2009年9月3日木曜日

最優秀賞に学ぶ

今年の盛和塾全国大会での最優秀賞は、盛和塾シリコンバレー(カリフォルニア州)から来られた松井さんという欄栽培を行なわれている方でした。

いつもの事なのですが、二日間に渡って、皆さんの素晴らしい発表を聞き、考えさせられることだらけ、やらなくてはいけないと思う事だらけで、脳が揺さぶられて、苦しくなるくらいです。

そんな中でもこの松井さんは、非の打ち所がない展開、経営能力、バイタリティーで、参りましたとしか言い様がありませんでした。
流石の稲盛塾長ですら、脱帽されておられた感じでした。

ご実家が農家であり、先々に不安を持たれた松井さんが、高校卒業後、たった1万円を握り締め、背水の陣で米国に渡られました。

菊栽培の農場経営を、10年計画を立て銀行融資を受け、実際その計画通りに成功させた後、先の見通しからバラ栽培に転換、それも6年計画で成功、メキシコの労働組合に占拠され大変な苦難の後、再度今度は現在の蘭栽培に切り替え大成功を収められておられます。

その間、最初は成功して、自家用ジェットを買われたりしていたものを、労働争議に巻き込まれる中、稲盛哲学にふれ、従業員への思いが足らなかったとの事から、発想を大転換され、最後に仰っておられていたところによると、お子さん4人には1ドルのお金も残さず、ご自分が亡くなられた際には全て寄付するとの事で、現在でも松井財団を設立されておられるそうです。

もっともお子さん4人ともスタンフォード大学に入られたそうで、そのくらい優秀であれば金銭的な資産を残さなくても良いだろうとは思いましたが。。

又、現在74歳との事ですが、100歳までは挑戦を続けると仰っておられ、これには稲盛塾長も完全脱帽でした。

これだけでは説明しきれないのですが、私も勿論、うちの社員、うちの会社、果たしてどれだけこれ程死に物狂いで物事に当たっているのだろうかと思いました。

そこまでの覚悟、意識も持って取り組んだ事もなく、成績が悪いのを景気のせいになんてするなんて、ホントにおこがましい話だと思います。

うちの会社もやれる事だらけですね。

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