2007年1月28日日曜日

阪神大震災 被災記⑥

神戸から三田、篠山を抜けて、京都府の綾部に入りました。
途中、何処だったか忘れましたが、一本道に両側から車が殺到し、普段は高速や国道を通っているであろう長距離トラックも数珠繋ぎになっていて、全く動かない所もありました。

京都府に入り、綾部から亀岡、国道9号線を通って京都市内に入ったのは、神戸を出てから6時間程経過した頃でした。
それでも、出る頃は10時間程かかるのかとも覚悟していましたので、意外と早かったと思いました。

しかし京都市内に入ると、安心もあってかどっと疲れも出て、お腹もへっていたので、実家までは後1時間もかからないのに、ラーメン屋に入りました。
そこではテレビで震災の特番が流れていました。
それを見ているお客さんが、”何とひどいもんやな~”と驚いていました。
多分近くで食べている私が、正にその場から今逃れて来たとは誰も思ってないだろうなと思いました。

実家にたどりついた時には、母は表で待っていました。
食事も用意してくれていましたが、少し話しした後、風呂にゆっくり入り、ちょっと寝させてもらいました。
その日は父親も早めに帰って来たような気がします。

帰って来て少し寝たせいもあり、その日の夜は直ぐに寝れず、というより寝る気になりませんでした。
テレビでは震災の特番を夜中もやっていましたが、改めてその光景を見ていると、何とも言えない複雑な心境で、テレビを消す気にもなれず、釘付けになって見ていました。

つづく。

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