2010年9月1日水曜日

10’9月ウエダ本社社報

                                                      《価値観が合ってない政党とその国の行方》

昨年9月の社報では、民主党が大勝し政権交代が起こったことについて書いていました。

それから丁度一年経って、ひょっとするとその民主党が割れてしまうかもしれない代表選挙が行なわれる様ですが、国民の意志とは関係なく、ゴタゴタ劇が繰り広げられています。
戦後初めて政権交代が起こったのですから、直ぐにはうまくいかないとは思っていましたが、この間の展望の無い運営、国を動かしているという感覚とは思えない言葉の軽さ、そのことから来る、失望感や閉塞感など、腹立たしい事ばかりですが、後から振り返った際には、この混乱期があったから今あるのだという様に、意味ある期間である事を切に望みます。

日本では、いくつかの数値がバブル以前の水準であることから、失われた二十年ということが言われます。
でも私はこの表現は間違っていると思います。
失われた・・ということであれば、良い事も悪い事も全てにおいて二十年前でないといけないのですが、現状は、経済的な数値は二十年前ですが、夢や希望、ゆとりや人間的な関係などは、小さく、少なく、ギスギスしたものに悪くなっていると思います。
数値的なものは、二十年前に戻っているのに、その間に数値や効率などを欲望のまま追いかけて来た為に、無くしてしまったり、減少してしまった日本の良さ、強みも多くあったと思います。

ここから日本は再び、二十年間で無くしてしまった時価総額などの数値だけを、又目指していくのでしょうか?
それはあり得ないとすると、考えるべきは、欲望のまま追いかけて無くしてしまったモノを復活させる事、まだ残っている日本の良さにスポットを当て、その価値観に大きくシフトする事だと思います。

少なくとも我々ウエダ本社では、我々が存在できる価値観はどちらにあるのか?を考えると、後者の方である事は明白ですので、その価値観を追いかけていきたいと思います。

我々の様な少人数の集団ですら、価値観や考え方、目指すべき姿を合わせていかないとうまく進めないのに、日本の未来や、子供達に責任を負わないといけない政治の世界では、一刻も早く価値観、考えが合う人が集まって政党を作るという、当たり前の姿にして欲しいものだと思います。

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