2006年9月7日木曜日

京都迎賓館におけるしつらえともてなしのこころ~伝統工芸

4回企画の第3回目になるのですが、伝統工芸というテーマで、つづれ織として川島織物セルコンの明石氏、障子の静好堂中島の中島氏、左官の佐藤左官工業所の佐藤氏
がパネリストで、前回同様日建設計の佐藤氏がコーディネーターで行なわれました。

今回はブライトンホテルであったのですが、ざっと見た所300名程入っていて盛況であったと思います。

それぞれの立場での迎賓館の仕事についての話でしたが、土壁などでもあの場所で掘った土を13ヶ月もかけて作っていたり、障子に使う和紙でも名前は忘れましたがある有名な職人さんを指定して、その職人さんが寒月に漉いたものだけを使用したという話であったり、やはり究極の技を集めているという事がよくわかりました。

こういう話を聞くと、どの職人さんも仕事に誇りを持って素晴らしく思うのに、何故もっとそういう事が知られないのか、知らしめないのか、不思議に思います。
それぞれが皆重要で、しかも凄く輝いている仕事に思えるのですが、もっと知らしめると若い人でも希望する人がたくさん居るようにおもうのですが・・
まあそんな事もあって迎賓館では、技術の最高峰のものを集めたと思うのですが、それであれば、公開ももっとすべきとも思いますが、それよりももっと広報というか関わった全ての技術について、知らしめるべきだと思います。

京都流ではこういう技術継承問題もやりたいんですがね・・・

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