーさん、沖縄教育出版さん各社の映像を見て、各社社員さんを交えてのパネルディスカッションで、その最初はヨリタ歯科クリニックの寄田院長(理事長)と新谷さんでした。

行きたくなる歯医者を目指されているヨリタ歯科さんは、社員が楽しく働ける職場づくりに取り組む3つの企業に選ばれている、これまた凄い歯医者さんです。

ちなみに、あと二つが、グーグルとサイバーエージェントという事ですから、余計に訳が分からないと思いますが、兎に角、従来発想ではない、業界の常識を覆す歯医者さんなのです。

映像は、そのヨリタ歯科さんの言わば子会社として独立された武藤先生の活躍の様子でした。

独立当初は、実力、経験とも合格点ではなかった先生を、その思いにかけて皆でバックアップして、立派に人気の医院とされた様ですが、その武藤先生のインタビューで、一年経った今では、スタッフと方向性、思いが共有できているので、いつでも手を出しただけで、的確な器具を出してくれ、スタッフの凄さに感謝しているとの事でした。

一連の中の動きでなくても、常に先生の動きを皆が注意深く見ているので、外す事なく、常に求めているモノを出してくれると。

これを聞いただけでも脱帽ですが、これが、新医院開設当時は一番実力、経験とも下であった先生なのですから、何という組織なのだろうと思います。

その熱意にかけて、全面バックアップされた寄田院長、それはなかなかできる事ではないと思いますし、コーディネーターの大久保さんに、全ての院長を育てたのは、この方とまで言わせる新谷さん。

その新谷さん、オーナーである寄田先生よりも、ヨリタがどうあるべきか?
これはヨリタに合うのか?を考え、寄田先生に意見までビシビシとされます。
そしてそれが決してよくある様な、単に気の強い女性というのではなく、全くトゲがなく、しゃしゃり出たという様な嫌な感じをさせないのです。

そんな新谷さんに厳しく言われても嬉しそうにされている寄田先生。
でも実はワンマン型で、開発者の様に分析できる頭をお持ちの方であるのですが、柔らかい雰囲気出せる先生の凄さなのか、そうさせる新谷さんの能力なのか・・ですが、一番のポイントは、普通の会社にある様な、うちの社員は駄目だとか、うちの社長は分かってくれないという、お互い言い合っている組織ではなく、お互いが同じ思いの中で、自分がどうするという発想の中で、それぞれの役割を担っておられる事だと思います。

ヨリタ歯科さんの話だけでもとても書ききれませんが、この後の話は又、明日以降。

2010年10月6日水曜日

日本を元気にするセミナ-

今、東京からの帰りです。

昨日はブロックスさん主催の日本を元気にするセミナ-に参加してきました。

本当は、いつもの様に社員も参加させたいところですが、参加費32000円で場所は東京となると、流石に勉強好き?のうちの会社でも、ちょっと難しく、私だけ参加させて頂きました。

私も正直に言うと、うちのイベントでブロックスさんにお世話になってなければ、参加してなかったと思います。

今回は、ヨリタ歯科クリニックさん、バグジ-さん、沖縄教育出版さんの特別取材した映像を見て、それぞれ、寄田先生と新谷さん、久保社長、川畑社長と、長嶺さん、そして、沖縄教育出版さんの次回DVDでは主演となる上原さんをパネラーとして、この三部とも大久保寛司さんがコーディネーターをされるという贅沢な企画でした。

その後の分科会でも、鬼澤慎人さん、元IBMの間宮さん、松崎さん、元リッツカールトンの石川さんというオールスターの様なキャストでした。

当然内容は、気づきどころか、落ち込むことばかりですが、一日で書くのは勿体無いので、明日から何度かに分けて書いていきたいと思います。

でも、このセミナーは最高でした。
高いしな・・と思ってしまった自分と、うちのイベントでこのブロックスさんに無償で協力して頂いたというより、させた自分が恥ずかしくなりました。

西川さん、すいませんでした!

その気持ちも含めて明日から書いてみたいと思います。

2010年10月5日火曜日

何度も何度も

昨日は朝から京大、午後は販売店さんに同行営業し、その後来客を受け、営業会議という一日でした。

新規のビジネスに向けた話あり、後ろ向けの話あり、の一日でしたが、会議でも色々な話がありました。

しかし、その中でも、時間をかけたのはやはり、理念共有です。

まだまだ多くの人が、ホントにウエダ本社の向かう方向が良いと思えていないと思います。
それはある意味しょうがないのですが、しかしそれでは、うちの様な弱小のディーラーでは、生き残っていけないと思います。

うちぐらいのレベル、人数で、同じ山を目指せてない会社が、お客さんのお役立ちできる様な存在にはなり得ないと思います。

メ-カ-でも小売でもない我々は、人しか差別化できるところはありません。
そして中小企業は、その人達が一致団結するしか、価値ある力は発揮できないと思います。

ですから、何度も何度も、時間がかかっても、何をめざすのか?お客様のどこで役立つのか?について摺り合わせていかなくてはいけないと思います。

2010年10月2日土曜日

ハンナリーズ後援会

昨日は2シーズン目に入ったバスケットbjリーグの京都ハンナリーズ後援会発足会に行っておりました。

2期目に入り、後援会も出来上がって、盛り上げていこうというもので、山田知事、門川市長も駆けつけて来られました。

実はうちにとって、色々な意味で近しい関係ですので、積極的に関わるべき点もあるのですが、お金もかかるプロスポーツに関わっている様な会社ではないので、気持ちとは裏腹に、なかなかお付き合いが難しいです。

元々、オーナーの土井社長もよく知っていて、後援会の事務局も頼まれたのですが、秘書など、当然いないうちの様な会社では、私が仕事放ったらかしでやらないといけない状態になるので、お断りをしました。

やはり、いくら京都の為、社会の為とはいいつつ、会社とのベクトル合わせができないものは、幾ら親しい関係でも、やってはいけないと思うからです。

そんな経緯もあり、若干、行きづらさもあったのですが、これまた後援会長には、散々お世話になっているトーセの齋藤社長が就任され、直接お誘いも頂いたので、参加してきました。

行ってみると、京都のバスケット協会の方々も何名か参加されていました。

これが又、バツの悪い話で、実は私は名前だけ、京都府バスケットボール協会の実業団リーグの会長になっているのですが、その立場でありながらそちらには殆ど参加していないのに、bjリーグの方で顔合わせをしてしまったのです。

行きづらい会には、やはり、何かあるなあと思っていましたが、最後の抽選会では、PSPが当り、機嫌よく帰ってきました。

何だかんだ言って最後には、”参加して良かった”となる、運というのか、引きは強いんですよね。。

2010年10月1日金曜日

人間ドックで勉強しました。

昨日は朝から半日ドックに行ってました。

そこは以前にもブログで、素晴らしい対応について書かせて頂いた京都メディカルクラブさんですが、今回も行くやいなや、受付の女性が、”先日はロッカー有難うございました”というお出迎え。

実は先日、ここの会員向けロッカーをご注文頂き、うちの会社で入れ替えさせて頂いていたのです。

そちらの専務さんからご注文頂き、納品させて頂いた事について、受付の女性も御礼を言われるというのは、なかなかできる事ではないと思います。

という事があり、着替えて検査に行きました。
今回は苦手の胃カメラもありましたが、昼過ぎに無事全検査終了し、食事券を頂きました。

胃カメラを飲むにあたり喉に麻酔をかけていたので、食事は20~30分お待ち下さいとの事でしたが、そこで又受付の女性が、お待ちの時間で、スポーツマッサージなどはどうですか?と。

ン~。確かに、肩も凝っているし、時間も中途半端だし、やってもらおうか・・

凄いですえねえ~。受付の女性が愛想が良いだけでなく、しっかり営業にも貢献されているのです。

本当に良い会社(組織)とは、やはり、単に形式だけで教育が行き届いているとかというものではなく、組織の目標を皆が共有できていて、それぞれの役割をそれぞれが考え、それを実現していこうとしているというものだと思います。

人間ドックで体の中を検査してもらい、考えまでも整理させて頂いた様な気分でした。

10'10月ウエダ本社社報

《AKB48から考える日本のあり方》

先日AKB48の次期シングルに向けた選抜メンバーを、じゃんけんで決めるというイベントが日本武道館で開かれ、大勢のファンが詰めかけ、じゃんけん決戦に声援を送っていた様です。
こんなニュースを見て、私は色々な意味で複雑な気持ちになりました。

プロデューサーの秋元氏は、時代を読む力、流れを作り出す能力に長け、間違いなく有能なプロデューサーだと思います。
しかし、この様なノリは、ちょっと悪ノリではないか?と思いますし、そんなノリに多くのファンが必死になって乗せられているのが、正直、日本の行く末を考えると、ぞっとしました。

ある意味、こんな手法で受けるという様に思われる、今の日本人ってどうなのか?と思いますし、同時に、受ければ、面白ければ、売れれば、何でもありで、流行だとかという事で片付けて良いのかと思います。
ここ数年、お笑いの世界でも、素人とどれだけ違うの?と思う様な、一発ギャグだけで簡単にスターになってしまう傾向がありますが、作り手側や、マスコミなどの送り手側のポリシー、節操がもう少し何とかならないかと思います。

テラルネッサンスなどの活動を通して教えられる事は、世界において大多数を占める貧困層では、何においても選択するという余地がなく、先進国に生まれ育った我々は、まず、選択できるという事が幸せであるのですが、その事に気づくどころか、逆に情報が氾濫していて、自分自身で選択する力が圧倒的に弱くなっており、選択肢があり過ぎて、何をやって良いのか分からない、目指すべきものがないと、悩み苦しんでいる人が多いのです。

元々が素人から選ばれた様な集まりの中で、自分の応援する女の子を一番人気させたいとか、センターを取るためのジャンケンを必死で応援しているという日本の姿は、選択肢すらない貧困地域に居る人達からすれば、とんでもなく幸せな事だと思いますが、“生きる”という人間の本質的な事からすると、果たして幸せなのか分からなくなってしまいます。

せめて影響力のある有能な方々は、目先の儲け、流行りなどだけではなく、どうあるべきかを考えて展開して欲しいと思います。
ウエダ本社ではそんな中で、せめて日本の職場や、仕事観、企業のあり方などから、日本のあるべき姿を考えていきたいと思います。

今後のオフィスに向けて

昨日(日付が変わって一昨日)は、内田洋行の向井会長がお越し下さいました。

内田洋行さんとは、それこそ創業間もない頃からのお付き合いで切っても切れない関係先です。

今や、アイテム名の様に思われていますが、”マジック”というのは内田洋行さんが開発されたものであり、そういう意味では他社の油性ペンは、”マジック”ではないのです。

ついでに若い方はご存知ない事で、うちの会社で関係ある話で言うと筆記具のシャーペン=シャープペンシルは、若い人には液晶テレビ、携帯などしかイメージがないでしょうが、その名の通り、シャープさんが開発したものです。


内田洋行さんも元は文具などの商社であったのですが、現在は情報システム、オフィス家具、教育機器などを扱っておられ、向井会長が社長になられて以降、これらの事業を束ねた強みを作っていこうとしてこられました。

おこがましい話ではあるのですが、以前から私もウエダ本社をどうやって展開していくか?という事について、向井会長と同じ様な視点を持っており、いつお話を聞いても、全く同感という思いでした。

ただ、違うのは、その実行、実現力であり、それが問題なのですが。

当然、企業力が違うので、分かっていてもできなくて、悔しいと思う事もあるのですが、分かっていながら、まだまだ現状、うちの会社ではその方向に動いていない事に焦りを感じます。

今回も、今後のオフィスについて、どう思われますか?と投げかけてみましたが、やはり、流れは私も思っている通りでした。

この思っている様なオフィス、働き方が実現できる様になると、日本も多少、変わっていると思いますし、そういう意味ではウエダ本社の役割って本当に大きいと思います。