2009年10月8日木曜日

食と芸術

昨日は教育懇話会で”食と芸術”というシンポジウムに参加して来ました。



千住博氏の基調講演、その後千住さんがコーディネーターで、京都吉兆の徳岡さん、パナソニック社会文化グループマネージャーの小川さん、そして門川市長さんがパネリストというディスカッション、そしてその後は、京都造形大の食藝プログラム学生が作ってくれた精進料理を頂くレセプションと、大変中身の濃いものでした。



千住さんは勿論TOPの日本画家であるという認識は持っていましたが、あれだけお話がお上手で、体系的、俯瞰的、具体的、そして芸術的に同時に考えられる方だとは知らず、感服致しました。



美とは目で見えるものではなく、五感で感じるもの+生きている喜びである。

美とは五感を使って生きている喜びを感じる事。



”おいしい”とは美味しい、美しい味と書く。

五感を使って食べ、そして元気になること、それが美味しいという事。



芸術とは、イマジネーションを伝えていこうとするコミュニケーションであるが、それは生きるという事に関わる感性でないといけない。



生きていくコミュニケーション、五感で感じるコミュニケーションが芸術であり、今の乾いた感情の世界で、芸術的発想が重要となる。



などなど、とても言い尽くせないのが残念です。



徳岡さんの話も素晴らしいし、小川さんもパナソニックの社員でジャズピアニストという多才な方ですし、

ブログを書くのが私の仕事であれば、一日使っても書くのですが。。



後のレセプションでおもてなしをして頂いた、食藝プログラムの食藝とは、苗を藝(う)えて育て実ったものを食するという事であり、創作活動の源となる自然に目を向け、そこで培われる生命の尊さや体を養う自然界からの恵美の素晴らしさ、人間の手のよって表される食の可能性を追求するというものです。



ということでこんなお煮しめと、



胡麻をする門川市長です。



珍しいので写真を撮らせてもらおうとしたら、あんたも一緒にという事でツーショット撮影させて頂きました。

考えてみれば、一緒に写真を撮らせて頂いた事はなかったので、良い記念になりましたが、決して、私にゴマをすって頂いているのではありません(笑)

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