2007年1月16日火曜日

茂山正邦さん

ここで書くと来月の古都技がばれてしまいますが、昨日は狂言の茂山正邦さんにインタビューさせて頂きました。
今から編集してですので、2月UPって非常に厳しいのですが、スタッフに頑張ってもらって何とか間に合わせたいと思います。

正邦さんは狂言大蔵流茂山千五郎家のご長男で、いずれは茂山千五郎を襲名される方であり、茂山千五郎家の若手の先生方の勿論リーダー的立場として、ご活躍されておられます。

お話を聞いて大変興味深かったのは、伝統あるお家では、革新の部分についてはどうしても伝統に縛られて動きづらいのが普通だと思うのですが、茂山千五郎家では千作、千之丞両氏のTOPお二人が率先して動いていかれるという事でした。

京都流を良く見て頂いている方々はお気付きかと思いますが、京都流では、伝統の守るべきところと、かと言ってそれだけで行くと廃れてしまうので、知らしめていかなくてはならない部分や、変えていかなくてはならない部分のバランスをどうすれば良いのかというところに大きなポイントを置いています。

それがお話を聞いていると、伝統芸能に携わられている茂山さんの方が、私などよりももっと柔軟に考えられておられるというか、スッキリと考えられておられる所が本当に興味深かったですし、凄いと思いました。

打開策がまだ見えない伝統産業や文化などは、この茂山千五郎家のスタンス(お豆腐狂言のポリシー)は参考になるのではないかと感じました。

伝統芸能の本丸におられて、皆さんがこういうDNAをお持ちの、茂山千五郎家というのはこの先もずっとその時代にあって繁栄されて行かれる様に思います。

この先その中心となっていかれる茂山正邦さんの古都技もどうぞご期待下さい!

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