2006年10月1日日曜日

青蓮院

昨日は私にとっては大変有意義な一日でした。
以前にもお話したことのある、漢検の大久保さんに誘って頂き、京都ツアーに行ってました。
と、言っても二人で遊びに行っていたわけでもなく、大久保さんが親交のあるニューヨークの弁護士が京都に来られていて、その案内で色々まわるので、良ければ来ないかと誘ってもらっての事でした。

大久保さんの事をここで話したのは、木の歩道橋プロジェクトの時でしたが、何せあれを言い出した人なので、京都観光と言っても通常ではなかなか経験できない事もあり、内容充実でしたので、何度かに分けて報告します。

朝が、その中でも一番の目玉ですが、青蓮院さんに行きました。
それがただ行ったのではなく、青蓮院東伏見慈晃門主に直接お話を伺い、又襖絵を描かれた木村さんという方から説明をして頂きました。







これはアクリル絵の具で描かれているのですが、作者の木村さん曰く、青蓮院さんの様な門跡という高い位のお寺では、特にアクリルなどケミカルなものを偽物との概念が強く、そういう意味では、アクリルを使った襖絵というのはここだけだろうとの事でした。

今京都でも展示会が開かれていますが、伊藤若冲などでも当時は邪道と言われていたし、日本画のトレースという手法では力が無くなるので、こういう手法で力強く描かられたそうです。

青蓮院さんの様に高い位置にありながらも、いい物は取り入れようとされるその寛容さは凄いと思いますし、確かに色々寛容に取り組まれていますよね。
実は今月の13日にも別のイベントでお邪魔するんですが・・

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