2010年12月29日水曜日

今年一年有難うございました。

昨日は、ウエダ本社の忘年会を行ないました。

ここ数年、毎年恒例になっている、営業最終日にハイアットで仕入先さんを交えてという会でした。

正直、数字面だけを考えると、ハイアットで忘年会をやっている場合?という思いも一瞬ありましたが、イベントでもお世話になっているハイアットさんとの関係もある事と、結果だけの数字において、経費カットと動くのは、今、ウエダ本社が目指し、唱えている方向とは逆行してしまう事になるので、去年までと同じく開催する事にしました。

この忘年会の為に、夜遅くまで準備にかかってくれたメンバー達のお陰で、大変楽しい時間を過ごす事ができました。
参加頂いた仕入先の方にも、毎年パワーアップしてますね!と言って頂いた通り、ウチの会社は、こういうイベントの際には、本当に素晴らしい会社になったと思います。

効率追求で考えると、仕事にも影響もありながら、社内の忘年会に精力を注ぐなど馬鹿げた話だと思いますが、ウエダ本社の目指す方向からすると、大変大事なイベントであり、こういう事を一生懸命やる事、それを楽しんで行なう事が重要なのです。
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という事で今回もその成長ぶりを感じさせてくれた事もあり、やはり厳しい中でも、ハイアットさんでやって良かったと思いました。

そして、個人的にも、社員と、仕入先の皆様から、私へのお褒めコメントを纏めた物を頂き、大変感激しました。

これは朝礼で、社員一人ずつを皆で褒めていこうとする企画があり、昨日の朝礼で全社員終っていたのですが、忘年会の席に向けて、
私へのコメントを準備してくれていたのです。

それぞれの褒めてくれるコメントも嬉しいですし、この様な企画を考えて行なってくれるという事が嬉しかったですが、それよりも、そういう事を行なおうとする様に、皆が変わって来た、成長して来たという事が嬉しいのです。

そんな姿を忘年会の最後に見れて、やってて良かったと思える、私にとっては厳しい事も忘れる事ができる”忘年会”でした。

社員の皆さん、本当に有難うございました。
そしてお疲れ様でした。

来年の忘年会の際は、この雰囲気に実際の成績も兼ねて、より気持ちの良い忘年会にしたいですね!
という事で、よろしくお願いします。

2010年12月28日火曜日

人間力×京都流

昨日は人間力大賞(厳密には京都学生人間力大賞)の受賞経験のあるメンバー何名かとミーティングを行なっていました。

人間力大賞とは、環境、国際協力、医療・福祉、文化・芸術、スポーツなどの分野で、積極果敢な活動・挑戦を続けている人間力あふれる若者を発掘し、さらなる活躍を期待して国民全体で応援する、青年版国民栄誉賞とのことで、JC(青年会議所)が創設したものです。

私はJCではなかったので、この賞については詳しく知らないのですが、毎年受賞者が生まれる為、逆に言えば、去年の受賞者は、印象や、活躍の場が薄れていくという課題もあり、折角の素晴らしい活動を何とか、陽の当る様にできないか?と思っていました。

そんな事から、京都流議定書イベントで発表の場を作ろうと、何名かに集まってもらったという次第でした。

このブログでも何度か書いた尾角さん(彼女は12月26日の朝日新聞の”ひと”欄でも取り上げられていましたが、自分の体験から、自死遺児らを支援する団体を作り、自殺(自死)問題に取り組んでいます)、今年の京都流議定書イベントでもCOP15会議の報告を行なってくれた廣岡さん、今年の京都の準グランプリに輝いた学生防犯ボランティア団体代表の西田さん、生まれつきの脳性マヒがありながら、障がい者にもできない事はない、という事を伝えたいと活動されている近藤さん、そして、その近藤さんと出会ったことから、障がいを持った人も一緒に出かけたりできる様にと、車椅子用の自転車を輸入する事になった尾形さん、それぞれにじっくり話しを聞いてみたいと思う魅力ある人ばかりでした。

私は、色々な活動を行なっている人と会い、話する機会に恵まれていますが、その中で段々見えてきた事は、色々な問題は本質的には同じ問題に根付いているという事です。

という事は、世の中の気が遠くなる様な各種の問題も、皆がそれぞれの立場から、同じ根源にアプローチしていけば、何とかなるのではないか?と思います。

そんな思いを少しずつ、拡げていければと、そろそろ年明けから、京都流議定書2011に向けて、考えていきたいと思います。

2010年12月25日土曜日

細心にして大胆、そして細心

今日で社員面談が全て終了しました。

今日もその間隙をぬって来客も3件あるという様なハードな一週間でしたが、それぞれの社員との摺り合わせは、ちょっとの事ですが、やはり重要なTOPの仕事だと思います。


今日の面談ではこんな話もしていました。


”細心にして大胆” 通常は”大胆にして細心”だと思いますし、順番は関係ないとは思うのですが、あるとすれば私は経営者や、何かを行なう人は”細心にして大胆”であるべきだと思います。

この相反する様な性質が両方要るという事なのですが、細心な人が徹底的に考えた上で実行する際は、大胆に行なう事が必要であり、そこまで徹底的に考えた人は、そんなに大きな失敗はしないと思います。

それを、まず深く考えない人が、大胆が良いという事でやってしまうと、大きな取り返しのつかない失敗に繋がる事もあり、そういう意味で細心にして大胆の方が良いのではないか?と思います。

そしてもっと言うと、”細心にして大胆でそして細心”である事が理想だと思います。

細心な人にはもっと安心して思い切れ!と言い、大胆と言えば聞こえは良いですが、深く考えていない人には、ちょっと細心になれ!
そんな話もしていたのですが、実は、このフレーズを通して見ていると、なかなかこの両立をできる人は少ない事に気づきます。

細心に考えている人は、大胆に踏み出し、そして、その後もやってしまったからと言って放ったらかしではなく、細心の注意をはらって
軌道修正を図っていく、そんな姿勢がビジネス、プロジェクトを行なうミソだと思います。

2010年12月23日木曜日

仕事を楽しむコツ~指を自分に向ける

仕事を楽しむコツは、自ら行なうこと。

昨日の研修で、多くの社員に響いていた言葉です。

日常の仕事でも、もっと早く、もっと正確に、など、考えながら行うこと。
そんな姿勢で仕事を行っていると、どんな仕事でも自分の何かの付加価値をつける事ができ、そんな事を続けていると、自分の資産になるというお話でした。

ウエダ本社の朝礼で、社員を褒めるというコーナーがあります。
昨日、今日は、守衛さんお二人の番でした。

お二人とも、60歳を超えられ、パートで仕事して頂いているのですが、皆が褒める点は正に、この日常の仕事でも日々改善されたいたり、兎に角、楽をしようなどという考えは全くなく、常に何かできないか?仕事を探し回ってやって頂いていると言っても過言ではない姿勢でした。

よく若い人を中心に、自分のやりたい仕事が見つからないという話を聞きますが、そんな事を聞くと、”何を厚かましい事を言っているんだ”と思ってしまいます。

学生や卒業して直ぐ、自分のやりたい事が分かっている人は素晴らしいですが、むしろ、人生経験もない人がやりたい事が見つかる方が珍しいと思います。

そうではなく、日常の事をまずは徹底的に行なう、目の前の事を楽しむ、それが仕事を楽しみ、自分のやりたい事を見つけ、人生を好転させるコツなんだと思います。

たくさんの気づきを頂いた研修でしたが、昨日も少し触れた様にこの研修、何が凄いかというと、社員の納得度が全く違うのです。

この仕事を楽しむコツや、この手の話は、私も何回、何十回話ししたか分からないくらいですが、何故こうも違うのか?と思います。

そこがまた、大きな気づきのポイントなのですが、人を教えたりする場合、大事なのは、何を言うのか?ではなく、誰が言うのか?という事なのです。

言う人が違うとこうも違うか?とまざまざと見せ付けられましたが、又、一つ重要なキーワードもありました。
原因、課題に対して、他人がどうだ、相手が悪い、というのではなく、”自分に指を向ける”という事で、皆が分かってくれない、何度言えば分かれるの?と思った際、指を自分に向ける様、精進いたします。

2010年12月22日水曜日

こんな日が続けば

今日は、大変有意義な一日でした。

午前中は社員面談、午後は来客が一件あった後、3時~はウエダ本社の社員全員と(株)ヒトミさん、テラルネサンスさん、尾角さんも一緒にある方の研修を受けました。

それはトンでもなく凄い方であり、我々が簡単に研修を受けられる様な方ではないのですが、大変有り難い事に、以前から手弁当でご指導頂いているのです。

引き込む話術もさることながら、あれだけ一回のセミナーで皆の腹に落とし込めることができるのは、やはりノウハウだけではない人間力のなせる業なのでしょうか?

そこでの気づきについては又、書く事にしますが、まだまだうちが恵まれているのは、その後、社員も一緒に食事に行かせて頂き、そこでも又、振り返りなどでレクチャー、良い話を多々頂き、その後も、うちの社員だけで残って、先程まで喧々諤々議論していました。

こんな素晴らしい思いの方々のお陰で、ウエダ本社も少しづつ良い会社になっていっていると実感できる日でした。

こんな日が続けば良いんですがね!

2010年12月20日月曜日

最大公約数を求める

今週一週間は、社員面談です。

半期に一度、評価についてと、この半期の目標の摺り合わせを行なうもので、実は私にとっては、かなり重労働です。

それでも皆が建設的に考えていてくれると、疲れはないのですが、今回は、どうでしょうか?

今日何人かにも話した事ですが、私が以前から”営業”として持っていたイメージは、”最大公約数”を求めるという事です。

最大公約数とは二つの数字で、お互いが割りきれる最大の数という事ですが、それが営業のイメージってどういう事か分かるでしょうか?

”営業”が一番やるべき事、それは相手の会社の目指している事、担当者のやるべき事などを引き出し、それに自分や自分の会社の強みをどう重ね合わせられるか?を探るという事です。

ですから、まずは商品の説明をする事でも、売り込む事でもなく、相手がメリットを感じる事ができる様に、相手にメリットを感じてもらえる様に、最大公約数を探すのです。

だからこそ、理念はお題目ではなく、営業に役立つもの、役立てるものなのです。

お互いの共通点をできるだけ大きい所から探っていくわけなので、理念や価値観が合えば、会社の方向性が合う事になり、最大公約数は大きなものになるのです。

この”営業”ができればどんな所のどんな相手でも、又、どんな商品であっても、売りにいく事ができ、この最大公約数をできるだけ大きな所で見出せる事が”営業”の醍醐味なんですが。

瀧定時代、”瀧定は出入りされては困る”という先の開拓役という、滅多にない経験で得た、私の"営業”論ですが、これを少しでも伝える事ができれば嬉しいですし、疲れは全く感じなくなると思います。

2010年12月18日土曜日

ロボットと花街

昨日の朝は大阪大学に行っていました。

ロボットの第一人者の先生とお話させて頂きましたが、流石に全て世の中の体系を解明されている様なお話でした。

アメリカはベンチャーや中小企業でも勝っていける社会であるのに対して、日本は大企業しか無理な社会であり、その為、オリジナルが生まれない社会。
だから日本は二番手を走るしかない。それは悪いという事ではなく、事実であり、それを特性とすれば良い。

ロボット技術を通して世界を見られている先生の達観されたお話なので、間違いはないのでしょうが、私などは、ン~と思ってしまいますし、それでも、日本で中小でやっていける道はあると思っています。

夜は、皆和会忘年会で、こちらは恒例の一力さんで行いました。
こちらはそれこそ対極の、言葉に説明できない、間合いなどを楽しむ文化の世界。

この両極を一日で体感したのですが、でも、これこそが日本の大きな強みじゃないのでしょうか?

2010年12月16日木曜日

仕事のすすめ

今日は久しぶりにずっと社内でした。

と言っても、予定がなかったわけではなく、朝から全員で会社付近の清掃から始まり、午後は半期に一度の仕入先さん向けの事業報告会と夕方からは会議があり、その合間にいくつか打ち合わせという一日でした。

会社付近の清掃は、今月から京都市のDo You Kyoto?の日が16日との事で、その日にやる事となりました。

掃除を始めた頃は、そうではなかったですが、最近は、この外の清掃などの姿を見ても、皆、違和感がなく、結構前向きに行なってくれる人の方が増えてきた様に思います。

事業報告会では、実際業績が上がっていないので、厳しい話ばかりしていましたが、少しづつですが、成長が見られる人や、それぞれの役割が見えてきている人も居て、良い感じもある事はあるのです。

あとは、”仕事”意識を持つ事なんですが、これを浸透させるのがなかなか大変です。

言われた事をきっちり行なえば良いのが”作業”なのに対して、私の思う”仕事”の定義は。求められている以上の効果を出す事、
ですから、皆が自分の役割を理解して"仕事”をすれば、当たり前ですが、どんな業種でも成績は上がると思います。

皆に"仕事”をさせる事が社長である私の"仕事”ですから、そう考えると私はまだまだ”仕事”ができていないですね。

ど真剣に経営する

東京から戻ってきました。

今回の行き帰りはずっと、明日行なう仕入先さんへの事業報告会の事業報告書を作っており、ずっと文章を考えていましたが、なかなか良い報告ができないので、書くのに苦戦していました。

今日の夕方は盛和塾の塾長例会に出ていました。

JAL再建で苦労されている稲盛塾長が、苦労して再建に協力してくれる社員が、JALに残って良かったと思える様に何とかしたいと仰っていました。
78歳で、あの難事業を無給で、日本の為にと引き受けられている姿を見て、大反省していました。

私もウエダ本社に来た際、創業の文具卸を外に出したり、子会社を整理したりと、JALなどとは比べ物にはなりませんが、一気に色々な
事を行なってきました。

その時やはり、悔しい思いや、辛い思いもたくさんありましたが、ウエダ本社に残ってくれた社員が最終的には、残って良かったと思ってもらえる様にしたいと、全く同じフレーズを思っていました。

ところが、無借金となった今、あの時の思いを持ち続けていたか?とハッとしました。

”ど真剣に経営する”稲盛塾長が言われていた言葉です。

事業報告書へ良い事が書けないという成績になっているのは、結局、経営者である私の”ど真剣”さが足りていなかった。

78歳になられて尚パワフルに難題に立ち向かっていかれている大経営者を見て、今の私の状況においては、結構響いた言葉でした。

2010年12月15日水曜日

生シルク

東京におります。

明日盛和塾がこちらであり、その参加に合わせて、アポ取りをさせて頂いており、有意義な一日でした。

APバンクの田中優さんとお会いしたり、先月東京に来た際に約束をしていた、スマイルワークアウトプロジェクトという自殺問題などに取り組まれている歯科医の先生や、その方と一緒に動かれている、シルクドォソレイユのメンバーの方などと会い、色々なお話をさせて頂きました。

これまた本業には全く関係ないのですが、今度の京都流議定書イベントには思い切り関係ある話で、ちょっと又、今度のイベントはかなり面白くなりそうになってきました。

内容はまだこれから煮詰めていきますが、言えるのは、素晴らしい考えを持った人ばかり集まってくるので、ドンドン面白い話になっていくのです。

今日の何と言ってものラッキーは、シルクドォソレイユのバイオリニストであるその方が、他のお客さんが居なくなったレストランで、生演奏をしてくれました。

鳥肌ものでしたが、これはなかなかできない経験をさせてもらいました。

東京はこんな事に出くわすから凄いですよね~。

今月より東京で活動することになった鬼丸君にも会いましたが、そんな東京で彼の目指す世界平和を進化させて欲しいと思います。

2010年12月14日火曜日

戦略とリーダーシップはどこへ消えた?

今日は同行営業で大阪大学に行っておりました。

大阪大学の中でも有力な先生で、という事は日本において有力な先生なのですが、戦略無き日本の科研費のカットには、本当に嘆きもそうですが、とてつもない危機感を感じられていました。

タイムズランキングという世界の大学ランキングで日本は順位を落としていると言われるが、東大、京大、阪大など6つの大学が入っており、英語圏以外ではトップの数であるとの事で、今までの日本の少ない予算の中で、いかに効率的な研究成果を上げてきたかという事を言われていました。

丁度クロスカップリングでノーベル化学賞を受賞された鈴木教授の研究は、鈴木・宮浦カップリングとも言われるそうですが、その宮浦教授と一緒に研究もされていたこの先生からは、この低予算の中でもこれだけノーベル賞を連発してきた日本が、仕分と言ってドンドン
研究費を削り、追いかけている韓国、中国は恐ろしく投資しているという現実を目の当たりにされているので、勝負は一目瞭然だが、j本当にそれでいいのだろうとかと問いかけておられました。

日本の戦略の無さ、政治のリーダーシップの無さには、本当に情けない限りです。

土曜日には、民主党の京都の国会議員ほぼ全員(前原さんと北神さんは欠席)と、経済同友会の幹事以上のメンバーの懇談会があり参加してきました・
それぞれ立派にご説明になるのですが、部分最適な話ばかりで、やはり何を目指しているのか?この国をどうしたいのか?という事が
感じられないと思います。

福山さんなどは、京都に折角帰ってきたと思いきや、バンバン電話がかかってきていて、COP16の首相声明を出すから帰って来いとの事で、1時間程の会合を終えて直ぐ戻られるという様に、大変頑張っておられると思うのですが、今の民主ではビジョンとリーダーシップが全く見えないので残念です。

しかしいつも言いますが、その中でも、TOPニュースが海老蔵ばかりのこの国の危機感の無さ、国民の意識では、政治も変わらないと思うのですが。

日曜朝の小宮さん司会の報道番組でも海老蔵をTOPで取り上げているのですから、このテレビ局の戦略もおかしいでしょう?
と思うのは私だけでしょうか?

2010年12月12日日曜日

全ての根源は同じ

先日は、尾角さん達とも自殺問題などで活動している深田さんという方が来てくれました。

彼も実は去年の京都流議定書の学生未来市というイベントで参加してくれており、先日尾角さん達が、うちの会社で自殺問題の研究会を行なった際に来ていて、彼の活動でも相談したいとの事で、来社してくれたのです。

京都市などでも自殺問題のワーキンググループを作って活動しているそうで、企業内の問題、しかも中小企業の方が、労務問題も深刻であり、そこの解決が大きな課題であるという事でした。

大変重い問題ではありますが、色々話を聞いてみると、やはりどんな問題も根は全て同じで、本質的に我々ウエダ本社が求めている
仕事観や、会社のあり方、特に中小企業のあるべき姿などについての考え方と同じで、協力させて頂けると思いました。

今起こっている全ての問題は繋がっていて、それらの解決には、教育を見直していかないといけないと思います。

それはそれで行ないながら、できるだけ早い間、せめて大学の1、2年の間に命、生き方を考える機会を持ち、自分の生き方を考えた上で、就職に向かうと、もっと違った視点で企業を選び、仕事を選ぶことになるので、仕事をやらされ感や、趣味の為に行なうという様な
本末転倒な話にはならない様になると思います。

2010年12月11日土曜日

バグジー久保さんのお陰

昨日ウエダ本社でも賞与支給がありました。

業績が芳しくないので、社長としては偉そうに言える話ではありません。

しかしそれでも今回、殆どの社員が御礼メールをくれました。

京都流議定書イベントの際、バグジーの久保さんが、”うちの社員は、毎月の給料や賞与が支給された際、全員、社長に御礼を言います”というお話をされていて、皆、それを聞いていたからだと思います。

久保さんも当然、”自分に御礼を言え”という馬鹿な話ではなく、社員の教育、しつけの為に、あえて言われているのです。

まずは、会社に行っていれば給料、ボーナスは当たり前の様に貰えるという仕事感を払拭させるという事があると思います。
又、今給料が貰えるという事はどういう事なのか?、その状況が作られ、守られているという事に感謝できる人を育てるという意味も
あると思います。

何故それが必要か?

給料、ボーナスが払われるのが当たり前と思っていると、それがベースで、足らない事、無い事が全て不満となり、”うちの会社は、~がない、あんな事、こんな事をやってくれない、~がないからできない”という他者批判、他人依存、自己逃避となり、その循環の人は、マイナスのスパイラルに陥っていくか、良くても、”趣味に生きる”という、仕事はそこそこで休みだけを楽しみにしているという生き方になるのです。

又、あれが悪い、誰が悪い、と言ったり、思っている人に、良い循環が生まれる確立は圧倒的に低くなると思います。

という様な思い、教えがあるので、そんな言いづらい事まで言われているのだと思います。

私もよくあるのですが、社長には、こう対処すべきという際、当然それは、社員の立場として、こんな事に思いがいかないと駄目だとか、
こんな社員、人間に育って欲しいという事なのですが、社長である私にこんな風にしなさいと自分で言っている様に聞こえるので、なかなか言いづらいのです。

しかし、言いづらいからと言って言わないのは、社員の為にならないので、久保さんなどは、そんな事も臆せず、社員にとって必要な事であれば、ハッキリ言っていかれるのだと思います。

そんな話を聞いて、それをやろうと思ったうちの社員達は、仮に真似から入った事だとしても、良い循環の第一歩だと思いますし、そんな事ができる、他責にせず、自責で考えられる社員達ばかりになると、会社なんて絶対良くなると思いますし、実は、自分達が良い
待遇を受ける為にも、最も確実な方法だと思います。

2010年12月10日金曜日

べじらーめん ゆにわ

昨日は夜の予定が空いたので、急遽べじらーめんゆにわというところに行ってきました。

大阪の樟葉という所にあるので、お近くの人、ヘルシーの食通の人は是非行ってみて下さい。

化学調味料、動物性食材を一切使わず、野菜と昆布のうまみで作られた、ラーメンの概念を変えたラーメンです。

と言っても私は、食べログを書くつもりはなく、この店、元はと言えば大久保寛司さんにお連れ頂いたところで、あの日本一のファシリテーターとも言える大久保さんですら説明できないと言われる、不思議な人が集まる店なのです。

何が不思議か?というと、そこに働く人々、結構問題を抱えていた人も居るのに、何故皆、そんなに良い生き方をしているの?若いのに、そんなにしっかりとした物事の捉え方をしているの?と思える人ばかりなのです。

と言っても前回大久保さんにお連れ頂き、その店に入ってくる関係者に少しお話をしただけだったので、是非頻繁に寄りたいと思っていたのでした。

最近は、同行などを行なっている事もあり、年内ほぼ全面的に予定が埋まっている状況だったのですが、昨日の夜は予定がキャンセルになったので、急遽寄ってきたという事でした。

というのも前回、約束した事もあったからなのですが、その際に、又、トンでもない不思議な繋がりがあったのです。

凄い人は不思議なパワーを持った人を引き寄せると思いますが、私もこの点については体感があります。
ところがそんなチャンスをみすみす逃している人も結構多いと思います。

このケースでも、私が以前から心がけている、尊敬をしている人から言われた事に対してNOはないという事を実行したのが、又新たな繋がりを生み、それをやり続けていると、自分では思いも寄らなかった場所に躍り出ているという事になっていくという事を表していると思います。

不思議体験は別として、食べるだけでも興味ある方は一度出かけてみて下さい。

2010年12月9日木曜日

営業の本質、仕事の本質

先日、沖縄教育出版さんの朝の自主勉強会で、鬼丸さんの話にもありましたが、ジャパネットたかたは何故売れるのか?

それは商品自体の説明をするのではなく、それを使えばどうなるかを説明しているからだという事と、面白いのは、普段はそんなに高い声ではないタカタ社長が、本番になると何故あんなに高い声で、テンションも高いのか?と尋ねられた際、”お客様にこの良さを伝えたい”という気持ちが強いので、テンションが上がってしまうとの事でした。

これなどは”営業”の本質であり、できる営業は皆、こうだと思います。

又面白い事に、テレビでの購入と、ラジオでの購入で、返品率が高いのはテレビを見て買った人だそうです。
これなども、テレビは画像イメージで買った人も多いのに対して、ラジオでは、その物自体よりも、使ってどうなるなどの説明で理解してて買っているからだと思います。

仕事と作業の話は、会社でもしつこい程言っていますが、まだまだうちの会社では、作業がはびこっています。

先日も全員にある課題を出していましたが、単に出しただけ、或いは、少しその場で考えただけいう物が多く、これなどは、作業の典型だと思います。

仕事というものは常に成果を求めるものです。
そして成果を出す為には、何を求められているか?を考えないと、成果など出るわけがありません。

営業の仕事はとなると、何を求められているか?を考えると、お客様の事を知らないとできるわけがありませんし、そうすると、自ずとヒアリングなど、出来てしまうと思います。

そして、お客様がどういう使い方ができて、どの様に便利になるか?など、その状況を、お客様の為になるだろうなと、進めたくなり、話たくなるのです。

決して押し売りでも何でもなく、お客様の為に有益な話をするという事なのです。

たかた社長の話は、正に営業の本質であり、その成果がしっかり現れていて、会社として素晴らしい成績を上げられていますが、仕事の本質もしっかり見て取れると思います。

2010年12月8日水曜日

沖縄教育出版さんの朝礼が・・

月曜日は、再度沖縄教育出版さんにお邪魔させて頂きました。

朝8時からの勉強会に参加し、ゲストである鬼丸さんの話を聞きました。
鬼丸さんの話は又、書く事にして、その勉強会には、ご飯と味噌汁の朝食が出ていましたが、これは、以前、脳梗塞で倒れられた方が、
まだ全面復帰できないので、今の自分でお役に立てる事と、自主的に行なわれているといの事で、初っ端からパンチを食らいました。

そして鬼丸さんの話を聞いていると、東京で泣かされた上原さんが同じテーブルに座りました。
私は彼の、微動だにせず、鬼丸さんの話を真剣に聞いている姿に、又、感服しました。

いい加減な知識で言って、間違っていたら、申し訳ないのですが、知的障害がある方にとっては、あれだけじっと集中して聞いているという事自体大変な事だと思うのですが、私の方が余程、同じ体勢に耐えられず、姿勢を何度も変えていました。

そして、鬼丸さんの話が終った後、上原さんの方からわざわざ私の所に、”東京で会いましたね”と挨拶に来てくれました。
私が行こうと思っていたのに、どうしたら、こんなにしっかりできるの?と嬉しくなりました。

9時からは有名な朝礼・・ですが、大きな変化がありました。
来年からは外部の人を入れる朝礼は、一旦ストップするとの事と、今月も年末なので、短めの朝礼との事で、有名な日本一長く、涙する様な以前の朝礼とは違うものでした。

私は、一緒に参加していた、川畑社長が来て頂いてから火がついて、ウエダ本社の朝礼を引っ張ってきてくれた松本さんにとって、この朝礼はどうなのか?と心配しましたが、後でのコメントを聞いて、私が感じて欲しいポイントをしっかり押さえてくれていて、安心すると共に、彼女の成長ぶりを頼もしく思いました。
やっぱりぶつつけに近い状態でマラソン完走する奴は違いますね。

私的にはこの朝礼も、ある意味レベルの違いをまざまざと見せられた感じで、良かったです。
実際、今月やるべき事、その具体策の共有を、リーダークラスの人がしっかり伝達している光景や、それを上辺だけでなく、数字などの厳しい、やるべき部分がしっかり身に着けて、話されている事がよく分かりました。

やっぱりあの感動的な、一見遊んでいる様な事ばかりできるのは、このベースとなる、当たり前の厳しさを皆が持てているから、成り立っているのだという当たり前の事を、直に見れた気がしました。

リーダーは優しくて厳しくないと駄目、そしてリーダーというものは、数字に責任を持つ人です。と川畑社長。

よーく分かっているんですが、この”厳しい”という事ができるリーダーというのが、がなかなか難しいんですよね。

そんな沖縄教育出版さんが、次のステップに向かう為、内部を固める為にも、朝礼の外部公開を休止されるのですが、一体どんな風に進化されるのでしょうか?

2010年12月7日火曜日

那覇マラソンの余韻

先程、那覇から戻りました。

今日の那覇には、歩き方が痛々しい人がたくさん居て、昨日の余韻が残っていました。

23000人強の人が走り、約72%の人が完走したという、信じられない確立ですが、初めての人の殆どが、沿道の声援のお陰で完走する事ができたと感じられていると思いますし、私が聞いた人は全員そう言われていました。

皆、食料や飲み物や、音楽を演奏したりと、ボランティアで街全体で包み込む様に応援されていました。

もう足が動かないと思っても、途切れる事なく、頑張れと声がけしてくれるので、それに応えて行ったら最後まで走れたと、ホントに皆そう言っていました。

マラソンは人生の様だとよく言われますが、皆のお陰、他人の支えがあって生きているのだと感じれるそうです。

那覇に出発する前日、100キロウォークの推進者?でもある、ブロックスの西川社長が、うちの松本さんに、いくら苦しくなっても、周りの人に声がけをする、あの人に負けないという様な気を起こすのではなく、周りの人に声がけして支えてあげようと思うと、不思議と良い循環が起きて、自分が楽になると言っておられましたが、松本さん曰く、本当にそう心がけたら、体が動く様になったとの事でした。

これなどは、日々会社で、或いは、人生において、その方が良いと言われている事であり、”情けは人の為ならず”が現実に体験されるそうです。

~だそうです。 ~と言われていました。 と、やはり自分で体験していない事は歯切れが悪いなあと思っておりますが、今朝沖縄教育出版さんにお邪魔して、またまたやられました。

以前、このブログでも紹介した、入社までABCも読めなかったのに、今やパソコンをブラインドタッチで打てるという上原さん、10月の東京でのセミナーでは、聴衆者を泣かせた彼ですが、今回5時間半を目標に走ったが、5時間33分で残念ながら目標を達成できませんでした。。との事でした。

マラソンの話をしていると、自分が苦しくなるので、もうこれだけにします。

沖縄教育出版さんにも朝8時から訪問させて頂きましたが、又、その話は明日にでも。

2010年12月6日月曜日

那覇マラソン速報!

今日は那覇マラソンの応援に来ています。

ウエダ本社を盛り上げる役割を担ってくれている松本さんが、テラルネッサンスさんの誘いで、自費で参加することになったのですが、普段、社員の成長や、イキイキとした生き方を応援するとしている私としては、そんな姿を応援する姿勢を明確にする為もあり、応援の為だけに来ました。

去年は3万にもなったので、今年は制限をして結果23000人以上が走るという凄いイベントでした。

こんな格好や、



ウルトラマン、マイケルジャクソン、全身タイツなどコスプレを楽しんでる様な人も結構おられ、スタート前からちょっと楽しそう!という雰囲気でした。

ゲストランナーにはワイナイナさん、スターターには巨人の阿部選手なども来られている所を見ても、日本では最大のマラソン大会は間違いないと思います。





スタートはこんな風景、



そして、上から見るとこんな感じで、とても知り合いを発見などできません。



国際通りにある沖縄教育出版さん前で、社員さんが応援されているとの事から、そこに合流しようと行ってみると、何と川畑社長が
こんなお姿で応援してくださっていました。



ウエダ本社の皆さんとまで書いて応援していたのですが、実は社員で走っていたのは一人だけだったんです。。すいません。

国際通りを渡ることができず、全員が通過されるのを待って、川畑社長と合流し、無人の沖縄教育出版さんで、経営の個人レッスン?
を受けました。

ほんの20~30分の話でしたが、私には、ヒントになる事ばかりのご指摘を頂き、これだけで来た甲斐がおおいにありました。


その後、約5時間後の2時頃にゴールに向い、入っていても見つける事ができないので、会場をうろうろして待っていましたが、
見つける事ができず、朝に約束した最終待ち合わせ場所で待っていました。

待つこと1時間半、テラルネッサンスの女性2人が何と、完走のメダルを持って帰ってきました。
その後ボツボツっと帰ってくるメンバーと、そこに電話入れて来た、松本さん、これらが何と皆完走! 恐れ入りました。

殆どが初マラソン、しかも練習も大してしていないというのに、結果一緒に行っていたメンバー9人中7人完走という好成績で終えました。

テラルネの大将は、残念ながら、2人の内の1人に入ってしまってました。



走っていない私は、この件でコメントできる権利はありませんので、ご了承下さい。 

2010年12月4日土曜日

ブロックスさんの試写交流会in京都

今日は、ウエダ本社セミナールームにて、ブロックスさんによる、DO ITの試写交流会がありました。

大阪では以前から行なわれているのですが、ずっと京都でもやって下さいと言い続けてきて漸く実現しました。
定員30名は直ぐに埋まり、大人数で申し込みがあったところには調整して頂いた程、盛況でした。

以前にもこのブログで書きましたが、社員満足や、社会貢献などを追及し、社員の人間的成長を支援する経営スタイルで素晴らしい成績を納めている会社を映像化し、今のムーブメントを作ったのは、正にブロックスさんであり、西川社長であると思います。

そのブロックスさんのDVDを使って、会社を良くしていくには?という事に対して、ワールドカフェという手法を使って討論していくのですが、この手法はなかなか有効で、必ず議論が白熱します。

私は残念ながら、参加者も多かったので、そこには参加しませんでしたが、始まる前に西川さんと話をしていて、納得させられた事がありました。

この西川さんが、もう一つ広められた事があります。
それは、最近又、この手の経営を目指すところで話題の、100キロウォークで、西川さんも昨年完歩されておられます。

その西川さんに言わせると、マラソンに比べて100キロウォークは体は全然しんどくない。
しんどいのは精神ばかりで、それも言い訳、止める理由ばかりを考える自分、これだけ行けば、あの人より長く歩いたから、もういいであろうと、納得してしまう自分との闘いであり、仕事であれ何であれ物事に向かう姿勢そのものが問われ、人生そのものを見出せるとの事
でした。
又、相手より早くとか、蹴落とす様な考えを持つ人はうまく行かず、苦しくても他人の事を考え、元気づけ、感謝できる様な人が、元気さを保つ事ができ、成功する秘訣だという事を学ぶ事ができる。などなど。

結構、含蓄のある納得させられる話でした。

今まで、今年完歩した某H社長から、半分、仕向けられた様なお誘いは受けてきて固辞してきたのですが、ちょっと今日はグラついてやばかったですね。

明後日、那覇マラソンに出るうちの元気娘(社員)も、一緒に西川さんのアドバイスを聞いていましたが、その効果を見てみたいと思います。

私は応援にだけ行って参ります!

2010年12月2日木曜日

賞味期限は必要ですか?

今日も朝からクオリア朝食会でスタートし、3件訪問、来客1件という一日で、相変わらずバタバタした日でした。

最近の朝食会ではメンバーの事業、業界などについてスピーチを行なっているのですが、今日は、マールブランシュで御馴染みのロマンライフさん、俵屋吉富さんという、和菓子、洋菓子の対決!でもないですが、お二人のお話でした。

京都のお土産で何が一番売上が大きいかご存知ですか?

圧倒的にお漬物です。

ところが、生八ツ橋と八ツ橋とを併せるとこれがTOPで、餅類、饅頭と続くようです。

又、日本において和菓子の市場規模は約5000億、洋菓子が4600億と和菓子の方が僅かですが、大きいそうです。

両社とも、自社のポジション、課題、展開など、興味深いお話を聞かせて頂きましたが、話題で盛り上がったのは賞味期限の話。

我らが堀場最高顧問は、何故あんなものを作り手側が決めなければならないのだ、保管する状況も全く違うのに、何故一律の時間で決める事ができるだ、などなど鋭い突っ込みを入れられていました。

これらの問題は、メーカーや業界だけの問題ではなく、消費者、行政、マスコミなどにも大きな問題があると思います。

マールブランシュで今超売れ筋の茶の菓、日本では2週間の期限であるのが、最近、期間限定で売る事になったフランスでは、こちらがいくら言っても販売する側が、こんなものは半年でも食べられるから、それで売ると、言うことを聞いてくれなかったと言われていました。

欧米では、色々な点において自己責任が浸透している表れですが、日本は何でもかんでも過保護にし過ぎていると思います。

こんな事も自分の感度、能力を鈍らせていくだけだと思うのですが。日本人は弱っていくだけなのでしょうか?

好きな人の縁

昨日はある方の還暦のお祝いに参加させて頂きました。

気の置けないメンバーだけでとの事で50名強のパーティーだっただけに終始和やかな雰囲気でした。


市田ひろみさんや、日本画家の森田りえ子さん、造形作家の堀木エリ子さん、凄い方々なのに、大変気さくで、人間的に魅力的で大好きな方々ですが、自分が好きな方が主役の会には、これまた自分が好きな人が集まるもんだなと思いました。

還暦で、親族など以外の方に集まってもらってお祝いをされるというのも、ある意味それまで行なってこられた事に対する、勲章の様なものだと思いましたが、素晴らしい人の縁が繋がり、重なっていって、素晴らしい行動や、実績というものも出来上がっていくものなのだとも感じました。


私は以前から、人に言ってもびっくりされる様な、凄いタイミングで凄い人に会うという運を持っていて、この二ヶ月程の間でも、これまた気味悪い位の繋がり、出会いがあったのです。

こんな縁を大事にしていくと私も十数年後には、赤いチャンチャンコを着て皆にお祝いされる様な日を迎えているのでしょうか?

2010年12月1日水曜日

10'12月ウエダ本社社報

《「スランプよ、有難う」と言える会社に》


女子プロゴルファーの宮里藍さんがJALの広告で、自身の体験を綴った「スランプよ、有難う」という文章が、以前私の周りで話題になっていました。

誰も成しえなかった世界ランク1位に上り詰めた彼女が、スランプがあったから今の活躍があるという内容を、大変深刻な経営状況であるJALの広告で綴っていたことで、その広告のうまさも相まって話題になっていたのですが、ふと、その様に考えられる様になるには、どの様にすれば良いのかと、思いました。

ウエダ本社では、私はかなり以前より、今年が一番底になると思っており、そこに合わせて体質改善を図るべく、新卒採用なども含め色々手を打ってきました。
そして、底であると同時に、ターニングポイントの年であり、この底の時期に意識や考え方を反転できれば、ここからウエダ本社としては、かなり面白い存在に成り得ると思っています。
その反転ができれば、正にウエダ本社にとっても「スランプよ、有難う」になるのです。

そう思って取り組んでいるのですが、ふと、その様に考えられる為には元々の資質が必要なのか、環境がそうさせるのか?或いは、何がしかの教育が必要なのではないか?と思ったのです。

スランプや苦境、そこまでいかなくても、辛い事、怒られる事、誰でも嫌に決まっているのですが、それを「有難う」と思える人なら、どんな事を行なっても、どんな仕事をしていても成功すると思います。

日本では褒めて育てるという“手法”が花盛りですが、私はずっとこれには疑問を持っています。
スポーツの世界でも根性論だけではなく、良いイメージをさせて、或いは良い所を伸ばしてというスタイルが成果を上げるのは当然だと思います。
ただ特に、表面的な事だけを見がちな日本、そして贅沢に、苦労もせず育ってしまった日本人、そこに歪んだ平等意識で、負ける事が可哀相だと言って競争もさせずに、守られて育って来た日本人に、まだその上、褒めて育てるだけでは、うまく行く人も当然いますが、勘違い甚だしい人も多く育ててしまうと思うのです。

「スランプよ、有難う」そんな風に思える人の養成、教育が、これからの日本に一番重要だと思いますし、ウチの会社としては、その様に思える人を育てたいと思います。

そしてどうしても今期で体質改善し、この言葉を皆で言える会社に変革したいと思います。

ウエダ本社がベトナムで

昨日、ベトナム国民経済大学の先生がCSRについてのインタビューに来られました。

その先生はビジネスにおける企業文化、企業の社会的責任およびベトナム企業と日本企業の比較を研究対象にして、半年間に渡り京都大学で研究されておられるのですが、取材先として京都府さんに中小企業でCSRに取り組んでいる会社の問合せをされ、光栄な事に、ウエダ本社を紹介されて来られたのです。


私には、そんなCSR的な取組や、考えをうまく説明する英語力がなかったので、どの様に捉えて頂けたのかは分かりませんが、ベトナムのテキストに事例として載せても良いか?との依頼に、オフコース!(勿論)でした。

先日来、全く海外取引とは無縁な所でも、今や海外を意識していないと駄目なのだ、と思わされるケースにいくつか出くわしましたが、
うちの会社でも思いもよらず、ベトナムでテキストに掲載されるという事なのです。

嬉しくもあり、面白い時代でもありますが、恐ろしい時代です。

スーザンボイルさんしかり、ある日突然、世界で注目される人、店、会社が現れる反面、今まで成功していた所が、ある日突然、全く知らない様な相手に倒されるという事が頻繁に起こってくると思います。

ウエダ本社も、日本では駄目だけど、ベトナムでは価値が理解してもらえた、なんて事も起こりうるかも知れません。

私はパクチーが苦手なので、今から克服しておかないといけないですね(笑)

2010年11月29日月曜日

幕末の読書法

今日も同行で伏見の方に行っておりました。

昼食は黄桜さんの蔵を改築したレストランで食べました。
昨日、龍馬伝も最終回を迎えましたが、やはり観光客も多かったですね。

同行の道すがら、龍馬伝の話などをしていて、物事の見方で思いだした事がありました。

私は普段から、何か事象があると、その裏側などを見たり、特に一方に話が集中していると、その反対を考えたりする癖がありますが、思い出してみるとその切欠は高校生の時に”龍馬がゆく”を読んで、幕末に興味を持った時だったのかも?と思いました。

というのも、興味を持った勢いで、同じ司馬遼太郎さんの"燃えよ剣”という新撰組側から書かれた小説を読み、同じ時代の事を同じ作家が、反対側の立場で書かれている話を読んで、物事の見方のヒントというか、反対から見ると面白いなと感じたのです。

現在も、捻くれて、多くの人と違う方向から見たり、皆が言うとあえて疑ってかかったりする様になったのは、この幕末の小説を読んでの感覚が影響しているのかも知れないと思いました。

幕末については、尚プラスして、”最後の将軍”という司馬遼作品もありますので、読まれていない方は、これも併せて読んで頂くと、それぞれの立場からの幕末を感じる事ができてなかなか面白いと思います。

龍馬伝が終って寂しく思われている方々には、まだ幕末に浸るお薦めの読書法です。

2010年11月26日金曜日

”下らない”話

今日は又、同行の一日でしたが、今日は以前からの販売店さんばかりでした。

と言いつつも、永くお取引頂いているだけで、取組ができていないので、お互いの接点を見出すべく、色々お話させて頂きました。

これだけネット、IT、デジタルの時代であるが故に、値段だけのビジネスと、反対に一社だけでの対応ではなく、何社かで連携していく時代だと思っています。

お話を聞いていると皆さん厳しい中、色々頑張られているなあと思いました。

民間がこれだけ地べたに這いつくばって頑張っているのに、日本の政治は本当に何とかならないもんでしょうか?

大臣や、官房長官がどう言ったとか、それを戦術で利用しないと次の展開ができないという事も分かりますが、中国、ロシアとの領土問題、隣りの韓国で爆撃、立て続けに起こる外交問題は、日本のリーダーシップが欠如し、国力が弱まっている事も大きく起因していると思います。

外交だけでなく、沖縄の問題や、ダムの問題、拉致問題など国内でも問題山積ですが、重要な問題についてどれだけ話されたのか?という事はおおいに疑問で、下らない失言についての方が、与野党ともどれだけ時間を使っているのかと本当に情けない限りです。

そういえば、今日の訪問で伏見にも行っていましたが、”下らない”という語源の一説に伏見、と江戸の関係があります。

天皇が京におられた頃は、伏見で造られたお酒は江戸には”下って”いたのですが、江戸でもお酒が造られる様になり、そのお酒は当然、江戸へは”下らない”わけです。
ところがその江戸のお酒は、粗悪品もあり、それから悪い物を”下らない”物という様になったとの事です。

江戸だけで、いや永田町だけでの”下らない”話を何とか止めてもらえないものでしょうか?

2010年11月25日木曜日

ほぼ日刊かほぼ週刊?

今日も、昨日に引き続き、内田洋行さんの展示会に行っておりました。

展示会と言っても私は、興味のあるセミナーに参加しているのですが、昨日聞いたFMについての話が面白かったですね。

我々の業界でいうFMとはファシリティーマネージャーの事で、ファシリティー(設備、施設)をマネジメントする人という事ですが、面白いと思ったのは、単にファシリティーの事を考えているだけでは駄目で、人の事も考えないといけないとの事であり、それを含めて、最高のパフォーマンスを生み出す事を考えるのがFMの仕事であるという事です。

又、総務は業者であり、その仕事は契約通りに行う事であるが、FMは常に改善を行なうものであり、その為にも、会社の文化の担い手
でないと駄目であるという事でした。

例えば、マイクロソフトと、銀行など金融機関においてのメールルーム(郵便物を仕訳する部屋)の位置づけ、優先度は全く違う筈で、マイクロソフト社では、殆どの重要事項はメールなどデジタルで行なわれているので、そこでのメールルームという設備は、優先度の
低い設備であり、それであれば、そこにはお金をかけない様にして最低限の仕事をできるという様にするのが、この場合のFMの仕事です。

という事なので、会社の文化からその設備などの重要度を考え、会社内のパフォーマンスを最大化するのがFMであるとの事ですが、
そういう意味ではウエダ本社として狙っている事自体が正にFMなのです。

景観問題で、サインも変える必要もあるので、FMのウエダ本社にでもしようかな?

鬼丸さん始め毎回しっかり見て頂いている皆さん、今日もここまでにさせて頂きます。
書かないといけない事はたくさんあるのですが、ちょっとブログに手が回ってませんねぇ。

人見さんじゃないですが、ほぼ日刊、ひょっとしてほぼ週刊にしようかな?

ブログ先送り

今日も朝から来客が一件あり、その後、大阪の内田洋行さんの展示会に行き、6時過ぎに帰社、うちのセミナールームで、尾角さん達が、自殺遺児の問題を考える研究会を行なわれていたので、それに顔を出した後、鬼澤さんが京都入りされていたので、人見さん達と食事に行っており、先程帰宅しました。

最近は、ずっと営業同行をするという事で、私の予定が空いているところは、勝手に予定をいれて良い事になっているので、12月中旬頃まで、全て予定が埋まっております。

という事で、席に座る間もなく、経営者的な仕事が後回しという良くない状況なんですが、それでも、今の時期、ウエダ本社のスタンスや、今後、取引先さんとどの様に連携していくのかを話ししていく事が重要だと思って、取り組んでおります。

内田洋行さんでの話、鬼澤さんや人見さん達との話、色々ありますが、またまた、そんな事で、今日のところは先送りさせて頂きます。

2010年11月19日金曜日

アントレプレナーシップ教育

今日はアジアンアントレナーシップ@kyotoというセミナーに参加してきました。

主催はNPO法人アントレプレナーシップ開発センターさんですが、ここの理事長である原田さんには、京都流議定書イベントでもお世話になっておりました。
それだけの理由ではなく、内容が興味深かかったので、本当は一日出たかったのですが、そうもいかず、2コマだけ聞かせて頂きました。

日米の学生の動向を見てみると、米国では、優秀な人ほど、自分で創業するか、それを目的としてベンチャーに入社するのが一番手で、その次に民間大企業への就職、そして成績でいうと一番良くない人が官僚希望になるそうですが、日本は全く反対の安定志向であり、その原因は、小さい頃からの教育に問題があるのではないかとの事です。
その問題意識から、アントレプレナーシップあふれる人材育成をしようと、原田さんがこの事業を始めて来られたのです。

プロ野球やサッカーなどを目指す道は小さい頃から開かれているのに、経営者になる勉強、具体的には経済学、もっと平たく言うと
お金の勘定は日本の学校では教えていないのです。
高校から大学にかけて、簿記や会計などは学びますが、実践を全く経験せず、独立、開業など、言わばぶっつけ本番で経営を行なっているのです。

確かに考えてみれば、恐ろしい話で、野球などに例えると、本だけで勉強して、卒業後いきなり、硬球で野球するという様なことを日本のビジネス界では平気で行なっているのです。

勿論、お金の事だけではなく、そんな実践的な勉強をしながら、考える力を養っていくのだと思います。

原田さんのお話にありましたが、グローバルエンタープライズチャレンジという、学生達が考えた事業プランを競う世界大会で、今年は日本チームが2位になったそうです。
そこでいつも1位はオーストラリアチームらしいのですが、オーストラリアチームは、次の二つの点で優れているとの事でした。

一つは課題を解決するという事を授業で行なっている事、それだけに、常に考える癖、トレーニングが身についている事と、もう一つは
数値を使って、自分の案を明確に説明する事ができるという事だそうです。

確かに、日本では社会人でも、この二点ともをできる人は、なかなか居ないですね。

そんな話を聞いても、自ら考え、プロジェクト、事業を作っていく様な事は、先日の話じゃないですが、ドンドン外国人で行なうしかなくなってくるかもしれません。

その為にも、原田さん、アントレプレナーシップ開発センターさんには、頑張って欲しいと思います。

2010年11月18日木曜日

元リッツカールトン日本支社長高野さん

今日は京都銀行さんのセミナーで、元リッツカールトン日本社長であった高野さんの講演を聞いてきました。

リッツカールトンはまず、世の中の為に何をするのかを理解しないと、そこで仕事はできない。

自分達が向かう方向が分かっていなければ仕事の第一歩が踏み出せない。

と言われる様に、ビジョン、ミッション、哲学というものをまず始めに大変大事にされています。
企業のビジョンを北極星に例えられて、ニューヨークに居る人も、中国に居る人も、日本に居る人も、皆それぞれその立場から、同じ星を見ている状態であるべきだと。

サービスとホスピタリティーの違いは一人前と一流の違いであり、リッツカールトンのホスピタリティーの定義は、”相手の心に自分の心を添えて相手と対話すること”だそうです。

その為に働く一人一人の思いをどこまでトレーニングできるか?であり、感性を磨かないといけないとの事でした。

他にもたくさんお話があり、全て納得、そうそう、そう言いたかったと思った私でしたが、リッツでは、朝、女性社員が出社した際、髪やピアスや、ちょっとした変化も気づいて、さらっとコメントすることを意識していたというくだりは、マズイと思いました。

実は、昔からこれが苦手で、今でも新人女子社員に駄目出しされているのです。

営業には、”お客さんの少しに変化を何故気づけないんだ”と言っているのですが。。

やはりこれは興味の問題で、仕事には興味があるが、女性には興味がないからでしょうか(笑)
でも、これだと、又、怒られますよね。

最後に、リッツで大切にしていることは、”できない理由を探さない”という事だそうで、それであれば、やるしかないという事です。

私も今後、女性への感性を磨くようにし、できない理由を探しません。

2010年11月17日水曜日

営業は感情移入

私には、自信のある事がいくつかあります。

それは、望んでの事ばかりではなかったですが、厳しい経験をいくつかしてきた事です。

その内の一つに、”営業”があるのですが、世の中には当然、TOPセールスと言われる方々、私なんかよりも凄い会社で凄い成績を上げた方はたくさんおられると思います。

しかし、何に自信を持っているか、以前、<a href='http://kyotostyle.jp/ArchiveSnatcher?archive=3715'>ウエダ再興記</a>で綴った中でもこの頃の事も触れていますが、瀧定という繊維商社の中で、アンチどころか、出入りして欲しくないと思われている先の開拓役をやっていた経験がある事です。

新規開拓、飛び込み営業、色々ありますが、まず、出入りされては困ると思われている所の開拓役を経験をした人は、あまりおられないと思います。

しかし、この時の経験が、一人で独立創業した際や、その後、いくつかの総合商社に向けて、提案して回る厚かましさの源にもなり、未だに、狩猟型営業というものには、自信を持てている要因になっています。

それだけに、今まで、営業について、本などは、殆ど読んだことがありませんでした。

この”営業は感情移入”という本は、仕入先の所長さんが推薦して頂いたのですが、私の思っているところ、しかし、なかなかうまく自社の営業員に伝えられないところが、バッチリ書かれています。

でもこれも、経験なく本で読んでも、身につかないのかもしれませんが、興味ある方は読んでみて下さい。

うちの営業は身につけてもらう様、取り組んでみたいと思います。

2010年11月16日火曜日

事務機のウエダ

今朝は京都市役所に行っておりました。

もう、京都流議定書の来年の相談?という様な良い話ではなく、良くない?話での説明を受けておりました。

五条通りの南北にある、うちのビルが景観条例に引っ掛かかると指摘を受けているのです。

高さは問題ないのですが、ビルの壁に掛かっているサインや看板にある”事務機のウエダ”というものが、広告に当るという事で取り外しを迫られているのです。

条例というものは、後からできるので、しょうがないとも思いますが、北側ビルは30年弱、南ビルなどは40年以上、この地(高倉)にあって、昔は、堀川や、川端辺りからでも”事務機のウエダ”という看板、表示gを見る事ができ、京都の方々にはそのイメージで馴染んで頂いてきました。

そのお陰で、正式名称はウエダ本社という会社であり、実は京都市内には”ウエダ事務機”という会社は存在しないのですが、未だに、ウエダ事務機さん、もしくは、事務機のウエダさんと呼んで頂くケースの方が多いのです。

そこまで社名と一体として認知して頂いている、事務機というものが、商品名だという事で、壁に掲げた文字の取り外しを求められる点、うちの方が数十年も前から、その地区に存在していて、後からできた条例で、杓子定規に高さや面積だけで線引きされて、取り外しという事に対しては、すんなりと、納得できないところもあります。

景観問題や、建物の高さ規制については私は賛成で、京都は長期間に渡って街全体が調和を持つ街にしていくべきだと思っています。

又、法律というものは、杓子定規になるものだとも思いますが、数値だけの判断で、枝はカットしたけれど、森には合わない木が残って、全体では調和が取れない森になってしまったという事にならない様にして欲しいと思います。

2010年11月15日月曜日

英語公用化の理由

英語は社内の公用語にするという事で話題になったのは、U社とR社ではないかと思いますが、そのR社の話を聞く機会がありました。

それを聞いて、なるほどと思った事は、英語公用化は日本人をグローバル化するという事ではなかったのです。

私などは信じられない話なのですが、ベンチャーの雄とでもいうべきR社に入社希望してくる人が、5時に終わりますか?とか、残業は?という質問を平気でしてくるそうなのです。

ベンチャーやIT業界に行く人などは、時間などで仕事を考える人ではないと思っていたのですが、そこまで日本人は、平和ボケになってしまったのかと、嘆かわしくも思いました。

そんな日本人に対して、アジアを始めとした外国人の方が、仕事に対して必死で、貪欲で、ギラギラしており、グローバルで戦っていくには、そういう人材を入れていかないといけない、これが英語公用化のむしろ重要な狙いだという事なのです。

恐ろしいと思いませんか?

やる事もろくにやらないで、権利ばかり主張する様になった日本人は大丈夫なのでしょうか?

大丈夫な筈はないと思います。

何とか日本人の、働き方、仕事観、そして生き方を変えていかないと。

2010年11月12日金曜日

シンガポールの有名店になった牛宝さん

今日は東京から帰りの新幹線で書いています。

先日、久しぶりに牛宝というお店に食事に行きました。

牛宝という店は、高野の近くにあるのですが、高野と言えばラーメン通りと言われる場所で、このお店もその並びにある、一見串焼きの店?と思える、カウンター10席程のお店です。

ところがこのお店は、知る人ぞ知るというよりももっと有名かもしれませんが、そこそこグルメな方は必ず知っておられる店で、満足度の高いお店です。

私はグルメ!と言える様な者ではありませんが、ミシュランなどには疑問を持っており、料金に対してのパフォーマンスで計るべきだと思っています。

これは大尊敬する堀場最高顧問も同じで、以前、最高級の食材を使って、3万も5万も出せば、うまいのは当たり前で、5万円でどうか、5千円でどうか、という視点で見るべきだと仰っていました。

という事においては、牛宝さんは満足度が高いお店です。(ちなみに、ミシュランは見に来たそうです。)

今回、そこにシンガポールから来た夫婦がいました。
それが驚く事に、2週間プライベートで日本に滞在し、東京1週間、大阪3日間、京都4日間という予定で来ているそうです。

ところがその後、牛宝以外にどんな店に行くかを尋ねてびっくりです、なかひがし、イルギオットーネ、よねむら、よしかわ、みしまてい、と訛りながら言ってくれたのです。
えー!!京都人でもなかなか取れない様なお店であったり、各ジャンルの有名店を網羅していたのです。

どうやって取ったのかを聞くと、アメックスで取ったとの事で、なる程、京都に居てもアメックスで取った方が早いかも?と思ったのでした。

それはさておき、何故、この牛宝さんを知っているの?と尋ねて又、びっくり、何とシンガポールでは有名だというのです。

聞くところでは、シンガポールのELLEか何かで紹介されたらしく、以前にもカウンター全員シンガポール人という時もあったそうです。

これを聞いて大変衝撃を受けました。

普段会社で、我々は京都で商売させて頂いているからと言って、京都だけで考えていては駄目だ、世界は繋がっているのだから、世界の流れから発想しないと・・と言っているのですが、そう言いつつ、現状の商売では全く関係ないと思っていた自分が居ました。
しかし、当たり前で世界は繋がっており、言い方は悪いですが、高野の北側という場所で、カウンター10席程の店で、しかもこちらから仕掛けたわけでもないのに、海外で有名になるのです。
その実感を持っていなかった事に反省すると共に、大変衝撃を受けました。

幾ら京都だ、滋賀だと言っていても、常に世界を見ていなくてはいけないのです。

恐ろしくもあり、夢もある時代です。

各会社が、そして各個人がどちらを選ぶかであり、どう思うかだと思います。

動いて、人と会って、話して

東京におります。

何故こんな時間にブログを書いているかというと、これが東京時間?でもないですが、先程までこちらのVIPな方々(と言っても皆年下ですが)とその内の一人の店で食事していました。

東京に来て、こういう方々と会うといつも、日本にもこれだけ階層があるものかと思い知らされます。

そして又、繋がっているので、その周辺には、凄い話がゴロゴロとある感じです。

一緒に居た方の知り合いがたまたまその店に入って来られたのですが、その方が連れておられた人はシルクドゥソレイユ、ゼットのメンバーとの事で、仕事と関係ない、プロジェクトを一緒にやっているとの事でした。

ウエダ本社に来てからは、東京に出る機会もめっきり少なくなりましたが、来る度に、東京は凄いなあと思ってしまいます。

普通に会った知り合いがシルクドゥソレイユのメンバーと一緒に居たりするのですから。
でも面白い事に、その場で初めて会った知り合いの方とも、少し話ししただけで、ちょっと繋がる事があり、次回、ゆっくり話しようとなりました。

やっぱり、動いて、人と会って、話して、そんな事を積極的にやらないといけないですね。

その分、睡眠時間は、短くなりますが。。今から寝ます。

2010年11月11日木曜日

女子シャインの初プロジェクト

今日はウエダ本社のセミナールームで企業力UPセミナーを開催しました。

一応の定員20名をオーバーする方々にお越し頂き、有意義なセミナーになったと思います。

このセミナー、実は女子シャインLabで御馴染みの、うちの新人女子社員が企画し、運営まで全て行なったものでした。

参加して頂いた方々は、多分満足して帰って頂いたのではないかと思います。
ワコール人事部の深沢さんには、ワコールさんの新人教育プログラムなどや人材育成の基本原則などについてもお話頂きました。

我々中小企業には、まず育成のスケジュールや、何を用意すべきかも分からないという現実ですが、自社の例を公開して頂き、お話し頂き、大変参考になりました。

その後、京都流では御馴染みの水谷さんの新人研修に求められる事についてお話頂きました。

私は何度か水谷さんのお話を聞いているのですが、何度聞いていても引き込まれてしまう様な、素晴らしいお話ぶりと内容で、一般的なマナー研修というものとは全く違うものです。

そんなお二人にご協力して頂き、大変濃いセミナーになったと思いますが、その事に加えて、来場者の何人もの方が、しかも大手企業のお忙しい方々が、うちの新人女子社員の頑張りを応援してやろう、”貴女が司会するなら、一番前に座って応援しに行く”とお越し頂いたのだそうです。

女子シャインLabの取材などは行なっていましたが、このセミナーはこの二人に取って、一から自分達で、数ヶ月前から作り上げてきた初めてのプロジェクトでしたので、無事終えてくれて本当に良かったと思います。

お陰で私は、後ろで深沢さん、水谷さんのセミナーを聴衆として楽しませて頂きました。
でも内心は、子供の学芸会や運動会を初めて見る親の心境でしたが(笑)

水谷さん、深沢さん、彼女達を心配して頂いた方々には本当に感謝致します。 有難うございました!

2010年11月10日水曜日

創業300年の金箔屋さん

今朝の朝食会では、堀金箔粉株式会社の堀社長のお話を聞きました。

うちの会社も色々お取引頂いていますが、正式名よりも堀金さんの方が親しみがある、今年で創業300年という老舗企業です。

経営品質、社員満足、感動経営、などなども老舗企業の前では、立つ瀬がないというか、ウエダ本社でも社員が周りの人々に誇れる会社を良い会社としていますが、堀さんの会社は、社員の息子さん、お孫さんが勤められているということでした。
社員さんの二代目、三代目がおられる会社なんて、日本に何軒あるのでしょうか?

それだけ続いてきたのも、昔からお世話になった業者さんを大事にし、値段でコロコロ安いところに変えるという様な事は、厳しく戒められてきたからという事で、こんな会社が増えれば、日本も変わるのにと思います。

仏壇、和装など、金が使われる物がどんどん減少していく中、絶えず新しい商品開発を行なっておられるところは、我々は本当に見習わなくてはいけないと思います。

しかしこれだけの薄さで箔がたたける(表現合ってましたかね?)のは日本だけという事で、2キロの地金で金閣寺を全部覆う事ができるそうです。

ご他聞にもれず職人さんの技術継承が難しいと言われる中、こんな技術ももっと世界に出していくべきだと思いました。

2010年11月9日火曜日

ダライラマ14世語録

先日聞いたお話の一部です。

現代はお互いの相互依存の関係を持ちつつ世界が存在している。
それだけに世界が抱える問題は一国で解決できる問題ではなく、70億人の人々が自分の一部だと考えられる時に、問題解決する事ができる。
全ての人達は自分の体の一部であり、隣人の為というのは、結局は自分の為になる。

愛と慈悲の心を高める⇒自分の心の平和を高める⇒心が平穏であれば、現実を正しく見る事ができる。

隣の人も含めて幸せになる⇒個人個人の内なる心の平和が世界に平和をもたらす⇒心の動機が正しければ、正しいことになると認識する⇒自分の社会の中で、より平和的な雰囲気をかもし出す⇒個々がそうあれば、平和が広がる。

これらの関連性は、順を追って話ししないと伝わらないかもしれませんが、私自身は、大変腹に落ちた納得いく話でした。

正しいこと、よき思いは共通した話なのだと。

今朝の朝礼では早速この辺の話をしましたが、どれだけ社員に伝わっているかと言うと、まだまだ??ですね。
皆が自分の平穏的な雰囲気をかもし出す、という所にはまだまだ精神修行、高いレベルの思いが必要だと思います。

2010年11月8日月曜日

テラルネサンス・鬼丸君三昧

この土日は、鬼丸君三昧でした。

土曜日は、テラルネッサンスの10周年記念イベントが開かれ、うちはいつもの事ながら?現物での協力で、撮影をしていた事もあり、社員何名かと共に招待を頂いて参加してきました。

10周年という事もあり、ウガンダ在住の小川さんとトシャさん、カンボジア在住の江角さんも参加され、現地でのお話も交えて行なわれました。

私は、その後の懇親会にも参加させてもらったのですが、その場は、古くからテラルネッサンスを応援して来た方ばかりであった事もあり、終始なごやかなムードの中、何とお目出度い話が連発でした。

ウガンダ在住の小川さんとトシャさんが、来年結婚するという発表が行なわれると、カンボジア在住の江角さんは、帰国後の17日にカンボジアで結婚するという発表までありました。

そうなると、真打ちの鬼丸君は???という声があがり、彼もそれに答えていましたが、それは私が言うわけにはいきません(笑)

その鬼丸君は、日曜日は何と大阪で、ピースカンファレンス2010というイベントでもパネリストで登壇していました。
と言っても、単なるパネリスト出演ではありません。

基調講演は、第14世ダライラマ法王であり、その後のパネルディスカッションで、ダライラマ法王と同じ板の上で、彼の友人でもある
歌手の一青窈さんらと共にゲスト出演していたのです。

勿論、ダライラマさんのお話を生で聞ける機会などないので、これも参加させて頂きました。

パネルディスカッションでは、法王が長くお話になる中、それぞれのコメントを短く纏めないといけないケースでも端的に、しかし
キラッと光るコメントを確実に話せる、この30歳の青年は、改めてトンでもない人物だと思いました。

法王のお話や、鬼丸君、テラルネッサンスについては、後日又、お話します!

2010年11月6日土曜日

正倉院展を見て思うこと

昨日から引き続いての代理店会で、今日は奈良国立博物館で開かれている正倉院展に行きました。

うちの会社が代理店になっているこのメーカーが、耐震などの展示台、ケースを納めているので、それを見学に行ったのですが、まず平日だというのに、大変な人で、一般入場であれば1時間は並ばないといけない感じでした。

納まっていたものは展示台と言っても、一台、億という単位の物で、反射での写り込みが1%以下というドイツ製の商品で、8~10%という日本製とは一目瞭然で違いました。

勿論、一番の目玉の螺鈿紫檀五絃琵琶  (らでんしたんのごげんびわ)もこのケースに入っておりましたが、不粋な私が見ても、思わず、凄いと声が出る様な素晴らしさでした。

しかし驚いたのは、この盛況ぶりであり、SHOPでも飛ぶように記念グッズが売れていました。


何時から、何から、この様に博物館や美術館が盛り上がる様になったのか分かりませんが、感覚でいうと、この4~5年様変わりしたのではないでしょうか?

実際、この正倉院展では読売新聞が特別協力を行なっていますが、以前は、この手の展覧会は、新聞社も協力で、持ち出しであるのが当たり前だったのが、今では利益が上がっているとの事でした。

考えられる大きな理由の一つは、団塊の世代パワーだと思います。
まだまだ頭も体も元気なリタイヤ層が増え、生涯学習や、趣味に費やされる様になったのだと思います。

良い事ではありますが、日本の産業界にとって、これだけの知恵、力を余らせるという事は、大変勿体ない様に思うのですが。

2010年11月5日金曜日

やはり大転換期

今日は朝から、クオリア研究会の朝食会に出席。

順番で回しているメンバーの発表は、服部織物の服部さんと、ヒトミの人見さんでした。
服部さんは、1788年創業という西陣の帯屋さん、ヒトミさんは住設機器、管工機材の商社ですが、相手は建設業界で、両社とも言わば
構造的な不況業種のお話でした。

和装業界はピーク時に2兆円と言われた市場が、今では3800億円だそうです。
建築業界も市場は縮小しているのに、業者の数は変わらず、ダンピング競争がはびこり、立場的優位性を利用した、悪い商習慣も当たり前となっているそうです。

両業界に共通して、なる程と思ったのは、不況業種では市場在庫というものが過剰であり、それがある限り良くならないという事でした。
和装では、タンス在庫が40兆円とも言われているらしく、新しく買える余地がないという状況だそうです。

しかし当然、この二社さんなどは、決して悲観することなく、だからこそ、やっていける余地があると、他社さんの事なので、詳しくは書きませんが、そう見込まれているようでした。

翻ってウエダ本社も、建設関係のウエイトも高く、というか高かったのですが、ご他聞に漏れず、激減してきております。
しかし、それこそ和装業界の事を思えば、何てことない話だし、まして先日もある社長が言われていましたが、京都で悪いなどと言っていたらどうしようもない、地方なんて本当に疲弊しているのだから。と仰っていましたが、その通りだと思います。

ましてや、我々の会社では、やれる事はたくさんあるのですから。

午後からは、ある仕入先メーカーの代理店会があり出席しました。
そのメーカーさんは、9月が決算なのですが、増収増益だった様であり、ここでの展開も我々には大きなヒントがありました。
これについては自社の事ですが、まだまだ感じただけのレベルなので、これもここでは控えさせて頂きます。(スイマセン)

ただやはり言える事は、全ての業種で今までとは違う動き、流れが出てきているので、どんな不況業種でもチャンスは出てきていると思いますね。

私も評論家にならない様に、具体化目指して頑張ります。

2010年11月3日水曜日

ダイイチ&ウエダ本社のライバル関係

昨日は、ちょこちょこ話しには出てくるダイイチさんと、ボーリング大会を行いました。

ダイイチの熊谷社長とは色々な意味?でライバルとお互い言っておりますが、かなり以前から会社の突っ込んだ内容の話を話し合ったり、経営品質の勉強を数名の社員参加で行なったり、お互いの朝礼に社員が出たり、会社としても交流はしておりました。
そして何よりもの共通項でありライバルであるのが、良い会社にしていこうという思いのレベル、これは社長同士もそうですし、社員の思い、成長ぶりも同じ様に進んでいるところです。

我々社長は、色々な会合で、他の社長さんとお話する機会が多々あり、それが実は一番役に立っていたりするのです。
私はお酒が飲めないので、この点は、うちの社員はないですが、”うちの社長は、仕事放ったらかしで、会合など飲みにばっかり行っていて困る”という様なこともよく聞きます。

しかし殆どの社長(全部とは言いません)は会社を良くしたいと日々悩んでいて、この思いはやはり社長でしか分からない事もあり、
それが他社の社長の話などから、大変勉強になっているのです。

社長ほどではないにしろ、そんな機会を社員さんにも作るべきだという事、そして会社を良くしていく為にも、レクレーション的な事を行なっていこうという事を併せて考え、今回の交流ボーリング大会となったのです。

ボーリングの成績は残念ながらウエダ本社は完敗でしたが、皆本当に楽しそうにしてくれていたので、結果は大成功だったと思います。

楽しくなかったという人が居たら、懇親会の居酒屋で、他のお客さんにも注目されながら、負けた罰として綺麗な?女装姿にさせられた私は何だったんだ!となりますので、腹いせに私をそんな趣味に走らせない為にも、無理からでも楽しかったと思ってもらいたいと思います。
(京都スタンダードを追求するという京都流の品位にはそぐいませんので、残念ながらここでは写真はを公開できません)

という事で、社員全員でダイイチさんとお近づきになれたと思いますので、今後は全社レベルでお互い良い会社を目指すライバル関係として意識し、成長していきたいと思います。

最後に、幹事を行なってくれたダイイチさんの健康スポーツ委員の皆さんと、ウエダ本社の朝礼委員会の皆、色々準備をしてくれて本当に有難うございました。

今後は、こんなノリで付き合える会社をドンドン増やしていきますよ!

2010年11月2日火曜日

下りのエスカレーター

今日も営業と同行しておりました。

ある不動産管理を中心とした会社の社長さんと面談しましたが、その事業を拡大されて来られた社長らしく、切れ味抜群、明快なお話で大変刺激を受けました。

これまで成功されて来られて、今後の展開も聞いたところ、3点に絞って展開すると、これまた明快の回答で、しかもそれぞれ具体的に考えておられました。

”社員にも常々言ってるんや、商売なんてものは、下りのエスカレーターに逆行で上がっていく様なもんや”、”じっとしてれば、ドンドン下っていくので、必死に登っていかなあかん”
又、”サービスとはスピードや”など、うちの会社でも課題となっている様な話しをビシビシと話て頂きました。

そして、今後高齢化社会になるにつれ、街中のマンションのニーズが増えるので良いですね!と私の投げかけにも、お金持っているリタイヤ層はそういう選択が取れるけど、皆ができるわけではない。
それも常々社員さんには、”働ける間に精一杯頑張った人が、豊かな老後を過ごせるんや、働ける間に、文句言ってたり、理由ばかり求めて、ちんたらやっている奴は年取ってから、可哀相な老後を迎えなあかん。どっちが良いのや?”と言われているそうです。

営業と同行しておりましたが、思わず私は、”うちの営業会議で話してもらえませんかね?”と言ってしまいました(笑)

でもホント、その通りなんですけどね。
多くのサラリーマンは、このポイントがなかなか理解できないのです。

しかし、これも考えれば、殆どの人ができないので、そう考えるだけで、簡単に仕事で上位の人になれるのですが。

2010年11月1日月曜日

10'11月ウエダ本社社報

                                             《全員で勝ち取る下半期へ》

2003年に新しい形で、ウエダ本社を再スタートして以来、最悪の上半期が終了しました。

今年初めから厳しい年を予想し、今期はウエダ本社にとって、一番底の年になると言っておりましたが、残念ながらその予想を裏切ることなく、業績はその通りに推移しています。

しかし、業績自体については、想定していた事もあり、大きな問題ではないと思っています。
それよりも問題なのは、ターニングポイントの年であり、底の年になるから、ここで思い切り体質改善を図らないといけないという点について、まだまだ、皆が本気になっていないところであり、皆を巻き込んでいけていないという事です。

何人かは、ウエダ本社で唱えている理念と、何故、それを目指すのか?という点について、本質的な所を理解してくれる様になってきたと思います。
ただ、それが数字という実績に直ぐ結びつくものでないだけに、理解できていない人達は、余計に半信半疑になったり、又、理解し出している人達との間にギャップが生まれたり、それぞれ自分の立場での感情から、疑心暗鬼になったりする面もあると思います。

現在の成績は昨日(過去)の姿であり、今日の行動の成果は明日(未来)にしか出て来ないのです。
未来の動きを行なって、過去の動きの結果である現在の成績が上がらないからと言って、過去の動きに戻っていては、いつまで経っても目指すべき未来へ進んで行きません。

現在の成績が悪いからこそ、未来の姿を全員で共有し、皆で自分の役割を認識し、現在の動きを決めていかなくてはいけないのです。

成人して以降の人生において、起きている間の殆どの時間を費やす職場環境をイキイキさせる事、その事によって、働く人々を元気にし、お取引頂く会社を元気にしていく事、それが我々ウエダ本社のミッションであり、最大の社会貢献であり、それができると、無くてならない大きな存在になると思います。

この下半期は、皆しっかり顔を上げ、自分のそれぞれのポジションからゴールを確認し、ロスタイムに入ったつもりで、全員で1点を勝ち取ることを目指したいと思います。

2010年10月31日日曜日

溝畑観光庁長官

先日、商工会議所のセミナーで溝畑観光庁長官がお越しになり、その後、食事会でご一緒させて頂きました。

ご存知の方も多いと思いますが、長官になられる前は、大分トリニータ社長であった方です。

色々な番組で取り上げられていたのも知っていたのですが、私は見た事がなく、溝畑さんの背景や、球団創設の経緯も全然知りませんでした。

東大卒では入る人が少ない自治省に、先輩との出会いから入省され、大分県に出向されたところから、大分を何とかしたいとの思いを抱き、イタリアで開かれていたワールドカップで、小さな町でも皆がおらが村として誇りを持っている姿を見て、ワールドカップの誘致に動き、日本開催では見事それを達成し、その後プロサッカーの球団設立、社長就任という経緯で来られた方です。

その間、全て大反対、大バッシングを浴びせられながら、地方を元気にする為に、官僚のポストも、それまでの貯金も、役人の退職金も全て投げ打ち、大分の為に賭けられたのです。

懸命に誘致に動かれ、ようやく実現した初めての試合は、何と観客は3人、当然又、大バッシングされたとの事ですが、その後見事にJ1にまで上がるチームを作られましたが、昨年J2に落ち、その責任を取り退任、その時点で職無し、財産無しでの賃貸生活に転落となったのですが、そこに、それまでの熱意と行動力を見られていた前原国交大臣(当時)から、観光庁長官を依頼されたという本当に波乱万丈の経緯なのです。

そのご本人は、実際会うと、バイタリティー、熱い思いの塊という方でした。
反対意見や、バッシング、失敗を恐れていては何もできないし、本当に良くする事などできない。そんな強い信念を感じました。

こんな人がおられると思うと日本もまだまだ何とかなると期待を持てますね。

あれだけ思い切って動いて行かれると、反発や、問題もあると思いますが、国民はまず、この様な私利がなく、国の為に動かれる人を
絶対に応援すべきだと思います。

反対がない意見や、皆から良い様に思われる事を優先させる人が、これからの日本や、世界、もっといえば地球を良くする事ができる筈がないと思います。

やはり、何かを行なう人を見る際には、表面上の事ではなく、その人がどんな立場で、何の為にそういう事を行なうのか?をよーく見るべきで、やはり”動機善なりや私心なかりしか”で見てるべきだと思いますね。

2010年10月29日金曜日

田中優さんの完璧なお話

先日、テラルネッサンスのスタッフ向けの研修が、ウエダ本社セミナールームでありました。
御馴染みの鬼丸さんから、会場を貸して欲しいとの依頼があり、協力させて頂きました。

テラルネッサンスさんの事ですから、勿論OKなのですが、気を使って頂き、大変有益な研修なので、良ければ参加下さいとの事で、私含めウエダ本社のメンバーも9名が参加させて頂きました。

未来バンク事業組合理事長、ap bank 監事などを務められている、田中優さんのお話でしたが、これが完璧なものでした。
私もたくさん素晴らしい講演、セミナーを聞き、凄い方々にもたくさんお目にかかってきましたが、これだけバランスを持った話という事においては、今までで最高のお話でした。

何が凄いか?田中さんのお話を聞くと、世界の問題、地球の問題は、繋がっているという事がよく分かり、その問題を見つけられると、解決の為にその原因を洗い出し、対策を講じるという事で活動されています。
しかも、解決するのに気が遠くなる様な大きな問題に対しても、その解決策を見つけ、その方向に向かわせる為の説得材料も、具体的な事例や数字も交えながら分かりやすく説明されるのです。

環境問題、紛争、貧困という世界の大問題についても、石油をベースにした経済から脱却する事であり、だからこそ自然エネルギーに変える事が重要なのだという事であり、環境を守る為に環境の問題だけを考えていては、問題解決できないのだという事がよく理解できました。

小さい視点で正しいことを行なっていても、全体で見てみると間違ったものになるという合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)という事が起こるのです。

という事はどんな問題も、地球から、もっと言えば宇宙から考えないといけないのかも知れません。

やっぱりウエダ本社の社是通り、”宇宙を思え人愛せ”の精神です。

2010年10月28日木曜日

日本のオフィスの現状

今日はマイドーム大阪で開かれていたエコオフィスの展示会で,オフィス環境の未来と今後の展開という講演を聞いてきました。

主にはオフィスにおける照明についての話でしたが、環境の観点から良いとされているLED照明が、今のレベルではスペクトルの悪いものも多く、体に悪かったり、生産性が悪くなったりするという事でした。

面白い話なのは、天候や温度や体調などで、照度や輝度が同じで良い筈がないのに、日本のオフィスは、常に同じ状態であるという事であり、正にウエダ本社として、考えている所のお話でした。

セキュリティー問題でも、環境問題にしても、その一面から見るのではなく、常にそれを使用する”人”の事を考える視点が重要であり、
幾ら完璧な設備でも”人”の扱い方で、良くも悪くもなり、地球環境に良いものでも、そこで働く人に悪影響であれば、本末転倒な
話なのです。

そこを考え、トータルで、その企業にとって良いパフォーマンスを上げていける様、考えていかなくてはなりません。

そこがウエダ本社の生きる道なのですが、そんな考えで日本のオフィスを変革していかないといけないと思います。

2010年10月27日水曜日

凡事徹底しなければ

今日はまたまた恵まれた事がありました。

川畑社長がまた、うちの会社の朝礼に参加頂いたのです。
それも昼から神戸で講演される予定である中、その朝にわざわざお越し頂いたのです。

最近も、この手の凄い話が続いているのですが、それは又,関連した話の中で触れるとして、ウエダ本社の社員は、これらがどれだけ凄い事が?という点について、多くは認識できていないと思いますので、私としては、ここの指導をしっかりしなくてはいけないと思っています。

川畑社長は、知り合いレベルで頼まれた講演は受けられるのですが、基本的には、講演は受けられない方であり、最近は特に、カンブリア宮殿など色々なテレビの出演依頼があるそうですが、全て断られておられる様な、直接お話聞けるなんてトンでもない方なのです。

人間は不完全だから素晴らしい。だから成長する。それだからこそ努力しなければならないし、やる気が一番の資産である。

その為にも組織は皆がイキイキとしたものにしなければならないし、各個人においても自分のシナリオは書き換えられる。
自分の理念に世の為、人の為という言葉が入っているか?など、熱いお話を朝からみっちりして頂きました。

そのイキイキとした職場作りを行なうウエダ本社の社員、こんな凄い方に直接語りかけて頂いている社員は、感度を磨かなければいけないというお話もして頂いている中、どれだけ感じてくれたでしょうか?

或いは、給料は自分が決めているというお話もありましたが、自分が変わらないと、自ら取りに行かないといけないというお話を聞いて、自らこのチャンスを掴み取ろうとしていたでしょうか?

聞き方、反応を見ていると、まだまだ”残念な人”が居ますねぇ。

残念な人の思考法など、”残念な人”という題名の本がありますが、何故掴み取ろうとしないのか、誰もができるという話なのに、何故、”そうだ!”と感じないのかとホントに残念に思います。

しかし、人の繋がりを大事にしていく価値観を重んじるウエダ本社としては、皆がこんな話には目を輝かせて、全て吸収しようとなる様、凡事徹底していきたいと思います。

2010年10月26日火曜日

悩み?言い訳?

基本的に平日は毎日書いて来ているのですが、ちょっと危機になってます。

最近特に、良いお話を聞いたりして、情報量が増えており、書きたい事、アウトプットしたい事はたくさん有りすぎるのですが、それに対して、会社にも居れず、帰るのも遅いので、大ピンチなんです。

そんな事を書いている間に、少しでも書けば?という声も聞こえてきそうですが、そういう所は、真面目なところがあって、順番に書きたいし、でも時間ないし、書くならしっかり書きたいし、という感じで、困っているという事で、今日はただ単に延ばしただけのブログでした。

何故、この時間にこれだけ書いているか?ですが、この時間から又、出ていかなくてはならないんです。

という事で、すいません!

2010年10月24日日曜日

新たな中国との取り組み方

今回の中国視察で私が一番衝撃を受けたのは、寧波で訪れた杉杉集団(シャンシャングループ)でした。



20年程前、小さな縫製工場でスタートしたのが、今や91社からなる複合集団であり、レノマは全世界の生産と中国での販売を行なって
いるそうですが、ブランド売上高は中国で1位となり、連結売上高1000億円のグループです。



衝撃を受けたのは、その急成長ぶりは勿論ですが、その事よりも、展開と戦略と現状についてでした。
縫製工場からスタートし、今では各国のブランドと提携し、その生産と販売を行なうスタイルを行なっているのですが、あるイタリアメンズブランドの話を聞くと、そのブランドは現状ヨーロッパと中国でしか販売していないとの事でした。

衝撃のまず一つは、高級なブランドが日本ではなく、中国で先行販売されているという事実です。
又、元々繊維商社出身の私ですので、その縫製工場にも驚きました。



高級だからできると言えばそうなのですが、私が知っている縫製工場のスタイルではなく、半製品状態のものもハンガーに掛けて
作業するラインとなっており、これには驚きました。

そして何よりも衝撃的な話は、今年日本との取引は残念ながら、セロになるだろうとの事でした。
大手紳士服チェーンや、若い女性に人気のブランドを多数保有する会社と行なってきた取引も無くなってしまうと。
なぜか、それは日本とは値段が合わないからというのです。

日本の様に、安く作れという相手とは商売できない、ビジネスとして合わないという事なのです。

そんな話を、創業者であり、NO2の鄭氏(右端)が熱っぽく語って頂きました。



この様な視察などでの会談にも何度も出席させて頂いていますが、だいたいは形式的な感じですが、TOP自らが現況を説明して頂き、
まさにTOPセールスという感じでした。

その後、最上階につくられた常設の懇親会場で、これも自社で用意している寧波料理を頂きました。



もはや、安い労働力を求めて中国に来ていた時代は完全に終った、いや既に終っている、それをまざまざと感じた今回の視察であり、日本は値段が合わないと中国から言われる時代に入った中で、中国との取組方を考えていかないといけないと思いました。

2010年10月23日土曜日

万博風景

ホントは書きたいこともあるのですが、あまりにバタバタしていて、文章も纏められないので、万博写真でお茶を濁させてもらいます。
これが、日本館です。



これは、京都ウィーク開幕日の夜に懇親会が開かれたレストランから会場を写したものです。
ここにある川の対岸も万博会場で、これを渡るのがまた、トンでもなく並ばないといけないので、向こうへ行ったらもう戻る事は諦めないといけません。



そしてこれが一番人気の中国館です。



優先入場させてもらったのですが、それでも入るのに二時間かかり、見るのに一時間でトータル三時間かかりました。

これは中国館内部。
巨大スクリーンで、描かれている人物達が動いているのです。



これは、中国館から出て行く際のエスカレーターからの写真。
下に写っている人達は、既にゲート内に入っているのですが、入り口に上がるエレベーターを待っている人々。
入り口までに三度行列があり、そんなこんなで二時間かかるわけです。 



万博全体でのお客さんは殆どが中国人で、日本人も不思議なくらい殆ど見かけませんでした。

しかし優先させてもらっても二時間待つのですが、普通だと六時間~八時間も並ぶそうです。
何日かけてでも全パビリオンを見た人など、7000万人の内、何人いるのでしょうか?

2010年10月22日金曜日

中国人デモ

丁度、上海に行っている際に、中国で反日のデモがありましたが、向こうにいると全くそんな雰囲気はありませんでした。

向こうで会った中国人にその件を聞くと、知ってはいましたが、別に日本で騒いでいる様な感じではなく、至って冷静な感じでした。

想像ですが、中国人は政府が何かの思惑などで、意図的に行っている事なので、実際は大きな問題にならないとでも思っている様な感じがしました。

領土問題をここで論じる気はありませんが、言えることは、日本国内に居て、見たり聞いたりする世界と、海外に出て、そこで見たり聞いたりする世界は全く違うという事です。

特によく言われる話ですが、日本のマスコミは事実ではなく、自分達が言いたい通りに帰結するという性質があるので、海外情報については、より注意する必要があると思います。

現実的に日本は、中国を抜きにして成り立つわけはありませんし、今回も又新たに中国の大きな変化(進化)を見せ付けられました。

政治の世界では、はっきり言って残念ながら、日本が国際舞台でリードできることはないと思います。

それだけに、我々はしっかり外から見える日本というものを知っていかなければならないと、この問題を見ても感じました。

2010年10月21日木曜日

京都ウィーク

今日上海から戻りました。

まず初めに、上海だよりとして入れていた万博入場者は結局その日は106万人とかで、最高の人出でした。

この日は到着後直ぐ、万博会場に入り、日本館で優先入場させて頂いて見学した後、この日から始まる京都ウィーク開始の式典に参加しました。



私は商工会議所のメンバーで参加したのですが、京都府は、この時期に合わせて、マッチング事業や、上海でのビジネス窓口のオープンなどもあり、知事はじめ一団が来られていたり、京都市もこの事業には力が入っていた様で、門川市長は、この式典出席の為、日帰りで来られていました。

そんな事もあり、こんな3ショットも見れました。



上海で、知事、市長、会頭が揃われるというのも、凄い話ですね。

2010年10月20日水曜日

明日帰国します。

明日(実際は今日)帰国します。

こちらは、特に上海だからかも知れませんが、日本で報道されている様なデモは勿論、そんな雰囲気も全くありません。

今日は上海からバスで三時間半かけて、寧波というところに行って来ました。

昨年、それこそ今回デモが起こった成都など内陸部に行き、今回寧波を見て、中国に対する考えが全く変わりました。
もう中国を安く生産する基地として捉える時代は終ったと言えると思います。
厳密に言えば、終ったというよりも、その様に捉えていては、中国では展開できないということです。

またそんな中国レポートは帰国後に書きます!

2010年10月17日日曜日

上海万博だより

上海におります。

昨日から京都ウィークというものが始まり、その式典に出席しました。
山田知事、門川市長も出席の下、京都府、京都市の幹部の方もたくさん出席されておられました。

しかし、昨日は最高の人手で90万人以上が来場したそうです。

目標の7000万人にも届くのか、届かせるのでしょうね。

2010年10月15日金曜日

NOの選択肢を無くすと

今日は、朝からずっと出っ放しで、先程帰宅しました。

実は、明日から出張なので、今日は忙しかったのですが、そこに今朝、ある方から京都なので寄って良いか?とのメールを頂きました。
私からすると大尊敬している方であり、大変お世話になっている方ですので、光栄なお話で、勿論どうぞでした。

午前中からお昼までご一緒した後、今から大阪なんだけど、面白い人と会うので、一緒に来ないか?と言われました。
明日からの私の予定もご存知でしたので、無理はしなくて良いが?との事でしたが、こういう場合、私が心がけているのは、即座にYESという事です。(NOの選択肢を持たない事です)

このポイントは、うちの社員や、少なくとも私よりも若い人には是非、持って欲しいと思います。
今の若い人(このフレーズを言うのは嫌で、いつの時代もあったフレーズですが、でもあえて言います)は、こういう場合も自分の都合を考え、無理だとか、ちょっと考えさせて下さい、とかと言う人が多いと思います。

私はまだまだとても成功しているとは言えませんが、それでも、こういうポイントで、後先を考えるとキツイな~と思える局面でも、NOという選択肢を持たない事で、どれだけ好転してきたかという経験があるのです。

当然全部に対してではありませんが、尊敬していたり、信用している方からお誘いを受けた際の対応が、大きく自分の運や縁、チャンス
に大きく影響すると思うのです。

実際今日も、状況でいうと厳しいのですが、即座のYESで付いて行って本当に良かったですし、良い出会いがあり、色々面白い繋がりになってくるのです。

内容については、またボチボチお話していきますが、そんな事で今日は、今から仕事&準備しますので、この辺にさせて頂きます。

2010年10月14日木曜日

仕事って尊いものなのです。

先週からブログでも数回にわけて書き、朝礼でもずっと、日本を元気にするセミナーについて話してきました。

折角有意義なセミナーに参加させてもらったので、これを組織として血肉化しないと勿体ないという事と、少しでも多くの人に伝えるべきだと思う事からという事もありますが、私自身がこのセミナーで得た事は大きく、それを整理する為にという事もあります。

今回のセミナーでは、講演、パネルディスカッションなどで気づき以外にも、色々勉強になり、又、その事によって意志を固められた事がありました。

主催されていたブロックスさんは、今回が11回目のセミナーだった様ですが、今回が一番良かったとの声が上がっておりました。
その一番良かった今回は、最も社員さん達に権限委譲し、社員さん達が自主的に作っていかれた部分が多かったものだった様です。

それだけにブロックスの社員さん達の達成感が素晴らしかったですし、この事で、一気に成長されるだろうなと想像できました。

そして私が感服したのは、社員を思い、地域社会に貢献しようとしている素晴らしい会社の存在を世に広め、その事によって日本を良くしていこうとされたブロックスさんの思い、活動が、立派に認められ、着実に日本全国に広まっていっているという事でした。
そんな思いからスタートされて、立派にビジネスにもなっていっているのだと。

今朝も朝礼で話したのですが、我々の仕事は何か?オフィス、職場をイキイキとしたものにする事なのです。
とすると、我々などは、まともに本業に関わる事なので、ブロックスさんでも、沖縄教育出版さんでも、ヨリタ歯科さんでもバグジーさんでもなく、我々こそが、メインビジネスにおいて、人々がイキイキと働く社会を作っていき、拡げていかなくてはならないのだと確信したのでした。

しかしその原点は、本当は人間にとって働くって、とても尊い事だという事なんです。
イキイキとした職場、企業を作ろうとシャカリキになって言っていて、まだまだうちの社員でも、腹からそう思えている人は少ないと思いますが、沖縄教育出版の上原さんから、働く事、働ける事って、その事自体が本当はキラキラしたものなんだと気づかされました。

これで先日行ったセミナーのブログは終わりますが、このセミナーで使用されたDVDや、そのセミナー自体のDVDも注文しましたので、
又、それが来た頃には、改めてそれを使って社員研修を行ないたいと思います。

そう考えると、ブロックスさんのビジネスモデルに、まんまとハマッてるんじゃないでしょうか?
なかなか良いビジネスですねえ~。。

2010年10月13日水曜日

素晴らしい会社から学ぶウエダ本社のミッション

日本を元気にするセミナー、第二部は、ヨリタ歯科さん、バグジーさん、沖縄教育出版さん勢ぞろいでのパネルディスカッションがあり、
その後はまたそれぞれでの分科会がありました。

どれか選ばなくてはいけないという勿体ない話でしたが、私はこれまた尊敬する鬼澤慎人さんがコーディネーターをされた沖縄教育出版さんの分科会に参加しました。

たくさんの気づきや、やるべき事があり過ぎて、とても書ききれませが、全体的な考え方で、肝に銘じなければと思った事は、”後輩の入って来ない会社に未来はない””社会貢献云々を言っていても、地域への一番の貢献は雇用を継続する事”とのお話でした。

正直これから始まる再来年の新卒採用は正直どうしよう?と考えていたのですが、このお話を聞いて厳しくても継続していかなくてはと思いました。

又、”全員が知識労働者になる”という事で、全員に一人一情報というものを出させる様にされているのですが、社員さんに考える事を求められているのです。

そして、日本一長い朝礼、楽しい朝礼で有名な沖縄教育出版さんですが、楽しそうなところだけではなく、目指されているのは、”12ヶ月の仕事を10ヶ月で行なって、14ヶ月の成果を上げる”という事だそうです。

昨年の夏でも13連休、普段も家族の行事などは優先すべきと徹底されています。
それは、その瞬間は、一度しかないから。。

私も実は一番目指しているのは、こういうライフ(ワーク)スタイルです。

今日本で論議されているワークライフバランスは、日本にとって大変危険だと思っています。

仕事を生きる為に尊いものとして考え、イキイキと、そして結果を求められるプロとして厳しく追求し、プライベートも充実させるという事が目指すべきライフ(ワーク)スタイルだと思いますし、人生を最も有意義に過ごせる道ではないかと思います。

オフィスを彩る我々は、これらの素晴らしい会社以上に、その使命感をもって取り組んでいきたいと思います。

命が輝く生き方

日本を元気にするセミナー第一部の最後は沖縄教育出版さんです。

Doitの新作で、現在制作中の沖縄教育出版さんの第二段DVDを見て、その主演?でもある上原さんと、これまたしっかりとした
女性の長嶺さん、そして御馴染みの川畑社長がご登壇されました。

”命が喜ぶ生き方をしなければならない・・・生命がどう輝くか?上原さんが示してくれている”という川畑社長のお話からスタートしました。

という上原さんは、知的障害を持っておられるのです。

川畑社長は大変尊敬する素晴らしい経営者ですが、その中でも私が最も尊敬している点は、人の多様性を認めておられ、その最たる例がこの障害者雇用だと思います。
全国平均1万3千円、沖縄では5千円という障害者の月給の中、上原さんは14万円強の月給だそうで、しっかり納税者に回られているのです。

障害を持った方に働く場を作るという事だけでも尊いのに、川畑社長は障害を持たれているから、安い賃金でという事に抵抗を持たれているのです。
心身の障害を持っていても労働の障害ではないと。

そして本当に、沖縄教育出版が良い会社になっていっているのは、社員の方々の成長があるからですが、それは障害を持った社員さん達のお陰だとも仰っておられます。

上原さんは毎朝5時に起きて、5時50分には出社して掃除や準備をされるのです。(始業は9時からです)
そして何より驚くのは、入社までABCすら読めなかったのが、今ではパソコンがブラインドタッチで打てる様になられているという事です。

彼らには三日坊主という体内時計はなく、目の前の事を一生懸命に行なうのです。と、川畑社長。

多くの日本人が、働くことを食べる為や、イヤイヤ行なっていたり、夢ややりたい事がないと、ただ、無意味な時間を過ごしている中、
上原さんの発言からは、生きる事、働く事、働ける事の尊さが伝わってきて、ビジネスセミナーなのに涙がボロボロ出てきました。

決して同情などで泣けるのではなく、同情どころか曇った自分にハッとしてしまうとでもいうのでしょうか、魂が揺さぶられる心境で、
胸が詰まりました。

そして沖縄教育出版さんが素晴らしい組織である事をまざまざと見せ付けられたのは、それだけではありません。

ある方が健常者である長嶺さんに、毎年、新たに障害を持った方が入って来られる中、時には難しい方も入って来られると思うのですが、どうされているのですか?と質問された際の答えが又、とんでもないのです。

それは"自分が試されていると思って、その難しい障害者の方と向き合います”と。これが経営陣でもない、ごくごく一般の社員さんなのです。

こんな人達を生み出す土壌づくり、人づくりを行なってこられた川畑社長には、改めてただ感服致しました。

2010年10月9日土曜日

ジョクジャカルタ特別区ハメンクブウォノ10世

東京から帰っての二日間は、得意先同行、来客、そして夜は会合と、殆ど席に居る時間がなく、動いておりました。

得意先同行も、以前から営業に声がけし、各自でアポイントを取る様に言っているのですが、直ぐ動く人、動かない人、うまく活用する人、その意味が分からない人、様々です。

業績が厳しいのは我々レベルでは不況が原因など、おこがましい話で、我々の考えは伝えられているのか?
我々の考えている事と行っている先が合っているのか?
お客様が望まれている事を聞けているのか?応えられているのか?など、そんな事ができていなかったり、合っていなかったりするだけなのです。

と言ってもそれが一番ポイントであり、それを合わせるのが商売だと思いますので、ブレの修正を図る為の同行なのです。

それが最近出れていなかったのですが、少し回ってみても、やはり定期的に行なうべきだと思いました。

夜は二日ともハイアットさんで会合。
特に昨日は、インドネシアのジョクジャカルタ特別区のハメンクブウォノ10世を迎えての講演会というものが、京都府と京都経済同友会の共催であり、私はその司会を仰せつかっておりました。
インドネシアは1949年に共和国として独立後でも現役の王が存在し、王宮が機能しているのですが、それがジョクジャカルタ特別州であり、その王が、このハメンクブウォノ10世という方でした。

そんな大そうな会の司会で、粛々と進めたかったのですが、段取り通りでないことだらけで、ちょっと焦りました。

まあでも、王族の方の講演の司会など、滅多にできない経験をさせて頂いた週末でした。

バグジーさんから学ぶ、ど真剣さ

日本を元気にするセミナーの二番目は、御馴染みバグジー久保社長です。

いつも素晴らしいお話をされますが、今回は、ハッキリ言って、本物を思い知らされた感があります。

まず初っ端から、業績は影、業績は人が育った後からついてくるものである。とのお話で、いきなり頭を殴られた感じで始まりました。

そうなんですよね、太陽である目指す方向に向かっていった後ろにしか影はできないんですが、往々にして影を追いかけようとするのです。
そうではなくて、人を育てる事に最大注力しなければならないのです。

それは分かっていたつもりですし、私もその事については、真剣に社員の事を考えて、取り組んでいるつもりでした。
しかし、それが社員の腹になかなか落ちないと思っていました。

でも、それは久保さんの話を聞いて、私のやっている事など上っ面の事で、久保さんからすると、本物ではない事がよく分かりました。

うちの会社でも、社員の奥さんの誕生日には、毎年、ウエダ本社オリジナルメニューをホテルやレストランで作ってもらって、そのお食事券にメッセージカードを付けて送っています。
ほんの5行ほどのコメントです。

久保さんはそれを、辞めた社員も含め、手書きで毎年書いているので、今では260人分にもなり、それを送り続けておられるそうです。
だから、”社員の誕生日なんて覚えていて当たり前でしょ?そんな事も気にかけていない経営者に社員は付いて来るでしょうか?”
とサラッと言われてしまいます。
しかも、毎年書かれているので、継続性も必要であるから、全てコピーを取ってあり、それ控えが今では、腰の高さくらいになってますと。

そんな話を聞かされると、もうその時点で、”参りました!私が悪うございました。。”って感じですよね。

そんな社員の事を深く考えながら、当たり前の様に厳しいのです。

ゴールデンルールと言われる、うんもすんもなく絶対に守らないといけないルールがあったり、実際のビジネスにおいても、料金を下げるという事は、不手際の先払いをする様なものなので、絶対に認めず、美容室でよくある、キャンペーンやチラシ配りでも一切値引きはされないそうです。
それどころか、一般の美容室よりも割高な設定で、それでお客様に支持されることを求められるのです。

こんな話を聞いても、うちの会社でも中途半端だと思うのですが、社員に対してもトコトンその成長を考え、それだけ考えるから、トコトン厳しく、妥協することなく、駄目なものは駄目と言える組織を目指したいと思いました。

2010年10月7日木曜日

ヨリタ歯科さんの凄さは

日本を元気にするセミナー第一部は、このイベント用に作られたヨリタ歯科クリニックさん、バグジーさん、沖縄教育出版さん各社の映像を見て、各社社員さんを交えてのパネルディスカッションで、その最初はヨリタ歯科クリニックの寄田院長(理事長)と新谷さんでした。

行きたくなる歯医者を目指されているヨリタ歯科さんは、社員が楽しく働ける職場づくりに取り組む3つの企業に選ばれている、これまた凄い歯医者さんです。

ちなみに、あと二つが、グーグルとサイバーエージェントという事ですから、余計に訳が分からないと思いますが、兎に角、従来発想ではない、業界の常識を覆す歯医者さんなのです。

映像は、そのヨリタ歯科さんの言わば子会社として独立された武藤先生の活躍の様子でした。

独立当初は、実力、経験とも合格点ではなかった先生を、その思いにかけて皆でバックアップして、立派に人気の医院とされた様ですが、その武藤先生のインタビューで、一年経った今では、スタッフと方向性、思いが共有できているので、いつでも手を出しただけで、的確な器具を出してくれ、スタッフの凄さに感謝しているとの事でした。

一連の中の動きでなくても、常に先生の動きを皆が注意深く見ているので、外す事なく、常に求めているモノを出してくれると。

これを聞いただけでも脱帽ですが、これが、新医院開設当時は一番実力、経験とも下であった先生なのですから、何という組織なのだろうと思います。

その熱意にかけて、全面バックアップされた寄田院長、それはなかなかできる事ではないと思いますし、コーディネーターの大久保さんに、全ての院長を育てたのは、この方とまで言わせる新谷さん。

その新谷さん、オーナーである寄田先生よりも、ヨリタがどうあるべきか?
これはヨリタに合うのか?を考え、寄田先生に意見までビシビシとされます。
そしてそれが決してよくある様な、単に気の強い女性というのではなく、全くトゲがなく、しゃしゃり出たという様な嫌な感じをさせないのです。

そんな新谷さんに厳しく言われても嬉しそうにされている寄田先生。
でも実はワンマン型で、開発者の様に分析できる頭をお持ちの方であるのですが、柔らかい雰囲気出せる先生の凄さなのか、そうさせる新谷さんの能力なのか・・ですが、一番のポイントは、普通の会社にある様な、うちの社員は駄目だとか、うちの社長は分かってくれないという、お互い言い合っている組織ではなく、お互いが同じ思いの中で、自分がどうするという発想の中で、それぞれの役割を担っておられる事だと思います。

ヨリタ歯科さんの話だけでもとても書ききれませんが、この後の話は又、明日以降。

2010年10月6日水曜日

日本を元気にするセミナ-

今、東京からの帰りです。

昨日はブロックスさん主催の日本を元気にするセミナ-に参加してきました。

本当は、いつもの様に社員も参加させたいところですが、参加費32000円で場所は東京となると、流石に勉強好き?のうちの会社でも、ちょっと難しく、私だけ参加させて頂きました。

私も正直に言うと、うちのイベントでブロックスさんにお世話になってなければ、参加してなかったと思います。

今回は、ヨリタ歯科クリニックさん、バグジ-さん、沖縄教育出版さんの特別取材した映像を見て、それぞれ、寄田先生と新谷さん、久保社長、川畑社長と、長嶺さん、そして、沖縄教育出版さんの次回DVDでは主演となる上原さんをパネラーとして、この三部とも大久保寛司さんがコーディネーターをされるという贅沢な企画でした。

その後の分科会でも、鬼澤慎人さん、元IBMの間宮さん、松崎さん、元リッツカールトンの石川さんというオールスターの様なキャストでした。

当然内容は、気づきどころか、落ち込むことばかりですが、一日で書くのは勿体無いので、明日から何度かに分けて書いていきたいと思います。

でも、このセミナーは最高でした。
高いしな・・と思ってしまった自分と、うちのイベントでこのブロックスさんに無償で協力して頂いたというより、させた自分が恥ずかしくなりました。

西川さん、すいませんでした!

その気持ちも含めて明日から書いてみたいと思います。

2010年10月5日火曜日

何度も何度も

昨日は朝から京大、午後は販売店さんに同行営業し、その後来客を受け、営業会議という一日でした。

新規のビジネスに向けた話あり、後ろ向けの話あり、の一日でしたが、会議でも色々な話がありました。

しかし、その中でも、時間をかけたのはやはり、理念共有です。

まだまだ多くの人が、ホントにウエダ本社の向かう方向が良いと思えていないと思います。
それはある意味しょうがないのですが、しかしそれでは、うちの様な弱小のディーラーでは、生き残っていけないと思います。

うちぐらいのレベル、人数で、同じ山を目指せてない会社が、お客さんのお役立ちできる様な存在にはなり得ないと思います。

メ-カ-でも小売でもない我々は、人しか差別化できるところはありません。
そして中小企業は、その人達が一致団結するしか、価値ある力は発揮できないと思います。

ですから、何度も何度も、時間がかかっても、何をめざすのか?お客様のどこで役立つのか?について摺り合わせていかなくてはいけないと思います。

2010年10月2日土曜日

ハンナリーズ後援会

昨日は2シーズン目に入ったバスケットbjリーグの京都ハンナリーズ後援会発足会に行っておりました。

2期目に入り、後援会も出来上がって、盛り上げていこうというもので、山田知事、門川市長も駆けつけて来られました。

実はうちにとって、色々な意味で近しい関係ですので、積極的に関わるべき点もあるのですが、お金もかかるプロスポーツに関わっている様な会社ではないので、気持ちとは裏腹に、なかなかお付き合いが難しいです。

元々、オーナーの土井社長もよく知っていて、後援会の事務局も頼まれたのですが、秘書など、当然いないうちの様な会社では、私が仕事放ったらかしでやらないといけない状態になるので、お断りをしました。

やはり、いくら京都の為、社会の為とはいいつつ、会社とのベクトル合わせができないものは、幾ら親しい関係でも、やってはいけないと思うからです。

そんな経緯もあり、若干、行きづらさもあったのですが、これまた後援会長には、散々お世話になっているトーセの齋藤社長が就任され、直接お誘いも頂いたので、参加してきました。

行ってみると、京都のバスケット協会の方々も何名か参加されていました。

これが又、バツの悪い話で、実は私は名前だけ、京都府バスケットボール協会の実業団リーグの会長になっているのですが、その立場でありながらそちらには殆ど参加していないのに、bjリーグの方で顔合わせをしてしまったのです。

行きづらい会には、やはり、何かあるなあと思っていましたが、最後の抽選会では、PSPが当り、機嫌よく帰ってきました。

何だかんだ言って最後には、”参加して良かった”となる、運というのか、引きは強いんですよね。。

2010年10月1日金曜日

人間ドックで勉強しました。

昨日は朝から半日ドックに行ってました。

そこは以前にもブログで、素晴らしい対応について書かせて頂いた京都メディカルクラブさんですが、今回も行くやいなや、受付の女性が、”先日はロッカー有難うございました”というお出迎え。

実は先日、ここの会員向けロッカーをご注文頂き、うちの会社で入れ替えさせて頂いていたのです。

そちらの専務さんからご注文頂き、納品させて頂いた事について、受付の女性も御礼を言われるというのは、なかなかできる事ではないと思います。

という事があり、着替えて検査に行きました。
今回は苦手の胃カメラもありましたが、昼過ぎに無事全検査終了し、食事券を頂きました。

胃カメラを飲むにあたり喉に麻酔をかけていたので、食事は20~30分お待ち下さいとの事でしたが、そこで又受付の女性が、お待ちの時間で、スポーツマッサージなどはどうですか?と。

ン~。確かに、肩も凝っているし、時間も中途半端だし、やってもらおうか・・

凄いですえねえ~。受付の女性が愛想が良いだけでなく、しっかり営業にも貢献されているのです。

本当に良い会社(組織)とは、やはり、単に形式だけで教育が行き届いているとかというものではなく、組織の目標を皆が共有できていて、それぞれの役割をそれぞれが考え、それを実現していこうとしているというものだと思います。

人間ドックで体の中を検査してもらい、考えまでも整理させて頂いた様な気分でした。

10'10月ウエダ本社社報

《AKB48から考える日本のあり方》

先日AKB48の次期シングルに向けた選抜メンバーを、じゃんけんで決めるというイベントが日本武道館で開かれ、大勢のファンが詰めかけ、じゃんけん決戦に声援を送っていた様です。
こんなニュースを見て、私は色々な意味で複雑な気持ちになりました。

プロデューサーの秋元氏は、時代を読む力、流れを作り出す能力に長け、間違いなく有能なプロデューサーだと思います。
しかし、この様なノリは、ちょっと悪ノリではないか?と思いますし、そんなノリに多くのファンが必死になって乗せられているのが、正直、日本の行く末を考えると、ぞっとしました。

ある意味、こんな手法で受けるという様に思われる、今の日本人ってどうなのか?と思いますし、同時に、受ければ、面白ければ、売れれば、何でもありで、流行だとかという事で片付けて良いのかと思います。
ここ数年、お笑いの世界でも、素人とどれだけ違うの?と思う様な、一発ギャグだけで簡単にスターになってしまう傾向がありますが、作り手側や、マスコミなどの送り手側のポリシー、節操がもう少し何とかならないかと思います。

テラルネッサンスなどの活動を通して教えられる事は、世界において大多数を占める貧困層では、何においても選択するという余地がなく、先進国に生まれ育った我々は、まず、選択できるという事が幸せであるのですが、その事に気づくどころか、逆に情報が氾濫していて、自分自身で選択する力が圧倒的に弱くなっており、選択肢があり過ぎて、何をやって良いのか分からない、目指すべきものがないと、悩み苦しんでいる人が多いのです。

元々が素人から選ばれた様な集まりの中で、自分の応援する女の子を一番人気させたいとか、センターを取るためのジャンケンを必死で応援しているという日本の姿は、選択肢すらない貧困地域に居る人達からすれば、とんでもなく幸せな事だと思いますが、“生きる”という人間の本質的な事からすると、果たして幸せなのか分からなくなってしまいます。

せめて影響力のある有能な方々は、目先の儲け、流行りなどだけではなく、どうあるべきかを考えて展開して欲しいと思います。
ウエダ本社ではそんな中で、せめて日本の職場や、仕事観、企業のあり方などから、日本のあるべき姿を考えていきたいと思います。

今後のオフィスに向けて

昨日(日付が変わって一昨日)は、内田洋行の向井会長がお越し下さいました。

内田洋行さんとは、それこそ創業間もない頃からのお付き合いで切っても切れない関係先です。

今や、アイテム名の様に思われていますが、”マジック”というのは内田洋行さんが開発されたものであり、そういう意味では他社の油性ペンは、”マジック”ではないのです。

ついでに若い方はご存知ない事で、うちの会社で関係ある話で言うと筆記具のシャーペン=シャープペンシルは、若い人には液晶テレビ、携帯などしかイメージがないでしょうが、その名の通り、シャープさんが開発したものです。


内田洋行さんも元は文具などの商社であったのですが、現在は情報システム、オフィス家具、教育機器などを扱っておられ、向井会長が社長になられて以降、これらの事業を束ねた強みを作っていこうとしてこられました。

おこがましい話ではあるのですが、以前から私もウエダ本社をどうやって展開していくか?という事について、向井会長と同じ様な視点を持っており、いつお話を聞いても、全く同感という思いでした。

ただ、違うのは、その実行、実現力であり、それが問題なのですが。

当然、企業力が違うので、分かっていてもできなくて、悔しいと思う事もあるのですが、分かっていながら、まだまだ現状、うちの会社ではその方向に動いていない事に焦りを感じます。

今回も、今後のオフィスについて、どう思われますか?と投げかけてみましたが、やはり、流れは私も思っている通りでした。

この思っている様なオフィス、働き方が実現できる様になると、日本も多少、変わっていると思いますし、そういう意味ではウエダ本社の役割って本当に大きいと思います。

2010年9月29日水曜日

厚沢部町とのご縁

昨日は、厚沢部町の教育委員の方々が来社されました。

厚沢部町ってどこ?と思われる方も多いと思いますが、北海道の函館から北西に車で約1時間の距離にある、人口約4500人の町です。

今回はノートルダム小学校の授業を見学に来られたのがメインだと思いますが、実はこのノートルダム小学校と厚沢部町とを繋いだのが私で、うちの会社も一度見学したいとの事でお立ち寄り頂いたのです。

厚沢部町は小さいながら、財政的に厳しい北海道の中で、数少ない無借金で黒字経営をされているという町で、いち早く任天堂DSを学校で取り入れられるなど先進的に取り組まれており、小学校英語などについての相談を受けた際、ノートルダム小学校の先生を紹介したのが縁でした。


今年は、ノートルダム小学校の生徒が修学旅行に行って、厚沢部町の子供達と一緒に川くだりを楽しんだり、交流も広がっているとの事で、私としても大変嬉しく思いました。

人の縁ってこんなもので、私がどうだという話ではなく、この話でもノートルダム小学校と、北海道の人でも厚沢部町ってどの辺りか分からない小さい町(厚沢部町の方、すいません!)が、私を基点に繋がり、それから、子供達が交流するという事になっていっているのです。

私の場合は、立場的にもこういう事ができるケースも多いですし、結果が見え易い事もあると思いますが、実はこんな事は、誰にでもある話で、誰にでもできる事だと思います。

それだけ、それぞれの人間には、役割があり、そんな事が繋がっていって、色々な事が起こっていくのだと思いますし、縁というものは、絶対に大切にしなくてはならないと思います。

しかし、こんな事ばかりしているので、何が目的?と良く聞かれます。
ウエダ本社のビジネスに関係ない事ばかり行なっているからですが、商売のご縁も色々な事で繋がってくると思うのですが。。
まだまだ、そちらは繋がりませんね。

2010年9月28日火曜日

星野社長のお話を聞いて・・中小企業道

昨日は、星野リゾートの星野社長のお話を聞く機会がありました。

星野リゾートは顧客満足、高収益、低環境負荷という3要素を達成する運営の仕組みづくりに取り組まれ、ここ最近は”温泉旅館道”を極めるとして、世界水準のサービスを目指して、全国の旅館の再生事業などを行なわれておられます。

いつもの事ながら、参考になるお話ばかりでしたが、特に印象に残った話は、ファン作りについて、30-40%の層で良いので、強いファンを作るという事、自分達の文化度と合うお客様に対して120%満足してもらうという事でした。

ここには強い意志が表れており、経営者はお客様の不満を無くしたがるが、不満を無くすと個性がなくなるので注意しなければならない、不満には残すべき不満もあると言われていました。

これは我々も同じで、この選択ができるのは、小さな市場でもやっていける中小企業の強みでもあるわけですから、だからこそ我々も価値観、理念を発信しているのです。
そこを営業は理解して、利用して欲しいですけどね。。。

あとお話されていたのは、、観光事業は23兆円の市場で自動車産業の約半分もある産業であるのに、たくさんある需要から利益を出す仕組みが殆どないとのことで、やり方次第では観光事業は宝の山であると捉えておられるのだと思います。
という事なので、生産性を重視し、自動車メーカーなどのオぺレーションも参考にしながら、手待ち時間を減らす事、生産性の低い時間を削っていく事などに力を入れられているとの事でした。

この話なども我々にもおおいに参考になる話です。
メーカーや小売に比べて我々中間業は、全く、オペレーションなどを分析できていないですし、そういう意味では実際の対策が取られていないまま、斜陽産業や不況業種と嘆いていると思います。

日本も何か自信を持つところと、謙虚に学ぶべき所のバランスが悪いと思いますねぇ。

これって、社内でよく言っているフレーズですが、という事は、ウエダ本社も日本代表?で、典型的な日本の不況業種にある中小企業なのかもしれません。

そういう意味では、我々は”中小企業道”を極めていきたいと思います。

2010年9月25日土曜日

美しい人・・・清潔さ

昨日は、大変価値ある社員研修の第二回目を行いました。

正確にいうと、(株)ヒトミさんの社員さんと、テラルネッサンスさん、以前ブログでも紹介した尾角さん、イベントで出演頂いたCYJさん、
そして今回は何と、ヨリタ歯科クリニックの新谷さんにもお越し頂き、ウエダ本社社員全員との合同研修会でした。

これだけの人数ですので、うちのセミナールームは入りきれず、WEB配信を使って館内で映像で見れるという様にしての研修でした。

今回も、たくさんの気づきと、ちょっとシャレにならないなあと思うくらい、自分自身にズシンと来る、教えを頂きました。

”ありがとうがたくさん飛び交う組織、空間の方が素晴らしい。
大脳は自分が言ったか他人が言ったかの区別はつけられないので、”ありがとう”の言葉を自分の大脳がたくさん聞くには、自分自身が発するのが最も確実にできることであり、良くなること。

当たり前の事に有難うと言えるか?
そこで言葉が出る人の方が美しい。
美しい生き方をするべき。

との事でした。

共感できるところは、ウエダベーシックに掲げる”清潔さ”の意味はここでいう美しいという事と同じでした。

という事で言うと、自分自身が、美しい生き方ができていないというのが一番の気づきであり、自分で作ったウエダベーシックの”清潔さ”もできていないと感じました。

又、何事も後が大切。

これは色々な場面で使える言葉であり、しかも色々な場面で、たったこれだけの事で色々考えさせられる言葉です。

自分が何かした後の事を考えられる様な、”美しい人”とそんな人達が集う美しい会社を目指したいと心底思います。

2010年9月23日木曜日

3R・低炭素社会検定

昨日は、久しぶりに<a href='http://www.3r-teitanso.jp/'>3R・低炭素社会検定</a>の会議に出席してきました。

昨年までの3R検定が今年は低炭素社会検定というものを加えてパワーアップしているものです。

私は、第一回から実行委員に名を連ねているのですが、殆どお役に立つ事ができず、実は今年始まる前に、降ろさせて欲しいとお願いしておりました。
しかしある意味で、その位の距離感を保って、企業としての立場や、検定の運営などについて、客観的、冷静な意見が必要との事で、お引止め頂き、引き続き残ることになっていたのです。

この検定は、3Rという考えを一般に向けて広めていく事が、環境という問題において最も有功だという、熱い思いを持たれた大学の先生などが立ち上げられてきたものであり、その先生方が一番熱い思いを持たれ、自分達が一番汗をかいて、殆ど皆さん手弁当で全てを構築されていっているのです。

この事自体、その検定の中身が本物で、意味あるものであると思いますし、私などでもお役に立てればと思っています。

という事で、今後この広報、案内に回ることもあると思いますが、その際はどうぞよろしくお願い致します!

2010年9月22日水曜日

社員と共に発展し社長共に滅びる

昨日は、経営品質オープンセミナーで東海バネ工業(株)の渡辺社長のお話を聞いてきました。

講演は淡々と終ったのですが、質問に対しての答えなどを聞いていると、感動的な話はなかったものの、社員満足なくして顧客満足などあり得ないとの事から、やれる事は全て行なってきたと言われるかと思いきや、反対に、変革を望まない社員に対しては、社長は強烈な思いを持って対応すべきと、その鋭さを垣間見る事ができました。

それもその筈で、68期連続経常黒字、殆ど別注のバネばかりを生産されながら納期遵守率は99.99%を達成されているのですが、
そこにはお客さんには言い値で買って頂くなど、競争しないという戦略があり、それを実現する仕組み、そして社員全員が一丸となってその目標に向かう組織を作り上げられているのだと思います。

最近、この手の勉強好き?になった当社の社員も殆ど参加していました。
普段見たり聞いたりする、バグジーさんや沖縄教育出版さんなどの様な感動的な話でも、又、講演なれされたお話でもなかったので、一般社員にとっては、面白くなかったのではないかと思っていました。
ところが、確実に成長してくれているうちの女子社員達は、その後の感想などを見る限り、この様な戦略的な話でも、しっかりポイントを見出してくれていました。


講演の最後に、これだけは社長は肝に銘じるべきですと仰っていた言葉は私も是非、肝に銘じておこうと思いました。
それは”会社は社員と共に発展し、社長と共に滅びる”という事です。

その通りだと思います。ただこのバランスが永遠の悩みでもあります。

会社は社員と共に発展させるものなので社員満足を追求すべきです。
しかし社長の舵取り、戦略を間違うと会社は存在できなくなるので、社長には強い思い、理念が必要です。
それが簡単に揺らぐ様では、ある意味駄目だと思いますが、状況判断を正しく行なえないと、皆を引き連れて滅ぼしてしまうのです。

このハザマの中で、常に揺れて悩んでいるのが社長の仕事なのかもしれません。

少子化問題について

昨日(20日)は、経済同友会がKBS京都とタイアップして、少子化問題を考える番組収録があり、観客で参加してきました。

と言っても休日に暇だったわけではなく、討論会形式行なわれるのですが、、パネリスト以外に30人の一般参加者が壇上で、コメントをするという形で、うちの社員も二名それに出ていたのでした。

ウエダ本社としては、少子化問題に直接関係しているか?というと違うのですが、女性が活躍できる社会を作ろうという取組は行なっていくつもりですので、そういう意味ではこの問題は、思い切り関係してくるのです。

ワークライフバランス、育児休暇、企業内託児所など、求められる事に対して企業はどう向き合うのか?という問題は、その会社の運営や姿勢、そこで働く社員さん達に大きく関係してくることですから。

放送日は10月3日です。

うちの社員がどんなコメントを言っているのか?気になる方はどうそご覧下さい。

そして、ウエダ本社は、どんなスタンスで、どうしようと考えているのか?については、放送日以降にお話させて頂きます。

2010年9月18日土曜日

ウエダ本社に容疑者が?

16日の木曜日放送の科捜研の女で、またまたウエダ本社が出ていました。
しかも今回は、事務機のウエダとして登場しているのです。

私は残念ながらまだ見ていないのですが、しっかり”事務機のウエダ”のサインは映してもらっていた様です。

いつも内容は放送日前には言わないで下さいという事で言えないのですが、今回は特に言えない理由がありました。
それは"事務機のウエダ”に働いている人が容疑者だったのです。
容疑者だったという事は結局は犯人ではないわけで、確かにそれを前もって言われたら、ドラマは台無しですからね。

うちの会社には今回、”事務機のウエダ”を映させて欲しいが良いか?との確認が前もってありました。
その報告をうちの担当者から聞いた際”、良いかって、映してもらえるなら良いに決まってるでしょ?”と言うと、”いえ、それが容疑者が勤めている会社との事なんです”との事でした。

”なる程、それは確認しないといけないやろね?”と言いながらも、うちの会社は勿論OKです。

何であれ、ウエダ本社としては、面白い事、変わった事、他所にない事、そんな事は大歓迎です。

2010年9月16日木曜日

教育ビジネスの功?罪?

今日は大阪で開かれていたニューエデュケーションフェアを覗いてきました。

教育に関しての専門イベントで、地道に根付いて来て今年も大盛況の様子でした。
教育についてもデジタル化が凄まじく、デジタル教科書など情報が溢れかえっているという様相でした。

この状況に反して、私はここ最近、教育ビジネスにおいて、ちょっと違和感を感じています。

確かに、今のICTや、デジタルコンテンツは必要な流れで、教育の質を変えるという点においては、疑う余地はありません。

ただ何か、デジタル、ICT化に流れていく中で、教育の精神というものが置き去りにされた感、もっと言うとそういう事無しにビジネス競争のみに進んでいっている面を感じてしまうのです。

確かに今の子供には慣れしたんだツールを駆使し、進んだ手法で学んでいく事は素晴らしいとは思うのですが、何か手法ばかりが進んでいって、本来の教育にあるべき、人を育てる、育むという事がどうも制作側に感じられないのは,私が付いていけていないからでしょうか?

大阪からの電車で、先週パート2を先に読んでいた、”裸でも生きる”のパート1を読みながら帰りました。

アジア最貧国のバングラデシュの様子が描かれていますが、生きる為に生きるという表現がありますが、およそ考えられない劣悪な環境の中、彼らにはそこを離れるという選択肢がないという話があります。

それに対して日本では、小学校の教育ですら、最新のツールで、これでもか~という程のコンテンツが並び、選択する事が難しい程、情報が溢れかえっています。
そこまでツールを用意して、過保護すぎるくらい提供された中で育った子供達は、果たして自ら切り開いていったり、生きる力を養えていけるのでしょうか?

何となく私のモヤモヤ感はそんなところにある様に思います。

2010年9月15日水曜日

就職活動に思う

今日はオムロンパーソネルさんが来社されました。

京都市から委託で、主に中小企業を紹介するサイトを作り、大手にしか目が行かない学生に目を向けさせる事により、ミスマッチを少なくし、就職支援を行なっていこうとするのだそうです。


ただこれはよくある就職支援サイトとは違って、登録さえしておけばドンドン情報が来るというものではなく、自ら情報を見て、その企業を調べていかなくてはいけない様にするそうです。

それだけでも大変良い事だと思います。

だいたい、今の就職戦線はおかしな事だらけです。

大学3年の夏くらいから情報をあびせられ、レールに乗せられた学生をスケジュール通りに採用して、今の学生は、夢がないと言っているのは、決して学生だけのせいではないと思います。

最近、就職できないから、わざと留年する人が増えています。
籍だけ置いておく為だけに数十万を払って留年するのですが、それは3年から4年にかけて所謂、新卒採用のスケジュールでうまく決められなかったら、もう大手の新入社員の試験も受けられないので、わざと留年して翌年再度、新卒者扱いで、就職活動を行なうのです。

もっと馬鹿げた話は、折角海外留学しても、この就職戦線に乗れなければ、やはり新卒採用に乗れず、就職には圧倒的に不利になる事です。

今、グローバルな大企業の悩みは、最近の若手は海外に行きたがらないという事ですが、そう言っている会社が、日本の就職活動のスケジュールから外れた留学した学生を、新卒者として一緒に就職試験を受けられる様にすらしていないのです。

やる気ある学生は、ちょっと中小企業に目を向けて、中小企業から日本を変えませんか?

と、言いつつ、うちは2012年採用する余力があるかな?

2010年9月14日火曜日

世の中を変える事例

今朝は皆和会の朝食会で、ダイイチの熊谷社長のスピーチを聞きました。

言わずと知れた(二社だけの間で)ライバルです。
”一人ひとりが活き生きと輝く会社”という題名で、経営品質などの学びから取組などを紹介していました。

普段からこういう話はよくしているので、結構知っているつもりでしたが、実際行なわれている話を聞いて知らない事も多く、やるなーとの思いと共に、負けてるーという焦りも感じてしまいました。

しかし、そこはライバルとは言えど、変な見栄を張らず、良い事は良い事で、しっかり真似させて頂こうと思います。

しかし、参加されておられるメンバーの反応を見ていると、まだまだ経営品質の様な考え方はメジャーではない様に感じました。

もっともっと大企業も含めて、社員の幸福を追求し、人間的成長を応援する様な会社が増えれば、世の中も変わっていくのにと思います。

夕方には、京都府立大学の先生が、当社のCSRについてインタビューに来られました。
これもいつも言いますが、中小企業でCSR的な事に取り組んでいる所が少ないという表れで、紹介を受けてこられたのです。

中小企業に何故広まらないか?課題は何ですか?との問いに、”なかなか実際の業績に連動しない事です”とここは実感がこもってた回答をしていまた。

そして、中小企業にCSR的な事を広めるためには?の質問にも、こういう活動を行なう事で、結果業績も上がるという事例を作っていく事だ思います。

その事例に我々がなっていく事が、一番大きな社会貢献かも知れません。

クリエイティブオフィス

今日はクリエイティブオフィスづくりのセミナーに参加してきました。

クリエイティブオフィスというものは、デザインや備品や機器類だけの話ではなく、経営理念・目標の経営者と社員の高レベルの共有化であったり、社員が働き方を考え、改善する機会を作る場という様なお話がありました。

正に日々言っている様な話であり、ウエダ本社として考えている通りの様な話でした。

しかし、その当事者である我々が、自社の理念や価値観を皆で本当に共有しきていていな事、それが最大の課題です。

それをやらずして、ウエダ本社としての存在意義もないし、付加価値も作りえないのです。

今日は又月曜日から遅いので、この辺で。。

2010年9月11日土曜日

ウエダ本社のファンですか?

今日は朝一で、ある販売店さんに同行しました。

そこはウエダ本社が文具卸をやっていた頃からの取引を頂いている会社なのですが、最近取引を増やして頂いており、その御礼と共に、うちの会社の考え方をお話し、より理解をして頂き、今後どの様に取り組めるか?の話をさせて頂きました。

色々話させて頂くと、普段、うちの会社に対して持っておられるイメージとは違う事も感じて頂けたのではないかと思います。

先日来、営業に向けては同行営業を呼びかけておりますが、ハッキリ言って営業からのリアクションは薄いです。

まあ、社長が付いて来られると鬱陶しいという心理は分かりますが、ここらがウエダ本社の課題であり、私の言う"営業”ができない理由なのですが、私の言う”営業”の意味が分かっていれば、実は社長を連れて行った方が断然良いのです。

というよりも社長もうまく利用するのが、できる営業なのです。

何故か?ただ単に一生懸命バタバタ動いているよりも、会社の考え方や、今後の戦略を話し、だから、どこをどの様に組んでいくかという事を話した方が、圧倒的に効果的だからです。
また、幾らそんな価値観を訴えても現場の人では関係ないケースが多く、決済権者の所に行かないと駄目なのですが、それを社長が行くのでという理由で、その事を利用して先方の社長や決済権者にアポイントを取るのです。

そんな事は本来の”営業”であれば、言われなくても・・なんですが、なかなかうちの会社では大変なことなんです、

でも社内だけも理念の共有が、まだまだできていないのですから、当然と言えば当然です。

これも同じ理屈で、自分達の居る会社を良くしようと思えば、理念や価値観、今後の展開などを理解し、実行していこうとすることが最も重要な事で、これができなければ、うちの様な"人”しかない様な会社は、全く成果が上がらないと言っても過言ではないと思います。

そういう意味では社内でも社外でも、本当の意味のパートナーを作っていく事、パートナーを増やしていく事が、やるべき事だと思います。

得意先であれ、仕入先であれ、パートナーとして認められないなら、その会社は存在する意味はないと思いますし、ましてやそこで働いている社員が、会社の一番の理解者、ファンでない様なら、やる意味はないのでは?とさえ思います。

理念に共鳴して入社してくれた新人以外の先輩社員達は、まずは、自分が果たしてウエダ本社のファンかどうかを考えて欲しいと思います。

2010年9月10日金曜日

裸でも生きる

昨日はブログにも上げてました様に、盛和塾全国大会で素晴らしい経営者の話を二日間に渡って聞いてきました。

今日は、商工会議所主催の知恵産業経営大会というイベントで、タマノイ酢の 播野社長のセミナーを聞きました。
これが又、凄い会社でした。
会社内にフィットネスジムがあり、遊んでいる様な会社だと言われたり、採用においての考えや、言葉の端々に、私が理想としている職場観や仕事観を感じ、やられたーという感じでした。

最後に紹介されていた3泊4日の新人研修は、自分のリミッターを完全に外させるもので、罵倒され、大声を出さされ、全部吐き出さされ。最後には皆、苦しんだ中での達成感を味わわせるものでした。
あれだけの事をやれば、確かに入ったところから、冷めた目で見ている様な傍観者は全なくなると思いますし、組織としては強固なものになると思いました。

まだまだ凄い会社、凄い人はたくさんおられますね。

そう言えば、これまた尊敬する大久保寛司さんからご紹介を受けた本があり、早速この出張中に読んでいました。
題名は、"裸でも生きる2” 山口絵理子という方の本です。
本当は、2だけではなく、一作目の”裸でも生きる”もあるのですが、直ぐに買いに行った本屋さんでは、2しかなかったので、出張には
それしか持っていけませんでした。

何か途中から読む様で嫌だったのですが、どんな本だろうと思い、プロローグを読んだだけで衝撃が走りました。

もともと起業なんて全く考えていなかった一人の女性が、貧しい国があり、現場に行ってその現実を見たところから、途上国から世界に通用するブランドを作るとの思いで、バングラデシュなどのアジア最貧国で、自前の工場でバックを生産し日本で販売するという
マザーハウスという会社を作っていく話でした。

出張中、他にも仕事があったのですが、移動中などはむさぼる様に読みました。

多分、この本については、又書く事もあると思いますが、本当に世間には、トンでもない人が多いです。
あまりに凄すぎるのですが、ここまで思った人とは、絶対にいずれ縁ができると思います。

2010年9月9日木曜日

心の構造図

盛和塾全国大会二日目、最後に稲盛塾長の講話が4時過ぎに終り、大雨の横浜から品川に移動してミーティングを一件行ない、8時半発の新幹線で帰るという予定でしたが、台風の影響で1時間遅れて、先程何とか帰ってきました。
疲れました。。

今年の稲盛経営者賞は、ブラジル塾の方が取られました。
他にも素晴らしい方が何人もおられたのですが、ブラジルに渡られて30年のご苦労には、なかなか勝てないですが、経営センス自体
素晴らしいものでした。

塾長講話は、経営者自身の心のあり方についてのお話で、これも何度も聞いている話なのですが、何故か今までと違う感じ方をしました。

稲盛塾長自ら考えられた心の構造図を使って、どの様に考えるか?というお話ですが、要は利他と利己の話で、如何に利他の心を高めていくべきかという事です。
書き出してみると同じ内容であるのですが、その時々で理解の仕方が違うのが不思議な話です。

でも理念というものは、こういうものなのだと思いますし、塾長も言われますが、だからこそ何度も何度も同じ話を飽きもせず繰り返して
いかないといけないのだという事です。

稲盛さんの話ですら、何度も聞いていって、あ、そうかと気づく事もあるのですから、私の話などが、簡単に伝わるわけがないのだと
自分の気づきを持って、改めて気づかされました。

愚直に続けて、うるさがられても何度も何度も繰り返すしかないのです。

という事で社員の皆さんよろしく!!

2010年9月8日水曜日

第18回盛和塾全国大会

今日は横浜みなとみらいからです。

年に一度の盛和塾全国大会が今日、明日の二日間、横浜パシフィコで開かれていて、それに参加しております。
毎年参加者が増えているのですが、今年も過去最高の3428人との事でした。

今日はブラジル塾の方を含め4名、明日も4名の計8名が発表されますが、どの話においても、如何に理念が大切か?それを摺り合わせる事が、どんな業種業態においても生命線ともいうべき感じです。

昨日もさんざん、それを論議してきたところなのですが、ここでも又それを思い知らされ、色々考えさせられます。

昨日も全員に向け、何時間もかけて理念共有について討論、説明を行っていましたが、その後の反応も??どれくらい、なる程!と思ってくれているのか?です。

今日もちょっと思いついた事があるのですが、明日も4人の発表を聞いているうちに、色々思いついてしまうかもしれませんね。

2010年9月7日火曜日

研修の一日

今日の午後は、来年入社予定の学生も交えて社員全員での研修と、その後の営業会議で、経営理念の共有と業績の関わり、各自の行いたい事との整合性などについて、会議まで含めると7時間強、延々行なっておりました。

これはウエダ本社のHPにも載せていることですが、基本理念~経営理念~経営指針~行動指針、社是やベーシック10の繋がりを、どの様な考えで構成されているのか?何故、経営理念を共有化する必要性があるのか?など、ワールドカフェスタイルも持ち込んで討論していました。

これだけの時間、営業もストップして行なっていることですが、少しでも各自が腹に落とし込んでくれればと思います。

結局、幾ら色々言ったところで、本人が心底、やろうと思わない限りは何も変わらないのですから。

と言いつつも片側では、何度も何度も同じ事を言っていくことも続けていかなくてはいけないのだと思います。

社長の仕事って、結構忍耐がいることが多いんですよ。

2010年9月5日日曜日

幸福学

土曜、日曜の1泊2日で、京都クオリア研の研修に行っておりました。

場所は、堀場製作所さんの朽木にある研修所、参加メンバーは堀場最高顧問、田辺経済同友会代表幹事、京都大学、同志社大学の先生、電通のプロデューサーなどで、テーマは幸福学について。

こんな面白そうな話は参加しないという選択はないでしょ?と行ってきました。

周りには何もない環境、素晴らしい施設で、話するしかない状況ではありましたが、土曜日の夕方4時過ぎから、夜12時頃まで、日曜も朝8時から12時までみっちりと濃い話が続きました。

驚くのは、そのミーティングに堀場最高顧問はずっと付き合われるどころか疲れも見せず、議論をリードされる場面も多々あったことです。

何という知的好奇心なのだとただただ驚きました。

たくさん話がありますが、電通プロデューサーが言われていたニーチェの「おしまいの人間」タイプが増えているという話は印象的でした。

「おしまいの人間」とは、自らの小さな幸福に安住し、健康に気を配り、労働も慰みの程度には必要とし、人は平等で貧しくも富んでもおらず、煩わしいことは全て避け、喧嘩もほどほどに、何事にも通じていて小賢しい。

確かに今の日本を表している様にも思えます。

2010年9月4日土曜日

不満は他人や環境に期待することによって起こるもの

今、うちの会社では色々な面で壁にぶち当たっています。

もう10ヶ月程、女性社員に任せて、行なってきた朝礼も停滞気味で、今日の朝礼では、運営してくれている朝礼同好会のメンバーが
皆に向けて、どうすれば良いか?どうしたいのか?などを投げかけていました。
アンケートを取っても、皆の意見が、ああしろ、こうしろ的な他人事の様な感じがするが、そうではなく、こうしよう、こうやればもっと良くなる・・など、自分も参加するという感覚にする為には、どうすれば良いですか?と。

結構煮詰まった感じでしょ?

でも、これは壁であり、踊り場的ではあるのですが、発展の段階だと思います。
まして、これを皆に話してくれたのは、今年四月に入った新人ですから、この面においては、喜んでいました。

「他人や環境は自分の思い通りにはなりません。
不満というのは、他人や環境によって起こるものではなく、他人や環境に期待することによって、自分自身が作り出しているのです。
ではどうすれば不満を無くす事ができるのでしょうか?
不満を無くす為には、他人に期待せず、自分自身に期待すれば良いのです。
自分が他人や会社の為に何ができるかを考える。
自分から行動することで全てが変わると考える事です。」

これは福島正伸さんの本にある文章ですが、私もこの通りだと思いますし、一番社員達に思って欲しいのはこの部分です。

私や社長(TOP)の立場の人も同じ様に、社員に期待しなければ、腹も立たないのかもしれません。

現に、社長が怒ったり、クドクドと自分の考えをしゃべる事を戒める様な教えも良くありますし、確かにある意味、社員に期待せず、人間とはこんなものだと割り切って考え、仕組みを作って運営した方が成果が出るのは圧倒的に早いと思います。

しかし私は、それは本質的に人の事を考えているとは、どうしても思えません。

そうではなく、働く側、受け手側がこの自己責任的な考えで色々な事に取り組むかどうかが、その人の人生を変えると思っていますし、
せめてうちの社員には、そうなって欲しいと思っています。

これは私は今の社長の立場だから、その立場から言っているのではなく、サラリーマン時代からの自分自身の体感なのです。

でもこの感覚がなかなか伝わりません。

この面でも停滞気味で、これも壁ですが、この壁は厚いですね。

2010年9月2日木曜日

対照的な二人の社長のお話ですが。

今朝は、以前私もスピーチさせて頂いたクオリア研究会の朝食会で、村田機械の村田社長、ワタベウエディングの渡部社長のお話を
聞いてきました。

方や繊維機械などを中心とした産業機械メーカー、方やサービス産業のど真ん中ともいうべきブライダル産業のお話でしたが、それぞれ興味深く勉強させて頂きました。

村田社長の分析で面白かったのは、1970年代と現在までの平均基準内賃金を為替レートを交えて考えると、現在は1970年代の24.5倍であるとの事で、グローバルの中でこの人件費の問題は、どこに力を入れていくかをよく考えないといけないというお話。
又、キーワードは、①イノベーション②スマイルカーブ(モノ以外で儲ける)③サプライチェーン(トータルの中で儲ける)という事があるが、それプラス日本人のきっちり物事を行なう特性や、日本人同士での話しの通じやすさなど、日本らしさが生かされるのではないかと
いう事でした。

渡部社長の方は、サービス産業では、お客様からのその場での対応が差であり、誰に当っても差異がない対応ができる事が永遠のテーマで、それを目指した社員との意思疎通についてお話されていました。

その中でも、ワタベさんのグループウエア内で行なわれている掲示板や社長の考えなどの発信についてのお話は、具体的に参考にさせて頂けるものであり、又、必要な事しか見ないデジタル世代の若者に対してのアプローチなども、面白い視点で参考にさせて頂こうと思いました。

色々勉強させて頂いたり、お話を聞かせて頂いたりすると、うちとしてもやるべき事、進むべき方向は、結構ハッキリするのですが、問題は、組織として、実際その通りに動く様にするという事が、なかなか難しいところです。

何でもそうですが、考えるのは誰でもできるので、言うのは簡単なのですが、実際やるのが大変なんですよね。

だから実際に行なわれている方々のお話は、参考にもなりますし、刺激にもなります。

良いところは真似しながら、少しづつでも近づきたいものです。

2010年9月1日水曜日

日東薬品工業さんがありました。

今日は京都流議定書イベント初日の鼎談にご出演頂いた、北尾代表幹事のところにご挨拶に行ってきました。

北尾代表が経営される日東薬品工業にお邪魔して色々お話も聞かせて頂いたのですが、いや~素晴らしいです。
京都にもありました!伊那食品が、という感じです。

北尾社長は、伊那食品さんの事もご存知ないのですが、会社に来られる方から、伊那食品さんに似てますね?と何度か言われた事があるそうです。
又、経営品質もご存知ではないのですが、言われる事や考えておられる事が、ど真ん中なので、塚越会長と同じ様な事を仰ってます。

大企業で効率ばかりに目を向けて、内部留保や業績も素晴らしいのに、何故もっと世の中の為に、貢献しないのか?日東薬品さんでもこれだけ行なっているのに、もっと余裕のある大会社が、これくらいの事も行わないのは、腹立たしいという様なお話も実名を挙げて
仰っていました。

又、実際のビジネスにおいても、自社が儲ける為に、出入り業者を痛めつけて買い叩く様な姿勢にも苦言を呈されておられましたが、こういう視点には私も全く同感でした。

大手の特にメーカーは、自分達も競争があるからと、下請け業者を徹底的に絞ります。
私は甘い商売はするべきでないし、それ位やられることは、ある意味下請け業者も成長する為には必要な事だと思うので、割と肯定的なのですが、大手でよくある話は、何社にもプレゼンをさせてプレゼンに勝ったところの案を平気で他所にも出して、それに基づいて又値段を競わせる、しかもトンでもない所はそれを何度も繰り返すという事を行なうのです。

これは、厳しい商売と言っていますが、絶対におかしいと思いますし、こういうスタイルで業績を上げている日本のTOP企業を賞賛すべきではないと思います。

そんな思いをぶつけたのが、今年の京都流議定書なのですが、そのメインの鼎談に、北尾代表幹事に出て頂いて、本当に良かったと改めて思いました。

10’9月ウエダ本社社報

                                                      《価値観が合ってない政党とその国の行方》

昨年9月の社報では、民主党が大勝し政権交代が起こったことについて書いていました。

それから丁度一年経って、ひょっとするとその民主党が割れてしまうかもしれない代表選挙が行なわれる様ですが、国民の意志とは関係なく、ゴタゴタ劇が繰り広げられています。
戦後初めて政権交代が起こったのですから、直ぐにはうまくいかないとは思っていましたが、この間の展望の無い運営、国を動かしているという感覚とは思えない言葉の軽さ、そのことから来る、失望感や閉塞感など、腹立たしい事ばかりですが、後から振り返った際には、この混乱期があったから今あるのだという様に、意味ある期間である事を切に望みます。

日本では、いくつかの数値がバブル以前の水準であることから、失われた二十年ということが言われます。
でも私はこの表現は間違っていると思います。
失われた・・ということであれば、良い事も悪い事も全てにおいて二十年前でないといけないのですが、現状は、経済的な数値は二十年前ですが、夢や希望、ゆとりや人間的な関係などは、小さく、少なく、ギスギスしたものに悪くなっていると思います。
数値的なものは、二十年前に戻っているのに、その間に数値や効率などを欲望のまま追いかけて来た為に、無くしてしまったり、減少してしまった日本の良さ、強みも多くあったと思います。

ここから日本は再び、二十年間で無くしてしまった時価総額などの数値だけを、又目指していくのでしょうか?
それはあり得ないとすると、考えるべきは、欲望のまま追いかけて無くしてしまったモノを復活させる事、まだ残っている日本の良さにスポットを当て、その価値観に大きくシフトする事だと思います。

少なくとも我々ウエダ本社では、我々が存在できる価値観はどちらにあるのか?を考えると、後者の方である事は明白ですので、その価値観を追いかけていきたいと思います。

我々の様な少人数の集団ですら、価値観や考え方、目指すべき姿を合わせていかないとうまく進めないのに、日本の未来や、子供達に責任を負わないといけない政治の世界では、一刻も早く価値観、考えが合う人が集まって政党を作るという、当たり前の姿にして欲しいものだと思います。

2010年8月31日火曜日

モノづくり第二工房でエデュケーション

今日は京都まなびの街生き方探求館にできた、モノづくり第二工房の竣工記念式典に参加してきました。



実は、少しだけなのですが、そこで使う備品の寄付を行なっていたので、晴れがましくも感謝状を頂き、テープカットにも参加させて
頂いたのでした。



ここには、子供達に勤労観,職業観を育む「キャリア教育」の推進を図るスチューデントシティーやファイナンスパークや京都の偉大な企業創業者・科学者等の業績等を展示する「京都モノづくりの殿堂」があるのですが、これらのコンセプトが本当に素晴らしいと思います。

それは子供達の探究心を育み、学校において机上では学べない教育であり、学校では見つけられない、個人の長所や、興味などを発見する事ができ,エデュケーションの原点がある様に思います。

同じ教育でも、日本の教育はティーチング、米国では引き出すという意味のエデュケーションという違いがあると言われますが、日本や日本の子供達に取って、エデュケーションが一番大事な要素だと思います。

今日早速第二工房では、式典の後、大将軍小学校の児童がロームさんからLEDについての授業を受けていました。

いつも感じるのですが、こういう点が京都の素晴らしいところで、最先端技術のロームさんから実際の物に即した授業を行なってもらえるのです。
聞いた所によると、もう既に50コマ位の授業予定があるらしく、京都の子供達は羨ましい限りですが、そんな協力をする京都企業がたくさん有るところは絶対的に京都の誇りだと思います。

自慢の社員と誕生日

今日は私の誕生日だったのですが、社員のお陰で嬉しいものとなりました。

社員皆からという事でプレゼントを貰ったのですが、これは私にとって初めての事でした。

そのプレゼントは、



この”夢叶うまで挑戦”と書かれたTシャツと、



トレーニングウエア上下です。

これらは、今年私は、ジムに通うと言いながら、なかなか行けていないので、背中を押すべく選んでくれたのだと思います。

社長の健康管理というものは、自分だけの話ではなく、もしもの事があれば、社員や、取引先など全てに影響、迷惑をかける事になるので、本来は、リスク管理という意味で、しっかり行なわなければならないのですが、うちの様な中小企業ではどうしても、社員が遅くまで残ってくれている中、自分だけジムなどに行くのはどうか?と思ってしまい、なかなか行けないのです。

そんな背中を押すべく選んでくれたことも嬉しい理由の一つでした。

しかし、実はもう一つ考えられる事があります。

それは今年、ウエダ本社の元気娘、朝礼担当の松本が、それも軽く誘われたノリで那覇マラソンに出る事になったのですが、”社長も来年には是非!”というメッセージである様な気もします。

それにはノーコメントにさせて頂きますが、嬉しい事はまだあり、皆からという事で貰った以外に、新入社員といつも気にかけてくれている女子社員から、別で、机に置ける癒しのプレゼントをくれました。

分かりにくいですが、ハイドロカルチャーの植木と、音を出すカエルのボールペンです。



今日はかなり嬉しがったブログになってしまいましたが、誕生日であるという事と、”誕生日での社員さんの自慢話を聞かせて下さい”と気に掛けてくれていた?ライバルであるダイイチ(株)の熊谷社長への報告も兼ねているという事で、お許し下さい!

2010年8月28日土曜日

良いことと悪いことの入り混じる日々

最近の傾向ですが、嬉しい事があると思えば、やっぱり全然だなと思う事もあり、入り混じった日々を送っています。

うちの会社では毎日全員が、”気づき”という日報の様なものを書いているのですが、ここ最近は、それにそれぞれ社員がコメントを入れる様になり、知らぬ間に盛り上がっていたり、皆の連携を課題としているウエダ本社としては、良い感じではあります。

でもまだまだ、良い感じかな?と思っていると、特に悪い事に対しての連携や、本質的にどうするか?という感覚において、全くできていなかったり、一進一退の状況が続いています。

悪い情報に対しての考えというものは、余程、皆が仕事に対しての考え方を変えて、本質的に捉えないと、上手い処理ができないので、
ある意味悪い情報に対してどうできるかが、社員のレベルや、組織のレベルを計るポイントになると思います。

詳しくは、又話しする機会はあると思いますが、今日は、先程帰ってきたばかりで、考えが纏まりませんので、この辺にさせて頂きます。

実は今日は今年初の貴船に行っていたのですが、先輩達も多い会合で、飲めないお酒を飲まされて、結構今も苦しい状況です。

折角の貴船で、お酒の飲める人には、楽しいことだけの会合だったでしょうが、飲めない私には、この面でも良い事と悪い事が入り混じった一日でした。

2010年8月26日木曜日

ウガンダからのハガキ

今日、ウガンダへ行かれていたテラルネッサンスの鬼丸さんと吉田さんからハガキが届きました。

そこには、ウガンダの子供達の写真があり、皆さんのお陰で少しづつ、子供達の笑顔が増えてきました。とありました。

多分、ウガンダに行かれている間に、援助している方々に、報告も兼ねて送られているのでしょうが、私やウエダ本社が行なっている事など、ほんの小さい事でありながらも、この様に現地での活動に繋がっているのだと分かると大変嬉しいですし、ウガンダの子供達も、その存在を近くに感じました。

こんなちょっとした事でも、見える化というのか、どの様な活動で、どうなっているのか?それを報告するという事は重要な事なのだと感じました。

鬼丸さんが凄いのは、年齢はまだ31歳、社会人の経験もなく、ビジネスにおいての教育を受けたわけでもないのに、こんな事もしっかりとできる点で、単に熱い思いがある、というだけのNPOとは違うところです。

会社でも、よく教育の仕組みの話や、指導の仕方など、どの様にすれば育てていけるか?という論議が行なわれますが、社会人経験もなく、そんな教育を受けた事もない鬼丸さんなどを見ていると、やっぱり、本人の本気度、それも熱い思いだけの本気度ではなく、
他人に頼ったりするのではなく、全ては自分で動き、切り拓くという姿勢が、人をその様に成長させるのだと思うのですが。

2010年8月25日水曜日

"営業”の醍醐味

最近は又、大手企業に新規で出入りさせて頂く事が多いのですが、流石に大手企業は、それぞれに特長があり、勉強になる事が多いです。

新規の先に行くと、自分自身がサラリーマン時代に行なっていた新規開拓の事を思い出し、普段経営を行なっている時とは違う、頭の働き方になっている様で、心地よい刺激を感じます。

以前もブログでも紹介した事があるのですが、私の場合、サラリーマン時代に、新規開拓と言っても、もっときつい、自社に対してアンチというか、”来て欲しくない”と思われている先の開拓を行なっていた時期があり、その時の経験が、その後の私の、仕事においての全ての礎になっています。

世の中に販売数や販売額で凄いという人はたくさんおられると思いますが、相手から出入りして欲しくないと思われている所の開拓役
を経験した人は、そうはいないと思いますし、それが今でも私の誇りであり、大きな資産になっています。

当然アポイントなどなかなか取れないし、やっと取れたとしても、たった一回の商談が毎回真剣勝負で、話の糸口、接点を見出せないと
二度とその会社には行けなくなるのです。

それがどういう事なのか、毎回、本番一発勝負の様なもので、相手のニーズ、課題などを色々な話をしながら、引き出していくのですが、そんな簡単にいくわけがなく、話しながら頭はフル回転状態で、相手の反応を見ながら、接点を探っていくのです。
その緊張感が一番面白いところで、相手の要望、ニーズを引き出す事ができ、それと接点を見出し、相手の要望を満たす事ができた時が営業として醍醐味を感じる瞬間なのです。

そんな事が同行すると思い出され、ついつい頑張ってしまうのですが、現在のウエダ本社で行なわれている”営業”と私が目指す"営業”との違いを、感じてくれる様になれば、そんな経験も生きてくるのですが。。

2010年8月24日火曜日

京都のウエダ

今日は知人が、京都にある”ウエダ”という別の会社の件で来られました。

というよりも正確に言うと、うちの会社だと思われて来られたのですが、字体もほぼ同じなのですが、全く関係ない別の会社の事でした。

うちの"ウエダ”というロゴに似通ったものは、以前の関連会社などではなく、初めから関係ない会社で、2、3社あるのですが、実はこのロゴ、うちがオリジナルという事で証明できる事があるのです。

別に私は、他社さんに真似したでしょう?だからどうしてくれ、などと言うつもりは毛頭ありませんし、又、そんな大したロゴであるとも思っておりません。

知って頂いているかと思いますが、ウエダというのは、私からしますと母方の祖父であるのですが、その祖父の出は奈良県の桜井というところで、その実家の家業で、現在ウエダ本社で使っているロゴ(字体)を使っていたのです。

という事なので、うちが京都において、他社さんのロゴを真似したのではなく、うちが京都ではオリジナルであると堂々と言えるのです。

仮に真似されていたとしても、真似されて価値ある様なブランド(ロゴ)にしなくてはならないと思いますね。

2010年8月23日月曜日

久しぶりのドラマ撮影

今日は久しぶりに当社オフィスで、ドラマ撮影がありました。

内容については、お話できませんが、9月16日放送の”科捜研の女”です。


このドラマでは以前も当社をお使い頂き、その際は私も、沢口靖子さんや内藤剛志さんにお目にかかれたのですが、今日は、丁度私が出かける際に撮影班が到着し、会社に戻った際には、もう跡形もなくなっていました。

という事は、今までの経験値からして、実際の放映は1分未満?かもしれません。

という事なので、実際の様子は知らないのですが、今回は、うちの社員の全国放送デビューもなかったのではないでしょうか?


ちなみに、踊る大捜査線の湾岸警察署に使用されていたのは、うちのメイン仕入先である内田洋行さんの、以前潮見にあった本社ですが、あれくらい露出すると良いですけどね?

どの位、露出しているかは当日の放送をご覧下さい!

2010年8月20日金曜日

盛和塾機関誌100号

先日送られてきた盛和塾機関誌100号巻頭の塾長講話は、フィロソフィーの根本思想と題されていました。

そのお話をみて、驚くと共に嬉しい事がありました。
それは、人間としての考え方のベ-スが全く同じであった事です。

でも、こんな考えは、当たり前の話なので、同じであっても何も不思議ではないのですが、それは地球に存在する全ての生物は食物連鎖を通じて、互いが結びついて生きていること、しかしその中で唯一人間だけがその循環に属さず、人間だけが、必要以上のものを求め、自分さえ良ければ良いという感覚を持っているということです。

それを強く思っているので、人間として生まれたからには、どう生きるべきなのか?世の中に自分が存在した意味や意義は?という事を考えていて、会社経営も、その考えをベ-スにしているのです。

くさい話と思われるかも知れませんが、何故かこれがホントの話だったので、稲盛さんも同じ事を言われているのが嬉しかったのです。


でも何故こんなに結果が違うのでしょうか?

稲盛塾長に聞くとすると、言われる事は想像できます。
それは真剣さ、誰にも負けない努力が違うと。

そこは学んでいるのですが。。。

2010年8月19日木曜日

本業を通じての社会貢献

今日は、新人がアポイントを取ってくれた上場企業に、同行しておりました。

”CSR的な事は手が回らず何もできてません”と仰っていましたが、話を聞いてみると、本業自体が立派に社会貢献に繋がっており、最も理想的な形だと思いました。

”利益とは社会に貢献したことの証である”これは松下幸之助さんの言葉ですが、これを逆に言えば、本業を通じての社会貢献ができていれば、利益は必ずついてくるという事になるのです。

先日も商工会議所の会報誌にウエダ本社のCSR活動を取り上げて頂いておりました。
これらの活動自体は、本当に中小企業ほど、前向きに取り組むべきだと思って行なっているのですが、こんな話を考えるとまだまだうちの活動などは本質的なものではないと思います。

仕事モードに戻ってみると

沖縄での完全オフモードから、なかなか戻らないかなと思いましたが、現実はそんな甘いものではないですね。

問題も多く、やるべき事だらけで、一気に仕事モードに頭が戻りました。

沖縄では私は休暇でしたが、川畑社長に挨拶だけのつもりで沖縄教育出版さんに寄りました。

以前ウエダ本社の映像を社員の方が見て頂いたので、お茶を出して頂いた女性に、楽しそうな会社ですねと言って頂けて、楽しそうな会社の本家本元の会社の方から言われて、大変嬉しくもありましたが、現実は全く違って、まだまだうちの場合は、楽しい雰囲気、良い雰囲気というだけで、実業に結び付けられておらず、恥ずかしい思いでもありました。

結局、ずっと唱えているウエダ本社としての存在意義、存在価値や理念を、まだまだ皆の腹に落としてもらう事ができておらず、理想と
現状を皆の意識の中で繋げられていない状況なのです。

分かっているのですが、そこの課題がなかなか解決できていません。

ブロックスさんのDVDで有名な会社さんは、皆、実際は数字(仕事)に厳しく、数字をやるのは空気を吸うのと同じくらい、論議をするものではないというベースが共有されているというところが、遠ーい存在に感じるところです。

イベントの件や、CSR的な事など、色々な方がお褒め頂いたりしますが、ウエダ本社のメンバーは、決して間違わない様にしないと駄目だと思います。

2010年8月17日火曜日

肝高の阿麻和利

今日まで夏季休暇を頂きブログも休ませてもらってましたが、今日から復活したいと思います。

休みの間、沖縄でリフレッシュさせて頂いておりました。

その滞在中、沖縄県うるま市の中高生で作られた肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)という、いわば沖縄版ミュージカルを観てきました。

以前から鬼澤さんや大久保寛司さんなども支援されており、5分程の映像だけは見た事があったのですが、それだけでも感動するので、是非生で観てみたいと思っており、この休みも沖縄に行かなければ12日にあった東京公演に行こうかと思っていたくらいでした。

それが沖縄で、勝連城跡が世界遺産登録されて10周年を記念した公演が行なわれるとの事だったので、これまた支援されておられる沖縄教育出版の川畑社長にチケットを取って頂き、観にいったのでした。

元々は地元の中高生に、自分達のルーツや今ある背景、それらを学びしっかり継承していく事を目的に教育委員会が始めたらしいのですが、今や百数十箇所で十万人以上が見たという一大興行になっているものです。

何故、これだけの方々が支援され、これだけの人が見て感動するのか、それは百数十人とも言われるメンバーが、皆、イキイキと目を輝かせ、それぞれの役を演じている姿を見て、そして、それが醸し出す”気”を感じて、心を動かされ、泣けてくるのだと思います。

というか、そう生で見て体感しました。

舞台と連動して、会場の通路にも綺麗に整列して踊る、アンサンブルという踊り子達が居るのですが、私は、後ろの方で光も当らず、ひょっとすると誰も見ていないかもしれない子らが気になって見ていたのですが、その子らも又、自分達の役割をしっかり理解し、イキイキとやはり目を輝かせ踊っている姿を見て、そこでまず、ジーンときていました。

そして休憩を挟んで二時間半以上にも及ぶ組踊、中高生などという意識は忘れさされる素晴らしい熱演、そして、この事から出てきたであろう郷土愛、そんな地域の人々の思いが繋がり、他にはない、町おこしにまで至っている事などを感じ、最後には涙無しでは見れませんでした。

ちょっと又私も、追っかけになってしまうかもしれませんが、是非、皆さんも知っておいて欲しいと思います。

2010年8月12日木曜日

オリジナル商品

今朝は最近の朝礼企画である"ジャパネットウエダ”の番が当っておりました。

それは、自分のお気に入りの商品などを皆に紹介するという企画で、なかなか今までの出し物が優れものでハードルが高かったので、私は、以前、自分で興した会社で、輸入していた商品の紹介を行ないました。

殆どが、もうかれこれ10年以上前に輸入していた物であり、イタリア、アメリカ、オランダ、スイスなど、振り返ってみると色々な物を扱っていたなと懐かしく思いました。

その頃は、殆ど自分ひとりで動いていたので、勝手きままであり、見つけてきた商品を自分が輸入元となるので、定価も自分で決めて、零細も零細の企業でありながら、他所には無い商品なので、強気で商売しておりました。

そんな事を思うと、ウエダ本社でも、早くオリジナル商品、オリジナルの存在価値を作らないと面白くないし、早くそういう体感を皆にも持ってもらいたいと思います。

今では、どうすれば、皆がやる気になるか、それぞれの特徴を出してくれるか、など悩むことばかりで、自分だけで勝手きままに、などという事は全くできず、ある意味大変な事も多いですが、こんな朝礼などを通して、段々会社も社員も良くなって来ているので、一人の展開では味わうことのできない、皆で喜び、皆で楽しみ、皆で良い成果を求め、厳しい事も共有できる様にしていきたいと思います。

明日から17日まで休暇を頂きますので、基本的にはこのブログも休ませてもらいます。

ただ、ひょっとすると、ひょっこり書いているかもしれませんので、たまにはチェックしてみて下さい!

2010年8月11日水曜日

セミナールームに提燈

今日は朝礼同好会チームが企画してくれた社内イベントがありました。

今日京都では宇治川の花火大会があったのですが、うちの会社の屋上から少し見れるとの事で、それを見ながらの屋上ビアパーティーが企画されていたのです。
しかも、浴衣を着て下さいと半ば強制?されていました。

実は浴衣を持っていなかった私は、この際、仕立ててみるか?とも一瞬思いましたが、まずは既製品を近くの呉服屋さんで購入しました。
というよりも、どれが良いかも分からないので、新人女子社員に付いてきてもらって、言われるまま買いました。

用意はばっちりだったのですが、残念な事に夕方から雨になり、屋上ビアガーデンは無理となったのですが、そこはこういう事は何とでもするウエダ本社です。
最近は、凄い方々もご利用頂いているセミナールームが、この様になっていました。





何故、こんな提燈があるのか分かりませんが、お堅いセミナールームが一変。
しかも前にはライブ映像で、宇治の花火が映されていました。

ごく一般的な会社からすると、かなり良い感じで変な会社になって来ました。
何の為に、オフィス内で浴衣に着替えて、提燈ぶら下げて、集まっているのでしょう?

馬鹿げた話で、無駄な話です。

でもその馬鹿げた、無駄な話を楽しむのが、素晴らしい話だと思いますし、無駄を楽しめる会社にしたいと最近は本気で思っています。

そう思わないと、やってられません(笑)

2010年8月9日月曜日

崇高な理念

今日は来年の京都流議定書イベントについて話をしました。

というと気が早いですが、ハイアットさん、京都市さん、そしてブロックスさんとそれぞれ,今年の振り返りと来年に向けての意見交換などを行なっていました。

ブロックスさんとは、今回のイベントでは、ブロックスさんや、DO ITのDVDはおろか、経営品質自体もご存知ない様な層にも、若干訴求できた事に意義があったという事で、今後も、この様な経営スタイルを日本全国に広めていく事、それが日本を変革していく事について大きな可能性を持っているという見方で一致し、それを目指していこうと話しておりました。

ブロックスの西川社長が、最近感じた事として言われていたのですが、経営理念というものは、経営者の思いというものよりも、もっと高く崇高な見地から考えられたものでないと駄目なのではないか?という事でした。

経営者の思いで、それを皆に従わせるというものではなく、経営者自体にとっても永遠の課題で、ずっと社員と共に追いかけるものでなくてはならないのではないか?という事でした。

なかなか納得な話です。

うちは、オムロンさんの真似をさせて頂き、経営理念の上というか前に基本理念を設けて、人としてどうあるべきか?を明示しています。

それらと社是の関係性は難しいですが、創始者が数十年前に作っていた社是は"宇宙を思え、人愛せ”ですから、私も永遠に、そして常日頃、心に留めておかなくてはいけないものだと思います。

数十年前に、こんなに、壮大な思いを持ち、しかし人がどんな時代でも基本であるという様なことを唱えていた創始者は、改めて凄いと思いますね。

2010年8月7日土曜日

凄い研修、それ自体の意味

昨日になってしまいますが、うちの会社では全員研修を行いました。

正確には、電話対応してくれる女性にはライブ配信で映像でみてもらいながら、それ以外は全員、セミナールームで生で受けていました。

詳しくは言えなくて残念なのですが、仮に言えたとしても、内容が豊富すぎて、とても説明できないと思います。

テーマとしては、”仕事の効率化を図る”というものですが、何が凄いかというと、内容が豊富なセミナーというものはよくありますが、具体的に何をやれば良いか明確にできないものが多いと思います。

しかし今回は、内容豊富にも関わらず、まず、こういう事から始めようという事が具体的になり、しかも多分、参加したメンバー全員に、そういうモノがあったと思います。

という事は、必ず何がしかの効果が出ると思いますし、そんな研修は兎にも角にも初めてでした。

実は今回の話は、京都流議定書イベントの最大の効果と言っても良いかもしれませんが、社員達のイベントでの頑張りを見て頂いたある方が、何かしてやれないか?とご提案頂いたのです。

その方曰く、”他の人に良い事を行なっている人(会社)には良い事が起こるんですよ”との事でしたが、そういう人達にご自分が、良い事を起こしていこうとされているのだと思います。

お金の支援は限定的であったり、それだけの効果を生んでいなかったりするケースも多いですが、良い事を行なっている人を繋いで、良い事を広げていく事は、世の中を変えていく事になるので、それを繋いでいこうとされているのだと思います。

京都流議定書でも実は、熱い想い、凄い技、素晴らしい教えや、反対に課題などを持つ、色々な立場の人が集まる場を作る事で、何かが繋がり、問題解決の糸口になれば・・と思って行なっているのが最大の狙いなのですが、今回の研修は、その事例を見せて頂いた、しかも、うちの会社にもフィードバックして頂いたという事で、大変嬉しかったですし、私個人には、研修の内容そのものもたくさん教えを頂いたのですが、その方の行為には、こういう風に、自分のできる事は、他人に対して示していくのだよと、示して頂いた様に感じました。

2010年8月5日木曜日

二年連続出場

今日は、商工会議所の文化情報部会の最大イベントであるパーティーに出ておりました。

毎年、グランドプリンスホテルの夏イベントの前日に行なっているのですが、ハワイアンダンスショーやダンスタイムなどがあり、今年も410人が参加して行なわれました。

この部会の委員会で役もやっている事から、何名か連れていかなくてはならず、今年は新人三人を連れて行きました。

元々はダンスタイムと言っても基本的に社交ダンス系のものでしたので、年代層は高めなのですが、その中でもうちの新人達は一番前に行って踊っておりました。

それは良いのですが、ハワイアンダンスショーの中で、私までもが舞台に上げられ踊らされ、マズイ事にそれをバッチリ新人にムービーで撮られていました。

しかし、舞台に出て思い出したのですが、1年前のこのパーティーでも、やはり舞台に出されて踊らされました。

幾ら前に座っているからと言って、400人強の中で、二年連続出さされるとは。。
ひょっとして私も、何か寄って来られる何かを発しているのでしょうか?

良い事であれば有り難い話ですが、このダンスの、しかも映像撮られたのは、ヤバイですね。。

2010年8月4日水曜日

持っている人は持っているんです。

今日は Live on 代表の尾角さんが来てくれました。

この団体は、「自死遺児の支援から、いのちの授業、母の日の原点(母を亡くした子がはじめたこと)を広め、母の日に母を亡くした人たちから手紙・手記を公募し、文集・書籍の出版を行っている。」というもので、丁度一昨日も関西テレビのアンカーという番組でも特集で取り上げられていました。

この尾角さん、実は昨年の京都流議定書イベントで、学生未来市という、様々な活動を行なっている学生の活動を紹介し、仮想マネーを投資するという企画の中で、優勝した人で、先日のイベントに来てくれた際、1年ぶりに会いました。

その会い方が凄いのですが、イベントに参加頂いていた鬼丸さんと二人で、イベントで大変お世話になった大久保寛司さんに、彼女の話、活動を話ししていた、正にその時に、”こんにちはー”と現れたのです。

それが私は一年ぶりの話なので、一瞬、目がテンになりました。

大久保さんという凄い方に紹介しているその際に本人が現れるのです。

そしてその際に、以前から私の所にも寄ろうとしてくれていたとの事で、今日来てもらう事になっていたのです。

それが又凄いのですが、今日私は、彼女と会った後に会う予定をしていた人が、来年二月に開催される予定の"自殺防止のシンポジウム”に関わられているとの事を今朝知り、それならと尾角さんもそのまま連れて行って紹介をしました。

当然、色々話、ご存知の方が共通しており、今後色々お互い補完できそうな感じでした。


一年前にその企画でちょっと知っていただけの人で、その人の事を影響力のある方に知ってもらおうと話している際に、本人が現れ、
そして二回目に会った今日にも、又、偶然とは思えない出会い、繋がりになるという話で、恐ろしいというか、やっぱり持っている人は
何かを持っているのです。

でもこの尾角さん、これが又凄いんですよね。。ウエダ本社に関わりのある方は、いずれご紹介させて頂く事になると思います。

石門心学

今日は昨日に引き続き、日本再生推進フォーラムの勉強会がウエダ本社のセミナールームで開かれました。

今日は昨日とはうって変わって、創業320年という半兵衛麩の玉置会長のお話。

私は以前にもお話を伺ったこともありますし、あるパネリストとしてご一緒させて頂き、自分が恥ずかしくなった経験もあり、素晴らしいお話をされるのは分かっておりましたので、社員も大勢参加させました。

お話は、半兵衛麩さんの家訓についてであり、その考えは石田梅岩の石門心学から来ているので、そのお話を分かりやすく、そしていつも感じるのですが、体に染入る様にお話されます。

家訓である先義後利の話や人様のお役に立った代償が利益であるという考え、しかし、”財を残すは小なり、事業を残すは中なり、人を残すは上なり、されど財なくば事業を保つことはなく、事業なくば人は残せず”というお話など、商売道徳、価値観について、頷く話ばかりです。

ウサギと亀の話も、自分に負けている者が世間に勝てるわけがないという教えであったり、自分で変えられないのが宿命で、自分で変えられるのが運命であるという人生、生き方の教え、そして、漢字を使った躾など、聞いた社員達も、大きく感じ入っていた様に思います。

しかし、石門心学は立派ですが、それを11代に渡って、口伝えに実生活の中で、引継ぎ、語り継がれてきた半兵衛麩さんはやはり立派としか言い様がないです。

うちの会社では私が入った経緯が特殊な為、70数年経ちますが引継ぎなどを全く受けず、第二の創業で、殆ど創業者の感覚で行なってきましたが、ここから後世に伝えていかなくてはならないですね。

2010年8月3日火曜日

日本再生プログラム推進フォーラム

今日の午後、日本再生プログラム推進フォーラムという会の、組織のリーダーシップ研究会が弊社のセミナールームで開催されていました。

この勉強会、私は全く関係ないのですが、経営品質で有名な鬼澤さんが主催され、京都流議定書イベント(京都フォーラム)でもお世話になった、人見さんから頼まれて場所を貸していたものでした。

うちのスタンスとして、貸会場で儲けるつもりもないので、良いセミナーなどは、社員を参加させてもらうという事で、無料でお貸ししているのです。

という事で、鬼澤さんが弊社にお越し頂く事にもなり、それだけでも嬉しい事だったのですが、中身も大変良かったです。

まずは、またまたテラルネッサンスの鬼丸さんのセミナー。

我々は先週日曜日に講演してもらったとこですが、全国から集まられておられる参加者の半数の方は初めてとの事でしたので、大変興味深く聞かれていました。
それも当然で、私も先日聞いたばかり、もっと言うと、この三ヶ月で四回、ほぼ同じ話を聞いているのですが、それでもグッと来てしまうのですから、彼の思い、話ぶりにはいつも脱帽です。

その後は、(財)京都地域創造基金の深尾理事長のお話でしたが、これが又秀逸でした。

話が秀逸というと、ニュアンスが違いますね。
そうではなく、やはりその使命感の様な思い、他人に期待するのではなく自分が切り拓くという信念、そして思いだけではない戦略や
構築力、或いは人を動かし巻き込むリーダーシップなど、まだ彼も36歳というのに、その人間力を見せつけられました。

詳しくはHPをご覧頂きたいですが、実はこの団体、うちの会社から徒歩45歩(深尾理事長曰く)という、殆ど隣りにあるのですが、こんな活動をされていたとは知りませんでした。

もっと以前から知っていれば、色々な連携をできていたと思いますが、いつからでも遅くはありません。
気づいたり、知った時から、全ては始まるのですから、これから、又、勉強させてもらおうと思います。

しかし、凄い人はたくさん居るなあというのが、率直な感想ですし、日本もまだまだ捨てたもんじゃないですね。

2010年8月1日日曜日

10'8月ウエダ本社社報

平成22年 8月 1日
株式会社ウエダ本社
《三回目でようやく》

京都流議定書イベントの三日間は、皆本当によくやってくれたと思います。

来場者からも、対応が気持ち良かった。ホテルの方々との遜色がなかった。皆さん楽しそうにやってられますね。社員さんの団結力が凄い。などなど、社員の対応を褒めて頂く言葉を多く頂きます。
又、良いイベントでしたね。三日間のメッセージがあって良かった。などイベント自体の事もこちらが聞くのではなく、先方から言って頂ける事が多く、それをみても楽しんで頂けたのではないかと思います。

その中で明らかに感じるのですが、今年三年目は、一年目、二年目後の反応とは全く違います。
ある方が言われていたのですが、不思議と一回、二回までは続くが、三回目が続かないイベントというものは多く、三回続くと、五回、十回と続いていくものだそうです。
そんな事もあるのか、一回目からずっと話していた方が、三回目の今回、初めて認めて頂いたという感じを受けるケースも多いですし、イベントに限らず、三回、三年ということは、結構ポイントになるのだと思いました。

一回、二回までは何とか、思いだけでも突っ走れるのかもしれません。
しかし三回、三年となると、思いだけや、たまたまではできないという事なのだと思いますし、それだけに、それだけやって初めて、他の人も認め出してくれるのかもしれません。

又、運営していた我々社員側も、ひょっとすると一回、二回は半信半疑で、自分の所で唱えている主旨が腹に落ちず、形式だけや浮ついた感覚で参加していたのかもしれませんし、それが三回目でやっと自分達のイベントになったという事なのかもしれません。
いずれにしても三回目を終って、今回色々な意味で、何故、ウエダ本社がイベントを行なうのか?ボランティアではなく、自社の為にと言っているか?の意味も、感じてくれた様に思いますし、実際、イベント後、かなりの人が大きく変化し出しています。
この変化を皆がそれぞれ楽しんで、刺激しあって、向上していくと、会社として凄い変化を起こす様になり、五回、十回と、皆から期待されるイベントを継続していける会社になっていくのだと思います。

私の方はそれを目指して今月から、来年のイベントに向けて、アイデア出しを行なっていきたいと思います。

2010年7月31日土曜日

役得なこともありました。

今回のイベントでは、出演頂いた方は凄かったのですが、普通に観客で凄いメンバーが来て頂いていました。

沖縄教育出版の川畑社長は初日にお越し頂き、大久保寛司さんは何と三日間殆どフル参加して頂いていました。

その他、経営品質をこれだけ広めておられる立役者でもある鬼澤さんもワールドカフェから参加頂き、京都フォラームの懇親会には
それだけの為にヨリタ歯科クリニックの寄田先生と、本当に、日本の経営品質においての有名どころがオールスターという感じで集まられていました。

イベントをやるメリットは?と散々聞かれていましたが、これだけでもあり得ないというメリットは、初日に川畑社長と、大久保寛司さんと
うちの社員達で懇親会を行なうえた事です。

川畑社長は全国で引っ張りだこの社長、大久保さんは、それこそローソンの新浪社長も来られて大久保さんがおられるのに驚かれていた様に、ローソンさんや、大手企業、そして三重県庁などにもコンサルされた、有名コンサルタントです。

その方々がうちの社員の為に、時間を割いて頂くという、何とも役得な話でした。

幾ら役得と言いつつも、これを独り占めするのは、あまりにも気が引けましたので、他の会社の社員の方にもお声がけし、楽しく、有意義な時間を過ごさせて頂きました。

と言っても、この時点でうちの社員の多くは、これがどれだけ価値のある話なのかは、分かっていなかったと思います。

今になってから、そしてこれからもドンドン、何て厚かましい事だったんだろうと感じてくると思います。