2008年11月8日土曜日

良い会社を作りましょう

今週、長野県の伊那食品という会社にベンチマークに行って来ました。
これは経営品質協議会が催したベンチマーク勉強会に、社員二名と共に参加し、バスで往復8時間かけ、日帰りで行ってきたものです。

この会社は経営品質で大変素晴らしいとされている会社ですが、その会社の社是は至ってシンプルで”良い会社を作りましょう”です。
それを掛け声だけでなく全てにおいて実践されています。
これが本社であり、



これは正面の駐車場ですが、見た感じはちょっと高級なゴルフ場の様です。



こんな会社にするのも、全て一番大事なことが従業員という姿勢からであり、急成長は悪というくらい、それを求めず末広がりの経営を目指されています。
この理由も急成長は、社員にも負荷をかけるからであり、いくら売れても工場をフル回転させる様な事はないのです。
しかし、成績は悪いどころか、最近まで48期連続で増収増益を達成されていたのです。

社員の方も、その経営者の意図を意気に感じられ、何故そんなに意識が高いの?と思うくらいの意識を持たれており、この広大な(敷地は3万坪)敷地も、毎朝始業30分前に来て、全員が掃除を行なわれているそうです。
これだけの木々が茂っているので、落ち葉を掃除するだけで大変な作業だと思いますが、訪問した際も大変綺麗に
整備されていました。

今回のベンチマークは大変有意義でしたが、同時に実はかなり落ち込みました。

ウエダ本社も多少は”良い会社ですね”、と言って頂けることが出て来たのですが、その違い、遠さをまざまざと見せ付けられ、その違いは社長(伊那食品さんでは会長)の差だという事が分かるからです。

そういう意味では会社であれ、京都であれ、日本であれ、要はTOPが社員や、京都の人や、国民のことを本当に考え、難しいことを言わず、シンプルに”良い会社、良い京都、良い日本、を作りましょう”という姿勢で行っていけば、必ず変わっていくのだと再認識しました。

京都検定も元々の理念は、良い京都を作りましょう、ということだと思いますし、商工会議所もその事を常に思い返してもらえると有りがたいのですが。。。


最後に長野の今週の紅葉です。

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