2006年10月28日土曜日

京都流理念再確認後編

気づいている方もおられるかも知れませんが、月曜日に京都流理念再確認の話として洛陽総合高校の話をし、その午後にも有った話は明日に書くと言っていながら、それが書けてなかったのです。
気づいておられた方・・・かなり京都流通です!!

どういう話かというと、実は今度の古都技に出てもらうインタビューをその日の午後にさせて頂いていたのですが、今度の古都技は少し違う視点でお願いしました。
その方は亀田富染工場の亀田社長なんですが、パゴンというブランドでアロハシャツを作っている会社です。
勿論、京都流で取り上げるわけですから、単なるアロハシャツであるわけはなく、元々は友禅の染工所であった亀田富染工場さんが、その持っていた友禅の柄を利用して作っている和柄のアロハシャツで、見事に全く違う展開で成功を収められている会社です。

京都流特にその中の古都技では、伝統文化や伝統産業を残して行く事、その為に知らしめていく事、そして特に伝統産業では技術継承という問題を何とかしたいと考えております。
その視点でいくと、友禅の柄で違う展開を図って見事に成功し、今や全国の百貨店などから出店の依頼が殺到しているのですが、一番良い場所や、こちらの条件をのんでもらわないと出店しないという事が言える様なブランドにされた亀田さんには、是非出て頂きたいとお願いをしたわけです。

話を聞いてみると、私が抱いていた京都や伝統産業への考えと共通するお考えもお持ちであったので、インタビューさせて頂いて、京都流の原点の理念という事を再認識していたという事でした。

私が思っていた原点というのは、伝統のものでも残さないと意味がないという事です。
伝統と言ってばかりで、形を変えず、衰退して行ったのでは意味がない、というか
勿体ない、馬鹿らしいとさえ思います。
その技術を生かして、決して迎合するのではなく、今受け入られるものに変化していかなくてはならないと思います。
そんな事を伝えたい、その為に知らしめたいというのが古都技の基本理念なのです。
そういう意味では亀田さんの展開は大変有意義だと思ってますので、又来月をお楽しみに!

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