2008年3月26日水曜日

Do you Kyoto? Do you kyotostyle?イベント 千宗屋氏

5月2日のお昼から、武者小路千家若宗匠の千宗屋氏にお話頂きます。

今回お願いに行った際、初めて官休庵に入らせて頂きました。
私は、”伝統文化、伝統産業を決してその価値を下げずとも、もっと色々な人々に知らしめる方法がある筈で、色々な立場の人々に草の根的に参加して頂けるイベントにしたい”そう説明させて頂いた時、若宗匠がすぐさま仰ったのが、私は、”伝統文化””伝統”と言われる事自体に、あまり心地よさを感じていないのです、という事でした。

これを聞いただけで、今回のイベントに是非ご参加頂きたいと思いました。
私などの様な不躾者が、それだからこそ、色々な事を気にせず、単純な問題意識から、京都流~そして今回のイベントまで展開してきたのですが、若の様な、本流のど真ん中におられる方が、自ら、伝統と言われていては駄目なんだという事を言われるのですから、大変心強く思ったわけです。

お茶も昔は、生活に密着していたもので、それが今では、別世界のものになってしまった。
本来文化というものは、生活に密着しているもので、祭り上げられるものではない。
かと言っても、今の茶道をそのまま生活に密着させるというのも無理があり、その辺りをどういう折り合いをつけていくのかが、茶道や、伝統文化と言われるものの、
考えていかなくてはいけないところだという事をお聞かせ頂きました。

本流の真ん中におられて、この様なお考えで、展開していこうとされている方々が、垣根無しで集まっていく事ができると、面白いと思いますし、このイベントがそういう切欠になればと思っています。

若宗匠を評しては、大変博学な方で、どんな話でもお話頂けるという事でしたが、今回はまず三千家の成り立ちから、お話して頂く事になるかと思いますので、皆様どうぞお楽しみにして下さい。

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