2008年9月21日日曜日

北海道、ブラジル、メリルリンチ・・そして京都流

8月の北海道生活と9月のブラジル視察は、私なりにテーマを関連付けていました。

それは一言で言えば、”違う価値観を見る”ということでした。
少し以前から、日本では農業を中心とした第一次産業が最も重要であり、そこを何とかしなければならないと考える様になり、観光では分からない北海道を知る事と、農業だけでなく、バイオエタノールというエネルギーについても大変な資産を持つブラジルを見てみたいというものでした。

北海道では200%という食料自給率を生み出している現場(?)を目の当たりにし、”北海道は独立すべきだと思います”と偉そうに、行政の方々に言っておりました。

ブラジルでは予想した以上の大都会の光景と、ガソリンには25%エタノールが含まれたものが標準になっている光景や、宝石や鉱産物まで豊富な資源を持つ姿を見て、日本が進んで来た価値観の限界をより感じるに様になっていました。

そして先週のリーマンブラザーズやメリルリンチ、AIGといった、ある意味今の金融の仕組みを作って来た会社の実質的な崩壊がありましたし、まだまだこれから今まで突っ走って来た反動が続くと思います。


アメリカを追いかけて来た価値観を見直す事が急務だと思います。
北海道も東京の価値観でなく、価値観を変えると、日本とは思えない資産を保有しているのです。

そんな大変な転換期を迎えている日本で、総理候補討論を聞いたり、選挙に向けた動き、農水省などの問題を見ていると、絶望感さえ感じます。

皆、日本の本来の価値観、道徳感、独自性(優位性)を忘れてないでしょうか?
正に今、京都流(日本流)の価値観に回帰すべきだと思います。

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