2006年5月18日木曜日

次回ゲストの池坊由紀さん

今日、来月このサイトの古都技に出て頂く事になっている、華道池坊次期家元の池坊由紀さんのインタビューに同席してました。
来月の編集をどうしようかと悩む位、内容の濃いお話を頂き、私自身ビンビン感じる
事が多く、かなり心が洗われる思いがしたのと同時に、本当に色々勉強しなくてはと
改めて思いました。
一時間程お話頂いた中に、京都人の我々として、やって行かなければならない事や課題などもたくさんあり、これだけでもたくさんの日記が書けそうです。

私は以前にもお話した通り、恥ずかしい位、今まで京都の事を知らずに来ました。
いけばなというものについても、伝統文化という位置づけでしか見ていなく、受け継ぐべきとは思っていましたが、今日お話を聞いて、京都検定やジュニア京都検定をやるべき使命はここにあるという事を感じました。

由紀さんもおっしゃっていましたが、海外から見た日本のイメージは京都なんです。
海外の方々は京都はあこがれなんです。
その価値観を日本人自体、いや私を含めた多くの京都人が知らない事が海外の人から
すると不思議で、しょうがないという事の様です。ベストセラーになった”国家の品格”でも、自国の事を語れない人は海外では信用されない事や、中身の無い日本人に英語だけ教える事の怖さについても書かれていましたが、自国の事、地元の事を知らない、誇りを持っていないという事は、確かに品格的には低く見られるし、恥ずかしい事なんだと思いました。

国でも地域でも会社でも、そして自分自身でも、誇りを持って好きになるという事が
最も大切な事なんですよね?

そういう意味では伝統文化を学ぶという事は、日本の元々あった、考え方、価値観、心などが全て入ったものである為、それを知る、勉強するという事は、一番役に立つ
人間教育なんだと思いました。

京都検定は地元の事を知る、日本の事を知る、そして好きになるという事に役立ち、
ジュニア京都検定はそれをできるだけ早い段階から、知らしめるという事で、本当に素晴らしい、ミッションだと改めて思いましたし、このサイトを通して恥ずかしながら、これから勉強していきたいと思ってます。

華道を学ばれている世界の人々や、日本に興味のある方々からすると、池坊由紀さんにお会いできる、話を聞かせてもらえるという事が、とんでもない話だと思いますが、そんな恵まれた環境に居ながら、今までも何度も由紀さんともご一緒させて頂きながら、こういうお話も聞いていなかった私の品格は、低いものだと思います。

折角、そんな方々にも会えてしまえるこの京都の価値を再認識し、京都の事を知り、好きになり、”私の品格”を高めて行きたいと思います。

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