2009年10月1日木曜日

平成21年10月社報~ 致命的なマイナス

【 社      報 】 
平成21年 10月 1日
株式会社ウエダ本社
《致命的なマイナス》

政権交代によって、今までとは違う動きも見え、国民の期待も高いように思います。
その中で、我々国民側もかなりの意識変化をしていかなくてはいけないと思います。
それは大局を見ること、問題の元を見ることと、リスクを取る(腹をくくる)ということです。
とかく日本人は、もめたくないという意識が強いのか、その場を取り繕うということが多く、それに便利な表現も多く、又そういう表現で納得してしまう国民でもあると思います。

政権交代によってこれからドンドン、今までとは違うこと、今まで知らなかったことも出てくるかと思いますが、そこで、その問題の原因を見て、表面上の判断ではなく、表面上のマイナスがあっても、そのリスクを取り、トータル的、将来的に見て、良くなる様に考えていかなくてはなりません。

八ツ場ダムの問題でも、当事者の方々は、国の施策に翻弄され、多大な損害を受けておられる方も多いと思いますが、その補填はしてもらうとしても、当事者の方の感情論と、全体構図を分けて考えられなければ、ダム建設の問題においても、変革をすることができなくなります。

そういう意味では、国民の反応が今後の日本を大きく左右すると言っても過言ではないと思います。
要は、痛みを伴うことに対して、大局的に物を見て判断し、それに向けて出てくるマイナスやリスクを取る覚悟を持つ、その感覚を、日本国民が持つことができるのか?が今回日本が変われるか?の最大のポイントだと思います。


我々ウエダ本社でも、変化しなければと言いつつも、先送りしていたり、表面上のことでごまかしたり、ごまかされていたりしないでしょうか?
政権が変わって、国民までもが変わらないといけない?という状況変化の時代において、我々の規模の会社で変われない様では、存在すら危ういと思います。

変えていくことによって出てくるマイナスや問題よりも、駄目と分かりながら、従来通り踏襲することのマイナスの方が、致命的になるということを、我々は肝に銘じなければならないと思います。

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