2009年7月28日火曜日

京都のマスコミは損しましたよ。

京都流議定書イベントが終ってからも忙しく、ブログが書けておりませんでした。

レポートや社員ブログは順次UPされておりますので、様子は、それらも絡めてご覧頂きたいですが、今回のイベントは、元々今年もやる予定ではなかったという事はありますが、素晴らしい所と課題とがハッキリしたものでありました。

素晴らしかった点・・出演者のクオリティー、話の中身、社員スタッフの対応と頑張り、ハイアットさんの設え。


良くなかった点・・私が企画を纏めるのが遅かった点、イベント価値について社員自体が認識不足であった点、集客に向けて徹底できていなかった点、管理や詰めの甘さ、そんな事がモロに影響して、何よりも集客不足。

そんなところです。

そして、中身が良かっただけに、これらのお話を、多くの方に聞いて頂けなかった事が最も悔しい事です。

昨日一日、私はご協力頂いた方々にお礼の電話などで明け暮れておりましたが、来場頂いた皆さんから口々に
、労をねぎらって頂きましたし、ある方は、”あんな多様な方々が集まり、しかも、キーコンセプトがバラバラにならないイベントを見たのは初めてだし、多分今までどこにも無かっただろう”とまで仰って頂きました。

選挙の影響もあり、新聞なども取材に来ていませんでしたが、最終日、観光庁の本保長官、門川市長、市田ひろみさんの鼎談では、かなり京都に取って嬉しい話が飛び出しました。

長官があの場だから言って頂いた話なのか、分かりませんので、いくら主催者とは言え、ここで書く事は差し控えさせて頂きますが、京都新聞などは絶対損しましたねぇ~。

と、来られなかった皆さんにちょっと、残念だった!と思ってもらう様な書き方をしましたが、本当にこの鼎談のお蔭もあり、集客は今一でしたが、京都流議定書イベントが、京都の中で重要な役割を果たして来た様に思いました。

そういえば、京都市さんが進めるDo you Kyoto?という言葉を京都府が商標を取得していた事が分かったのも、昨年の我々のイベントでしたし、京都流議定書と名づけただけにこのイベントは、何か持っているのかも知れません。

2009年7月24日金曜日

京都流議定書2009開幕

今日12時半~京都流議定書2009が始まりました。

開会式・・と言っても華々しいセレモニーは何もなかったのですが、山田知事、門川市長にもお越し頂き、ご挨拶も頂戴しました。
堀場最高顧問まで駆けつけて頂きました。

堀場最高顧問には以前、素晴らしい事をしているけれど、ウエダ本社が一社で、そんな費用を負担してやるのではなく、もっと行政などからにも予算化してもらうべきだという様なアドバイスも頂いておりました。
私は、勿論、ビジネスには直結しないけれど、しっかり考えているから大丈夫ですとお答えしていたのですが、
心配して頂いて、ご自分が参加することによって少しでもイベントの価値を高めようとして頂いたのだと思います。

そんな大変な方々に快くご協力して頂きながら、それに応えるだけの努力を最大限できていたか?という事に反省が残った一日でした。

開会式は大勢の方がお越し頂いたのですが、その後のセミナーで折角の内容のあるものが、充分集客ができていなかった様に思います。

是非、明日、明後日の二日間、お時間許す方は、というか、優先的にでもお越し頂きたいのが本音です。


なかなかこれだけ色々な立場からのセミナーは一挙に見れることはないと思いますので、それだけ無理強いしても、罰は当たらないと思っておりますので、是非、お誘いあわせの上、お越し下さい!

2009年7月23日木曜日

京都流議定書2009 ⑥

三日目は元々は、京都市が環境モデル都市に選ばれたので、それを考えていくイメージで、環境というテーマだけで考えておりました。

京都市の地球温暖化対策室にもどっぷりと関わって頂き、当初は斉藤環境大臣もお越し頂けるか?という話でした。
衆議院も解散した今となってみると、予定していても、無理だったかと思いますが。。

ところが、門川市長のところで、やはり京都としては、環境を考えるにしても観光とを切り離して考える事はできないので、本保長官もお呼びしようという事になり、鼎談という事で華やいだところも必要かと市田ひろみさんにもお願いした所、市田さんは観光庁の、ようこそジャパンという20人の委員になられており、、見事に繋がったという事です。
国の長官が参加して頂くという事で、勝手きままにはできない面もあると思いますが、三人さんのトライアングルで、京都の観光と環境という繋がりも見えてくるのではないかと思います。

その後、京都大学の先生方によるエネルギーと環境の問題を、京都モデルフォレスト協会さんからは、森林保全の
活動などについてお話頂きます。

三日目は又、前の二日に比べても違った意味で、格調が高いと思います。

是非、この日は、どっぷりと京都と環境、そして観光の関わりを考えて頂きたいと思います。

2009年7月22日水曜日

京都流議定書2009 ⑤

25日の二日目も、クオリアリレーシンポだけではなく、セミナー会場では夜学として、老松CEOの太田さん、
京都市文化市民局文化芸術都市推進室長の平竹耕三さん、京都女子大学准教授の井上えり子さん、京都工芸繊維大学特任准教授であり、伝統文化プロデュース連 代表の濱崎加奈子さんにより、京都の花街 について対談して頂きます。

花街については、京都通の方でも、分からない事も多いと思います。

花街の文化の多面性について総合的に捉えた初めての本も、この対談と同じ題名の”京の花街 ひと わざ まち”で出されており、そういう意味でも大変興味深いものであると思います。

又、この日の午前には、地下会場で国民文化祭のプレゼンテーションが行なわれます。
これは、2011年に京都府において国民文化祭が開かれるのですが、それに向けてのプレゼン提案で、コーディネーターとして松栄堂の畑社長、京南倉庫の上村社長も登場されます。

あれもこれも無理ですが、こちらへの是非ご参加下さい!

2009年7月20日月曜日

京都流議定書2009 ④

二日目の25日は、午後からクオリアリレーシンポとして、12時半~17時まで”濃ーい”内容でお届けします。

まず、クオリアというもの自体が何??という感じでしょうが、「クオリアは、「赤い感じ」のように、私たちの感覚に伴う鮮明な質感を指します。」~クオリアマニフェストより。

クオリアということでは、茂木健一郎さんが一番有名ですが、京都では、堀場最高顧問がずっと唱えられており、
ここ最近の講演は全て、クオリアという事をテーマにされています。


という事で、12時半から堀場最高顧問にクオリア時代とは?という事での問題提起をして頂き、その後、木乃婦の高橋さんに、京料理の世界に身を置かれた立場からのお話をして頂きます。
このインタビューアーは、元日本テレビアナウンサーの魚住りえさんにお願いしますが、これも贅沢なキャスティングです。

その後は、昨年までケンブリッジにおられた同志社大学大学院の山口先生とヤマハ音楽振興会などで40年以上音楽を通じて、感性、創造性の教育を行なわれて来られた椙山知子先生に、科学と感性などについての対談と、ジャパンライフデザインシステム社長の谷口正和氏により、外から見た京都、マーケティングの専門家から見た京都の価値についてお話頂きます。

そして最後は、再び堀場最高顧問と、真言宗大覚寺派宗務総長坂口博翁氏により、宗教から見たクオリア、そして京都の価値などをお話頂き、このリレーシンポを締めくくって頂きます。

この対談なども初めての顔合わせであると思いますので、どんな話になるのか、大変興味深いものだと思いますし、これらリレーシンポの一つ一つが、それだけで講演会にしたい方々のお話なので、本当に贅沢な内容だと思います。

是非、この日はみっちり京都とクオリアを詰め込んで頂きたいと思います。

2009年7月18日土曜日

京都流議定書2009 ③

初日にはまだ、アントレプレナーシップ開発センターによる、中、高、大学生による地域活性の提案発表や大学生のビジネスプランについて、企業家などが京都マネー(仮想マネー)を投資し、最も投資を集めた学生団体を表彰するという企画もあります。

又、横浜スタンダードを掲げる横浜市から市会議員と横浜スタンダード推進協議会理事長を迎え、横浜スタンダードと京都スタンダードについての討論を行ないます。
と言っても堅い討論ではなく、皆さん元JCメンバーである40代の若手?が、おらが街、横浜と京都について話合い、そこから見えてくる京都を考えたいと思います。

他に地下会場では、ワコールの歩くだけでやせるパンツ”エクサウォーカー”の監修もされている梅田陽子さんによる、心と体を元気にするセミナーも開催するなど、この日は様々な立場の人が、様々な角度から、京都を考え、
地域を考え、それを彩る人々を考えて参ります。

2009年7月16日木曜日

京都流議定書2009 ②

初日の24日には、川越松下資料館館長による、松下幸之助の経営哲学~経営理念の原点と不況克服の心得というご講演の後、地下会場では、NPO法人 場とつながりラボ home's vi さんによって、ワールドカフェというスタイルの対話の場を設けて頂きます。

ワールドカフェとは・・・最近注目されている新しい対話手法の一つ。小人数の深い概論と多様な参加者の経験や気付きの共有を両立させる不思議な対話手法。硬い会議手法ではなく、飲み会やカフェのようなリラックスした空気で対話することでより深く新しい気づきの多い空間を演出します。

というものだそうです。

今回は、川越館長から松下幸之助の哲学を聞き、それを各自、腹に落とし込む為に、ここで色々な立場の方と討論して頂ければ、より有益なセミナーなると思いますので、是非、企業関係者は研修の場としてお使い頂くと価値があると思います。


しかし、この時間、セミナー会場では、岩上さんの連続講座の一回目が行なわれており、私としてもどちらをお薦めしたらよいものやら、悩ましいところです。

2009年7月15日水曜日

京都流議定書2009 ①

7月24日~26日までの三日間、今年もハイアットリージェンシー京都で開催いたします。

今年は京都スタンダードと探求するというテーマで、セミナー、シンポジウム中心に開催しますが、24日、
山田知事、門川市長にお越し頂いての開会セレモニーの後、初っ端は、松下資料館館長の川越森雄氏による、
”経営理念の原点と不況克服の心得”という講演です。

以前は、パナソニックグループ社員に向けての講演、研修依頼が多かったのが、最近は、全くグループ外の会社で
講演される事が多いとの事で、不況で皆苦しい中、やはり松下幸之助に学ぶという事なのだと思います。

と、いう事ですので、一般企業の経営者、社員の方々は勿論、人を束ねるリーダー、人と接するサービス業の方々、是非、勉強しに来て下さい!

2009年7月12日日曜日

おのぼりさん?

考えてみると実際、自分の意識があって東京タワーに行ったのは初めてかもしれません。

小さい頃に東京タワーの前での写真があるので、行っているのは間違いないのですが、以来、行った事がない様に思います。

今回は勿論、観光で行ったわけではなく、隣にある東京タワースタジオという所に行ったのですが、でも東京タワーなどに行くと、童心に帰るのか、何となく嬉しいものですね。

少し時間前に着いたので、流石に展望台には上がりませでしたが、みやげ物のコーナーなどを見て回りました。

いつも通りかかってみている東京タワーも、こんな真下から見たのは初めての体験でした。



2009年7月4日土曜日

美しい経営と京都流議定書2009

先週の伊那フォーラムに行って、自分の考えていた事も自分なりに少し説明がつく様になりました。

人と経営研究所の大久保寛司氏とリッツカールトン日本支社長の高野登氏の対談で、どんな思いを持って事業を行なっているのか?が重要であり、会社というものは、二つの資産を高める事を目指すものである、
その資産とは、
一つはお客様の信頼であり、もう一つは従業員のやる気である、という話がありました。

又、美しい経営を目指すべきとの話で、それには、社員が輝いている事と、ステークホルダーが皆幸せである事を実現すべきであると言われていました。

京都流議定書2009という形で、またまた大きなイベントを行なう事になりました。

昨年ウエダ再興記を綴ったのは、何故こういうイベントを行なうのか?そこには、自分の考えや、何故会社を営んでいるのか?その前に何故、生きているのか?そしてそいう考えに至った背景はどういう所なのか?を話さないと、説明できないとも思ったからです。

それでもまだまだ自分なりに、会社で行なっている事、本業以外に関わっている事の説明がうまくできていませんでした。

この話を聞いて、私が目指していたのは、”美しい経営”だったのだと思いました。

こういうイベントを行ない、まずは京都にとってお役立ちができ、様々な方が喜んで頂き、評価して頂き、
それを運営している社員達が自社に誇りを持ってくれれば、社員が輝き、関わっている人々や地域社会というステークホルダーが幸せになり、それによって社員達のやる気が向上し、お客様からの信頼に繋がれば、ここでいう会社の資産を大きく膨らませる事になるのです。

そう考えると、何故、ウエダ本社でこんな多大な費用を使って・・という説明もうまくできると思い、私自身、腹に落ちた気がしました。

2009年7月1日水曜日

平成21年7月社報~ 京都流議定書2009

【 社      報 】
平成21年 7月 1日
株式会社ウエダ本社
《京都流議定書2009》

昨年に引き続き、今月の24日~26日の三日間、ハイアットリージェンシー京都で京都流議定書2009を開催致します。

今年はセミナー、シンポジウムを中心に開催しますが、色々な方々のご協力の下、またまた面白いプログラムが目白押しとなりました。

昨年に引き続き、門川市長や堀場最高顧問にもご参加頂くのに加えて、我々の発信するイベントに観光庁長官という国のTOPの方までもが参加頂く事となりました。

何故この様な循環になるのでしょうか?

よく、こんなイベントを行なって、どこで儲かるの?何の為にやっているの?と聞かれます。
もし、我々が観光業であったり、うちが儲けたいからという事で、この様なイベントを行なっていたら、
この様な協力を得られる事はないでしょう。
儲けないどころか、わざわざお金を使って行なっているからこそ、皆さんの協力を要請できるし、人が
集まってくれるのです。

昨年に京都で70周年を迎えたウエダ本社、京都で70年も商売させて頂いているウエダ本社ですから、まずは京都の為になる事であれば、最低限の目的は達成できていると思います。
その上で、何故ウエダ本社があんな事をするの?とか、よくあれだけの事をするね?とか、そういう印象を持って頂ければ、その他大勢から抜け出しているわけですし、こんな事をやってくれて有り難いと思ってもらえれば、京都の会社として存在する意味、意義がある事になると思っています。

以前から、ウエダの展示会を行なわないのか?などの声も頂き、ずっとオリジナル性のある展示会、催しなどを行いたいと考えていました。
昨年70周年を機に、本業以外で関わっている事を全部集めようと思った所から始まり、その内、使命的な感覚になり、今年も継続する事になったイベントですが、今では、毎年継続していくつもりになっています。
まずは京都に対して、京都の企業として大切な方向を見出していく事により、京都にとってなくてはならない存在を目指して行きたいと思います。