2009年11月1日日曜日

平成21年11月社報~

【 社      報 】
平成21年 11月 1日
株式会社ウエダ本社
《 志を持つ企業 》

最近又、本業以外の事でお声掛け、相談を頂く事が多くなってきました。

以前から色々な事に関わっていて、何故そんな事をやっているのか?ウエダ本社として何のメリットがあるのか?ボランティアで行なっているのか?など、様々な反応を頂きます。
そういう反応があれば有るほど、だからこそ我々の様な中小企業は、社会貢献的な事に取り組んでいくべきだと思います。

ここの所、新聞等で見ていると、大手企業が軒並み業績回復をし、上方修正をしています。
派遣切り、大幅な経費削減、新規プロジェクトの凍結、あれだけ騒いでいたのに、もう反転するのか?と思ってしまいます。
当然、海外と競争している大企業は、我々などには想像できない厳しい競争を行なっており、それこそ厳しい感覚で、取り組んだからこそ、それだけ急激な回復ができるのであろうとは思います。
しかしです、それだけでできるのなら、もっと大事である企業精神など、特に人に関わる事については、もっと長期的に考えられないのか?どうしても納得できない所があります。
その大企業が、CSR(企業の社会的責任)と言っても、何かポーズ、或いは、時代的にやらざるを得ないからという様に思えてなりません。

対して我々中小企業は、コストカットと言っても、絶対額が少ないので、一挙に利益拡大に繋がりません。
それよりも、社員のモチベーションを如何に高めるか?がポイントで、そちらに力を注ぐべきなのです。
しかし同時に中小企業では、高収入で報いる事もできず、その中でモチベーションを高めるには、“良い会社”にしていくしかないのです。

規模で勝てない、収入でも勝てない中小企業が目指すべき“良い会社”とは、社員が誇りを持ち、家族や知人に誇れる会社、地域から認められ、求められる会社であると思います。
そういう構図が多くの人には理解できないから、冒頭の質問になるのですが、という事は、中小企業にとって、そういう事に取り組む事は、自分達の存在価値を構築していく事の近道だと思います。

“野心は自分一代で達成することであるが、志は次の世代に引き継がれていくことである。”
先日の京都フォーラムで聞いた話ですが、ウエダ本社では、“志”を持つ企業になっていきたいと思います。

2009年10月30日金曜日

ウエダ本社産焼いもを食べながら

今日はうちにとっては上半期の最終日、昨年から今年は大変な年になるので、何とかここを踏ん張ろうと言って取り組んできましたが、大変厳しい状態でした。

川畑社長曰く、”数字は実に正直で、今までやってきた通りの結果を出す”との事ですから、ここで出ている数字は、きっちりとした対策、仕組みが打てていない結果だという事です。

最終的には、皆の頑張りもあり、最低の最低の最低の目標は何とかクリアする事はできました。

そんな厳しい数字とは裏腹に、今日も雰囲気は、まだまだ川畑ワールドが広がっていました。

屋上のお守をしてくれている女性社員が、朝7時半に出社し、屋上庭園で採れたウエダ本社産さつまいもを石焼にしてくれていて、仕切り役を名乗り出てくれた女子社員の司会で、焼き芋を皆で食べながら朝礼を行いました。

下半期からは、川畑マジックを継続し、一気に変革を図っていきたいものです。

2009年10月29日木曜日

川畑社長 恐るべし

本当に光栄な事に、今日沖縄教育出版の川畑社長が来て下さいました。

以前、私は沖縄で二度、それぞれ1時間程じっくりお話させて頂く機会を頂き、うちの展開している事や、目指している事をお聞き頂き、良い事をやっていると言って頂き、”私で役立つなら、会社へ行きますよ”と言って頂いていたのでした。

昨日も殆どの社員はフォーラムに参加させ、今日も電話対応してくれる人を残して全員、川畑ワールドを経験させて頂きました。

私自身、こういうアプローチを体感したのは初めてでした。

皆が円になって座り、どんな研修をやるのか?どんなお話をして頂けるのか?と思った筈です。
私はそう思っていました。

が、言われたのは、今感じていることを感じているまま口に出して下さい。

それだけです。
沈黙が流れます。

この沈黙をどうしたら良いのか?何を求められているのか?頭を巡ります。

何人かがその通りの心境を語ります。
その後、ある女性が感じている事を話ます。
感極まって涙を流しながら。

それは、ウエダ本社全体に共通する、雰囲気に関する課題でした。

そこから色々な人の思いが吹き出し、2時間程のミーティングはアッという間に終わりました。

参加した女子社員達は口々に、何か心理カウンセラーに心の底を聞いてもらっている感じであった。と。

びっくりしました。

女子社員には少々好かれている(笑)と思っていた私ですが、ほんの2時間で全員、川畑ファンになっていました。

先日来、気づいてきたことですが、経営品質や、色々な手法、仕組み、何だかんだで、結局一番肝心なのは、社長の人間力なんですね。

それを痛感させられ、幸いな事に!たくさんの課題を見出した日でした。

2009.10.28 京都フォーラム

川畑社長-土壌(文化、社風など)がある中に仕組みを作る。
生命体は無くなるが、いのちは受け継がれる(つないでいく)もの。
当たり前が大切 当たり前の事が幸福
働くことの意味-働いている事が幸福 誰かをしあわせにする為に働く事
理念は憧れ-地域から家族から憧れられる 小さくても世の中を変えていける会社
降りていく生きかた 清水

村上和雄氏-全DNAの中で働きが分かっているのは2% 寝ているDNAは98%→ONにできないか?
笑いが遺伝子スイッチをONにするか?
糖尿病患者に大学教授の話を聞かす-血糖値が大幅に上がった。
漫才を聞かせたー血糖値が下った
→笑いによって遺伝子がONになる 心を変えると遺伝子のONとOFFが変わる
認知症を防ぐ-なるべく歩く 人の為に働く 食べ物も重要
生きかた、考え方による→ 好奇心、目標、夢を持つ

誰が遺伝子を書いたか?-32億の文字から書かれている
60兆の細胞に中に同じ遺伝子があり、毎日変化している
1gの2000億分の1の中にゲノム情報が書かれている
あらゆる生き物が38億年生きてきた
生物は同じ遺伝子暗号でできている
サムシンググレイト-人間の眼に見えないものが大切ー心、命

愛は脳を活性化させ、遺伝子を活性化させる。
自分の中に眠っているスイッチをONにする-自分の事だけではONにならない

自分の身体は地球の借り物→宇宙から→天から
サムシンググレイトー貸主 私ー借主

仏教はここのサイエンス 
東洋の思想と西洋に科学のバランス

川畑氏&村上氏&大久保氏
シンプルな事を信念を持って繰り返し話しする
野心-自分一代で達成する事 志ー次の世代にまで引き継いでいく事

売り込んでいる間は、売り込みをやめると成績は落ちる
規模-たくさんの人を幸せにするのが良い経営
にせ薬効果-30%~50%効く 祈りはこころのエネルギー
病気は忘れた時に治るー受け入れる
人とチンパンジーの遺伝子は全て同じ ONとOFFが違うだけ
ONとOFFを変えれば人は進化できる ONとOFFの違いは環境
ミラーニューロンー人の喜びを見て喜ぶ遺伝子

京都フォーラム

今日は午後から、京都経営品質協議会主催、素晴らしき経営研究会共催の京都フォーラムに社員総出で参加してきました。



電話の応対とメンテナンスのスタッフ以外は全員、しかも来年の内定者まで参加してもらいました。



営業的には、数字の厳しい中、全員これに参加するのは、大変マイナスですが、それでもこれが最優先事項だという事で、参加をさせていたのです。



そこまでしていたのは、今回のメニューが、沖縄教育出版の川畑社長の講演、遺伝子、DNA解明の権威である筑波大学の村上名誉教授の講演、そして、そのお二人に加え、経営品質の世界では有名な大久保寛司氏のコーディネートによるパネルディスカッションという凄いプログラムだったからです。



キーワード的には、私が何の為に生きるのか?何の為に働くのか?について思っている原点と全く同じで、そこの所を何とか、うちの社員に分かって欲しいという思いでしたが、村上先生の遺伝子の話は、全DNAのうちで働きが解明されているのは僅か2%である事や、人とチンパンジーの遺伝子は全く同じでONとOFFになっている遺伝子が違うだけであるという話など、科学的に、何故、良い事を思い、考え方を変えるだけで良くなるのか?

だからこそ、他人の喜びを追求することが、自分にとってもプラスになっていくのだという事を見事説明して頂き、さぞかし、うちの社員達もたくさんの遺伝子スイッチがONになったことだと思います。??



川畑社長が言われていましたが、当たり前の事が大切で、当たり前な事に感謝するという事、ホントに健康で、何不自由なく過ごしていくと、疎かになってしまう感覚で、私ももっと、”当たり前”に向き合ってみようと思いました。



たくさん響いたことはあるのですが、今日はこの辺で休ませて頂きます。

2009年10月27日火曜日

教育懇話会運営委員会

今日は京都教育懇話会の運営委員会に出席させて頂きました。

以前にも紹介したと思いますが、京都教育懇話会とは、日経新聞、京都経済同友会、京都市教育委員会、立命館、堀場製作所が中心となり、経済界、公立、私立の教育界、それにマスコミが教育を考えていくという画期的なものです。

その運営委員会から、”社会、企業が求める人材像”を聞きたいとの事で、経済同友会からサムコの辻社長、京都機械工具の佐藤相談役、そして、先日もお話を聞いて感銘を受けた半兵衛麩の玉置会長と共にお呼び頂いたというわけです。

私以外の3名さんは、同友会の教育プロジェクトの委員長と副委員長であり、サムコさんと京都機械工具さんは上場企業、半兵衛麩さんは創業320年の老舗中の老舗、このお三方に混じって発言するという事は、光栄な事ですが、自分の立場はどうなんだろう?
そう考えましたが、物怖じしないのは私の強み?でもあり、唯一私だけがまだ小学生を持つ現役?の親であり、中小零細企業だからこその立場から、採用活動の考えや、学生や社員に向けての思い、そんな所を厚かましくも話させて頂きました。

教育については、ずっと以前から私なりの思いがある為、京都的な奥ゆかしさから考えると、物怖じしないのは逆に短所となって、ついつい話過ぎたかなとも思っております。

お隣で、質問されたことについて適格に、しかも一つ一つ深い話をされる玉置会長を見て、自分には、この深みがないよなあ~と改めて感じた日でした。

2009年10月26日月曜日

ビジネスマップ

今日は、ビジネスマップというものの開発者である、ウォーレンさんが来社されました。



マインドマップという手法がありますが、それを学び、ビジネス研修として使われている方です。





先日もこの手法で、ある企業の幹部研修を行った際、普段数字に追われ、厳しい表情をされている皆さんが、楽しそうに自社のビジネス展開を考えている光景を見て、この手法の有効性を再確認したとの事でした。





私もいつも何故生きるのか?から考え、自分の、会社の存在価値は何か?という所から考えているので、社員の皆には本当に楽しんで、仕事をして欲しいと思っています。

ただ、仕事を楽しむというのは、何も常に笑っているという事ではありません。

お金を貰う仕事=プロですから、厳しいのが当たり前だと思います。



ただ、好きな事だから、厳しい事をある意味楽しみ、追求していけるのです。



そこの所が、なかなか多くの人は理解できないのだと思います。



うちの会社でも、そこの所を分かって欲しいと思っているのですが、皆が仕事を楽しんでいるか?と問われると、

なかなか厳しいですね。。



ウエダ本社としてもビジネスマップの研究は、緊急課題です。

2009年10月25日日曜日

世界遺産 九寨溝

上海の後、土日を使って九寨溝に行きました。



以前は成都からバスで11時間、しかも山道を通って死にそうになりながら、行かなくてはならなかった様ですが、今は空港ができ、そこからバスで1時間程で行くことができます。



しかし、その空港は標高3500m以上の所にあり、その日は、乗り物酔いの様な頭痛がありました。

翌日に備え早く寝て、早朝から出かけましたが、そこは想像を絶する景色のオンパレードでした。



私の腕、安いデジカメ、軽くした画像でこの景色ですから、実物は言い様がないのは、ご理解頂けると思います。





行った日は、朝降っていた雨も止み、水面の波もなく、水面には綺麗な景色が映し出されていました。

湖もこの色で、この透明度です。





結婚のアルバム写真なのか、撮影も行なわれていました。



私は残念ながら、一人の写真です。



(ホントは、立石会頭や、麻生副知事などと撮らせて頂いたツーショット写真もあるのですが、許可を頂いているわけではないのと、この背景で男のツーショット写真もないかなと思いまして。。)



九寨溝はチベット族が住む9つの村から名づけられたとのことで、その内の3つの村が開放され、観光地となったそうですが、驚いた事に綺麗に整備され、広大な地域でゴミなども全く落ちておらず、日本などより管理が行き届いているのか、モラルが余程しっかりしている様に思いました。

この九寨溝ツアーは、そんな事も含め中国の奥深さを感じる、大変印象的なものでした。

2009年10月24日土曜日

ベットから上海考

丁度これで500話目の投稿となる様です。

が、昨夜から伏せっており、ベットから投稿しております。

と言っても単なる風邪で、疲れや、寝不足などが重なっただけで、大した事はありません。


そんな中、今日は先日行った中国報告の第一報、上海です。

まず空港からはリニアで市内に入ります。



世界最速、431キロの瞬間!



最初の公式行事は、万博組織委員会との会談です。



会場も準備は着々と進められていました。




その後、森ビルへ。
今回の泊まりは、このビル内にあるパークハイアットです。
フロントがなんと87階、私の部屋は79階でした。



森専務(中国での社長)のレクチャーを受け、その後、案内頂きました。

3桁の階数表示なんて!



100階は展望台になっていて、この様な人ごみです。



100階からの景色は又、違いました。



よく日本では中国もバブルで、万博が終れば、バブルが弾けるという見解もありますが、行った感じでは、万博などは成長のほんの一部に過ぎず、万博後も成長していく様に感じました。

中国を見ていると、先々まで考えて国家戦略を立てている様に感じます。
対して日本は・・以前中国人が日本は社会主義国?と皮肉った冗談を言っていたのを聞いた事がありますが、
日本だけがドンドン置いてけぼりを食う感じがして、大変焦りを感じました。

2009年10月23日金曜日

風邪ひきました。

今日は本当ならば、夕方大阪で打ち合わせの予定しかなく、ゆっくり仕事ができる筈でした。

旅行から帰って、多分色々あるだろうから、空けていたのです。

ところが、昨夜からちょっと様子がおかしかったのですが、風邪をひいた様でした。
熱があまりないのと、昨冬、初めてインフルエンザにかかった経験からして、インフルエンザではないと思ってましたが、社内でもインフルエンザ対策のルールを作ったりしている手前、自分が広めるわけにもいかず、病院にいきました。

結果は単なる風邪でしたので、夕方大阪での打ち合わせに行き、今日はそのまま家に帰ってきました。
少し休んだ後、先程から、日報などを見出して現状を見ると、熱が出てきました。


成績がスカーッと良ければ風邪なんかも吹き飛ぶんですがね・・みんな!

2009年10月22日木曜日

ウエダ本社としての営業

今日は午前中は、出張中の郵送物、FAX,メールなどの対応で終わりました。

午後は、インクカートリッジの回収ボックス設置の話で営業と同行しました。

行ってみないと分からないなと改めて痛感したのは、ここは、ずっと設置自体無理という事で、完全に断られていた先なのですが、違う所から紹介を頂き、実際の担当の方にたどり着いてみると、無理どころか、他の事まで
もっと拡げて展開できる可能性があるのでした。

勿論、クリアしなければいけない事はあるのですが、その事だけで表面的に答えられていただだけで、突っ込んでいくと、その問題さえクリアできれば、むしろ積極的にやりたいという事でした。

こんな事例など、営業は、肝に銘じないといけないと思います。
要らないと言われると、直ぐ諦める、それでは売れません。

勿論、押し売りするのではありません。でも、食いついていくのです。
何故か?それは、そのお客さんにとって、絶対にやるべきであると思ったり、必要であると思うからです。
営業というものは、そこまでお客さんの事を考え、そこまで考えるから、これをやるべきですと粘れるのです。

こういう営業系の話になると、つい熱が入って、説教的になってしまいますので、この辺で止めておきますが、
こういう感覚を何とか早く全員に浸透させないと、ウエダ本社の存在価値もないと思います。

それには、それこそ粘り強く、社員と話していかないといけないでしょうね。

兵馬俑

今日無事に帰国しました。

中国ですが、上海~成都~九寨溝~西安と移動ばかりで、流石に中国の国内線は平気で遅れ、毎日の様に夜遅くホテルにチェックインし、翌朝早くから出かけるというパターンで、結構疲れました。

しかし、中国の内陸部は初めてでしたし、上海総領事さんのブリーフィングに始まり、上海万博の組織委員会との懇談、100階建ての森ビル視察、土日は世界遺産、九寨溝の視察、成都では、イトーヨーカ堂三枝社長の講演と視察、西安ではハイテク産業開発区視察、西安市経済説明会、西安市政府や、対外貿易経済合作局との懇談会、食事会などバラエティーに富んで、大変面白かったです。

個々には又別途書いてみたいと思いますが、西安では勿論初めて兵馬俑も見学しました。

これも又写真をUPしたいと思いますが、とりあえず、私のアイコン写真も久しぶりに兵馬俑をバックにしたものに変えてみました。

私も今後は兵馬俑に守られながら、色々展開していきたいと思います。

2009年10月21日水曜日

明日帰国します。

今日で中国視察の全日程が終了しました。

毎日殆ど、夜遅くにホテルの入って、朝早く出かけ、用意していたweb会議などもできる間がないというか、会社が開いている時間には、帰って来れる様な状況は全くなかったハードなスケジュールでした。

旅行の様子は帰国後に、ブログUPしたいと思いますが、取り急ぎ、無事全日程終了し、明日帰国する報告とさせて頂きます。

西安より~

2009年10月19日月曜日

成都から

やはり予想通り、社長の日報は書く暇がなかったです。

昨日、今日の土日は公式行事がなく、世界遺産である九寨溝に行っておりました。
空港自体が標高3500m以上の所にあり、着いた時は若干高山病的な頭痛がありましたが、とてつもなく素晴らしい景色で、大満足致しました。

又、写真などもアップしますが、今日も、ホテルにチェックインできたのは夜中の12時、明日も6時半に起き、
8時出発という予定ですので、取り急ぎ、無事の報告とさせて頂き、今日も寝させて頂きます。

2009年10月14日水曜日

京都検定とよそさん、そして京都流

明日から商工会議所の会頭ミッションで中国に行きますので、”社長の日報”は不定期になると思います。

だからでもないのですが、今日は、最近話題にして頂いていた、京都検定と”よそさん”そして京都流について再確認したいと思います。


京都流は元々、京都検定の、京都人が京都を知る事によってホスピタリティーを高めていくという理念に賛同し、
その理念を応援していくという事でスタートしました。

という事で考えると、論議されている様に”よそさん”の存在はどうなるの?という事ですが、京都流を始めるに
至った段階から現在までずっと、元々京都の”排他的”な部分が大嫌いであった京都人の私自身の問題意識から
展開しているので、京都流にとっては、”よそさん”の視点が大変重要です。

又、京都検定の為の京都流というのではなく、京都に対して何かできないか?という考えから、京都検定の理念を応援しようとしていたのが京都流ですので、そういう意味から言っても、京都流では”よそさん”も京都人も関係なく、京都を良くしたいという人が対象です。


元々京都検定に興味を持ったのも、京都に対して問題を感じていたからですが、その大きな一つは、この京都人と
”よそさん”の問題で、町家保存の問題でも何でも、京都の真ん中に居る人達は、”よそさん”のやる事に対して
”邪道だ”的な事を言われます。
しかし、かと言って京都の真ん中の人達だけでは、”京都”が守れないのですが、ずっとこの二者択一、つまり
邪道だという物でも、それを受け入れて形だけでも残すのか?、精神性を貫いて受け入れず、ドンドン衰退していくのか?で来ている事が京都の最大の問題だと思います。

そんな所から京都流を始め、何とか京都を融合していけないか?という思いから京都流議定書というイベントまで
行なう様になったというのがこれまでの経緯です。

草の根的に色々な人達を繋ぎ、それをオール京都で認めて頂き、その事によって何か融合が生まれないか?
京都の真ん中の人と、よそさんに加えて、私の様な京都人の一軍半の様な人間をもっと巻き込んでいかないと
いけないのではないか?その他色々あるのですが、そんな事に繋がるなら、場は用意するので、京都府、京都市、
商工会議所など、それぞれが自分達のイベントとして利用してくれれば良い、それが京都流議定書のミッションでした。

そんな流れから今回京都市が共催となったわけですが、私的には、こういう考えに至った元は、京都検定があったからであって、京都検定の担当部門には、せいぜい京都検定のイベントとして利用してください、とも言ったのですが、残念ながら、乗っては頂けませんでした。

京都流(サイトというだけの意味ではありません)としては今後も、京都に対してフリーハンドで問題提起し、
京都の真ん中の人であれ、”よそさん”であれ、皆の融合を生み出し、京都の価値を高め、京都スタンダードを
発信していく事を目指していきたいと思います。

2009年10月13日火曜日

2011年新卒に向けて

月曜日は本来、新規展開、企画や、会社の仕組みなど、纏める日にしたいと考えているのですが、なかなか実現できません。

午前は空けていたのですが、午後からは仕入先の訪問、新卒採用などの提案、社内会議という日でした。

インターンでたくさんの学生が来てくれましたが、それを踏まえて、2011年の採用をどうするか?もう考えないといけないんですね。

本来はたくさん集めて、その中からの方が良い人に出会う確率は高まるのですが、多くの人数を採れない中、殆どの人を落とさないといけないのは心苦しいので、たくさん集まらなくても、じっくり腰を据えて、うちの価値観に合う人、うちの価値観の中でどうしても働きたいという人に入ってもらえる様に考えていきたいと思います。

自分で100%リスクで事業を立ち上げようとするくらいの人であれば、うちに来てもらえばかなり面白いと思うのですが。。

2011年、めでたく新卒採用する為にも、2009年、現メンバーは奮起、お願いします!

2009年10月10日土曜日

京セラフィロソフィー

昨日は京セラさんに訪問しました。

例のトナー回収ボックスの話での訪問ですが、私にとっては、この活動は大変楽しいものです。

会社を良くする為に、色々勉強したり、悩んだりしていますが、こういうTOP企業に行くと、実録というか、私にとっては生きた教材であるからです。

特に京セラさんは、盛和塾で稲盛塾長から、京セラフィロソフィーを学んでいますが、実際どう運用されているのか?を垣間見ることができて、大変興味深いです。

今、京セラさんでは、社員運動会が一番の最重要事項で、総務としては、この運営に全力を注がれておられます。

運動会の打ち合わせの為に、出張でわざわざ各地から集まって来られるそうです。

あれだけの大会社になっても、全員で何かを行なうという時は、絶対全員参加であり、それが最優先になる、これは大家族主義をとってこられ、皆の心を一つにする事に注力されて来られた京セラさんの素晴らしい、フィロソフィーであると思います。

こんな事を肌で感じ、一つ一つ吸収していきたいものです。

2009年10月9日金曜日

ハイグローヴ展レセプション

昨日は、カートリッジ回収ボックス設置の説明で2社訪問と、来客1件の予定を済ませた後、二条城でのハイグローヴ植物展のレセプションに行きました。

これは、英国チャールズ皇太子のプリンスチャリティ財団の活動として、私邸ハイグローブハウスの庭園から125種の植物が選定され、世界から選ばれた画家によって描かれた水彩画の版画集を175セット限定販売をし、その収益全てをチャリティー財団に寄付されるというもので、この展覧会が10月9日~20日まで二条城の非公開文化財の台所で開催されるのに先駆け、レセプションが開催されたものです。

実行委員長の井植さんは本当にあちこち走り回って、この大役を良く勤められたと思います。


実行委員長挨拶で、運営をされたハイアットさん、ケータリング協力された日食さん、印刷などの協力をされたエレファンとさんと共に、ウエダ本社も協力して頂いたなどと勿体なくも言って頂きました。

うちは、ただ、家具を貸し出しただけなので、ちょっと面映い感じがしましたが、うちの社員達は、搬入、搬出やスタッフの方の名刺制作で、大変良く協力してくれました。

お蔭で、二条城にうちの貸し出したテーブルが並んでいました。



流石にこういう雰囲気だと、並べるだけでも良い感じになりますね。



こんな事が実現できるのも、本当に京都の持つ大きなアドヴァンテージだと思います。

2009年10月8日木曜日

食と芸術

昨日は教育懇話会で”食と芸術”というシンポジウムに参加して来ました。



千住博氏の基調講演、その後千住さんがコーディネーターで、京都吉兆の徳岡さん、パナソニック社会文化グループマネージャーの小川さん、そして門川市長さんがパネリストというディスカッション、そしてその後は、京都造形大の食藝プログラム学生が作ってくれた精進料理を頂くレセプションと、大変中身の濃いものでした。



千住さんは勿論TOPの日本画家であるという認識は持っていましたが、あれだけお話がお上手で、体系的、俯瞰的、具体的、そして芸術的に同時に考えられる方だとは知らず、感服致しました。



美とは目で見えるものではなく、五感で感じるもの+生きている喜びである。

美とは五感を使って生きている喜びを感じる事。



”おいしい”とは美味しい、美しい味と書く。

五感を使って食べ、そして元気になること、それが美味しいという事。



芸術とは、イマジネーションを伝えていこうとするコミュニケーションであるが、それは生きるという事に関わる感性でないといけない。



生きていくコミュニケーション、五感で感じるコミュニケーションが芸術であり、今の乾いた感情の世界で、芸術的発想が重要となる。



などなど、とても言い尽くせないのが残念です。



徳岡さんの話も素晴らしいし、小川さんもパナソニックの社員でジャズピアニストという多才な方ですし、

ブログを書くのが私の仕事であれば、一日使っても書くのですが。。



後のレセプションでおもてなしをして頂いた、食藝プログラムの食藝とは、苗を藝(う)えて育て実ったものを食するという事であり、創作活動の源となる自然に目を向け、そこで培われる生命の尊さや体を養う自然界からの恵美の素晴らしさ、人間の手のよって表される食の可能性を追求するというものです。



ということでこんなお煮しめと、



胡麻をする門川市長です。



珍しいので写真を撮らせてもらおうとしたら、あんたも一緒にという事でツーショット撮影させて頂きました。

考えてみれば、一緒に写真を撮らせて頂いた事はなかったので、良い記念になりましたが、決して、私にゴマをすって頂いているのではありません(笑)

食と芸術

教育懇話会



千住博氏-美しいという字は羊が大きいと書く。羊は昔豊かさの象徴であった。豊かさが大きい→美しい。

美とはある種の豊かさ。美とは生きていく上での理想。 

仏写真家ソフィ・カル”盲目の人々”あなたにとって美とは何ですか?

盲目の人とその人が答えた物の写真を撮った作品。

それで言いたかった事は、美とは目で見るものではない。

美とは五感で感じるもの+生きている喜び。

美とは五感を使って生きている喜びを感じる事。

美とは全ての動物が生きる上の本能である。



美味と書いて美味しいという。

食べて元気になる。

食べる事で元気になる→美味しいものではないか?



芸術はイマジネーションを伝えていこうとするコミュニケーション。

しかしそれは生きるという事に関わる感性でないと駄目。

芸術派人々が仲良くやる知恵ー平和の創造にかかわる事。

芸術は生きていくコミュニケーション、五感で感じるコミュニケーション。

だからこそ、今の時代芸術的発想が重要。



本来持っていたセンサーにスイッチが入っていない。(便利すぎて感性が鈍っている)

歩くことで、センサーのスイッチを入れる。



嵐山吉兆徳岡氏

お客様に伝える為には、お客様をイメージする。

それを満たす為には、生産者との関係を作らないといけない。

生産者の苦労を知る→土地、気候を考える→それらの循環がある→おいしさ



おいしかったのは当たり前。

帰って翌日まで、何年か後までおいしくなくてはならない→感動



わびー空間に対する尊敬

さびー時間に対する尊敬

2009年10月7日水曜日

我慢強く

昨日は月一回の社員研修日で、今月は沖縄教育出版さんのDVDを使っての全員研修を行いました。

うちと何が違うのか?

取り入れられる事は?(すぐできる事、中期的、長期的)

あの様な生き生きとした姿はどうすれば実現できるのか? などなど。

それらをグループで討論し、発表してもらうのですが、なかなか良い線いっているところもありました。

が、しかし、問題はそれをできるのか?実際にやるか?が問題なのです。

毎月、研修の後に営業会議を行います。

営業会議を行なうと、自社の居る位置が、DVDで見た会社と大きく違う事を目の当たりにしてしまい、又悩みが深まります。

でも後退はしていない筈なので、我慢強くやっていくしかないんでしょうね?

2009年10月6日火曜日

生かされている

昨日は朝、環境NPOの方が来られ、色々な連携提案を受けました。

活動趣旨は必要だと思われる事ばかりであり、又、たくさんあるNPOの中でも、地に足ついた活動をされておられる様に感じました。

しかし悩むところは、京都流議定書などと大それてやっているもんですから、環境系から、伝統文化系、教育系など各方面から、委員など役の依頼や、入会依頼など、ここの所、又一気に集中してきています。

私は本来、中小企業こそ、自社の存在価値、意義を作る為、社会貢献活動を行なうべきだと思っているのですが、
そういう考えをする所が少ないらしく、色々な話を持ちかけられます。

皆それぞれに素晴らしい事であり、必要な事であり、私なんかに言って来て頂く話は、それなりに私の役割があるのだと思って取り組む様にしているのですが、それぞれに対応していると、収集がつかなくなってきている面があるのが悩みです。


夜には盛和塾京都の勉強会がありました。
平安建材の中村社長が体験発表されていましたが、中村さんは元ワコールで塚本幸一社長の下、広報を担当されておられた経験から、塚本幸一氏から生で聞かれた話もされていました。

ワコール創業者の塚本幸一氏の原点は、第二次世界大戦で、53人のメンバーで生き残ったのは僅か3人という
インパール作戦の生き残りだという事であり、自分が生き残ったのは、生き残って何かをしなさいという天からの使命であるという事にある様です。

社業だけで忙しく、他人の事や社会活動などやっている暇はないと、ずっと言われていた京セラ創業者の稲盛さんを、そんな小さい経営者では駄目だと説得されたのは塚本幸一氏であり、その後の稲盛さんの活動に繋がっていくのです。

そういう事で言うと、その方々と同じに考えるなどトンでもないですが、私も私なりの役割があり、生かされているわけですから、収集つかない中でも、色々やりきっていかないといけないのだと結論づけた一日でした。

2009年10月4日日曜日

ハンナリーズ開幕戦

昨日、BJリーグ、京都ハンナリーズの開幕戦に行ってきました。



このオーナーは医療機器メーカーのアークレイで、この社長は私より年は下ですが、ハッキリ言って切れ者です。

彼曰く、まず、入場料が高すぎる、しかもその値段を取っておいて、パイプ椅子はないだろうとの事で、椅子も
この為に作り、来場者に分かりやすい様に電光掲示板も作りました。



開幕戦とあり、NHKの生放送も入っていた他、門川市長、外務副大臣になられた福山さん始め色々な方が来られていました。

試合は残念ながら、電工掲示板にある点数で、敗退しましたが、やはりあの早いプレーを間近で見るのは大変面白かったです。



そう言えば、相手の滋賀レイクスターズのメインスポンサーは京都本社の成基学園さんですが、ここの代表にお会いした際、今日はアウェエイと仰っていました。

でも結果は滋賀の勝ちで、さぞかし気持ち良かったのじゃないでしょうか?

2009年10月2日金曜日

インフルエンザ対策セミナー

今日は、朝一の来客後、ある方から相談をしたいとの事で呼ばれておりました。

又、近々お話できる事になると思いますが、内容は京都にとっては必要だと思う動きであり、話を聞いて協力をさせて頂く事にしました。

その足で大阪に向かい、インフルエンザ対策セミナーに出席してきました。

オフィスを対象にしているうちの会社が、インフルエンザ対策もルール化しておかなくてはならないので、勉強しに行ったというわけです。

人口の約25%が感染すると予測されている。
国産ワクチンが今手当てできるのが2000万人分弱。

感染をシャットアウトできないので、会社内でも考えるべき事は、過度に反応しすぎず、できるだけ一気に拡がらない様、拡げない様な対策を講じる。

具体的には、休ませるのは本人が感染した場合とその疑いがある(38度以上の熱がある)場合で、家族が感染している場合は、本人は1週間はマスク着用で出勤するなど。

どうしたものか?と思っていましたが、話を聞いて、完全に防ぐことができない、起こるものだとして、どう対処していくか?という様に、結構すっきりとしました。

帰社後早速、今朝からお子さんを病院に連れて行ってた社員が、”子どもはインフルエンザでした”との報告で、
そろそろうちの会社にも入り込んできた様です。

クオリア研 in 木乃婦

今日は午前中は、メール連絡、社内掲示板での社内連絡など、事務的作業にかかり、午後から東京から来て頂いた会社さんに、商品デモを行なって頂きました。

顧問税理士との打ち合わせの後、17時~木乃婦さんで、クオリア研究会の会合があり、今後の運営などを話ながら、木乃婦さんのおいしい料理を頂きました。
今回は木乃婦さんで行なうという事もあり、いつもより出席率が良かったように思います。

残念ながら堀場最高顧問は急遽のご欠席になりましたが、クオリア研のメンバーは色々なタイプの人が混ざっているので、なかなか面白い集まりになっていく様に思います。

クオリア研で何をやっていくにも、まだメンバー間の考えている事がバラバラであるとの事で、もう少し懇親を深めることになり、次回懇親会を決めると共に、二次会にも流れ、先程帰宅しました。
厳密には、今日とは言えない時間になってしまいましたが、考えてみると、今日もずっと走っていた様な一日でした。

中身はあまりない日報ですが、今日はもう寝させてもらいます。

2009年10月1日木曜日

平成21年10月社報~ 致命的なマイナス

【 社      報 】 
平成21年 10月 1日
株式会社ウエダ本社
《致命的なマイナス》

政権交代によって、今までとは違う動きも見え、国民の期待も高いように思います。
その中で、我々国民側もかなりの意識変化をしていかなくてはいけないと思います。
それは大局を見ること、問題の元を見ることと、リスクを取る(腹をくくる)ということです。
とかく日本人は、もめたくないという意識が強いのか、その場を取り繕うということが多く、それに便利な表現も多く、又そういう表現で納得してしまう国民でもあると思います。

政権交代によってこれからドンドン、今までとは違うこと、今まで知らなかったことも出てくるかと思いますが、そこで、その問題の原因を見て、表面上の判断ではなく、表面上のマイナスがあっても、そのリスクを取り、トータル的、将来的に見て、良くなる様に考えていかなくてはなりません。

八ツ場ダムの問題でも、当事者の方々は、国の施策に翻弄され、多大な損害を受けておられる方も多いと思いますが、その補填はしてもらうとしても、当事者の方の感情論と、全体構図を分けて考えられなければ、ダム建設の問題においても、変革をすることができなくなります。

そういう意味では、国民の反応が今後の日本を大きく左右すると言っても過言ではないと思います。
要は、痛みを伴うことに対して、大局的に物を見て判断し、それに向けて出てくるマイナスやリスクを取る覚悟を持つ、その感覚を、日本国民が持つことができるのか?が今回日本が変われるか?の最大のポイントだと思います。


我々ウエダ本社でも、変化しなければと言いつつも、先送りしていたり、表面上のことでごまかしたり、ごまかされていたりしないでしょうか?
政権が変わって、国民までもが変わらないといけない?という状況変化の時代において、我々の規模の会社で変われない様では、存在すら危ういと思います。

変えていくことによって出てくるマイナスや問題よりも、駄目と分かりながら、従来通り踏襲することのマイナスの方が、致命的になるということを、我々は肝に銘じなければならないと思います。

地雷撤去、英国王室、そして現実の商売

昨日は朝一から堀場製作所さんに、丁度京都新聞の朝刊で取り上げて頂いた、テラルネッサンスさんとのプロジェクト、具体的には、インクカートリッジの回収ボックスの設置のお願いに行っておりました。
こちらも快く、良い事なので、とご協力を快諾頂きました。

帰社後、英国チャールズ皇太子のチャリティーに関わるハイグローヴ画集展というものが、10月9日~二条城で行なわれるのですが、素人なのにこの大プロジェクトを纏めて来た実行委員長と、ランチミーティングを行なってました。というのも、これもホントは私ももっと関わっていなければいけない事だったので、状況を聞いておりました。

その後、社に戻ると、現実バリバリの、仕入先の半期決算による仕入れ交渉があり、その後は又、今月参加する、商工会議所の会頭ミッション(中国視察)のセミナー、結団式に出席しておりました。

と簡単に上げても、バラエティーに富みすぎて、訳分かりませんが、京都商工会議所の立石会頭からは、”NPOとの取組の記事見たよ!”と声がけ頂きました。

関係ない事を色々動いていても、何だかんだで色々繋がってくるもんです。

2009年9月30日水曜日

テラルネッサンスと会見

今日は、NPO法人テラルネッサンスの鬼丸代表と共に、会見を行いました。

これはプリンターカートリッジの回収をウエダ本社が行ない、その回収で得られる収益をテラルネッサンスが行なう、カンボジアでの地雷撤去、コンゴ、ウガンダでの子供兵の社会復帰に向けた職業訓練校創設費用に、全額
循環する仕組みについてのものです。

主に家庭用で使用するインクジェットプリンターのインクカートリッジの回収ボックスを企業に設置して頂き、社員さんの使用済みカートリッジを集めて頂き、ウエダ本社が回収するというもので、ここ最近、私が営業に出かけていたのは、この話の為でした。


この素晴らしい活動を行なっているテラルネッサンスは京都にあるにも関わらず、京都での認知が低いので、
うちの会社が企業に向けて、設置を呼びかけていくことにより、今起こっている現実を知って頂き、支援の輪を広げていくことが目的です。


その為、まずは京都の名だたる企業に全て設置してもらおうと思っているのですが、残念ながら断られたところもあります。
京都の企業で、CSRなどを掲げ、立派にやってられるのに、協力してもらうと言っても、何の負担を要求しているわけでもないのに、大企業の論理は、難しいところがありますね。


勿論、大企業でも、形式ではなく本質で考え、良い事については、”やる”という前提から考えられる立派な会社もたくさんあります。

我々の様な、企業に出入りできる立場の面白い所は、そんな企業などの内部が見られる所で、色々な思いを持ちます。

京都の企業評論家でも目指そうかな??

2009年9月29日火曜日

半兵衛麩さん

言う 云う 物を言うのは人間だけ。 云うににんべんを付けると伝わる。
しゃべるから信用できる。信用できる人間ばかり集まらないと会社はうまくいかない。
信じる者が集まるから儲かる。 信じる者は信者、信者を作るのが商い。
信じられていなければ永続きしない。
今の心が念、今の心を言うのが信念。

始末というのは、本当にさら(新品)をおろして良いかを考えるのが始末。始末とけちは違う。

人様のお役に立った代償としてお代を頂くのが商い。

一つに止まることが 正しいこと。

逆風を胸いっぱいに受け止めてこそ解決できる。(逆風だから凧は上がる)

京物の信用・・昔は京都に行くことが上る、出ることが下る。
京都から良い物を出す。良くない物は京都から出せない。→下らせられない。
京都から出せない物→くだらない物。

老舗は老いたらあかん。死を待ってつぶれるだけや。出来立ての店のつもりで。

石田梅岩 正々堂々としたものでお金儲けをしなさい 承認の利益は武士にとっての録。

2009年9月28日月曜日

半兵衛麩さんの話

今日は、経営品質協議会のセミナーで半兵衛麩の玉置さんのお話を聞きました。

以前から凄い思想をお持ちだなとは思っていましたが、じっくりとお話を聞くのは初めてでした。

創業元禄二年って分かりますか?
要は江戸時代で、西暦でいうと1689年、今年で創業320年という京都の中でも老舗中の老舗のお店です。

経営品質、CSR、内部統制、そんな事は関係なく、石田梅岩の石門心学の教えを継承して来られたという事、当たり前の事を当たり前にやって来られた事が、この老舗を作り上げてこられたとの事でした。

印象に残った事はたくさんあり、とても書ききれませんので、ご興味ある方は、現11代目当主のお父様から、教えられたことを纏められた”あんなぁ よおうききや”という著書をご覧下さい。

と言っても、興味をそそる為に、以下キーワードもいくつかご紹介します。

-家訓としては、先義後利という、正しい人の道を行なっていけば利は後からついてくるというもの。

-商いとは、人様のお役に立った代償としてお代を頂くこと。

-逆風を胸いっぱいに受け止めてこそ解決できる。・・逆風だからこそ凧は上がる。

-世の中が変わっているのだから、それに対応しなければならない。・・鴨川は変わってなくても、そこに流れている水は常に変わっていて、同じ様に見えていても、全く中身は変わっている。・・老舗は老いたらあかん、出来立ての店のつもりで。

などなど。

ずっと、変革を唱え続けていて、なかなか変わりきれていない、うちの会社は、大反省しなくてはならないと思います。

2009年9月26日土曜日

インターンと内定者

日付は変わってしまいましたが、25日は2回目の1日インターンシップを行なっておりました。

前回同様、京都在住の学生が意外と少なく、わざわざ神奈川から夜行バスで来てくれた学生もいました。

チームに分かれてのプレゼンで、皆の投票での点数を競うのですが、なかなか甲乙つけ難く、白熱したものとなりました。

これで今年のインターンシップの企画は全て終了し、参加してくれた学生達もこれから就活に入っていくわけですが、ウエダ本社に来てくれたことで、何か気づきがあり、何かを見出してくれれば、嬉しい限りです。
きれいごとの様に聞こえるかもしれませんが、参加している、ウエダ本社の社員が、この事によって得る気づきが結構ありますし、こうして100名近い学生さん達が、ウエダ本社という会社を知ってもらい、興味を持ってもらうだけでも大きな価値はあると思っています。


今回は、2010年入社予定の3名の内定者も参加させ、終了後、3人と食事に行きました。
彼らとは、意思確認は既にできているので、10月1日に内定式も行なわない為、それを兼ねて食事会としたわけです。

この3人は、いつも思うのですが、ウエダ本社への評価が高く、”実際入ると、厳しい事もあるし、良くない事も多々あるよ?”と言うのですが、”楽しみです”という感じなのです。

この事を見ても思うのですが、やはり一番大事な事は、価値観を合わす事、自分の価値観に合った会社を探す事だと思います。

その事を説明会やインターンシップで集まる学生には必ず言うのですが、そんなウエダ本社の価値観が一番合うと思ってくれる学生さんが、又集まってくれれば、それがうちにとっても結局一番良い形になるのだと思います。

2009年9月24日木曜日

ハンナリーズお披露目会

今日の夕方は、グランビア京都で今年からプロバスケットリーグに参加する、ハンナリーズのお披露目会に出席してきました。

門川市長、そして外務副大臣に就任された民主党の福山さんも、どう日程調整つけたのか?と思いますが、忙しい中、駆けつけてこられていました。

お披露目を兼ねて、チームとしてはスポンサー、サポーター集めの目的もあり、皆、オーナーのTOPセールスを受けておりました。

当然、私もセールスを受けましたが、立場的に、受けざるを得ないですね。。

オーナーとの関係、オーナー会社との取引、そして・・実は私、京都府バスケットボール協会の実業団リーグの会長だったのです。

京都が盛り上がる事、バスケットが盛り上がる事、そうなると、ウエダ本社としては逃げるわけにはいかず、
こうなれば、ハンナリーズ、頑張ってもらうしかないですね。

2009年9月21日月曜日

民主政権とマニフェスト

内閣支持率が国民の期待感を表すように軒並み高い数字になっておりました。

この土日には各閣僚がテレビ出演をし、自分の考えをまだ”自由に”発言している様に見えました。

官僚主導ではなく・・というのが、また今の所好感を持たれている点だと思いますが、モラトリアム発言など
前途多難な感も随所に見られます。

マニフェストについて思うのですが、そもそも、そんなに細かい施策まで明記しないと駄目なものなのでしょうか?
高速無料、育児手当、中小企業の返済猶予・・勿論、当事者の中では喜び、助かる人はありますが、全体を見てみると、国民も決して喜んでいない施策を、マニフェストに書いたから、大臣として発言したからと言って、頑なに押し通すというのは、それこそ、国民感情、国民目線で行う政治とは程遠いと思います。


本来、政治家としての国家観、政治理念などは、貫くべきものであり、そういう国家観から出てくる様なものが
マニフェストなんじゃないでしょうか?
高速無料だとか、そんな事は、マニフェストで掲げる話ではなく、そういう細かいことに縛られてしまうと、
またおかしな方向に行くと思います。

企業経営においても、経営理念は、なぜ、何のために会社を行うのか?ということですから、変わる事のない
指針であるのですが、施策については、今やTOPはむしろ、勇気を持って、朝令暮改であるべきだと私は思います。
勿論、違う!と思ったわけですから、その説明は必要ですが、言ったから、それを変えない、押し通すという様なTOPでは、今の時代かなり危険なものだと思います。

新政権の皆さんには、折角、初めての本格的な政権交代が起こったのですから、国民目線でというか、ほんとに
国民の声を聞いて、目先の人気取りに走らない様に切に願いたいと思います。

高速も休日1000円だけで十分じゃないでしょうか?

2009年9月19日土曜日

BCP

昨日は来客二件、訪問二件、夕方は元関連会社でまだ株主となっている会社の株主総会に出席、総会後、出席者全員で会食という一日でした。

会社では、BCP(事業継続計画)というセミナーを行なっていました。
これは、地震など災害が起こった際に、会社がどの様に対処するか、という事を決めておくというもので、この必要性が言われたのは、米国の同時テロの際、突撃された貿易センタービルに入っていた会社で、二時間後には業務を再開していた会社があり、その危機管理能力が注目されたところからです。

これ程の事はあってはならないのですが、現在は何と言ってもインフルエンザ対策も含まれるので、なかなか盛況であった様です。

私も実は、私自身が勉強したい事だったので、出たかったのですが、上記の様なスケジュールで全く顔出しできませんでした。

今、色々回っていても、インフルエンザへ対応はまちまちです。

本人がかかれば自宅待機は当然ですが、家族がうつった場合は?
この場合も自宅待機が多い様です。

しかし、お子さんの学校が学級閉鎖になっていて、社員のお子さんは現在うつっていない場合は?
なかなか難しい問題です。

又、自宅待機してもらう場合は、基本的に有給扱いが多いですが、その有給が残っていない場合に休んだ扱いをどうするか?などなど、難しい問題です。

まあ、そんなこんなを考えて準備しておかなくてはならず、企業に向けて情報発信していかなくてはならない我が社でも、BCP研究しなきゃ、です。

2009年9月18日金曜日

社長に挑戦一日版

昨日は午後からインターンシップを行なっておりました。

先月は、二日バージョンでしたが、今月は一日バージョンで、グループに別れオフィスプランニングをしてもらうというものです。

2011年度は、最も厳しいと言われている様ですが、特に女性は厳しいでしょうから、本来的には女性が集まる業種ではないと思いますが、殆どが女性という状況でした。

マイナビに書いて頂いている社長に挑戦!という華々しい見出しが、インパクトあった様で、わざわざ東京や岡山や九州から、この為に来てくれていた様です。

2011年もウエダ本社としては、そんなに採用できるわけではありませんので、せめて、来てくれた学生達の何か気づきになったり、今後の活動にプラスになれればと思います。

2009年9月17日木曜日

未来工業訪問

昨日は、経営品質協議会とすばらしき経営研究会の共催のベンチマークで、岐阜県にある未来工業という会社に、社員3名と共にバスで日帰りで訪問してきました。


未来工業という会社は、残業ゼロ、年間休日が160日、年間労働時間1600時間という、全てに渡って日本一の待遇を実現している会社です。
しかし、40数年間赤字は一度も無し、売上220億を上げているという、一体どうなっているの?という会社です。


経営品質ですばらしいとされる多くの会社とは、少し違っていて、感動経営という感じはあまりなく、社員満足を高めるために、安心して働ける環境や仕組みを整備されている事と、兎に角、考えさせる事を追求されて、ここまでの結果を残されているのだと思います。

ただ、電設資材のメーカーであるのですが、ある商品はシェア8割を占めていたり、特許商品をたくさん持っておられたり、兎に角、よそに無い商品を追求してこられた事が、これだけの短時間労働で高収益を上げておられる源である事を見ないといけません。

という事で考えると、物を持っているわけではない我々は、人しかなく、人の差別化、人が集まったチームとしての差別化を図るしかないのです。

その為には、社員が満足する様に、時短を含めた環境整備をしていかないといけないですし、その為には、社員には日々考えつくしてもらわないといけないと思います。

そしてその為には、我々はやっぱり、何の為に働くのか?何の為に生きるのか?を考えて、自覚してもらう事しかないのだと改めて思いました。

2009年9月15日火曜日

負けに不思議の負けなし

昨日は・・と書くという時間でもなく、今日も含めての振り返りですが、昨日と今日も先週からの継続で、私が先頭切ってやろうとしていることがあり、営業同行というよりは、自分で説明に回っておりました。

会社に戻ってからは、各チームでのミーティングに参加し、10年先を連想したところからの、各チームのあり方から、課題、対策を話しあっておりました。

ここのところ、それぞれのチームなどとも詰めて話ができていなかったので、この二日間は、色々話ができてよかったと思います。

又、いくつかの事業案が社員から出てきましたが、今までにこんな事は殆どなかったので、なかなか少ない嬉しい出来事でした。

こういう事が頻発し、社員達の成長を感じる事ができれば、数字などが落ち込んでも全く平気なんですが。。

楽天の野村監督ではないですが、「負けに不思議の負けなし」で、負けの原因が分かって、それに対しての対策を考え、それを何とかしようとする姿勢が見えれば、これは楽しみがあるのですが、その原因も理解できていなければ、逆に勝っても全く嬉しくないし、それで浮かれていたらトンでもない事になるのです。

もっと、トコトン各チームでも話して、負けの原因を徹底究明し、対策をしっかり取りたいと思いますし、その様に使えれば、この不況期も大変有意義なものになると思います。

2009年9月11日金曜日

”縁”の循環

昨日は、京都大学大学院に同行しておりました。

京都流議定書イベントの案内で、うちの営業がチラシをまいた際、大変興味を持って頂いた先生がおられ、イベントにもお越し頂いた様なのですが、こういうイベントを行なう社長に会いたいと言って頂き、お目にかかって参りました。

サービスイノベーションを研究されておられる先生ですので、中小企業であるウエダ本社が何故、こんなイベントを行なっているのか?に興味を持って頂いたのですが、私の方もサービスイノベーションという事についてはかねてより興味を持っており、ちょっとすばらしい補完関係になるかもしれず、営業担当者は、良い出会いを作ってくれたと思います。


夜には、京都信用金庫さんの本店経営者の会がありました。
榊田専務理事が、現況と今後の京信さんの方向性、コミュニティーバンクとしての考えをお話されたのですが、この話のベースには、2001年からの2年間の、榊田専務が本店長時代、今よりもっと貸し渋り、貸しはがしという状況が厳しかった際の、ご自分の体験が根底にあると仰っていました。

私の背景を綴った、ウエダ再興記を読んで頂いた方は、京信さん、当時の榊田本店長が救って頂いた話は、ご記憶頂いているかもしれませんが、無借金経営となった現在も、ましてや京都流議定書などというイベントを行なえる様になったのも、榊田専務との出会いがなければ無かったかもしれないと言う事を、ウエダ本社の社員は、しっかり認識して欲しいですし、忘れてはいけない事だと思います。

榊田専務との”縁”があり、ウエダ本社も持ち直す事ができ、京都流議定書というイベントなどは正に人の”縁”
で形成され、そして又、それに感じ入って頂いた人との”縁”が生まれる。

要は、人生って、良い”縁”の循環を起こしていく事なんだと思います。

2009年9月10日木曜日

社長の種類

昨日は、同行予定が1件延期になりましたので、来客3件だけの予定で、一日社内におりました。

月曜から会合続きで、ゆっくり社内にもおりませんでしたので、社員とも少し話す時間が持てました。

従来からお取引頂いているメーカーさん、新たな枠組みを模索されているところ、従来ではなかった様な毛色の違う会社さんなど、こういう時代ですので、取組を求めて、或いは太くしていこうという事でお越し頂けるのは、
大変光栄な事ですが、我々としてはそれらに応えていける力を付けけていかないといけません。

その為には課題だらけです。

社員とも話ししないといけない、現場も回らないといけない、そこから対策を講じないといけない、新しい事業を興していかなくてはならない、仕組みやテキスト化ができていないので、構築していかなくてはならない、そのためには色々勉強しなくてはならない、などなど。

中小企業というものは無い物だらけで、やりたくっても、分かっていてもなかなか思い通りに進まなくって、
中小企業の社長というのは結構フラストレーションが溜まりますね。

と、自分で創業した分を合わせると、かれこれ社長業も16年やっている事になるのに、未だにそんな事が課題になっているところが、駄目なところです。。

ゼロからの創業と、傾いた会社のマイナス処理の両面を経験してきましたが、組織化されて、仕組みもお金も潤沢にある大企業の社長というものも、一度やってみたいものだと思います。

バカンス導入論

昨日は中畑君のブログにもありましたが、午前中は同行訪問しておりました。

と言ってもイメージにある様な、上司の表敬訪問ではなく、殆ど私が喋っておりましたが。

私もまだまだ営業に出かけている方が、一番性に合っていると思います。


午後からアイデア出し、意見出しについてのセミナーを行いました。
これはワイキューブさんが東京で開催されているセミナーの中でも人気セミナーであり、それをウエダ本社と共催で、うちのセミナールームで行っておりました。

ホントは、うちの社員向けに良いなと思ったものを、どうせなら皆で勉強しませんか?というノリで、開催してもらいました。
又、来週18日には、BCPという事業継続計画と言われる、これまた旬のセミナーを行います。

災害が頻発する昨今、大企業中心に、災害などが起こった際に、どの様に事業を継続していくかを手順化し、明確化しておかなくてはならないというもので、今のインフルエンザ対策も含まれてきます。

ウエダ本社としては、こんな感じで取引先企業に向けて、常に旬の情報発信、情報提供を行なって参ります。

夕方は、その為に、でもないですが、大阪で打ち合わせを行なって直帰しましたが、今週もアッという間に終ってしまいました。

オフィス相手のビジネスを行なっていますと、特に私などの立場では、週休二日制というのが、どうもやりづらい感じです。

私の理想であり持論は、毎週は学校も含めて週一日にして、欧州の様に夏場は一ヶ月バカンスで休むというものです。
特に最近の、亜熱帯の様な日本の気候だと、余程その方が、効率的だし、余暇も楽しめて良いと思うのですが、どうでしょうか?

2009年9月9日水曜日

美徳の経営

昨日は、またまた経済同友会の別委員会(経営問題研究委員会)がありました。

事業戦略研究所の小野さんという方のお話の中で、参考になったのは、組織成果=能力×意欲×協調性との事で、

能力は普通でも、協調性がある方が、組織としての成果は高いという事です。


これは正にそう思う点で、ウエダベーシック10の第一番目に掲げているのは、協調性です。

特に我々には、色々な背景の人が居るという事、しっかりとした”組織”になっていない事などから、個々の力、個々の動きでやっていても、バラバラになるだけで1+1で足していっても、必ず穴が出来、その総和は100にはならないのです。

そうすると、一人の力よりも、皆で協力して穴をふさぐという事しか、成果を上げていく方法はないのです。

それだけに、元々背景の違う人、そんな価値観を持っていなかった人に向けても、協調性が大事で、その様にその人達を振り向けていく、変えていくことに、殆どのパワーを費やしていると言っても過言ではありません。

でも、人間は直ぐ変わりませんからね。。

このギャップと日々格闘しなければならないのですが、うちのレベルで一人が良かっても高が知れている、我々ウエダ本社はだからこそ、協調性から始まるウエダベーシック10を重要視しているのです。


又、昨日の話の中で、野中郁次郎さんが書かれた”美徳の経営”も出てきました。

良い会社というのは、良い仕事を行っている会社であり、社員が子供に自慢できる仕事を提供できているか?という事を考えなくてはいけない。

会社が社会に対して良い事を行なっているか?

地球の裏側の人々、子々孫々に対しても、良い事を行なっているか?



逆に言えば、そんな事を行なっていれば、社員は誇りが持てるし、或いは、そういう事に生きがいを感じる人が

社員となってくるわけです。



野中郁次郎さんと言えば、、ナレッジマネジメントなど、暗黙知、形式知という表現で、ナレッジの重要性を説かれた、日本の経営学者の最高峰の様な方であり、その方が、美徳の経営を薦められておられるのですが、ウエダ本社としては、そんな偉い先生が仰られるまでもなく、協調性から始まるそこを目指すしか、存在価値はないと思っています。

2009年9月8日火曜日

短時間に合理的決断を下す。

昨日は経済同友会で担当幹事を務めさせて頂いております、国際問題研究委員会があり、ジャーナリストの蟹瀬誠一さんに講演して頂きました。

ご自分でも会社経営を行なっておられるので、単なる評論家やジャーナリストという感じではなく、結構うなずける話をお聞かせ頂きました。

あるアヒルがいる池での実験で、片側からは5秒に一度えさが出る、もう片側からは10秒に一度えさが出るしかけをし、アヒル達はどちらを選ぶか?
5秒の方が当然、多くえさは出るが、そちらに集中すると、えさにありつけない事もある、さてアヒルはどうすると思いますか?


結果は3分の2が5秒の方へ行き、3分の1が10秒の方へ行き、皆がえさにありつけたそうです。

では何故、アヒル達がそんな事ができたか?

それは動物的直感があるからだそうです。

では何故、我々人間は、高等な頭を持った人間が間違うのか?

それはインプット(情報)が多すぎて、それに振り回されるからであり、それを防ぐ為にには、自分自身の情報源をしっかり限定することが大事だと仰っていました。


名経営者という人達の共通は、短い時間に合理的決断を下すことができること。だそうです。


これも言えていると思いますね。

日本の政治家にも、何人こんな人が居るのでしょうか?

2009年9月7日月曜日

盛和塾全国大会から

職務文書をつくる。・・人事としてこういう事を行なうという明確な指示をする。

自己主張のみの意見を聞くのは寛大なのではない・・一つの方向に向かって意見が出るのは良いが、そうでない場合には排除しなければならない。

理念はTOPが作る、浸透させるプロセスは皆で作る。

2009年9月5日土曜日

学生とランチ

昨日は、先日インターンシップでのプレゼンで1位になったグループの学生6人とランチをしました。

学生も色々忙しく、6人と私の予定もなかなか合わず、うちの会社に来てもらえば時間が取れるという事で、2時間程、近くのイタリアンに行きました。

3回生でまだ就活も始まっていないので、まだ実感や、切羽詰った感じはなく、どんな感じなんだろう?位のノリですが、彼らもどの様に変化して、どういう所にどう向かうのか?興味あるところです。

出張に三日も行っていたので、昨日も殆ど席に座ってられる時間はなく、社内での報告ごともゆっくり聞けませんでした。

ちょっと、これらの社内体制や、仕組みづくりが急務だと思います。

このインターンに参加していた学生に何故うちの会社に来たのかを聞いたところ、マイナビで注目企業として上げられていて一時期には楽天に次ぐアクセス数があったと言っていました。
俄かに信じられないですが、学生達に面白がられる、親近感を持ってもらえる雰囲気などは、良いと思うのですが、雰囲気だけではまだまだ良い会社にはなられないので、それに見合う、地に足ついた、様々な仕組み、社員の成長など、課題は山積しています。

今月も2回インターンがあり、100名近くが来てくれますが、こういう中からも未来を担う救世主が現れて欲しいものです。

2009年9月3日木曜日

最優秀賞に学ぶ

今年の盛和塾全国大会での最優秀賞は、盛和塾シリコンバレー(カリフォルニア州)から来られた松井さんという欄栽培を行なわれている方でした。

いつもの事なのですが、二日間に渡って、皆さんの素晴らしい発表を聞き、考えさせられることだらけ、やらなくてはいけないと思う事だらけで、脳が揺さぶられて、苦しくなるくらいです。

そんな中でもこの松井さんは、非の打ち所がない展開、経営能力、バイタリティーで、参りましたとしか言い様がありませんでした。
流石の稲盛塾長ですら、脱帽されておられた感じでした。

ご実家が農家であり、先々に不安を持たれた松井さんが、高校卒業後、たった1万円を握り締め、背水の陣で米国に渡られました。

菊栽培の農場経営を、10年計画を立て銀行融資を受け、実際その計画通りに成功させた後、先の見通しからバラ栽培に転換、それも6年計画で成功、メキシコの労働組合に占拠され大変な苦難の後、再度今度は現在の蘭栽培に切り替え大成功を収められておられます。

その間、最初は成功して、自家用ジェットを買われたりしていたものを、労働争議に巻き込まれる中、稲盛哲学にふれ、従業員への思いが足らなかったとの事から、発想を大転換され、最後に仰っておられていたところによると、お子さん4人には1ドルのお金も残さず、ご自分が亡くなられた際には全て寄付するとの事で、現在でも松井財団を設立されておられるそうです。

もっともお子さん4人ともスタンフォード大学に入られたそうで、そのくらい優秀であれば金銭的な資産を残さなくても良いだろうとは思いましたが。。

又、現在74歳との事ですが、100歳までは挑戦を続けると仰っておられ、これには稲盛塾長も完全脱帽でした。

これだけでは説明しきれないのですが、私も勿論、うちの社員、うちの会社、果たしてどれだけこれ程死に物狂いで物事に当たっているのだろうかと思いました。

そこまでの覚悟、意識も持って取り組んだ事もなく、成績が悪いのを景気のせいになんてするなんて、ホントにおこがましい話だと思います。

うちの会社もやれる事だらけですね。

盛和塾全国大会

昨日、今日、盛和塾全国大会が横浜パシフィコで開催され、アメリカ、ブラジル、中国を含め58塾から過去最高の2768人が参加し、8人の選ばれた経営者の経営体験発表を聞きました。

それでみっちり勉強した後、東京に入り、紹介も含めて、3件の用件を済ませ、先程ホテルに入りました。

という事で、ブログを書く間がなく、ちょっとおろそかになっておりますが、又、出張から帰って書きたいと思います。

と言っても明日も予定満載なので、ちょっと自信ないんですが。。

2009年9月1日火曜日

平成21年9月社報~ 役立つことをシンプルに追求する

【 社      報 】
平成21年 9月 1日
株式会社ウエダ本社
《 役立つことをシンプルに追求する 》

民主党が大勝し、自民党が創設されて以来、初めて第一党の座を降りることとなりました。

世間でも言われている通り、多くの人が、民主党が良いということで選んだのではなく、自民党は嫌だ、或いは、一度代わって欲しいとの思いから、こういう選択をしたのだと思います。

日本の政治はこの数年、何をやって来たのか?海外から見て失笑される様なことばかりが繰り広げられてきました。

どの世界でもそうですが、政治の世界を見ていると、大人物が居なくなったというか、自分の損得ではなく、先々の国家観からあるべき姿に基づいて行動できる人が、居なくなった様に思います。
自分さえ良ければ良い、自分の時代さえ何とかなれば良い、そんな考えの人ばかりで、国や地域や会社やそして個人までが良くなるわけがありません。

民主党にも、この時点でもいくつもの課題があり、これからかなりの混乱は予想されますが、代わったという事実だけは大いに生かして頂き、ゼロベースで、国民目線で一から国家を論じて頂き、責任ある与党として、国民の為の政治を作り上げて欲しいと願います。


先週インターンシップに35名の学生が参加してくれていましたが、リクルーターとして関わってくれたメンバーのお蔭で、殆どの学生が、うちの会社や社員に対して、好印象を持ってくれていました。

我々は、学生達から好印象を得る為に行なうわけではありませんし、良い会社を演出しても意味がありません。
まずはたくさん会社がある中で、ウエダ本社に少なからず興味を持って来てくれた人達に、できる限り喜んでもらえる様にしようという事であり、うちの会社に来てもらったことが、その人達に何か影響を与えられたら、それだけで素晴らしいことだと思います。

ビジネスにおいても、ウエダ本社に関わってくれた人、興味を持ってくれた人達に対して、役に立つことを追求していけば、会社としても存在価値が生まれ、存在する意義が生まれるのだと思います。

政治も改めて国民に向けて、役に立つことをシンプルに追求してくれることを望みますが、一方で我々は、自分達のできることをしっかり行ない、自分達の存在意義をしっかり作っていくこと、そしてそう考える人や会社が広がっていけば、世の中も良くなり、政治も良くなり、日本も良くなるのではないかと思います。

2009年8月30日日曜日

インターンシップ二日目

金曜日には、インターンシップ二日目を行いました。

前回35名を6つのチームに分け、各チームでプレゼン発表してもらう様になっていましたが、殆どの学生が初対面であるにも関わらず、時間前に来たり、別日にわざわざ集まってプレゼンを纏めていました。

優勝チームは、私とランチに行くという事で、結構盛り上がってくれました。

学生達には、ウエダ本社での二日間が、今後の就職活動や、社会人生活、そして生きていく上で、何かの参考、切欠にになれば、我々としても嬉しい限りです。

最後に二時間に渡って、中村文昭さんの講演DVDを見てもらいました。

私が何の為に会社を行なうのか?何故、社会貢献的な事を行なうのか?
について、中村さんの話が一番腑に落ちたので、学生達にも今後を考えるにあたって参考になると思ったからです。

人間は二度死ぬ。
一度目は、体の死、そして二度目は、人々の記憶から忘れさられた時。

”一般的には、孫の代くらいで二度目の死を迎えます。
でも坂本龍馬など、未だに語り継がれている人は、まだ二度目の死を迎えていないのです。
私は、この二度目の死をできるだけ長く迎えない生き方をしたいと思っている。”中村さんの話です。

”そう、こういう事だったんだ”何故自分が、会社を営んだり、事業と関係ない事、世の中の為になる事を行なうのか?について、はっきり分かった瞬間でした。

学生達の中から、何か感じて、一人でも何か行動を起こす存在になってくれれば、面白い事ですよね。。

2009年8月29日土曜日

アラフィフ?よりも嬉しいこと

ちょっと自慢の様に聞こえるかもしれませんが、大変嬉しい事でしたので、書かせて頂きます。

実は30日が私の誕生日なのですが、昨日出社すると、”お誕生日が日曜日なので先にお祝いします”との事で、女子社員がプレゼントをくれました。

わざわざ覚えていてくれて、買ってきてくれたり、何と自分で作ってくれたりしたのです。



このバラはプリザーブドフラワーで針金を入れて花を開いているそうです。
私の思いが実を結ぶ様に溢れる様に実をいれてくれたそうです。



下の写真は、別の女子社員が、家に咲いているセンニチコウという白と紫の花と、3種のピンクの花はウエダ本社の屋上で咲いたポーチュラカという花を、こんな風にコーディネートしてくれたものです。



こんな事をしてくれるのも大変嬉しいですが、言いたかった事は、うちの会社に事務で入ってきて、初めはそんなに目標とか、夢とかを持っていなかった女の子達が、やりたい事を見つけて、勉強したり、前向きに行動していったりしている事が、実は一番嬉しいのです。


決して一秒たりとも後戻りできない人生、人間として、日本に生まれただけで凄くラッキーな事なので、精一杯、生き生きと生きよう!と皆に何とか思ってもらおうと、日々葛藤している私には、皆の成長を感じさせてくれる事が最高の贈り物です。

ちょっとクサイと思われるかもしれませんが、本音の話です。
実際、誕生日は、もうアラフォー(40)ではなく、アラフィフ(50)?と言われてしまうので、あまり嬉しくないかな・・って感じですので。

2009年8月27日木曜日

ピザの影響は?

昨日は、北海道からと東京から、来客があった後、教育懇話会に出席、その後8時頃から食事しながら打ち合わせをし、帰宅は0時過ぎでした。

これ位の帰宅時間はよくある話ですが、昨日はなかなかバラエティーに富んだ一日で、自分でも、私は何屋?と思ってしまいます。

よく人から、何でそんなに人脈広いの?とか、何でこんな所に居るの?とか言われますが、確かに考えてみると、深さとか相手の方がどう思われているかは別として、これ程様々なタイプの方々と知り合っている人は少ないかも知れません。

私はお酒も飲めないので、基本的には飲みにいくのも好きではないのですが、意外に人が好きなのかも知れないと思います。

というか、どんなジャンルであれ、どんな人であれ、頑張っている人が好きなので、自分の知らない世界でも、その”人”に興味持てるので、吸い寄せられていくのだと思います。

お蔭様で、帰宅は0時過ぎというのは、珍しい話ではありませんし、今日は朝から人間ドックだったので、本当は9時頃までにできるだけ消化の良いものを食べるべきなのですが、9時過ぎに、パスタやピザを食べてましたので、結果にどう影響するのでしょうか?

最近はこれでも少し早く帰って、12時頃には寝て、朝型にして、散歩でもする、というスタイルに変えて行こうとしています。

ジョギングと言わず散歩という所がミソで、まあできる事を継続していこうとしているのですが、ドックの結果を見て、慌てて健康志向になるかも知れません。

ピザの悪影響がなければ良いですが・・

2009年8月25日火曜日

嫌な事にどう向き合うか?

今年は数年ぶりに高校野球を少し見ました。

ダイジェストなどでコメントを聞いていて、騒がれている選手が皆、人格的に素晴らしいと感じました。

これは厳しい練習を積むことで磨かれていったのか、指導者が素晴らしいのか、企業も顔負けでしたね。


ベスト4で敗退した花巻東の監督は、成績では1番になれなかったけれど、自分達は取り組む姿勢は1番を目指そうとしていたので、それは見事に達成できた、と労われていたのが印象的でした。


又、その監督に指導を受けた、今大会一番注目された菊池投手は、いつもトイレ掃除をしていたそうですが、何故そこまでするのか?を聞かれてのコメントが又憎い!

”嫌な事にどう向き合えるか?”という事をテーマにして取り組んでいると。。


このまず間違いなくプロから、引く手あまたになるであろう高校生が、こんな事を考え、行動しているのです。


手前味噌ですが、実は私も全く同じ考えで、ウエダ本社でも毎朝社員で掃除を行なっています。

と言ってもこれは掃除自体を目的にしているのではなく、正に菊池投手と同じく、社員達に嫌な事にどう向き合うか?そしてそういう事にしっかり向き合う様になっていくと、色々な事が変わっていくという事を体感して欲しいからなのです。

それだけに強制ではありませんし、取組方、関わり方も様々です。

掃除自体が人間を磨くからと強制で行なっていたり、トイレ掃除を積極的に行なわれている会社も多くありますが、私自身は、自ら一歩を踏み出す事、意味が分からなくても、嫌な事でも、それに向き合う事が、その姿勢が重要だと思って来たのですが、高校生から、その同じ考え方を聞くとは、本当に感服しました。

やはり実年齢ではなく、どれだけ本気の経験、正しい考えで自分に厳しく行なって来た経験があるかが、人間性を向上させる大きな要素なんだと思いましたし、久しぶりに清清しい気持ちにさせてくれた大会だったと思います。

うちの息子も野球やってるんですがねぇ~。どうなるのでしょう。。

2009年8月24日月曜日

京の着眼力

今日は、京の着眼力という本の出版パーティーに行って参りました。

これも、京都流議定書イベントでお世話になった、元KBSプロデューサーで”どうする京都”という番組を作られていた長谷川和子氏が企画し、二日目のクオリアリレーシンポで”京都の時代”で講演して頂いた谷口正和氏が監修をされたというものでした。

京都府、京都市の幹部の方々、経済界、そしてクリエーターや職人さんなど幅広い方々が来られていました。

私は勿論、自分のイベントに関わって頂いた方が行なわれるものには、できるだけ行くという事で参加したのですが、ちょっと相談があったり、報告があったりする方が結構来られていて、お蔭で用事も済ます事ができました。

色々な人が集まる会というのは、こんな形で何かが繋がっていくのだと思います。

そんな所に京都の人達が着眼していければ、京都のブランド価値ももっと高められると思います。

2009年8月21日金曜日

ウエダ本社 インターンシップ

今日は、ウエダ本社でインターンシップを行なっていました。
と、言っても職業体験というものではなく、これから就職活動に入っていく学生に企業を見てもらう、体感してもらうというもので、今日と来週の二日間で、ウエダ本社のリソースを使い、チームでプレゼンを行なってもらうというものです。

このイベントに35名が参加してくれ、5時間にも渡り、熱い討論が繰り広げられていました。

来年4月から入社予定の、3名の内定者も参加してくれていたので、これから就活を始める学生達にとっては、色々質問もできて良かったのではないかと思います。

9月には、一日バージョンのインターンシップも予定しているのですが、こちらは50人枠が直ぐ埋まり、急遽もう一日追加したのですが、それも又直ぐに一杯になりました。

それだけ厳しい状況だという事だと思いますが、学生達には、ここは開き直って、じっくり価値観などを見て、自分の価値観に合う企業を選ぶ様にして欲しいと思います。


今見えている規模や環境など、何年か先にはどう変わっているか分からないんですから。

ウエダ本社の価値観は、自分に取ってばっちりだという人は、是非集まって来て下さい!

アントレプレナーシップ開発センター

昨日は、京都流議定書イベントにもご参加頂いた、NPO法人アントレプレナーシップ開発センターさんの設立7周年
記念パーティーに出席しておりました。

こちらのNPOは、イベントで協力頂いた(株)ヒトミの人見社長から紹介頂き、イベントにご参加頂いていた関係で、どういう活動をされているのか、あまり知らないまま参加させて頂きました。


イベント当日も、小学生~大学生までのアントレプレナーシップ(企業家精神)教育による活動報告などが行なわれていたのですが、私は見る事もできませんでしたので、今回、京都市立大宮小学校の6年生の女の子と、教育大学付属京都中学2年の男の子の発表も初めて聞かせてもらい、その内容、プレゼンの姿、実際の活動に大変驚きました。


日本では、この様なアントレプレナーシップ教育が遅れているとの事ですが、私も以前から、日本の教育での問題点は、自主性、オリジナル性よりも、暗記型で標準化された事が優先されている事だと思っておりましたので、この取組は日本にとって本当に必要で素晴らしいと思いました。


何でも物があるのが当たり前で、目標ややりたい事がない、でもリスクは取りたくない、それどころか、少しでも
嫌な事は嫌、やりたくない事はやりたくない、そんな風潮の日本では、ホントにお先真っ暗であり、そこが腹立たしく思っている私としては、又、これも何とかしたい取組だと思ってしまいました。

パーティーの乾杯には、「やはり」というか、堀場最高顧問が来られました。
挨拶に行くと、”変な奴がやっている事には変な奴が集まるなあ”と言われましたが、その変な奴の総帥が堀場最高顧問だと思います(笑)


常々堀場最高顧問からは、変わった奴やと紹介して頂けるのですが、これは堀場最高顧問からは、最高の褒め言葉を頂いていると思っております。


戦後、日本で最初の学生ベンチャーを興された堀場最高顧問ですが、日本は、こんな変な人をもっと輩出していかないといけないと思います。

2009年8月19日水曜日

トップマネジメント研究会

昨日、社員と共に参加しているトップマネジメント研究会では、経営品質報告書から経営品質の考え方を学ぶ為に、福井キャノン事務機さんの経営品質報告書を題材に、理想とする姿、背景、競合、顧客、自社などの分析から、変革課題を出し、その具体的対策に至る繋がりを読み取るという課題に取り組んでおりました。


当然、昨日一日でできるわけもなく、お盆の休みの間も私はこの課題に取り組んでいたのですが、これがなかなか
進まないのです。

ウエダ本社の既存ビジネスと同業である為、勉強の為に行なっているのですが、少し読み込むと、自社との違い、
自社や自分自身の課題、弱点を認識してしまい、なるほど!と思ったり、うちは全然できてない・・と思ったり、
結局、自分ができてないやん!とがっかりしたり、いっこうに進みませんでした。


ホスピタリティーを追いかけて来て、何となく、まね事めいた事はできてきている様な気になっていましたが、
やはりまね事で、実際は、ビジネスとして地に足ついた展開にできていない事に気付かされました。

経営品質の概念は素晴らしいと思いますが、うちの会社は、そんな事より、まだまだ初歩的な足腰をしっかりさせる取組が必要なのかな・・と悩みは深まってしまいました。


というと、泣き言を言っている様に聞こえるかもしれませんが、経営者というのは、年中悩んでいるもんなんです。

やっぱりこれは、社員達にも振って、皆に悩んでもらうしかないかな。。

2009年8月18日火曜日

市長に相談 京都流議定書

今日は、門川市長に面会して参りました。

先日のイベントのご報告と挨拶、そして来年のイベントについての私の考えとそれについてのご意見を伺って参りました。

いつもながら、明快にたくさんのヒントを頂きましたので、今後それを基に膨らませていきたいと思います。


今年のイベントは、集客には失敗しましたが、市長自ら本保長官にもお声掛け頂き、ご出演もして頂いて、内容も大変素晴らしいものに仕立てて頂いたお蔭で、イベント自体の価値は高まり、多くの方々から”凄いイベントやったらしいな”と言って頂く事ができ、本当に救って頂いたと思います。

でも”凄かったらしいな~”というお声掛けも嬉しいですが、そういう方々がお越し頂けたら、もっと嬉しかったのですが。。

2009年8月17日月曜日

テラルネッサンスとウエダ本社

今日は、以前にもお話したテラルネッサンスの鬼丸さんが会社に来てくれました。


京都流議定書で言いたい事の大きな一つが、環境や教育、文化や、取り上げてはいませんがアートなど、こういうもの全て、経済とうまく絡み合っていく事が重要であるという事だったのです。

そういう意味ではNPOやNGOの活動も同じ構図で、そこに対して、一時的な寄付ではなく、継続的に関わっていく事が重要だと思っているので、どうすれば鬼丸さんの所の役に立てるのか?できればうちの会社として継続的に関わるには?を考えていました。

来年から京都流議定書イベントで、活動報告などを行なってもらう事や、会社の事業を絡める事を考えて、今回のイベントの打ち上げに来てもらい、社員の前で話してもらったのですが、その話に感じ入ってくれた市村君が早速動いて、うちの事業として具体的に援助できないか?を検討してくれているのです。

会社で寄付やボランティアを行なっていても、社長の思いだけで、社員が迷惑がっていたりすると、本末転倒であり、会社で支援を行なっていくには、社員がその気になってもらわないといけないと思います。

市村君が動いてくれたお蔭で、これからウエダ本社としても、腰を据えて鬼丸さんの活動に向き合っていきたいと思います。

初大文字?

昨日は大文字の送り火でしたが、車で出かけていて丁度、7時半頃に東山辺りにおり、気付けば?(分かっておりましたが)、うちの子供たちが大文字を見た事がないという事でしたので、回り道をして、初体験をさせました。

白川今出川で、私の携帯を取り上げ、それぞれ子供達が撮った写真ですが、
これが上の子が撮影したもので、



こちらが群集の中から、下の子をだっこして、撮らせたものです。



その後、ちょこちょこ止まりながら、北大路で私が撮った”法”ですが、この頃には、若干消えかかってきており、こんな写真しか撮れませんでした。。



子供達は初体験でしたが、かく言う私も実は、わざわざ街中に見に行ったというのは、何十年ぶりかのことでした。。。

2009年8月12日水曜日

ゆっくり社内

今日は一日社内にいました。

京都流議定書イベントで出勤をした分の振り替えで、社員にはこの8月10日~12日の三日間に交代で休みを取っているので、毎日、社員の半数程しか出勤しておらず、何か気の抜けた感じもあります。

元々私もこの日は、休みを取ろうかとも考えており、予定を入れておりませんでしたので、いくつかの”考え
仕事”の為に出勤していました。

こんな感じで、ゆっくり考えを纏める時間があれば、色々展開できるのに・・と思いますが、実際は、時間があってもできない事はできない、と言うか、”時間がない”事をできない理由にしている様では、時間があってもできないもんなんですよ。

と、自分では分かっているつもりですが。。

明日からは16日までは、社長の日報もお休みさせて頂きます。

2009年8月11日火曜日

京都モノづくりものがたり

京都市教育委員会さんが運営されている、生き方探求館の話は以前も書いておりますが、この中にある、スチューデントシティー、ファイナンスパークも素晴らしいのですが、京都モノづくりの殿堂という京都を代表する16社の社史、創業者の歩んだ道、情熱などが説明展示されており、大人しかも企業人が見ても大変面白いものです。


今日教育委員会さんに訪問していて聞いたのですが、何とこれが冊子になり、各小学校に副読本として配られているとの事でした。
こんなところから子供達が物づくり、理科や社会に興味を持ってくれれば、大変素晴らしい事だと思います。

京都市の小学生は、料理アカデミーさんによる老舗料理屋さんの出前授業など、本当に恵まれているコンテンツだらけだと思います。

そんなところを来年の京都流議定書では、他の方にもご覧頂けないか?実はそんな事を企んでいます。

2009年8月10日月曜日

京都メディカルクラブさんのホスピタリティー

今日、京都メディカルクラブの方が、会員誌の掲載に向けて、取材に来られました。

京都メディカルクラブというのは、日本で初めての複合医療サ-ビス機関として、総合精密健康診断・診断に基づくフィットネス指導などを行なっている会員制クラブです。


私もここの会員にならせて頂いているのですが、ことフィットネスにおいては、全く劣等性で、殆ど行けていません。

確か初めて行ってから、半年以上経って二度目に行った際、”ここの会員なんですが~”とフロントに行くと、”はい、岡村様ですよね”と即座に対応され、感動したのと共に、会員名簿などを見て全員の顔と名前を一致させる訓練をしていないと、あんな対応はできない筈だと思い、それをずっと確認したいと思っておりました。

今日、取材に来て頂いた際、確認してみると、やはり、全員その訓練をされている事が分かりました。
というよりも、現実はもっと素晴らしく、訓練などと誰も思われているのではなく、会員制なので当然で、フロントの方もインストラクターの方も、一度来られたお客さんは皆認識されておられるとの事です。

こんな事を既に実現されている京都メディカルクラブさんの取材に対して、ウエダ本社のホスピタリティーについての取組を話していたのですが、考えてみるとお恥ずかしい限りですね。

2009年8月8日土曜日

社長の日報

今月から社長の日報という事で、毎日ブログアップしております。

今まで京都流開設以来、私のブログをどう位置づけるか?という事を悩んできておりました。


京都の事と言われると書けないし、世間によくある社長ブログ的なものでは、京都流サイトにはそぐわないだろうし、その中で、継続するという事は結構難しかったのです。


今後は、継続する事となった京都流議定書イベントとも絡み、ホスピタリティー、おもてなしという視点も取り入れていきたいと思っています。

という事で、そんな会社作りを目指す社長としての日報という事で、休み以外のほぼ毎日、綴っていきたいと思っております。

社員には、社内の日報に代えて、私の日報として読んでもらいたいですし、取引先関係や、うちの会社を目指してくれる学生さん達も読んでもらうと、ウエダ本社の展開も分かって頂き易いのではないかと思いますので、まあ
軽ーく読んでみてください。

2009年8月7日金曜日

やる気の受け皿

今日もある会社から新卒採用について、ご提案を受けました。

マイナビというサイトに掲載している事もあり、売り込みが多くあるのですが、最近は、我々の様な中小企業と学生をマッチングさせようとする会社も多くなってきた様です。


今の教育や、日本の仕組みでは、何も苦労せず、目的も持たず、ただ、漫然と大学3年まで進んで来ているので、
厳しそうな中小企業より、名前の知れた大企業の方が格好も良く、リスクも少ないので、大企業志向になるのです。


そんな事で本当に良いのか?
何故、今見えている事でしか判断できないのか?
何故もっと懸命に生きようとしないのか?

日本の若い人達を見ていると、つい腹立たしく思う事もよくあります。
(うちの社員にも、この点を分かって欲しいところなのですが・・)

しかし、先日の京都流議定書イベントに参加してくれていた学生達は、皆やるべき事を持っていて生き生きとしていました。

こういう素晴らしい学生達が、うまく活躍できる場を見つけていく事は、日本にとって大変重要な事であると思いますし、ウエダ本社が、そういう生き生きとした学生達の受け皿になれればと思いますし、絶対にそうなりたい!と思います。

2009年8月6日木曜日

ユニバーサルデザイン審議会

今日は、京都市のユニバーサルデザインの審議会の会合に出席してきました。

先月、この審議会の委員に、経済同友会の枠で任命されていました。

ユニバーサルデザインと言われても、私などで役に立つのか?と思いましたが、意外と単純に問題意識を持ってしまう性質なので、そういう視点から考えれる事もあるかと思い、お引き受けしました。

障害者を支援する団体の方も多いので、それぞれの視点を勉強させて頂ければと思います。
ユニバーサルデザインというのは、弱者に優しいという様なものではなく、色々な立場、状況の人が共存できる
社会(デザイン)であるべきではないか?、そんな風に思っています。

別に委員になった初心表明ではありませんが。。

2009年8月5日水曜日

経国在民・経世在民

経済とは元来、経国在民あるいは経世在民と言い、世の中を治め、人民の苦しみを救うことを意味していたそうです。

これは先日、沖縄教育出版の川畑社長から頂いた本に書いてあったことですが、京都流議定書イベントで訴えたいポイントの一つは、環境、伝統文化、教育や、アートという様なものでも、要は経済と絡み合わないと、ホンモノにならず、残っていかないという事でした。

教育などにも経済を持ち込むなんて・・という意見があったりしますが、この元々の意味でいけば、教育も思い切り経済観念を持ち込むべきですね。。

そう思うと、やはり昨年のリーマンショックから、日本の大企業が、確かに大変な赤字であるけれど、おろおろとして、人員削減、投資一斉ストップと動いたことを、絶対におかしいと思っていた私も、経済観念が強かったのだと喜んでおりました。

トヨタなんてどう考えても、今の赤字くらいで、倒産するわけがないのに、全部カットして、それで利益出して、
それを又賞賛するという風潮は、日本においては絶対におかしいと思いますが。

2009年8月4日火曜日

めんそーれ

イベントも終わって土曜日から沖縄に行っておりました。



土日だけでは勿体ないので、月曜日一日も休ませて頂き三日間行っておりました。

と言っても、折角沖縄に行ったのに、これまた勿体ないので、前回訪問させて頂いて大変感銘を受けた、沖縄教育出版の川畑社長の所に挨拶と、京都流議定書イベントの報告に行っておりました。

私は休みモードで、単に挨拶に行っただけなのに、川畑社長には喫茶店で個別のレクチャーを受けさせて頂きました。
それと、帰りがけに気付いたのですが、こんなボードまで用意して頂いていたのです。

帰りがけに慌てて撮ったので、枠をずらしてしまいました。
といういい訳ですが、しかし写真のセンスはゼロですねえ。



それはさておき、”プライベートで行っているのですが寄ります”と社長に言っていた話を、しっかり共有化し、こんなボードがさらっと用意されるというこの会社は、トンでもないですし、沖縄の青い海を見てボーっとしかけていた頭をピリッとさせて頂きました。

2009年8月1日土曜日

平成21年8月社報~ 素晴らしい学生達を見て

【 社      報 】
平成21年 8月 1日
株式会社ウエダ本社

《素晴らしい学生達を見て 》

京都流議定書イベントに参加してもらっていた学生団体には、本当に感心させられました。

七つの団体が、自分達の活動を説明し、仮想マネーを来場者に投資して頂き、最も投資を集めた団体を表彰するという企画でした。

母の日が元々、亡くなったお母さんに贈った手紙であったという事を知り、お母さんへの思い、手紙を集め、その事から命や生きるという事の大切さを訴えていきたいと本も出版し、中高などの学校にも、話をして廻っている学生、難病指定されていない病気が世界には一万以上有り、それらの支援体制をバラバラでなく、纏めていけないか?と考えて動いている団体、ラオスに小学校を既に一校建てたという団体など、熱い思いだけでなく、実際動いていて実績も上げているという事に驚きました。

他の団体も含めて、皆何が素晴らしいか?ですが、共通しているのは、何の為に生きているのか?というところからスタートしていて、その視点から、学生だからできる事をやろうとしているところです。

一般的には、今の学生に持つイメージは、フリーターの増加が表す様に、何をしたいかが分からない、夢がない、自ら考え、行動するという事が乏しい、そんなところでした。
ところがこの七団体で集まる学生は、皆、生き生きと、やる気に溢れていました。

私が興味を持ったのは、この学生団体で社会に出て行った先輩達はどうしているのだろう?という事でしたが、聞いてみると、そのまま熱い思いでベンチャーでも立ち上げている人と、社会に出て、壁にぶち当たったり、夢が破れたりして、現実的になってしまった人と、真っ二つに分かれるとの事でした。

この学生達の指南役になっておられたコンサルタントの先生は、熱い思いは良いけれど、企業は何十年、何百年続けていかなくてはならず、その為には思いだけでは駄目だと仰っていましたが、私はまず、この熱い思いが持つ事が大変で、最も重要であると思っています。

若いから、学生だからというのではなく、何歳であろうと生きている限り、何の為に生きるのか?何の為に仕事をするのか?何の為に自分や自分の会社は存在するのか?を常に考えて欲しいと思います。
そんな事で考えていると、何を行なうにしても、本質を考える様になり、どういう成果、結果を求めないといけないのか?という視点が全く変わると思います。

2009年7月28日火曜日

京都のマスコミは損しましたよ。

京都流議定書イベントが終ってからも忙しく、ブログが書けておりませんでした。

レポートや社員ブログは順次UPされておりますので、様子は、それらも絡めてご覧頂きたいですが、今回のイベントは、元々今年もやる予定ではなかったという事はありますが、素晴らしい所と課題とがハッキリしたものでありました。

素晴らしかった点・・出演者のクオリティー、話の中身、社員スタッフの対応と頑張り、ハイアットさんの設え。


良くなかった点・・私が企画を纏めるのが遅かった点、イベント価値について社員自体が認識不足であった点、集客に向けて徹底できていなかった点、管理や詰めの甘さ、そんな事がモロに影響して、何よりも集客不足。

そんなところです。

そして、中身が良かっただけに、これらのお話を、多くの方に聞いて頂けなかった事が最も悔しい事です。

昨日一日、私はご協力頂いた方々にお礼の電話などで明け暮れておりましたが、来場頂いた皆さんから口々に
、労をねぎらって頂きましたし、ある方は、”あんな多様な方々が集まり、しかも、キーコンセプトがバラバラにならないイベントを見たのは初めてだし、多分今までどこにも無かっただろう”とまで仰って頂きました。

選挙の影響もあり、新聞なども取材に来ていませんでしたが、最終日、観光庁の本保長官、門川市長、市田ひろみさんの鼎談では、かなり京都に取って嬉しい話が飛び出しました。

長官があの場だから言って頂いた話なのか、分かりませんので、いくら主催者とは言え、ここで書く事は差し控えさせて頂きますが、京都新聞などは絶対損しましたねぇ~。

と、来られなかった皆さんにちょっと、残念だった!と思ってもらう様な書き方をしましたが、本当にこの鼎談のお蔭もあり、集客は今一でしたが、京都流議定書イベントが、京都の中で重要な役割を果たして来た様に思いました。

そういえば、京都市さんが進めるDo you Kyoto?という言葉を京都府が商標を取得していた事が分かったのも、昨年の我々のイベントでしたし、京都流議定書と名づけただけにこのイベントは、何か持っているのかも知れません。

2009年7月24日金曜日

京都流議定書2009開幕

今日12時半~京都流議定書2009が始まりました。

開会式・・と言っても華々しいセレモニーは何もなかったのですが、山田知事、門川市長にもお越し頂き、ご挨拶も頂戴しました。
堀場最高顧問まで駆けつけて頂きました。

堀場最高顧問には以前、素晴らしい事をしているけれど、ウエダ本社が一社で、そんな費用を負担してやるのではなく、もっと行政などからにも予算化してもらうべきだという様なアドバイスも頂いておりました。
私は、勿論、ビジネスには直結しないけれど、しっかり考えているから大丈夫ですとお答えしていたのですが、
心配して頂いて、ご自分が参加することによって少しでもイベントの価値を高めようとして頂いたのだと思います。

そんな大変な方々に快くご協力して頂きながら、それに応えるだけの努力を最大限できていたか?という事に反省が残った一日でした。

開会式は大勢の方がお越し頂いたのですが、その後のセミナーで折角の内容のあるものが、充分集客ができていなかった様に思います。

是非、明日、明後日の二日間、お時間許す方は、というか、優先的にでもお越し頂きたいのが本音です。


なかなかこれだけ色々な立場からのセミナーは一挙に見れることはないと思いますので、それだけ無理強いしても、罰は当たらないと思っておりますので、是非、お誘いあわせの上、お越し下さい!

2009年7月23日木曜日

京都流議定書2009 ⑥

三日目は元々は、京都市が環境モデル都市に選ばれたので、それを考えていくイメージで、環境というテーマだけで考えておりました。

京都市の地球温暖化対策室にもどっぷりと関わって頂き、当初は斉藤環境大臣もお越し頂けるか?という話でした。
衆議院も解散した今となってみると、予定していても、無理だったかと思いますが。。

ところが、門川市長のところで、やはり京都としては、環境を考えるにしても観光とを切り離して考える事はできないので、本保長官もお呼びしようという事になり、鼎談という事で華やいだところも必要かと市田ひろみさんにもお願いした所、市田さんは観光庁の、ようこそジャパンという20人の委員になられており、、見事に繋がったという事です。
国の長官が参加して頂くという事で、勝手きままにはできない面もあると思いますが、三人さんのトライアングルで、京都の観光と環境という繋がりも見えてくるのではないかと思います。

その後、京都大学の先生方によるエネルギーと環境の問題を、京都モデルフォレスト協会さんからは、森林保全の
活動などについてお話頂きます。

三日目は又、前の二日に比べても違った意味で、格調が高いと思います。

是非、この日は、どっぷりと京都と環境、そして観光の関わりを考えて頂きたいと思います。

2009年7月22日水曜日

京都流議定書2009 ⑤

25日の二日目も、クオリアリレーシンポだけではなく、セミナー会場では夜学として、老松CEOの太田さん、
京都市文化市民局文化芸術都市推進室長の平竹耕三さん、京都女子大学准教授の井上えり子さん、京都工芸繊維大学特任准教授であり、伝統文化プロデュース連 代表の濱崎加奈子さんにより、京都の花街 について対談して頂きます。

花街については、京都通の方でも、分からない事も多いと思います。

花街の文化の多面性について総合的に捉えた初めての本も、この対談と同じ題名の”京の花街 ひと わざ まち”で出されており、そういう意味でも大変興味深いものであると思います。

又、この日の午前には、地下会場で国民文化祭のプレゼンテーションが行なわれます。
これは、2011年に京都府において国民文化祭が開かれるのですが、それに向けてのプレゼン提案で、コーディネーターとして松栄堂の畑社長、京南倉庫の上村社長も登場されます。

あれもこれも無理ですが、こちらへの是非ご参加下さい!

2009年7月20日月曜日

京都流議定書2009 ④

二日目の25日は、午後からクオリアリレーシンポとして、12時半~17時まで”濃ーい”内容でお届けします。

まず、クオリアというもの自体が何??という感じでしょうが、「クオリアは、「赤い感じ」のように、私たちの感覚に伴う鮮明な質感を指します。」~クオリアマニフェストより。

クオリアということでは、茂木健一郎さんが一番有名ですが、京都では、堀場最高顧問がずっと唱えられており、
ここ最近の講演は全て、クオリアという事をテーマにされています。


という事で、12時半から堀場最高顧問にクオリア時代とは?という事での問題提起をして頂き、その後、木乃婦の高橋さんに、京料理の世界に身を置かれた立場からのお話をして頂きます。
このインタビューアーは、元日本テレビアナウンサーの魚住りえさんにお願いしますが、これも贅沢なキャスティングです。

その後は、昨年までケンブリッジにおられた同志社大学大学院の山口先生とヤマハ音楽振興会などで40年以上音楽を通じて、感性、創造性の教育を行なわれて来られた椙山知子先生に、科学と感性などについての対談と、ジャパンライフデザインシステム社長の谷口正和氏により、外から見た京都、マーケティングの専門家から見た京都の価値についてお話頂きます。

そして最後は、再び堀場最高顧問と、真言宗大覚寺派宗務総長坂口博翁氏により、宗教から見たクオリア、そして京都の価値などをお話頂き、このリレーシンポを締めくくって頂きます。

この対談なども初めての顔合わせであると思いますので、どんな話になるのか、大変興味深いものだと思いますし、これらリレーシンポの一つ一つが、それだけで講演会にしたい方々のお話なので、本当に贅沢な内容だと思います。

是非、この日はみっちり京都とクオリアを詰め込んで頂きたいと思います。

2009年7月18日土曜日

京都流議定書2009 ③

初日にはまだ、アントレプレナーシップ開発センターによる、中、高、大学生による地域活性の提案発表や大学生のビジネスプランについて、企業家などが京都マネー(仮想マネー)を投資し、最も投資を集めた学生団体を表彰するという企画もあります。

又、横浜スタンダードを掲げる横浜市から市会議員と横浜スタンダード推進協議会理事長を迎え、横浜スタンダードと京都スタンダードについての討論を行ないます。
と言っても堅い討論ではなく、皆さん元JCメンバーである40代の若手?が、おらが街、横浜と京都について話合い、そこから見えてくる京都を考えたいと思います。

他に地下会場では、ワコールの歩くだけでやせるパンツ”エクサウォーカー”の監修もされている梅田陽子さんによる、心と体を元気にするセミナーも開催するなど、この日は様々な立場の人が、様々な角度から、京都を考え、
地域を考え、それを彩る人々を考えて参ります。

2009年7月16日木曜日

京都流議定書2009 ②

初日の24日には、川越松下資料館館長による、松下幸之助の経営哲学~経営理念の原点と不況克服の心得というご講演の後、地下会場では、NPO法人 場とつながりラボ home's vi さんによって、ワールドカフェというスタイルの対話の場を設けて頂きます。

ワールドカフェとは・・・最近注目されている新しい対話手法の一つ。小人数の深い概論と多様な参加者の経験や気付きの共有を両立させる不思議な対話手法。硬い会議手法ではなく、飲み会やカフェのようなリラックスした空気で対話することでより深く新しい気づきの多い空間を演出します。

というものだそうです。

今回は、川越館長から松下幸之助の哲学を聞き、それを各自、腹に落とし込む為に、ここで色々な立場の方と討論して頂ければ、より有益なセミナーなると思いますので、是非、企業関係者は研修の場としてお使い頂くと価値があると思います。


しかし、この時間、セミナー会場では、岩上さんの連続講座の一回目が行なわれており、私としてもどちらをお薦めしたらよいものやら、悩ましいところです。

2009年7月15日水曜日

京都流議定書2009 ①

7月24日~26日までの三日間、今年もハイアットリージェンシー京都で開催いたします。

今年は京都スタンダードと探求するというテーマで、セミナー、シンポジウム中心に開催しますが、24日、
山田知事、門川市長にお越し頂いての開会セレモニーの後、初っ端は、松下資料館館長の川越森雄氏による、
”経営理念の原点と不況克服の心得”という講演です。

以前は、パナソニックグループ社員に向けての講演、研修依頼が多かったのが、最近は、全くグループ外の会社で
講演される事が多いとの事で、不況で皆苦しい中、やはり松下幸之助に学ぶという事なのだと思います。

と、いう事ですので、一般企業の経営者、社員の方々は勿論、人を束ねるリーダー、人と接するサービス業の方々、是非、勉強しに来て下さい!

2009年7月12日日曜日

おのぼりさん?

考えてみると実際、自分の意識があって東京タワーに行ったのは初めてかもしれません。

小さい頃に東京タワーの前での写真があるので、行っているのは間違いないのですが、以来、行った事がない様に思います。

今回は勿論、観光で行ったわけではなく、隣にある東京タワースタジオという所に行ったのですが、でも東京タワーなどに行くと、童心に帰るのか、何となく嬉しいものですね。

少し時間前に着いたので、流石に展望台には上がりませでしたが、みやげ物のコーナーなどを見て回りました。

いつも通りかかってみている東京タワーも、こんな真下から見たのは初めての体験でした。



2009年7月4日土曜日

美しい経営と京都流議定書2009

先週の伊那フォーラムに行って、自分の考えていた事も自分なりに少し説明がつく様になりました。

人と経営研究所の大久保寛司氏とリッツカールトン日本支社長の高野登氏の対談で、どんな思いを持って事業を行なっているのか?が重要であり、会社というものは、二つの資産を高める事を目指すものである、
その資産とは、
一つはお客様の信頼であり、もう一つは従業員のやる気である、という話がありました。

又、美しい経営を目指すべきとの話で、それには、社員が輝いている事と、ステークホルダーが皆幸せである事を実現すべきであると言われていました。

京都流議定書2009という形で、またまた大きなイベントを行なう事になりました。

昨年ウエダ再興記を綴ったのは、何故こういうイベントを行なうのか?そこには、自分の考えや、何故会社を営んでいるのか?その前に何故、生きているのか?そしてそいう考えに至った背景はどういう所なのか?を話さないと、説明できないとも思ったからです。

それでもまだまだ自分なりに、会社で行なっている事、本業以外に関わっている事の説明がうまくできていませんでした。

この話を聞いて、私が目指していたのは、”美しい経営”だったのだと思いました。

こういうイベントを行ない、まずは京都にとってお役立ちができ、様々な方が喜んで頂き、評価して頂き、
それを運営している社員達が自社に誇りを持ってくれれば、社員が輝き、関わっている人々や地域社会というステークホルダーが幸せになり、それによって社員達のやる気が向上し、お客様からの信頼に繋がれば、ここでいう会社の資産を大きく膨らませる事になるのです。

そう考えると、何故、ウエダ本社でこんな多大な費用を使って・・という説明もうまくできると思い、私自身、腹に落ちた気がしました。

2009年7月1日水曜日

平成21年7月社報~ 京都流議定書2009

【 社      報 】
平成21年 7月 1日
株式会社ウエダ本社
《京都流議定書2009》

昨年に引き続き、今月の24日~26日の三日間、ハイアットリージェンシー京都で京都流議定書2009を開催致します。

今年はセミナー、シンポジウムを中心に開催しますが、色々な方々のご協力の下、またまた面白いプログラムが目白押しとなりました。

昨年に引き続き、門川市長や堀場最高顧問にもご参加頂くのに加えて、我々の発信するイベントに観光庁長官という国のTOPの方までもが参加頂く事となりました。

何故この様な循環になるのでしょうか?

よく、こんなイベントを行なって、どこで儲かるの?何の為にやっているの?と聞かれます。
もし、我々が観光業であったり、うちが儲けたいからという事で、この様なイベントを行なっていたら、
この様な協力を得られる事はないでしょう。
儲けないどころか、わざわざお金を使って行なっているからこそ、皆さんの協力を要請できるし、人が
集まってくれるのです。

昨年に京都で70周年を迎えたウエダ本社、京都で70年も商売させて頂いているウエダ本社ですから、まずは京都の為になる事であれば、最低限の目的は達成できていると思います。
その上で、何故ウエダ本社があんな事をするの?とか、よくあれだけの事をするね?とか、そういう印象を持って頂ければ、その他大勢から抜け出しているわけですし、こんな事をやってくれて有り難いと思ってもらえれば、京都の会社として存在する意味、意義がある事になると思っています。

以前から、ウエダの展示会を行なわないのか?などの声も頂き、ずっとオリジナル性のある展示会、催しなどを行いたいと考えていました。
昨年70周年を機に、本業以外で関わっている事を全部集めようと思った所から始まり、その内、使命的な感覚になり、今年も継続する事になったイベントですが、今では、毎年継続していくつもりになっています。
まずは京都に対して、京都の企業として大切な方向を見出していく事により、京都にとってなくてはならない存在を目指して行きたいと思います。

2009年6月28日日曜日

伊那フォーラム

昨日の朝から伊那フォーラムというものに行ってきました。

それは凄いフォーラムで、経営品質という分野においての有名人が一挙に集まるイベントでした。

世界の経済人が集まるダボス会議というものがありますが、伊那をダボスにしようと言う声も上っていました。
伊那の青年会議所メンバーが経営を勉強しようとの思いから始めた事が、今年5年目を迎え、伊那食品の塚越会長、ネッツトヨタ南国の横田会長、リッツカールトンに高野日本支社長、バグジーの久保社長、元ディズニーの香取氏、四国管財の中澤社長、大久保寛司氏など、オールスターと言っても過言ではないメンバーが集まるイベントになっており、経営品質版ダボス会議になるのも夢ではない様に思います。

昨日の13時~18時のフォーラムの後、夜講座として18時45分~21時が開かれ、その後ようやく懇親会として22時~
150人もの人数で食事会が開かれました。
その後、二次会でバーへ行き、今朝も10時~12時半まで伊那食品さんの研修施設で又パネルディスカッションを
行い、その間、ずっと経営の話を色々な人と論議をするという、勉強漬けの二日間でした。

勿論、気付き、納得、反省などたくさんの事があり、とても一回で書ききれるものではありませんので、又
少しづつ書きたいと思います。

2009年6月26日金曜日

生き方探求館

今日、イベントの件の相談で、京都市スチューデントシティー、ファイナンスパークへ行ってきました。

ここのオープン時には一度行った事がありましたが、この中に京都モノづくりの殿堂というコーナーが作られており、そこは見た事がなかったので、ご案内頂きました。

ここでは、イシダ、オムロン、川島織物セルコン、京セラ、島津製作所・GSユアサ、大日本スクリーン、ニチコン、日本新薬、日本写真印刷、日本電産、任天堂、堀場製作所、村田機械、村田製作所、ローム、ワコールという京都を代表する世界企業の歴史や創業者などについて、子供達に分かりやすく説明されています。

これだけの企業の商品や経歴などについて説明されたものはありませんし、我々経営者にとっても大変興味深いもので、是非一般的にも開いて欲しいと思いました。

スチューデントシティーでは二校の小学校が色々なお店で仕事をしていました。
皆真剣に、どうやれば売れるか?どうやれば利益を出せるか?赤字になれば給料を減らさなければならない、など
事前学習を踏まえて来るらしいのですが、たった一日の内で、見事に成長するそうです。

又、学校では問題があったり、自閉症など、障害とされている子供達が、ここに来ると凄い才能を発揮し、嬉々として活躍するケースも多いそうです。

こんな場がある京都市は大変恵まれていると思いますし、こういう効果を皆が知り、偏差値だけの教育ではなく、
子供達の個性、何であれ得意な事が認められる、伸ばしてくれる教育が拡がっていって欲しいものだと思います。

ここで活躍する子供達の力、才能を押しつぶしてしまっている事が、今の教育、今の世の中にはあまりにも多いと思います。

2009年6月22日月曜日

困ってます。

いつも土日にブログアップしてたのですが、昨日はできませんでした。

実は私のパソコンが以前からMの字と句読点の「、」を認識できなくなっていたのですが、この休みから、BとGまで認識しなくなってしまいました。

Mは横のキーとの境目を押せば打てたのと、句読点は「てん」と入力して変換すると入れられていたので、それで入力していたのですが、BとGまで入力不能になると、文章が作れません。

今は会社で、パソコンは小さいノートなのに、デカイキーボードを繋いで入力してますが、私は半分くらいブラインドタッチで行なっていたので、デカイキーボードでは入力ミスばかりでホントストレスが溜まります。

それと、しばらくの間、「、」を「てん」で入力していたので、それが癖になっていて、今これを入れている間でもわざわざ「てん」で入力してしまっています。


普段は気付きませんが、ちょっとした事が大変不便になるもんですね。


そんな事でちょっと書く気が減退気味ですので、ブログおろそかになっていてすいません!

ちょっと言い訳含みの事情説明でした。

2009年6月19日金曜日

本保長官イベント参加決定!

7月24日~三日間行なう京都流議定書2009に観光庁の本保長官がお越し頂く事が決定致しました!

ご出演頂きますのは、三日目の7月26日の13時~で、門川市長と市田ひろみさんとの鼎談を予定しております。

門川市長も仰ってますが、京都は環境を考えるにも観光とどうリンクさせるか?を考えていかなくてはならず、
そこで環境テーマのこの日に、本保長官にお越し頂こうと市長自ら仰られ、お越し頂く事になった次第です。

ここにどなたに入って頂くか?考えたのですが、京都市にも色々な形でご尽力されておられて、私も以前から目をかけて頂いている市田ひろみさんにお願いに行きました。
市田先生も快くお引き受け頂いたのですが、これが又偶然というか、先生は最近、ビジットジャパンの一環で、観光庁から”おこしやす大使”という20人のメンバーに任命されておられ、見事に繋がったのでした。

しかしこれだけの方々を仕切るコーディネーターはさぞかし大変だと思います。

今年のイベントは主催-京都流議定書イベント実行委員会で、共催は京都市というものですので、この難しそうな人選は京都市さんにお任せしました。(笑)

そんな国のTOPの方がご参加頂く事になった、今年のイベントには皆さんたくさんの方を引き連れてお越し下さい!!何せ今年は全て無料!!なんですから。

2009年6月13日土曜日

教育懇話会一周年シンポジウム

今週このシンポジウムがありました。

元々この教育懇話会とは、日経新聞、京都経済同友会、京都市教育委員会、立命館大学、堀場製作所というそれぞれの立場から教育を一緒に考えて行こうという、画期的な会であり、会長は堀場厚、堀場製作所社長です。

その1周年という事で堀場雅夫氏の基調講演があり、その後、コーディネーターが立命館小学校副校長で百マス計算で有名な陰山先生、パネリストが門川市長、元文科省の寺脇研さん、和紙アーティストの堀木エリ子さん、そして堀場雅夫さんという大変豪華なものでした。

堀場最高顧問がパネリストで出られるなんて、私も今まで記憶にはありません。

それぞれの方のお話を何時間も聞いて、質問もたくさんしたい様な勿体無いシンポジウムで、それぞれの方々の
お話はとても書ききれない程です。

ただ、堀場最高顧問がよくお話されることですが、人間は一回性(その瞬間に生きている)であり、一秒たりとも
バックできないし、一秒先は分からないものである。
そうすると、どう生きるか?どう育て、どう教育しなければいけないか?という事ですし、門川市長も、”安心、安全を優先すれば挑戦する気持ちが育たない”と仰っていましたが、そんなところが皆さんの、子供達にどうアプローチすべきか?について、集約してたところであったと思います。

そんな有意義なシンポジウムで、翌日の新聞によると500人の聴衆の中、会場からの意見という事で指名され、
自分の意見を纏めるのに苦労しましたが、今月の社報にも書いていた”本質的に考える”という事について
それが今の日本には欠けていると思うので、その様に考えていける様な教育を期待するという事を発言させて頂きました。

あんな凄い方々の発言を受けて、色々な立場の人が聞かれている中で、自分の意見を集約して話するという事は
大変難しかったです。

しかし、普段から大変尊敬していて色々ご指導も頂いている堀場最高顧問と門川市長、女性としても勿論、経営者としても大好きな(ちょっと表現がマズイですか?)堀木エリ子さん、立命館に来られる以前に、尾道の土堂小学校まで、見学に行ってお会いした陰山先生、お目にかかった事は無かったですが、以前からお話を聞いてみたかった寺脇研さんという、尊敬していたり興味を持っている方々ばかりのシンポジウムでしたので、聞いていてストレスがなく、大変心地よい時間を過ごさせて頂きました。

2009年6月7日日曜日

選挙には勝てない

7月24日~26日まで行なう京都流議定書イベントの三日目は、環境というテーマですが、実は何と斉藤環境大臣もお越し頂くかもという話でした。

これは門川市長と、鼎談を行なって頂くという話で進んでいたのですが、誠に残念ながら7月末というタイミングでは、スケジュール的にどうしても難しいとの事で、お越し頂く事はできなくなりました。

我々が京都への問題発信として行なうイベントに、京都府知事や京都市長のみならず、国務大臣までが参加頂くという思いもよらない展開に、喜んでもいたのですが、選挙日の8月2日説も流れている中、さすがに国政選挙ではどうしようもないと、納得しております。

ただ、門川市長はご出演頂く予定ですのと、まだまだ企画も色々検討しておりますので、期待してお待ち下さい。

ちなみに今年は三日間、全て無料ですので、とんでもなくお値打ちのイベントだと思います。

夏休みに入っての最初の週末ですが、遊びに行かれるのは翌週以降にして頂いて、今年の夏は、まずは京都を考えるところから始めてみませんか?

2009年6月4日木曜日

コップの半分の水

リッツカールトンホテル 高野日本支社長の話。

コップに半分の水が入っているとして、それをどう捉えるか?

”リッツカールトンでは、半分しか入っていないと考える人は採用せず、半分も入っていると考えられる人しか採用しない。”

これは沖縄教育出版の川畑社長から教えて頂いた、深イイ話です。

2009年6月1日月曜日

平成21年6月社報~ 本質的に考える

【 社      報 】
平成21年 6月 1日
株式会社ウエダ本社
《本質的に考える》

新型インフルエンザの問題も峠を過ぎた感がありますが、その対応を見ていて、改めて日本人と日本という国に対して大丈夫だろうか?という懸念が沸いてきました。

何の問題でもいつも感じる事は、日本人というのは本質を見る事が苦手だという事です。
又、表面的な事で判断する、数字での論理的な判断ではなく、感情的に判断する国民だと思います。
早い段階から弱毒性であり、季節性インフルエンザと同じか、むしろ弱い位のもので、タミフルで効くとまで言われているのに、何故あれだけの大騒ぎになるのでしょうか?

政府も新型であり慎重に対応した、強毒の対応シュミレーションで動いていた、或いは、その対策の練習をした、色々な話もありますが、ここでも大きいのは、対応を誤れば、国民からもどんな批判を浴びるか分からないので、大げさな程の対応を行なわざるを得なかったという事です。
その事が余計に不安をあおり、リスク管理を表面的に捉えて、官僚的に対応する大企業などが過剰反応をし、又不安を助長するという循環を起こしていたと思います。
関西への出張や、逆に関西から他の地域への出張を禁止したり、関西を通過するというだけで修学旅行を取りやめた学校もあった様です。

聞くところによるとメキシコと隣り合わせの米国でも、全く騒いでいなかった様ですが、欧米人は日本人と比べて、感情や雰囲気で判断するのではなく数字で判断する事が身についていて、今回の問題も、%で考えると大した事ではないと判断をしていたのではないかと思います。
通常のインフルエンザよりも圧倒的に確率は少ないのに、関西出張を止めてしまったり、大切な思い出になる修学旅行を止めてしまうという事がリスク管理なのでしょうか?

リスク管理は全てを止めてしまえば良いという問題でもないし、杓子定規に対応したのでは余計に大きな問題を引き起こすと思います。
心配なのは、もっと本質的に見る目を養わないと、ちょっとした事で差別も生まれると思いますし、こんな表面的な事で扇動されてしまう様では、間違った方向に簡単に誘導されてしまうと思います。

色々な事象が出て来た際、是非一旦引いて俯瞰的に物を見る、本質は何かを考えるという癖をつける様にしたいと思います。

2009年5月30日土曜日

沖縄教育出版で打ちひしがれて。

今、沖縄に来ています。
木曜日に沖縄入りし、世界最多のミネラルを含むという事でギネスにも載っているという、ぬちまーすという会社に訪問し、夕方沖縄教育出版という会社に行きました。

ぬちまーすさんについても書きたい事はあるのですが、今回はこの沖縄教育出版さんをベンチーマークする為、というよりも、この会社で有名な朝礼に参加させて頂く為に沖縄に来ました。

このブログでも何度か経営品質について書いた事がありますが、私が会社運営において一番しっくり来ている考え方で、その世界では超有名な会社の一つがこの沖縄教育出版さんです。

この考え方に出会わさせてくれたのは、京都の同世代の経営者で最も勉強していると言っても過言ではない(株)ヒトミの人見社長ですが、彼が他の経営者も勉強できる様に作ってくれた会である”すばらしき経営研究会”という会のメンバー総勢17名で訪問させて頂きました。

木曜の夕方にはそこの川畑社長のお話をお聞かせ頂き、夜は社員の方も数名お越し頂いての懇親会を行ない、
その後、すば経メンバーで夜中まで語らった後、今朝は7時15分から勉強会(この日はゲストである人見氏が
スピーチしました。)、その後8時~何班かに分かれて掃除を行いました。
私は、この会社のトイレ掃除を学ぼうと、トイレ掃除の班に入りましたが、使用するのはスポンジ一つ、便器に手を突っ込み、床もそのスポンジで磨きました。

それを8時45分頃まで行ない、9時から朝礼に参加させてもらうのです。
この会社では絶えず見学者があるので、誰が来ても一緒に朝礼に参加できる事になっています。

その朝礼が何と11時半まで、入れ替わり立ち代り社員の方々が自主的に作っているという、会社をよくする為、
お客さまのお役立ちをする為の委員会の報告などを行ないます。

話出すととても書ききれないので、又後日書ければと思いますが、とても感動的ですが、決して装ったものではなく、体にハンディキャップを背負った人達を含めて、全ての個性を尊重されているからこそ、皆が自分の責任で自主的にイキイキとされているのです。

こういう素晴らしい会社を見た際に感じるのは、社長のお話を聞いた時は、当然皆さん素晴らしい方々で、学ぶべき点ばかりなのですが、方向性が同じであるので、理解できたり、同じ方向に自分も向いてると思えるのですが、社員の方々を見た際に、ドンドン自分の至らなさを感じ、打ちひしがれる気持ちになるのです。

社員さん達の生き方、仕事への取り組み方などを見ていると、うちの会社との圧倒的差を感じるからです。
しかしそれは社員のせいではないのです。
そういう様に仕組みを作れていない社長が悪いという事が良く分かり、自分は色々やっていたつもりであるのが、ポーズだけで実際は全然できていないとさえ感じてしまうのです。

その後、多くのメンバーが帰った後もまだ聞きたい事があった私は再度訪問し、川畑社長に個別で時間をお取り頂き、お話を聞かせて頂きました。

この二日間、大変刺激を受け、又大変打ちひしがれもしました。

メンバーにはNPO法人テラルネッサンスの鬼丸さんもいました。
彼の話もいずれさせて頂きますが、これが又トンでもなく凄い人物で、そんな事も含めて、今までと少し違う脳の部分を使った様な気分になりましたし、この感覚を忘れず、自分自身をます変えて行きたいと思います。

2009年5月22日金曜日

紀伊国屋セミナー ”京の花街にあそぶ”

昨年の京都流議定書イベントで、大変お世話になった老松の太田さんと、連の濱崎さんが出演される<セミナーが東京で開かれます。



あの方々から想像しても面白いセミナーになるのではないかと思いますので、東京近郊の方は是非ご参加下さい!

ちなみに太田さんは、老松のオーナーではありますが、裏千家の(私は分かっていないのですが)かなり上の先生でもあり、色々な文化を研究されておられるので、確か5つ程の大学で教鞭もとっておられます。

濱崎さんはこれは又とんでもない方で、学生では京大を出られ、現在は東大の博士も取得されたという凄い方です。

これは”香”を研究、体系化された論文が認められての事ですが、昨年のイベントでは今様を行なって頂いたり、

太田さんと共に和美作美メンバーの作品展示をプロデュースして頂いていました。

昨年のイベントはこのお二人がおられないと成り立っていなかったと思いますが、京都流議定書はとんでもない方々が密かに協力して頂いていたという、トンでもないイベントだったのです。

この紀伊国屋セミナーについては、以下<a href="http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#minami_55">HP</a>でご確認下さい。

漢検問題での思い

元副理事長とは同い年で、経済同友会に入ってからの知り合いでした。
私は38歳の時に入会しましたので、8年の知り合いという事になります。

以前、ウエダ再興記(35)で、老舗の坊ちゃん達と思っていた中に凄い奴が居て、今の私に大変な影響を与えてくれたという事を書いておりましたが、彼はその内の最も有能な一人でした。

そんな知り合いが連行される姿を見るという事は大変ショックな出来事であり、毎日の様に出てくる私的利用などの問題も、初めて知る事が多く、ただ驚くばかりです。

小さな同族会社でありながら、個人商店ではなく”企業”にしたいと思って取り組んで来た私は、特にお金の私的利用という事には、気を使ってきたつもりですので、特に公益法人である漢検の、お金の流れについては、腹立たしい思いもあります。

しかしその上でも、あえて私は、元副理事長の浩氏には、悪いところはしっかり反省し、戻ってきて欲しいと思っています。
漢字検定が果たしてきた役割、赤字垂れ流しの特殊法人も多い中、天下りを受けず、独力で黒字を上げてきた能力、今後果たしていこうとしていた基礎学力向上への取り組みなど、その功罪を考えた時、ワイドショー的に批判して彼を潰してしまうのは、あまりに勿体ないと思うからです。

拘束が終って出て来た後、類まれな能力を再度、京都の為、日本の為、教育界の為に発揮してほしいと思いますし、悪かった点を真摯に受け止める事ができれば、必ずリカバリーしてくれると思います。

逮捕された今でも、彼を良く知る人達が彼を応援しようとしている事、それこそが彼の功罪への冷静な評価であるという事を、多くの人に知って欲しいと思います。

2009年5月17日日曜日

未生流笹岡いけばな体験

先日、以前も老松さんのお菓子作りなどを体験させて頂きましたが、桜橘庵で未生流笹岡次期家元の笹岡隆甫氏にレクチャーを受け、いけばな体験をさせて頂きました。

未生流笹岡としては、初心者でも楽しくできる様に、花のバランス(寸法)いける場所などが決められており、
メジャーで寸法を測りながら、はさみを入れていきます。

そう言うと、違和感をお持ちになる方もおられるかと思いますが、こういう基本を教えて頂き、それに従って行なう事は確かに初心者には面白いものだと思いました。



初めに一番高い枝を55cm程で生け、次に40cm、その後直角三角形を形成する場所にバラを今度は30cm、20cm、15cmにいけます。

すると、全く初心者の私でもこの様な作品に出来上がるわけです。

左右非対称にしていく美については、それぞれの短所を補って全体の美を作るという事ではないか?生花を扱う、いけばなの伝書には、太陽からのエネルギー、自然物のエネルギーという、”天”と”地に”ついては書かれており、そこにこの短所を補い合って生きるという、”人”が加わった正に天地人が、いけばなの精神だと思う、と
笹岡隆甫さんは仰っておられました。

その精神性をしっかりお持ちでありながら、体系は皆に分かりやすい様に、理数的に落とし込んで展開されておられる未生流笹岡さん、そして気さくに対応される次期家元笹岡隆甫さんには、大変感心させられましたし、今後も大いに期待したいと思いました。

2009年5月9日土曜日

”京都”のハイアットリージェンシーと京都流議定書

昨日、ハイアットリージェンシー京都さんから、ビックサプライズな品を届けて頂きました。



写真については、いつもながら下手ですので、社員ブログででもUPしてもらいますが、昨年5月1日に周年イベントを行なったので、わざわざ周年お祝いで届けて頂いたのです。


うち自体、71周年で何もやっていなかったので大変嬉しかったです。
ケーキも見た事がない様な素晴らしい、大きなものでしたが、その心配りが素晴らしいのと共にいつもながら勉強させて頂きました。


昨日は5時~横山総支配人と今年のイベントについてハイアットで打ち合わせする予定で、その時に渡そうと準備をして頂いていた様ですが、金曜日の夕方なのでそこで渡しても社員に配れないという事に気付かれ、急遽会社の方に届けて頂いた様でした。


横山総支配人とは、”京都”についての価値観の生かし方において、共通する考えを持っており、それで京都流議定書というイベントを、毎年行なっていく事になっているのですが、昨日聞いた話によると、ハイアットグループは世界で800軒程あるのですが、その中でハイアットリージェンシー京都はお客様満足度で5位以内にランクされているそうです。


それが外資であるグループの経営陣には、規模が小さい京都で、しかもハイアットグループの中では最高級ではないリージェンシーで満足度が高いのか、どういうノウハウがあるのかが不思議だそうです。


彼らはマニュアル化されたおもてなしなのでしょうが、それでいくとこのケースでもわざわざ届けて頂ける様な事にはなっていないと思います。


そこが横山さんの持たれている感性だと思いますし、共通する”京都”の価値観だと思います。
そういうところをウエダ本社としても学んで、習得していきたいと考えており、そんな共通認識をお持ちの横山さん始めハイアットの皆さんの支援を受けながら、京都流議定書を今年も開催していきます。


シンポジウム、セミナーを中心にしてのものですが、一つ一つが大変興味深いものになりそうですので、是非
7月24日~26日は楽しみにして下さい!

2009年5月3日日曜日

71周年と京都流議定書2009

5月1日はウエダ本社の創立記念日です。

昨年の創業70周年記念、Do you Kyoto? Do you Kyotostyle?イベントから一年が経ちました。
今年は、創業記念という事では、何も行ないませんでしたが、ようやく決定した2010年新卒採用の内定者達に来てもらい、内定通知書を渡しました。
ある意味、ウエダ本社との関わりのスタートなので、合わせておきたかったのです。

70周年記念で行なったつもりであったイベントも、今年も継続することになっています。
今年は7月24日~26日の三日間、場所も同じくハイアットリージェンシー京都で行ないます。

できれば継続して欲しいという声もあり、京都流議定書としてまで行なっている様に、京都に対しての問題意識も
あっての事ですので、その問題提起を行なうには、継続していかなければならないと思った次第です。
100年に一度と言われる様に、ウエダ本社としても今期は大変厳しい状況ですが、それだけに継続する意味合いも
あるのではないかと思っています。

今年は”京都スタンダードを深堀する”をテーマに、シンポジウム、セミナーを中心に行ないます。
京都検定で御馴染みの岩上さんに、京都の1月~12月にある普通の暮らし向きを三日間の連続講座で紐解いて頂き、そこから京都を考えていきたいと思っています。

今年の三日間のそれぞれのテーマ(キーワード)は、24日-CSR、ホスピタリティー、おもてなし、老舗の研究、
25日-伝統産業、伝統文化、クオリア、宗教、哲学、教育、26日-環境、環境モデル都市と言ったところです。

詳しくは又順次決まり次第上げていきますが、できれば今後、毎年この山鉾巡行が終った翌週には、京都を考える京都流議定書イベントを開催していければと思っていますので、京都流の皆様には是非ともご参加、ご協力をお願いしたいと思います。

2009年5月1日金曜日

アナログとデジタル

堀場最高顧問のお話。

今の世の中はデジタル志向の弊害をよく感じる。
デジタルは送る手段としては最適であるが、人間はアナログである。

なので、アナログ→デジタル→アナログという方式で伝達をしなくてはならないので、デジタルからアナログに変換する基本的な解析能力を高める事が大変重要な要素である。

京都流議定書予告

昨年よりもむしろ動きとしては遅れておりますが、ここ最近は漸くイベント関係で各所に訪問、相談させて頂いております。

昨年はウエダ本社の70周年で、経済界や行政の方々にお越し頂き、それと同時開催する事により、環境、伝統産業、文化、教育という関係の方々が、日にちは違えど一堂に会するという事を目的とし、ある意味総花的に集まる事が目的でした。

今年は”京都スタンダードを探求する”をテーマにシンポジウム、セミナーを中心に行ないます。
昨年と違って、周年イベントもないので、どうしようかと思っていましたが、今年もテーマに沿って協力して頂いている方々のお陰で、段々凄いものになって来ています。

その中で、今年のテーマの根幹をなすセミナーとして、今や京都検定の専任講師的な存在になられている岩上先生に三日間の連続講座を行なって頂きます。

三日間でどういう切り方をするかは、お考え頂きますが、京都の1月~12月の普通の暮らしを解説して頂き、
そこに本来あった、礼儀・作法、しきたりや、それらに関連する”物”を再認識し、そこから京都スタンダードを
探求していきたいと思います。

今や”京都”と言えば、引っ張りだこの岩上先生の連続講座は、これだけでも大変価値のあるものだと思いますので、お楽しみ下さい。

しかも今年は、これも含めて全て参加は無料です。

ただでさえウエダ本社が何故そんな事業と関係ない事してるの?と皆さんに不思議がられていますが、この不況下
無料でそんな事やると、益々理解して頂けないでしょうね。。

まあそんな所も追々説明できればと思います。

平成21年5月社報~ 積極的に自発的に能動的に

【 社      報 】
                                                             平成21年 5月 1日
                                                               株式会社ウエダ本社
 《 積極的に自発的に能動的に 》

年始から、勝負の年であり、大きなチャンスでもあると言っていたウエダ本社としての新年度がスタートしました。
どういう点がチャンスなのか?については、何度も話している事なので省略しますが、このチャンスで変れなければ、既存モデルにしがみついた、実体は中小企業というより、個人商店というレベルの会社から抜け出すことはできないでしょう。

存在価値という話もよく話ししますが、会社の存在価値を作る為には、比べられない領域に自社を持っていかなくてはなりません。
比べられる領域で存在価値を示すには、売上や規模を追っかけなくてはならないからです。
比べられる領域においては、業界などにもよりますが、一番だけに存在価値があるのです。
我々はそんな事を求めていませんし、そんな体力勝負の世界では価値を出せないと思います。
そう考えると、ウエダ本社で目指すべき場所はどこか?どこに行かなくてはいけないか?が見えてくると思います。

本業以外の活動に積極的に取り組むのも、経営品質やホスピタリティーを学ぶのも、新規ビジネスを常に追いかけるのも、全ては、比べられない領域にウエダ本社を持っていこうとしているからです。

この根本的な課題について、まだまだ皆理解できていないように思いますが、この大変革のチャンスである今期、全員で、あるべき姿から落し込んだ目標に向かって具体的に行動していけば、一年後には違うステージに上がっていると思いますし、上のステージに立った時に、その景色の違いに気付くことになると思います。
いつになってもそうですが、今期改めて、皆がウエダ本社を自分の会社と考えて、働く事は、自分や家族の人生を担っていく根幹となる事だと認識して、積極的に自発的に能動的に仕事に向き合って欲しいと思います。

2009年4月30日木曜日

私の備忘録

明日から!という程、大そうなものではないのですが、私の備忘録というカテゴリーも設けて、書いていきたいと思います。

セミナーや講演で聞いた話、本で読んだ話など、覚えておきたい事や、勉強になった話も、まとめておかないと
忘れ去ってしまいますし、そんな勿体ない事が多すぎる事に以前から気付いておりました。

それを解消する為に、気張らず、ホントに備忘録として簡単に入れていきたいと思ってます。

私的活用の様で申し訳ないですが、私が気になった事という事であれば、社員や、取引先は見ておいてもらって損はないと思いますし、またまた主催者の特権で許して下さい!

2009年4月25日土曜日

今週の動きと、やるべき事

今週も色々なパターンの仕事があり、忙しくしておりました。

これも新幹線の中で書いていますが、XEROXさんの上位代理店に向けて、事業方針を説明して頂くミーティングが東京であり、それに出席していました。

その行き帰りとホテルでは、今月が決算であるので、ずっと社員の評価査定を行なっていました。

今週には、新卒採用の二度目の最終面接も行ない、たくさん来てくれて嬉しい悲鳴で悩みまくった選考も内定者を確定しました。
その夜には、その間リクルーターとして頑張ってくれたメンバーで打ち上げを行ないました。

全くビジネスに関係のない、頼まれごと、相談も何件かありました。
これらは正直、忙しい中大変なのですが、私はいつもこういう事に対して、期待に応えられる様にベストを尽くしています。
こういう相談事の多くは、人脈であったり、発想を求めてのものですが、実はそういう人脈などを生んでいく源も、全てこういう目の前の頼まれ事や、期待された事に対して相手の期待以上の事を行なおうとして来たところにあるのだと思います。
今週の頼まれ事には、堀場最高顧問に相談に行かれた方が、それなら岡村の所に行って来いと言われて来られた方もありました。

その件など、私に振られても困る・・という様な話なのですが、堀場最高顧問から、それなら岡村に・・と思ってもらえる事が光栄な事であり、そうすると又、自分のベストを尽くさないといけなくなるのです。

そんな事の連続が結果として、自分の価値を高め、そんな社長が居る中小企業は、会社価値も高まると思いますし、この様な一見ビジネスに関係ない事が、社長としての重要な仕事だと思って取り組んでいます。

しかし一方では、大変厳しい経済状況でありますので、最近は、自分でも担当を持って、営業活動にも出かけておりますし、今週は、今年も7月に継続して行なう事となった京都流議定書イベントに向けた相談、提案などでも動いたという状況で、ホントに今週もバラエティーに富んだ一週間でした。

なかなか大変ですが、変化できなければ沈んでいくだけなので、ある意味悩むことはなく、思い切って動くだけなのですが。。

2009年4月18日土曜日

京都ハンナリーズとウエダ本社

京都にバスケットボールのプロチームが誕生するのをご存知ですか?

それが京都ハンナリーズなのですが、そのチームオーナーは、経済同友会に入ってからの友人で、その彼が今週自ら営業に来ました。
勿論、スポンサーの話なのですが、やり手の彼は、ウエダ本社が大きなスポンサーになれる会社かどうかは、見当をつけていて、そんな無駄な営業にきたわけではなく、小口スポンサー集めの営業の協力要請でした。

彼が期待する程の営業力はないですが、バスケットとなるとウエダ本社としても縁は深いので、できるだけ協力したいのと、サッカーに続いて、折角京都にできるプロチームですから、何とか盛り上がってくれればと思います。

ウエダ本社は、かなり昔から、バスケット選手を社員で雇ってチームを持っていました。
殆ど常に京都の実業団では一位を続けていたり、国体メンバーを何名も擁していたり、国体監督もうちの社員が務めていたりしました。

数年前の大改革で人数が減って以降、ウエダ本社の社員で構成することが難しくなっていますが、元ウエダメンバーなどでチームは存続し、まだ優勝を重ねております。

そんな関わりから、実はなんと私が、京都府の実業団バスケットボール協会の会長にもなっております。

と言っても、長年父親がその役をしており、名前だけで良いから引き継いで欲しいという事で、本当に名前だけ座っていたのですが、ひょっとしてそんな立場も、何かつなげていけないかと思っています。

バスケットって不思議なスポーツで、高校までは大変人気があり、経験者も非常に多い割りに、何かマイナーなイメージがあり、そのギャップが大きいスポーツです。

かく言う私自身、高校ではバスケット部に所属していたわりに、日本のバスケを見たりする興味は湧かなかったというのが正直な気持ちですから、ひょっとすると、私自身を題材に考えられるのかも知れませんし、そんな事が、bjリーグ(プロリーグ)や、実業団の盛り上げにも役立つかも知れませんね。

2009年4月12日日曜日

先週の振り返りと”経験”

先週は、先々週末から、毎年恒例の花見の会が金、土とあり、いつもながらこんな会社になりたいなという思いを持ち、日曜日には元ソニー社長の出井さんを囲んでの食事会が京都であり、もう70歳にもなられているというのに、難しい世界の情勢を端的に、そして明確に説明して頂く姿を見て、こんな人になりたいなと、3日連続で刺激を受けまくった感じです。

出井さんの場合は、世界の修羅場を潜り抜けて来られたからだと思いますが、どんなエコノミストの話をよりも真実味があり、わかりやすいもので、やはり経験した事が一番強いと、改めて感じました。

そして水曜日の小泉元首相の講演。
これも、かんぽの宿の話になると、郵政への思いで、熱が入った様に、信念の入った実体験の力を感じました。

火曜日には、先月から月一で行なっている、ビジョン浸透プロジェクトという社員研修がありました。
これはほぼ社員全員で4時間程、自分達で、自分達の理想と現実とのギャップなど、色々な事を話合い、自分達で気付いてもらうことを目的としたものです。

いくら”ウエダ本社はこうあるべき”と言ったところで、皆が自分自身で、”あ、そうか”と気付かない限り、
変っていかないので、これも言わば、”経験”をしてもらおうとしているのです。

2009年4月10日金曜日

京大の桜

今日、仕事で京大に行き、綺麗だったので、撮りました。

京都流の皆さんは、名所の桜は色々見られているでしょうが、京大の桜は見られたことありますか?

京大の吉田キャンパスにはあまり桜は少なく、多分これが一番大きな桜だと思います。



風が吹くと桜吹雪になって綺麗でしたが、京都の桜も何とか今週末まで持ちそうですので、土日、来られる方はお楽み下さい。

2009年4月9日木曜日

小泉元首相 in 京都

先週、元内閣府事務次官から小泉首相の話を聞かせて頂きましたが、今週は本物のお話を伺いました。

これは京都正論の会というところが呼んでおられた講演会で、私は会員ではないのですが、お声掛け頂いて出席させて頂いてきました。

勿論、小泉さんのお話を直接聞くのは初めて?・・よく考えると初めてではなく、自民党をぶっ壊す!と言って小泉フィーバーを巻き起こし全国に遊説されていた際、私は神戸に住んでおり、神戸での街頭演説を群集の中で聞いたことがありました・・

いずれにしても、講演などとしてじっくり聞くのは初めてでしたが、以前程のパワーはないとは言え、やはりオーラというか、周囲を明るくする要素をお持ちだと思います。。
安倍さんも首相時代に京都駅で見たことはあるのですが、残念ながらそういうオーラは感じませんでした。。

政局の話はしないと言われての話でしたが、かんぽの問題だけは、という事で話された際は、熱がこもって、従来の小泉節が出ていました。

郵政改革や小泉路線ということには賛否両論ありますが、やはり小泉さんの魅力は、自分の信念を強く持ち、それを貫き通されたことだと思います。

主義主張は色々ありますが、少なくとも政治家というものは、まずは国を思って、よくする為に強い信念を持っている人であるべきだと思いますし、もう引退する小泉さんが次期総理になって欲しい人で未だにトップになる事が
日本としては本当に情けない話だと思います。

現役の政治家の先生達は、そんな結果を見てどう思われているのでしょうか?

2009年4月5日日曜日

三人の首相

今週は、京都クオリア研究会という会で、前内閣府事務次官を務められた内田俊一さんのお話を聞く機会がありました。

このクオリア研究会については、またお話する機会はあるかと思いますが、10名程の少人数の中で、小泉、安倍、福田という三人の首相に仕えた、所謂、官僚TOPの方のお話を聞ける機会に恵まれました。

やはり政府の要職におられた方の話を聞くと、ニュースで知る限り、投げ出していったという印象であった首相達も、当然と言えば当然なのですが、国の事を考えていたのだなと、印象も多少変りました。

その中でも印象的であったのは、小泉首相の話で、小泉首相が一番違ったことは、首相が本気で言ったことは、絶対にできるのだという感覚を皆に持たせたことであり、役所のやる仕事の質とスピードがこの間は劇的に変化したそうです。

安倍内閣は、池田内閣以降初めての積極財政で、スピード感は小泉内閣以上のものがあったが、攻めの内閣が、大臣の不祥事続きで守りに転じないといけなかったのが残念であったとのことでした。

福田内閣は消費者庁を創設しようとしました。
これなども印象としては、消費者の担当行政が分かれているのを一元化する、というイメージを持っていましたが、福田首相の思いとしては、政府の施策が消費者にしっかり向いているのかをチェックするということに主眼を置かれていた様で、一見冷たそうに見えた福田首相も、消費者目線を考えておられたそうです。

ただしかし、短命で投げ出した感のある政権が続いたことで、より政治不信が深まったことは事実であり、今の日本には本気で変えるという強いリーダーシップあるTOPが切望されていると思います。

”明確でブレない指示”これが小泉改革を成し遂げた小泉首相の特長であるようですが、これを行なう為には、
私が良く使う表現で言うと、真剣(ホンモノの剣で戦う)勝負をする腹がくくれているか?そして責任を取る覚悟があるか?という事だと思います。
政治の世界でも、経済界の世界でも、豊かになって、横並び主義で来た日本には、これら覚悟をできる人があまりにも居なくなった様に思います。

2009年4月1日水曜日

平成21年4月社報~ 新卒者を迎えるに当たって

【 社      報 】
平成21年 4月 1日
株式会社ウエダ本社

《 新卒者を迎えるに当たって 》

4月が決算のウエダ本社では最終月ですが、世間では今日から新年度です。

ずっと言い続けている話ですので、聞き飽きているという人もいるかもしれませんが、数字面の成績だけを考えると、この年度は大変厳しい年度となるでしょう。
しかし、ウエダ本社では、ここで変わらなくてはいけないという意識さえ全員で共有できれば、大変大きく飛躍するチャンスの年であります。

日本では少子化、高齢化、それによる人口減、環境、食料の問題などにより、多くのビジネスモデルが、従来通りでは、成り立たなくなっており、そこにリーマンショック以来の100年に一度と言われる世界的不況ということですから、逆に言えば、この一年で変わらなければ、又変われなければ、そのまま存続したとしても意味が無く、それこそ“存在価値”が無いということになると思います。
ここで変われれば、各業界で残ったところには、違う世界が広がっていくのだと思いますが、それを皆想像はできていても、実行できる会社が少ないのです。
そのような状況ですから、ウエダ本社にとっては大きなチャンスだということは分かってもらえると思いますが、その状況を全員が何としても生かすという意識を持って欲しいと思います。

現在、初めて2010年度の新卒採用活動を行なっておりますが、今日からはこれも私がウエダ本社に来て初めて、中途採用ではない新卒者を迎え入れました。
今日入ってくれた社員、来年は人気企業とまで言ってもらえる様な、70倍程の難関を潜り抜けて入社してくれる社員達に、思い切り活躍してもらう為にも、各企業が様々な予算を見直し、縮小する市場の中で、ウエダ本社の付加価値、存在価値をしっかり認知してもらう事に勤め、それができれば、却ってこの年度は活躍できる年になると思います。

今日から始まるこの年度、そしてウエダ本社の来期である一年を、全員で発想、動きを変えた中で取り組み、今年以降、毎年、ウエダ本社に入社したい学生が溢れる会社を目指したいと思います

2009年3月28日土曜日

今週の動きと素晴らしい存在

100年に一度の不況と言われるこの時期、ウエダ本社にとっては大変なチャンスだと言っているのですが、実際にそうする為にも、組織変えをして私も一つのチームを兼務することにしています。

それに向けて最近は、少しはお取引頂いている先、知ってはもらっているがお取引して頂いていない先に訪問し、ご意見を伺っております。

本来は”営業”一筋であった私が、ウエダ本社に来てから、不本意?ながら社長業に専念せざるを得ない面もあり、殆ど”営業”らしきことから遠ざかっていましたので、ちょっと楽しんでおります。

そんな動きと並行して、勿論、社長業なのか、CSR的な動きなのか、一見本業でない様な用事も多く、今週もバラエティーに富んだ一週間でした。

月曜日は、京都市の方が、弊社の屋上緑化を見学に来られました。
これはどういうお考えなのかは分かりませんが、門川市長から、取り組みの進んでいるウエダ本社を見に行く様にとの事で来られたものです。

火曜日は、二年間務めた、盛和塾京都の世話人の任期切れで、おつかれさん会を行なって頂きました。
盛和塾は稲盛さんに学びたい経営者の会で、今や5000人を超え、海外にも広がっているものですが、26年前に京都の数人の経営者の方々が、稲盛さんの所へ日参され、何とか経営を教えて欲しいと懇願され始まったものです。
京都にはその始められた方々がおられるのですが、二次会ではその方々から、深イイ話を聞かせて頂きました。

水曜日は、山田知事夫妻を囲む会がありました。
これも、もう5年程になると思いますが、ワコールの塚本社長、堀場製作所の堀場社長が中心に作られた会で、皆さんが、山田知事に京都に骨を埋めたら?と迫られておられましたが、それなどは山田知事のお人柄、実績を皆さんが評価されている証拠だと思います。

木曜日は、佐竹雅昭さんが会社に寄られました。
これは格闘という世界を極めてこられた佐竹さんが、日本の世直しの為には武士道精神を見直さなくてはならないとの思いから、平成武師道(士ではなく師です)の会というものを立ち上げられ、京都を中心に、九州などでも
その和を広げられているのですが、時間が空いたからと、その近況報告に来て頂きました。
これも、私は何も動けていないのに、こんな形で寄って頂いて恐縮するばかりです。

金曜日は終日、二回目の三次面接でしたが、良い学生ばかりで、またまた悩みが増えております。

この月曜から木曜のバラエティーに富んだトピッククスの中にも、門川市長、稲盛名誉会長、山田知事、佐竹雅昭氏に共通するキーワードがあります。

それは謙虚さ、思いの熱さと崇高さという事ですが、自分の欲に絡んだ話ではなく、まずは世の為人の為という崇高な思いなので、その思いを熱く継続する事ができ、そういう思いなので、決して威張らず、謙虚な姿勢を通せるのだと思いますし、逆にそれだからこそ、多くの人を引き付けていかれるのだと思います。

私もそういう方々の素晴らしいところを学びながら、今面接に来てくれている素晴らしい学生は、全て取りましょう!と言える様な会社になりたいですし、又そんな素晴らしい人達が集まって来てくれる存在を目指したいと思った一週間でした。

2009年3月25日水曜日

イチロー選手と人間のあり方

WBCのイチロー選手を見て、殆どの方がいつもと違うと感じられたのではないでしょうか?

不調だった時、いつもストイックで強気なイチロー選手の初めて聞く様な弱気のコメント、そして昨日の、いつものクールさからは想像もできないハシャギぶり。

イチローも人間だったんだぁと思った人も多かったのではないでしょうか?


何が皆に感動を与えたか?ですが、あのいつも完璧で強気のイチロー選手が日本を背負って、そのプレッシャーと戦い、結果が出ないことで弱音を吐き、その姿を、同じプロだからこそ分かる他の選手達が、その負担を減らすべく、自分達それぞれの役割を果たそうとして一つになって勝ち取ったという光景が、清清しい感動を与えてくれたのだと思います。

そんな姿を見て、国を背負うというナショナリズムは、やはり素晴らしいことなんだと思いました。

私は決して国粋主義者ではないと思います。
しかし、国家を思うという感覚に対して、アレルギー反応を起こす人も居ますが、こういうスポーツを通しての盛り上がりを見ても、私は国を思うことは、まず人間としての根本ではないのかと思います。


国家というものを意識すると、自分の存在というものを感じることができのだと思います。

日本は軍国主義の反省から、国家という考えを排除しすぎた為に、帰属意識が薄くなり、自分自身の存在意義も見失ってしまい、そのことからも目標や夢、やる気というものが薄れてしまったのではないかと思います。

あのクールなイチロー選手が、あれだけ日本という国を背負って悩み、あれだけハシャグ姿を見て、今の若い人達が格好いいと思ってくれたら良いと思います。


勿論、格好だけ国を思う様なものになってもらうと、却って恐ろしい事になりますし、自分勝手な感覚で、自分を好きになってもらうのは困りますが、イチロー選手の様に自分に厳しい姿勢を持ちながら、自分に興味を持ち、好きになり、その存在や、背景を知り、そして誇りに思うという事が、本来あるべき人間のあり方なのではないかと思いました。

2009年3月22日日曜日

京都市民アンケート

最近、名前は連ねているが、あまり出席できないという会がいくつかあります。

その内の一つが京都市100人委員会なのですが、先日久しぶりに参加して来ました。

そこではいくつかのテーマに分かれて話合い、意見をまとめてから具体的に行動していこうとするものですが、
私は”市民のおもてなし力を向上させる”というチームに参加しています。

そこで先日、話していたのが、観光客に対するアンケートはたくさんあるが、京都市民に対して、観光客について
のアンケートを取ったことがあるのだろうか?という事でした。

大体、観光に関係していない一般的な京都市民は、京都にたくさんの観光客が来られる事をどう思っているのか?ということです。
行政は5000万人の観光客を目指すと言っていますが、これなどは市民には全く関係のない話で、京都市民のおもてなし力を向上すると言っても、まず京都市民が観光客を歓迎していなければ、おもてなしも何もあったもんじゃないのでは?という話です。

そうすると、そこから分析しないと、対策は違うものになり、意味のない事になってしまうという話で、ひょっとすると、今まで誰もがそこから考えていなかったのではないかと思います。

まずは、京都市民が京都にたくさんの観光客が訪れてくれる事で、自分達と自分達の住む町がどの様に恩恵を受け、だからどうあるべきなのかを考えるところから、スタートしないといけないと思います。

そんな意味で、この京都市民アンケートはひょっとすると、目から鱗の話になるかもしれないですね。

2009年3月17日火曜日

若い人の能力

先週の土曜日は、ウエダ本社でバイトをしてくれていて今年卒業となる学生の送別会がありました。

うちの会社では映像コンテンツ制作を学生を使って行なっています。

毎年私は、卒業していく学生達と最後に食事に行っていたのですが、今年は、日程が合わず、事務局ののぶが設定した送別会に合流させてもらいました。

今年で数えてみると5期目の卒業生になりますが、今年の卒業生も日立製作所だとか、ソニーの子会社だとか、ウエダ本社に来ている学生は大変優秀だと思います。
あと一人、一昨年卒業した筈の京都流では御馴染みで、大学院に行っていたkatwoも二回目の卒業を迎えていました。

先輩卒業生も何名か駆けつけてくれましたが、皆、立派に社会人になっており、会社は思っている程”面白くない”とアドバイス?していました。

以前からこのバイトに来てくれた学生達は、皆本当に良い子ばかりで、一般的にやる気のない様な”今の若い子”評とは明らかに違うなと思っていました。


今日は又、新卒採用の三次面接でしたが、これが皆、良い子ばかりで、選ぶのに本当に困っています。
うちの場合、やはり、運命を共にするとの思いから、本当に時間を掛けており、かなり素の部分も出してもらってますが、それでも皆良いのです。

今の若い人達は覇気がないというのも、やはりその振り向け方、目的の持ち方次第なのではないか?と思いますし、むしろ能力は大変高いと思います。

こういう、たくさんのやる気ある学生達、有能な若い人達を、受け入れられる様な会社になりたいものだと痛感した今日この頃です。

2009年3月14日土曜日

プロセスを楽しむ

今週は、永らく行けていなかった旧来からの販売店さんに同行しておりました。

というのも、ここしばらく私は、新規のネタ探しや、それこそCSR的活動ばかりで、従来の本業から離れておりましたが、来期は、一つのチームを兼務する事にしたからです。

来期はもっと大変な状況になると思いますが、同時に、これは強がりでも何でもなく、ウエダ本社にとっては、次のステップに飛躍する大きなチャンスだと思っています。
旧来からの販売店さんや、新しいユーザーさんに対しても、不況期であるからこそ、独立系ディーラーであるウエダ本社が、供給できるノウハウがあるのです。

また、従来のビジネスモデルの数字は極端に落ち込むでしょうから、逆に体質改善や、社員教育、システムの見直しなど、良い時にはできない事がしっかりできる期間だと思います。
それを分かっていても、財政面の問題などからできない所も多い中、そこを思い切れる弊社は、かなり面白いと思っています。

昨年のイベントや、今回の新卒採用もそうですが、私なりにこれらを社員教育としても行なって来ましたが、
ここに来て急激に変化をしてくれている社員が出てきています。

そんな社員が対応してくれる事もあり、学生さんにも大変評価を受ける様になり、百数十名が希望してくれる様にもなりましたし、自社に対してそれだけ真剣に希望してくれる学生さん達を見て、又うちの社員達が自社を再認識できた様にも思います。

こういう経験を通して、ここ最近ようやく、言い続けて来たことを、一部社員が本当に理解してくれ出した感覚があるので、来期の状況見通しは大変な割りに、意外と良い気分でいれています。

結果は、今までの経緯で出てくる事であるので、プロセスを考えるべきであり、プロセスを楽しむべきだと思います。
社員達が、ウエダ本社の価値観、優位性、やるべき事を腹に落としてくれて、しっかりとしたプロセスを踏んでいけば、いずれ良い結果が生まれることになると思っていますし、そういう意味でこの不況期は、ウエダ本社にとって飛躍期にしなくてはいけないと思います。

今週、二回目の二次面接を行ない、この時点で応募してくれた学生達は、十分の一程に絞られてしまいます。
しかし、それは、算数の点数の様に駄目だというものではなく、ウエダ本社の現状や今後と、学生さんの考えや、持っているものが合わなかったという事ですので、不採用になった人達も、決して落ち込まず、この厳しい中、逆に世間を良く見る目を養えるチャンスだと捉え、そのプロセスを楽しむくらいになって欲しいと思います。

そういう意味では、京都流の皆さんは、プロセスを楽しまれているので、正に理想の形なのではないでしょうか?

2009年3月8日日曜日

日本でいちばん大切にしたい会社

この題名の本もよく売れている様です。

私はこの本は読んでないのですが、経営品質という考え方で素晴らしいとされる会社と同じパターンの会社だと思いますので、中身は大体想像がつきます。

経営品質で素晴らしいとされる会社や、老舗として続いている会社は、全て、理念がしっかりしています。
しかもそれは、哲学や宗教観、死生観などがそのベースにあります。

この本にも取り上げられている伊那食品へは昨年訪問させて頂きましたが、そこでは100年カレンダーというものが至るところに貼られています。
それは、”今いる全ての人の命日は必ずここに載っていますよ”という会長のメッセージであり、多くの人が、
何となく人生を長く捉え、ダラーっと無駄に過ごす事を戒め、死ぬ事は皆決まっているのだから、一日一日を大切に生きなさいという意味が込められいます。

今月の社報にも書いていましたが、日本の場合、こういう宗教観、死生観、哲学というものを、古臭いとか、
そんな話をするとダサいとかという様な感覚で排除し過ぎて来た事が、今の日本の退廃の根源であると私は思います。


先日来、ブログでよく取り上げている様に、ウエダ本社に対して多くの学生が受けに来てくれています。
ほんの数名しか採れない所に100数十名もが希望してくれており、何か、それに対して応える事ができないかとも思い、会社説明会で学生へのメッセージとして私の死生観も少し話しましたが、それが意外な事に多くの学生の琴線に触れた様でした。

あまりにも、そんな話を聞く事がなくなったので、逆に新鮮だったのかも知れませんし、意外と今の若い人達は、そういう話を欲しているのだと思いました。

こういう題名の本が売れたりする事も、学生達が、環境などにも取り組んでいるからウエダ本社に関心を持ってくれたり、ボランティア活動にも積極的に参加していたりする事なども、皆、新しい価値観、新しいというよりも、むしろ本来日本人や、日本が持っていた価値観を欲しているのだと思います。

そんな価値観を追い求めていきながら、ウエダ本社もいつかは、”京都でいちばん大切にしたい会社”というものに選ばれたいと思います。

2009年3月5日木曜日

映画 半次郎~桐野利秋 風伝~を成功させる会

今週月曜日に、ハイアットリージェンシー京都で開かれれたパーティーに出席してきました。

これは、以前このブログでも紹介しましたが、俳優の榎木孝明さんが、正統な時代劇が無くなっていく事、
そしてその事によって、本来日本が継承していくべき精神性や礼作法が無くなっていく事に危惧を持たれ、
それなら映画を作って残すしかないとの熱い思いで映画製作を決意されたのですが、それを応援する会でした。


映画は、幕末の薩摩藩で、人切り半次郎と呼ばれた桐野利秋(中村半次郎)を主役にしたもので、薩摩と京都を舞台に繰り広げられるようです。
(詳しくはこちら


その為、京都側の協力も不可欠なので、今回、こういう会を行なう事にもなったのだと思いますが、榎木さんの熱い思いの賜物で、予想以上に大盛況でした。

まず発起人がトンでもなく凄く、京都府の山田知事、京都市の門川市長、京都商工会議所の立石会頭の他、
京セラの稲盛名誉会長、哲学者の梅原猛氏と瀬戸内寂聴さんという豪華さで、尚且つ、
梅原氏と立石会頭以外は全員出席で、しかも殆ど最後までおられました。

又出席者も200人と聞いていたのですが、実際は300人程になり、内容も何があるのかな?と思っていましたが、
瀬戸内寂聴さんの楽しいスピーチもあったり、篤姫の主題歌を作曲された吉俣良さんのピアノ演奏もありました。

吉俣さんの事を私は知らなかったのですが、素人の私が聴いても大変素晴らしい演奏で、生で篤姫主題歌のピアノ演奏を見ることができました。

これだけ方々に応援されるという事は、榎木さんの考え、実績、そして人となりがあっての事とは思いますが、
逆に期待も凄いので、これからが大変だと思います。


私も何か協力はさせて頂きたいと考えておりますので、ひょっとすると、日程さえあえば、今年の京都流議定書イベントでも、何がしかの発信をして頂くかもしれません。


当日、その話をする為に最後まで残っていましたので、ある方から、”榎木さんの弟さんかと思っていた”と言われ、ちょっと正直喜んでおりました。



あくまで著作権的に問題ない様に撮りましたので、分からないと思いますが、会はこんな風景でした。

2009年3月1日日曜日

平成21年3月社報~ おくりびとと日本の死生観

【 社      報 】
平成21年 3月 1日
株式会社ウエダ本社
《 “おくりびと”と日本の死生観 》

先日、米国アカデミーショーで、「おくりびと」が外国語映画賞に選ばれました。
又、短編アニメ賞にも「つみきのいえ」が選ばれ、オスカーダブル受賞という、日本にとって、久しぶりの明るい話題でした。
おくりびとはある評によると、映像の美しさと、日本人の持つ死生観にも興味を持たれたとの事でしたが、日本人が、本来持っていた日本人の死生観を知る、再考するという良い機会になるのではないかと思います。

今の日本と日本人には、宗教観や死生観が無くなり過ぎたと思います。
その事によって、政治や、経済でも、数字だけ、自分の利益だけを追いかける形となり、それが見事にサブプライム問題で吹き飛んでしまったのが、今の状況ではないかと思います。
政治でも経済界でも、リーダーには、哲学が必要だと思います。
又、それを構成していく為には、死生観は絶対に必要なものであると思います。
ウエダの指針にも私自身の死生観から書いていたり、皆にもよく話しをしますが、それがないと、何故、自分は生きているのか?何故会社を経営するのか?だから会社をどうしたいのか?を説明する事はできないと思います。
今、多くの日本のリーダーを含め、日本人が、その死生観を持たない為に、どこに向かって良いのか?という指針を無くしている様に思います。
米国一極集中してきた資本主義が崩壊し、新しい価値観が求められていくのだと思いますが、その中で、制作費においては、ハリウッド映画とは、一桁も二桁も違う“おくりびと”が賞賛を浴びたというのは、それを暗示している様にも思えます。

我々日本人は再度、日本人が持っていた死生観を再考し、米国資本主義が崩壊した後の新たな価値観を見出していくべきだと思いますし、日本こそが、新たな価値観の担い手になるポテンシャルを持っていると思います。

2009年2月28日土曜日

シルクドゥソレイユ ZED

先週、富士ゼロックスの年間販売で表彰された話を書かせて頂きましたが、上位店には翌日いくつかの特典プログラムがあり、私はシルクドゥソレイユに行かせて頂きました。



数年前から日本公演があった際、行きたいなとは思っていましたが、今回行くまで、どんな集団なのかも知りませんでした。

約25年前、ストリートパフォーマー達が集まってできたエンターテイメントが、今では40カ国の国籍を持つ4000人のカンパニーとなっているそうです。

そのシルクドゥソレイユが日本で開いた常設公演がZEDです。



予備知識を全く持たずに行きましたが、サーカスをベースにといいながら、ミュージカル、新体操などの様なパフォーマンスの数々で、思わず声を上げて拍手する場面が何度もありました。

とても人間技とは思えない、世界各国から様々な技を持った人々が創り上げた新たな境地のエンターテイメントだと思います。

このZEDには20数カ国、70数名のパフォーマーが参加している様ですが、バトントワリングで23回世界チャンピオンになったという梅垣さんという日本人も参加し、準主役で活躍されています。

私はこの方の経歴も実は全く知りませんでしたが、今週、たまたま東京で泊まったホテルがディズニーの提携ホテルであった為に、そのホテルチャンネルで見て、”そんな人なんだ”と改めて感心してました。

当然、予備知識があった方が、より価値のあるものになりますが、私の様に全く予備知識もない人でも、世界各国から演者も観客も集まるので、言葉も通じなくとも、感動を与えられるというパフォーマンスというものは、
本当の意味で芸術などの、あるべき姿だと思いました。

そういう意味では、通しか分からない、という所で、存在している、文化や芸術や、伝統産業というものは、やはりもっと考えていかないといけないのではないかと思います。

2009年2月23日月曜日

京都世界遺産手帳

今日、この本を送って来て頂きました。
頂いたから言うわけではありませんが、コンセプトが大変面白いと思うので、紹介させて頂きます。

本と言っても写真は17cm×10.5cm×3.5cmの箱で、この中に20ページ程のポケットサイズの分冊が17冊入っています。

宇治上神社、延暦寺、上賀茂神社、清水寺、金閣寺、銀閣寺、高山寺、西芳寺、下鴨神社、醍醐寺、天龍寺、東寺、二条城、西本願寺、仁和寺、平等院、龍安寺の17箇所について、詳しく書かれています。

京都流の方々には、当たり前なのかも知れませんが、これをポケットに忍ばせて、じっくりと腰を落ち着けて見る京都を提案されているところが素晴らしいと思いました。

この本は、これも企画が素晴らしかった祗園祭手帳を出された河原書店さんが出版されたものですが、これらを手掛けられておられる方は、京都検定の公式テキストも担当されていた方なのです。

というと、より興味がそそられたでしょうか?(笑)

2009年2月21日土曜日

嬉しい出来事

最近、嬉しい事がちょこちょこあって、書きたい事は溜まっています。

嬉しい事というのは、以前にも書いた様に、経営をしていると、人の事での悩みばかりなのですが、それがチラホラと社員が変わってくれている事です。

先日、松本が社員ブログのおまけで書いてくれていましたが、先週には女子社員からチョコをもらいました。
嬉しかったのは息子に勝った!!という事ではなく、皆がそれぞれコメントを書いてくれており、社長に出会えて良かったです、なんていうメッセージまでありました。
これもそういう事を言われた事が嬉しいのではなく、そういう発言は成長を求める様になったから出てくるのであって、その事が嬉しいのです。

その松本のブログにもありました様に、19日には二回目の会社説明会があり、94名もの学生が来てくれました。
予想以上に人数が多いので、急遽リクルーターもプラスして臨みました。
会場自体が最大90名の部屋に入ってもらった為、色々な不具合もあったと思いますが、アンケートを見ると
前回と同じく、殆ど全員が、色々な話や、会社の雰囲気などを心に残してくれて、こんな説明会は初めてだと大変喜んでくれた様です。

”関わった人に幸せを与えられる人”というウエダベーシック10にもある項目を、多くの社員が身に着けて
くれて来ている様に感じますし、こういう成長している姿を感じると、悩んでいたりした事も、報われた感じがします。

そして、昨日からは、中畑のブログにもありました様に、帝国ホテルで富士ゼロックス感謝の集いと称した表彰式に出席しておりました。
表彰される二百数十社の一番最後に、ウエダ本社の紹介映像が流され、アイオブザタイガーのイントロに乗って
紹介され、壇上に上がらせてもらいました。
この経験は三年連続なのですが、少しづつ、社員のベクトルが合って、少しづつではありますが、成長している力が結集して来ての結果であるので、今年が一番嬉しかった様に思います。

先程、帰りの新幹線の中で、茂木健一郎さんの”クオリア立国論”という本を読んでいました。
この本、何か京都流の精神に大変通じる内容なのですが、その中で、今やマイクロソフトすら駆逐する勢いのグーグルCEOのエリック・シュミット氏が、”一人の天才よりも三十人の平凡な人間の意見を集約した方が、結果としては良いものができる”と話されていたと書かれていました。

ウエダ本社が京都流を運営する理由も、ウエダ本社の目指す方向性も、実はそんな所にあるのです。

2009年2月15日日曜日

ウエダ本社の未来日記

今週は、明日16日、2010年新入社員の一次面接を行います。
9日の説明会に来てくれた45人の内、何と30人が受けてくれる様です。

19日には、二回目の会社説明会を行ないますが、こちらは現在登録が130名強で、このままですと、実際来てくれるのも、80名~100名近くになるのではないか?と嬉しい誤算です。

会場も90名程収容の会議室で変更できない為、皆入ってもらえるか、不自由な思いをさせないか、少々不安です。

明日一次面接の学生さんも、二回目の会社説明会からその後、一次面接に進んでもらう学生さんも、少しでもウエダ本社を理解してもらい、”価値観に共鳴できる”という人は、是非、その点をアピールして欲しいと思います。

最近は、この新入社員採用の他、プライバシーマークの取得、基幹系ソフトの入れ替え、経営品質の研修と、4つのプロジェクトを同時に進行させており、社員達は、自分の業務以外に、打ち合わせ、リハーサル、準備物の作成など、大変忙しいと思いますし、かなり苦労もかけていると思います。


しかし、こういう負荷の掛かった中で仕事をしていくことにより、皆成長をしてくれると思いますし、組織としてもこれを乗り切っていく事により、本当の”企業”という組織体になり得ると思います。


ウエダ再興記をご覧頂いていた皆様は、新卒採用を含め、ウエダ本社が発展していくのか、衰退していくのか、
今後はライブの様な展開にご注目頂きたいと思いますし、ウエダ本社を受けようとしてくれている学生さんは、
是非、自分達で、ウエダ本社の未来日記を書いて欲しいと思います。