2006年6月29日木曜日

明後日から北欧に行きます。

明日もひょっとしてバタバタでブログ書けないかも知れないんで、今日お知らせしておきます。

明後日の7月1日~11日まで、北欧・ロシアに出張行ってきます。
これは京都商工会議所の視察団に参加するもので、京都新聞や日経新聞(京都版)の記者も同行する公的なものですので、期間中、それらの新聞にも載ると思いますので、又見ていて下さい。
商工会議所では会頭ミッションという事で、フィレンツェとのいくつかのビジネス交流を行なっておりますが、これはその北欧・ロシア版で、今後この地域を研究していこうとする第一回目の視察です。

勿論PCは持って行きますので、うまく繋げれば、北欧便りをリアルにUPしたいと思います。
でも、もし何日も更新されてなければ、うまく接続できてないという事で、その場合は11日間更新できないですが、サボってるわけではないので、許してください。北欧、ロシアとも私は初めてなのと、あまり詳しくはないのですが、日本やアメリカとは全然違う価値観で動いている国だと思いますので、多分行ってみると、かなり目から鱗状態になるのではないかと思います。
国の豊かさランキングというのを色々な機関が出しているのですが、いずれの調査でも北欧の国々が1位、2位とか上位を占めています。

その辺りをじっくり見て感じて来ますので、その後のブログの変化を楽しみにして下さい。

明日もまだ用意もできてないのに、忙しく、ひょっとして明日も書けないかもしれませんので、とりあえず、皆さん、盛り上げて下さいね!
丁度私が帰国した頃には、このサイトも次のステップに行けてるかと思いますので。

2006年6月27日火曜日

いけばな略年表と・・私の文化度

今日は論壇塾という会で、池坊由紀さんが講演されるので、お話を聞きに行って来ました。
いけばなの歴史をいけばな略年表に沿って話しをされたのですが、全く無知に近い私にとっては、勉強になるお話しでした。
ここでご存じない方への簡単講座。
そもそもいけばなの歴史は西暦538年仏教が伝来し、仏前供花という事から始まります。
それがいけばなというものに形を変えるのに大きく影響を与えたのが、ある建築様式が登場したからですが、さてその建築様式は何でしょう?

と、ちょっとたまには京都通を気取ってみたかったんですが、答えは書院造りで、書院造りが生まれ、床の間が生まれ、他のものとの調和を図るいけばなが生まれたそうです。

その後、花伝を大成して華道を成立したのは次のうち誰でしょう?
①池坊専好②池坊専栄③池坊専応  

正解は③の池坊専応で、1530年頃、花伝書”専応口伝”を著し、これで華道が成立したという事らしく、由紀さん曰く、お茶の千利休に匹敵する人がこの人だという事です。
全部聞いた話ですが、こういう事を書いているだけで、自分の文化度が上がった気分になりますね(笑)

最後に大変嬉しい自慢話聞いて下さい。
終わってから由紀さんに挨拶行って話していたら、”先日市田さんが岡村さんの事言ってたましたよ、お父さんとも懇意にされていたらしいですね”って言われたんです。。
文化度高いでしょ?私が居ない所で、市田先生と池坊由紀さんとの間で私の話をして頂けていたのですよ!しかもそれは、先日京都新聞の一面だったかにも載っていた、きもの検定の記者会見の席でですよ!
そんな席で、こんな凄いお二人の会話に出ていたなんて、このサイトを立ち上げて良かったなとホントに思いました!

2006年6月26日月曜日

展示会フォロー記

みやこめっせでのイベントでは、親子で京都検定クイズという企画があったのですが、教育委員会の担当課長さんによりまうと、二日間で約1000人程がクイズに参加されていたそうです。
残念ながらジュニア検定の一番の対象者である、小学5、6年生は少なかったのですが、思っていた以上に皆さんクイズに積極的に参加されていました。

私の方は展示会で会った方と早速お会いしてました。
この方は以前、雑誌”Number”の編集をやられていて、スポーツジャーナリストという顔を持ちながら、京友禅アロハシャツ”パゴン”なども仕掛けた人です。
この方も私と同学年で、色々な所で繋がっているかな・・という感じであり、しかも考えているコンセプトも近いものがあり、今後連携させて頂けるのではと思いました。Numberという雑誌は、スポーツ誌ではありながら、何かのスポーツに特化したものではない為、初めてそのスポーツを知る人から、かなりマニアな人にでも読める
というコンセプトで編集されていたそうです。
その視点を現在では、京都の伝統産業にも持ち込み、一般の人にでも分かりやすい商品、企画を提供されているという事だと思います。

京都、特に伝統産業にはこの視点が必要なんじゃないかなと思いました。
分かる人だけが分かれば良いというスタンスではなくって・・・

こういう方と会えて、又何か変えて行ける気が強くなった一日でした。

2006年6月25日日曜日

みやこめっせ展示会

昨日、今日とみやこめっせの展示会に行っておりました。
ひょっとして、このサイトの常連の方にお会いできるかな・・とも期待してたのですが、それはあまりなかったです。
でも実は来てたという方は又感想など入れて下さいね?

今回のイベントは色々な企画のものが混ざっていたので、来客層の的が絞りにくかったとか、会場の導線の問題で、人が流れて来ない所がいくつかあったとかという声も聞きましたが、私にとっては大変満足感のあるものでした。

以前も話しました様に、ウエダ本社で予定して頂いていた場所は、ものづくりの所であったので、映像コンテンツや、このサイトを主にするという事ができず、北山杉のオフィス家具で出展していましたが、1階入り口から入って右端であった為、導線としては、ほぼ来場者は通られたのではないかと思います。

又、3階では京都検定・ジュニア京都検定のコーナーがありましたので、京都流サイトの我々としては、興味のある方が集まって来られるので、話も聞いて頂きやすかったと思います。
私個人的には、普段皆大変お忙く、アポイント取るのに苦労する関係者の方々に、その場所で一挙にお会いでき、色々話しを進める事もできたので、大変ラッキーでした。

出展していた北山杉についても、製作して頂いた林さんが二日間ずっとお手伝い頂いていましたので、林さんがご存知の北山杉に関係されている方々もご紹介頂き、たくさんの出会いを頂きました。
何でもそうですが、特に我々の様な中小企業で事を起こそうと思えば、色々な繋がりを広げて行って初めて事が運ぶ、或いは思いもよらない展開になっていくという事
がよくありますので、色々な人に会えるという事が大きいんです。

最後にこの京都流に向けての仕事もしなきゃと、みやこめっせの事業部長さんに終わりがけに展示会の成果についてお話を聞きましたが、昨夜の懇親会の席で、ものづくり博覧会に出られていた職人さんが、こんなに色々な職人さんが居るとは思ってなかった。今回そういう職人さん達と出会えて、横の連携が図れて大変良かったと喜んでられたが、我々としたら、その場の提供が一番の目的だったので、その職人さんの感想が嬉しかったと仰っていました。

これは結構現実の話だと思います。
それぞれの職人さん達は自分達のフィールドの所だけで、頑張られている。
でも、もっとそれを外にアピールすれば、もっとその価値を認めてもらえる事がたくさんあるのに・・と思います。
これを知らしめる事も京都流の大きなミッションなんですよ。
ミッションあり過ぎ!ですが、目的、やるべき事がたくさんある方がいいんじゃないでしょうか?? 

2006年6月24日土曜日

歩道橋プロジェクト(京都流のルーツ?)

今日は忙しい一日でした。
みやこめっせのイベントに出展しながら、歩道橋プロジェクトのデザインコンペの説明会にも顔出ししてきました。
大盛況で会場の椅子が足らず、立ったまま聞いてもらっていた学生さんも数名いたくらいで、主催者は嬉しい誤算ではなかったでしょうか?
(私も実行委員なんですがあまり動けてないんで・単純に良かったぁと思います。)

みやこめっせの展示会は明日もあるので、その話は明日?以降に書くとして、今日は歩道橋プロジェクトが、実は京都流サイトのルーツかも??という話をします。

この歩道橋プロジェクトの言い出しっぺと書いていたのは、サイトのHPに名前も出てるから良いと思いますが、実行委員長の大久保さんです。
彼は私と同い年で、あの漢字検定を作り上げた男です。
彼の言い出しっぺに付き合ったのはこれが初めてではなく、経済同友会の青年政策研究部会という会の中で、円通寺の借景問題についてのシンポジウムをやりたい!と彼が言い出した時でした。
それまで私は、円通寺の借景問題もその意味を知りませんでした。
その意味とは、17世紀初め後水尾天皇(上皇)が比叡山を一番綺麗に見えるポイントをくまなく調べ、この地にその比叡山の姿を借りる形で庭を作り、以来その借景が400年もの間守られて来たのです。
ところが、それが円通寺の前の道路の拡張や、マンション開発で、比叡山が欠ける、借景が崩れるという危機に直面しているという話です。

そんな400年も守られて来た風景が、一瞬にして崩されるという話です。
そういう意味を知らなければ、多分私は、そんなの土地持ってる人が自分の土地にどう建てようと勝手でしょ?と多分開発論者だったと思います。
ところが、そんな背景、意味を知ると、そりゃ建てちゃ駄目でしょ?という考えになったのです。
以来、それまで、京都の駅ビルについても、それまでは集客があって名物にもなって良かったと思っていたのが、円通寺の借景問題を知ってからは、京都の駅ビルは、やっぱり木造だとか、レンガだとか、そういう行きかたにすべきだったのでは?と180度変ってしまいました。
それが私の景観問題のルーツ(浅さっ!)です。
これがなければ、多分私自身京都検定の理念の部分に共鳴することも無かったと思いますし、とすると、京都流サイトも生まれてなかったわけです。
そういう意味では、私にとって、この歩道橋プロジェクトと京都流サイトは大いに関係あるものなのです。


円通寺の景観問題も終わったわけではなく、それから繋がった話で、大久保氏は言い出したわけです。
で、何を無茶な事言い出すねん!と思いながらも、メンバーに入って来ていたというわけです。

歩道橋プロジェクトの話も面白いと思いますので、又ここで取り上げて行こうと思いますが、今日は京都流サイトとの繋がりという話にさせてもらいました。

2006年6月23日金曜日

歩道橋木製化プロジェクト

昨日は夜中にブログを殆ど書き上げていたのに、ある操作で消してしまい、もう元気がなく止めました。

それも少しはありますが、ひょっとしてこれも関係ある方もおられるかも?と思い、
通常は昼間にはブログ書いてないのですが、今書いてます。

京都の堀川五条という所の交差点にある歩道橋を木製化しよう!というプロジェクトがあり、実は私そこにも参加しております。
京都の方はご存知かと思いますが、多分京都で一番デカイ歩道橋です。
それを木製化しよう!という最初は言い出しっぺの人の事を大丈夫??と疑う位の話でした。

ところが、それがあれよあれよという間に、委員をされている方々の凄い力で(私はそんなにお役に立ててないです)いや、ひょっとするよ・・という位のムーヴメント(までは行ってないか・)になって来ています。
その内の目玉は学生のデザインコンペで、その審査委員長には米米クラブの石井竜也さんや建築家の隈研吾さんはじめ、京都流にも出て頂いている池坊由紀さんや、今度出て頂く、門川教育長さんも審査委員をやって頂いております。

それでそのデザインコンペの説明会が明日行われる為、ひょっとして興味のある学生さんがおられて、私も委員の端くれでありながら、このサイトで説明会の案内もなかった!!となってはマズイと思い、慌てて書いているという事です。

ちなみに昨日の夜中消えた話は別の話なので、又気が向けば書きます。

ですので、興味のある方は、こちらのページをご覧下さい。
私も明日の説明会には顔出しはするつもりですが、みやこめっせの展示会も出てますので、どちらかにおります。

デザインコンペは締め切りがあって、説明会もこれが最後ですが、歩道橋木製化プロジェクトは当然、その後も続くので、これも又追々ブログに書いてまいります。

2006年6月22日木曜日

京都ものづくり博覧会

今週の土・日、みやこめっせ(京都会館向い)で10周年記念イベント”きょうとあす”が開かれます。
その中のものづくり博覧会というコーナーで、ウエダ本社も出展しておりますので、
よろしければ是非お立ち寄り下さい。
出展物は、以前ここでもご紹介したことありますが、北山杉を使ったオフィス家具類です。
本当は、コンテンツ作成などで出ようとしていたのですが、用意されていた場所が、ものづくり・・という事で、何か物がないと困ると言われ、北山杉の話をしたら、それを出して下さい・・という話になったという経緯です。

この日は同時に、家族で京都検定とか、ジュニア京都検定とか、京都に関する色々な催しもある様ですので、皆さんの参考になる事も盛りだくさんだとも思います。
詳しくはこちらをご覧下さい。
聞いていると、この展示会にたくさん知り合いが出られているので、楽しみにしています。

私も他の用事もあり、出たり入ったりしておりますが、一応土日とも居る予定ですので、お時間ある方は顔出しして下さいね!
このサイトへのご意見ある方も直接言いにきて頂いても結構ですので・・お待ちしております!
では、会場でお会いできるのを楽しみにしております!

2006年6月19日月曜日

市田ひろみさんインタビュー

先日、来月古都技にご登場頂く、市田ひろみ先生のインタビューに行ってきました。
ここで又内容を書いてしまうと、編集担当者が困るので、内容には触れませんが、ここでもやはり、京都や、日本や、教育への熱い思いをお聞きし、たくさん刺激を頂きました。
又世界各国、どんな所でも相手と同じ目線で接して来たと言われる通り、本当に気さくにご対応して頂きました。

実はこのお人柄についてはそれを裏付ける事があります。

昨年亡くなった私の親父も市田先生とは懇意にさせて頂いていた様で、その事は親父からは聞いておりましたが、私はあまりその事を信用していませんでした。
親父からは懇意にしていると聞いていて、挨拶したら先方は、それほどでもないという事も良くあったからです。で、市田先生などは芸能界も含めそれこそたくさんの方々とお会いになっているのに、私などが挨拶させて頂く程ではないと思ってました。
でもジュニア京都検定は委員長、京都検定も委員をお務めになられている方に、応援サイトを立ち上げてご挨拶しないわけには行かないと思い、ほんの1ヶ月程前に初めて挨拶させて頂きました。

するとなんと驚いた事に、岡村です、とご挨拶するやいなや、”あんたのお父ちゃん
去年亡くなった時、私海外に居ていけなくてごめんね、ずっと気になってたんよ”と言って頂いたのです。
とっさにですよ!
絶対覚えておかないといけない様な人の事でも、とっさに会って、言うの忘れた!というケースなんてよくあるのに、初めてご挨拶した瞬間的にしかも1年以上前の事を気にして頂いていて、言って頂けるんですよ?
あれだけお忙しく、あれだけたくさんの方に会われている方がですよ!
こんな事は、やろうと思ってても、心がないと出来ないですよね?

やっぱり礼儀作法って、形だけでは無理だと思います。
こういう本当に心の底から出てくる人柄が一番大事なんだと思います。

私はこういう凄い方にお会いしながら、まず心を高めていける様修行していきたいと思います。
来月の古都技にもご期待下さい!

2006年6月17日土曜日

京都五花街合同伝統特別公演

今日は京都伝統伎芸振興財団主催の表題の公演に行ってました。

この公演は今年で13回目らしいのですが、こういう公演がある事自体知りませんでした。
花街もたまには行く機会はあるのですが、これについても今までその何たるやも分かっていませんでしたし、京都を勉強するのに、花街の事も勉強しないとと思い、今年はご案内頂いたので、どんなことをやるのかも知らないまま行って来たわけです。

京都会館で約2時間程、五花街の公演が順番にあり、最後は五花街の舞妓さんが合同
で祇園小唄の舞いを披露されるというものでした。
祇園小唄というのはご存知かと思いますが、一番のスタンダードで、舞妓さんがまず初めに覚えられる舞ですが、これが五花街で全て振りが違うのです。

京都通、花街通の方は当たり前の事なのかも知れませんが、何分無作法な私めは、全く知りませんでした。何度か祇園小唄も見せて頂いた事ありましたが、大体踊りを知っているわけでもないし、見比べられないし、あんなに流派によってそれぞれ違うんだという事は、全く知らず面白かったです。

そんな意味でも五花街が揃って行なわれるなんて、凄い行事だし、今日の出演は芸妓
さん49人舞妓さん22人の総勢71人でしたが、なかなか見ごたえのあるものでした。
ちなみに五花街全体の芸舞妓さんは今年の2月末現在で、芸妓さんが202人、舞妓さんが71人だそうです。

それと驚いたのは、これにも全国から来られているという事です。
ツアーでもかなり組まれている様で、観光客っぽい人も大変多かったです。
こんなのもいつもの話、私も京都人として失格というか、多くの京都人が、他から見ると羨ましく思われる価値に気付いてない証拠ですよね?
ちなみに夕方からウエスティン都ホテルで行なわれた五花街の夕べで、お隣に座らせて頂いた方は、日本人ですが、何と!香港在住の方でした!
それが呉服関係の方でもないのに、若い男性で見事に着物を着こなされている方でした。
この方とも色々話させて頂いて(あ、そういえば京都検定も受けると言われてました
・・という事は、京都検定もついに海外からの受験者もできたわけですね!)楽しかったですが、何かそれも無知な京都人として色々考えさせられた一日でした。

粋な会社になろう!今後の展開

ずっとここまで迷いながらブログも書いてきました。
というのも私の場合、皆さんの様な京都についての深い知識が無いという事もありますが、京都検定・ジュニア京都検定の理念を追求していく事、役に立つ事を書いていこうとする部分と、得意先や仕入先などもかなり見ていただいているので、私の考え的な事を知っておいて頂きたい面などもあり、まとまりがない様にも思ってました。

ですので、ここからはカテゴリーをしっかり分け、名前は又考えますが、
1.京都流サイトについて・・京都検定、ジュニア京都検定や京都流運営について 
2.京都情報・・面白能楽館の様な情報
3.経営雑感・・日経の私の履歴書的なものから日々の経営について
4.日記・・その他の雑記

という感じで書こうと思いますので、それぞれご興味あるところを読んで頂ければと思います。 今まで私も色々な人を同時に考えながら書いていたので、中途半端な面もあったと思いますが、今後は例えば経営雑感の場合、従業員を含め仕事絡みの人だけを意識して書いて行こうと思いますので、もう少し中身は濃くなるかな??と思います。

勿論、それぞれ直接関係無い方も読んで頂ければ嬉しいですし、直接関係ない方から、冷静、客観的なご意見も頂ければ、尚嬉しいです。。

2006年6月15日木曜日

面白能楽館

今日はお知らせです。
京都観世会の若手能楽師の方々が、7月29日にお子さんも大人の方にも楽しんで頂ける新しい催しを行われます。

以前能楽協会では子供向けという事で上演された事はあるそうですが、京都では初めてとの事です。
普段お能には、子供なんて連れていけない・・騒ぐと気が気ではない・・などで行けないという方の為に、是非お子様連れでお越し頂き、お子さんの間からお能にも親しんでもらおうとする、素晴らしい試みだと思いましたので、紹介させて頂きました。

しかもお能の先生方が学校にも直接この案内を持って回られていたという事でしたので、京都流でも微力ながら紹介させて頂く事にしました。
詳しくはこちらをご覧頂きたいですが、小学生はなんと!2名まで無料との事ですので、ご興味ある方は是非行って下さい。
今後は片山家能楽・京舞保存財団さんからも京都流サイトに対してプレスを行って頂く事になりましたので、ご興味ある方、勉強しようとされている方はご期待下さい。

2006年6月14日水曜日

京都総文

今日はKBS京都の方に来て頂いてました。
京都以外の方は馴染みがないかもしれませんが、テレビ、ラジオを持った放送局です。
今そこで、おもしろ京都検定という番組が毎週月曜日の21時半~22時まで放送されており、その担当の方に我々との連携の提案をさせて頂いてました。

これについては何か進めば又お話しますが、そのKBSの方から京都総文というイベントがあるのを今日初めて聞きました。
ご存知でした?これは全国高等学校総合文化祭というもので、国体の文化系版だそうで、今年で第30回目だそうです。
それが今年は8月2日~6日まで京都府で開かれるとの事です。
こちら参照下さい。

合唱、器楽・管弦楽、美術・工芸、書道、写真、放送、囲碁、将棋、百人一首かるた、新聞、演劇、などです。こういうのももっと光を当てるべきだと思います。
高校野球が人気あるのは、スポットを浴びるからであって、あれが放送されなければあんな人気にはならないでしょう?
そういう意味では、文化系・アート系にももっと光を当てれば、もっと裾野も広がると思うのですが。
第30回目で初めて知っている様では駄目ですよね?
ご関心ある方はHPもご覧下さい。

2006年6月13日火曜日

門川教育長さん

今日(日付は昨日ですが・・)京都市教育委員会の門川教育長さんにお目にかかって
来ました。

用件、相談に乗って頂きたい事は色々あったのですが、その中でも重要なお願いは、勿論!古都技にご登場願えないかという事でした。
で、快くご了解して頂けました!

京都以外の方はご存知ないと思いますが、是非お見知りおき頂きたい方です。
本当に、民間企業でもこれだけのリーダーシップを発揮されて、次々と斬新なアイデアをしかも実行して行かれている方は、滅多におられないと思いますが、それがいわゆるお役所のTOPの方なので、尊敬は勿論、驚きと共に京都も期待できると思います。

お話を伺っていても、お役所的な・・ていうと怒られますかね?画一的というか、事務的というか、そういう考え方は全くなく、一つ一つが深いというか、崇高なミッションの基に行動されているのが分かります。


で、民間の我々が京都流サイトを展開していて、何か今後お役に立つ事はないですか?という質問に対しても、10年後の凄い人を発掘する事、作っていく事が重要なので、そういう事をやって欲しいとの事でした。

そんな事をパッと言われるんですが、国政でもそれだけのスパンで考えてくれてる人がどれだけいるんだろう??と思います。

そんな教育長さんに偉そうにも、私めは京都を変えるには、上から大上段に構えるのではなく、草の根的なものを張り巡らせていかないと駄目だと思っており、京都流サイトはそれを目指しているという事を話させて頂きました。
しかし、それも言葉足らずで、こういう熱い理念を持って行動されるTOPがおられて、それと草の根的な動きが合致して行った時、本当に変革は起きるのだと思います。

我々はこんな熱いTOPがおられる間に、草の根的な動きを結集して行きたいと思っていますし、このサイトがその受け皿となれば本望だと思っています。

2006年6月10日土曜日

1ヶ月が経ち改めて・・

サイト立ち上げから1ヶ月が経ちました。
立ち上げる事優先でやってきているので、まだまだな事だらけですが、様々な皆さんのお陰で、何とか前には進んでいると思います。

古都技も1ヶ月が経ち、更新をしましたので、是非ご覧下さい。
以前ブログででも紹介した、池坊由紀さんのインタビューです。
本当に、そのままのお話を全部出したい位、勉強になるお話ばかりでした。

と共に私としては大いなる反省と、それだけにミッションを感じました。
反省は何度か言ってます様に40歳過ぎまで京都の事を知らなさ過ぎた、価値をわかっていなかったという事で、由紀さんとも何度もお目にかかりながら、こういうお話も聞いた事がなかったという事であり、価値についても、華道に関心のある世界中の人たちからすると、せっかく由紀さんに会ってながら、馬鹿じゃない?って話ですよね?

でも又同時にこれが現実であり、私は特異でもなくこれが日本人の標準だと思います。

全然価値をわかってないし、そこが駄目なんですよね。
もっと日本人が自国の文化や技術や伝統などに目を向けて、その価値を知って誇りを持たないと・・で、これが現在の私のミッションなんです。
これはそんな気持ちが凝縮して表れたインタビューでした。

そういう意味でも由紀さん本当にどうも有難うございました。

今朝、桝本市長と門川教育長宛に、市民団体がジュニア京都検定の中止を要求したと京都新聞に出ていましたが、国政でもこういう論議は行われています。

私は国粋主義的な愛国心と、このジュニア検定での理念は全く別物だと思います。
自分の事を知るのが大事だというのは、政治思想とは関係ないと思うのですが、どうでしょうか?

先日も経営品質の話をしましたが、自分の会社を好きになれない人が、顧客を満足させられる筈がない・・という話です。
それと同じく、自分の事を好きでない人が他人に優しくできる筈がない・・自分の国の事を知らない人が海外で尊敬され活躍できるわけがない・・その為には自分の国の事、文化の事、伝統の事を知らなくてはならない・・それならできるだけ早いうちから知った方が良いではないか・・というのが、ジュニア検定の興って来た経緯だと思います。

改めて、京都流は京都検定・ジュニア京都検定の元々の理念を追求していくサイトでありたいと思います。

2006年6月9日金曜日

京都流が出てなくて・・

会社でミーティング後に録画したNHKの放送みました。
じっくりは見れてないんですが、京都流の事にほとんどふれられてなく、残念です。
と共に、このサイトに熱心に関わって頂いている方々、楽しみにしていた方々には、ちょっと申し訳ないですね。

収録では京都流を何故やっているのかとか、京都検定などはどうしても検定という面があると、元々の理念と違う展開になってしまうので、民間である我々がその理念を追求していくことによって、京都に貢献していこうとしているという事なども話していたのですが、伝えたい事がほとんどカットされてました。

紹介されていた音声認識もこのサイトに近々登場させますが、あれはあくまで集客用のお遊びの問題集です。(技術自体は日本で最高レベルのものですが)
あのイメージだと、いかにも練習問題を行う、勉強用のサイトの様にもみえますが、
京都流サイトはそういうサイトではありません。

ただ京都流でIT技術を入れていくのは、それを使って情報収集したり、多くの人に集ってもらう為であり、あくまでもミッションは、音声認識を使って、受験のための問題を提供するとかそういう軽いものではなく、ベタベタに或いは本当に純に、京都を好きになる人、京都に興味を持つ人を広げていき、その事によって京都を変える、日本を変えるという事です。

そこだけはこのブログを見ていただいている方々はご理解下さい!

あと、ウエダ本社は現在では事務用用品販売会社ではありません!!
この辺も話していたにも関わらず、安易に処理されてる感じがして、普段何気に見ているニュースというのも作り手の意図が入ってるのだなと改めて感じました。

2006年6月7日水曜日

日本経営品質賞

今日は終日社員研修を行っていました。
先月我々の会社に来て頂いた、富士ゼロックス千葉(2004年日本経営品質賞受賞)の山内社長のお話を題材に午前、午後と二回に分けて行いまいした。

又社員にも再度、何故ウエダ本社が京都検定・ジュニア京都検定に関わっているかを説明しましたが、実は経営品質を学んでいくに当たって、京都検定の理念を追求する事は見事に合致しており、そういう意味でもウエダ本社としても積極的に関わらせてもらおうと思ったわけです。

で、今日は簡単に経営品質の話させてもらいます。

日本経営品質賞は1996年に設立されましたが、そのベースとなっているのはその8年前に米国で設立された、マルコムボルドリッジ国家品質賞です。
この賞は、日本がバブル期に米国は落ち込んでおり、その時に当時のレーガン大統領の命で、世界のエクセレントカンパニーを研究して作られました。
世界の・・ではありますが、そのうち日本企業も多く含まれていて、エクセレントカンパニーというのは単にある時期だけ儲かるのではなく、永続的に繁栄していく企業であり、そこにはどういう共通項があるのかを研究したわけです。

するとそこには、日本が追いかけて来た米国資本主義とは違うイメージが出て来て、米国はそれを起点に挽回をしました。
逆に日本はバブルが弾け、長い間苦しみました。
で、日本が何故米国が復活を遂げたのか研究していくと、マルコムボルドリッジ賞が出てきて、日本がそれを模範に日本経営品質賞を作ったのです。
その根幹の考え方は、社会との調和、顧客満足、社員重視、独自能力というものです。
顧客満足、社員重視などは元々日本企業が強かった筈が、日本が米国資本主義の偏った部分までを追いかけている間に、米国は日本企業の良い点も研究し、復活を遂げて行ったのです。
で、日本を大いに研究してつくられた仕組みを8年も遅れて日本は逆輸入した形です。

時価総額を上げる事だけを追求した堀江さん、株主還元だけを追求した村上さん、この二人が逮捕されたのは、米国資本主義の偏った部分までを良しとして追いかけて来た、その最終形だと思います。

経営品質では顧客満足が最大の狙いで、顧客満足を追求する為には、自社の社員が自分の会社に誇りを持ち、自分の会社を好きでないと、その顧客なんて満足させられるわけがないでしょ?という考え方です。

これって、京都検定の最初の発想と全く同じなんです。
京都を良くするためには、京都人のおもてなしの心を養成していかなければならない、その為には京都を好きな人を増やす事、京都の事を良く知っている人を増やす事が、一番確実な事であるし、そうすれば京都は絶対良くなるでしょ?という発想です。

これが、我々京都流の最大のミッションですし、サイトをやっている理由なのです。

2006年6月6日火曜日

取材終わりました。

今日無事?にNHKさんの取材が終わりました。

学生達の映像制作風景、今開発中の音声認識技術を使った練習問題システムに関しての打ち合わせ風景、私のインタビューと、かなり色々撮って頂きましたが、どんな風に編集されるのか楽しみです。
でも、こういうのって終わってから、ああ言えば良かったとか、あれを言うべきだったとか、色々思うもんですね。
また放送されたら、恥ずかしい!っという事も色々あるでしょうし、又補足?言い訳?させてもらいます。

いずれしてもこの様に注目もしてもらっていますし、たくさんの凄い方々に助けて頂いていますのも、やっぱり京都だからだと思います。
何だかんだ言っても多くの人が京都の事を考えているからだと思います。
問題はそれをどれだけ結集していけるかですね?

2006年6月5日月曜日

教育基本法特別委員会

普段は会社でこれを書くことはないのですが、今日は新しく追加した、お知らせページ内でのプレス記事に関連した話ですので、早い時間に書いてます。

まず、今日からお知らせページで、京都流に関連する様なプレス記事を載せていきます。
それに当たり、教育委員会のジュニア京都検定を担当されている課長さんに、今後のプレスのご協力をお願いした所、先月30日に門川教育長さんが衆議院の教育基本法特別委員会に全国の教育長を代表されてご出席され、そこで、ジュニア京都検定にも触れられていた事を教えて頂きましたので、今後のプレスの告知かたがた、ここで書かせて頂く事にしました。

ご興味のある方は是非衆議院のHP(<a href="http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm">http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm</a>)をご覧下さい。
教育長のご答弁の10分前後あたりから11分頃までで話されておりますが、日本の文化をジュニアから学ばせ、その事が郷土を愛し、日本を愛する子供達の姿勢に繋がっていくという内容でご紹介されておられます。今後、京都市教育委員会様からもプレス記事を頂き、皆さんにも色々発信していこうと思いますが、でもお世辞抜きで、最近の教育委員会さんは色々斬新な取り組みを、しかも次々と打ち出され、本当に凄いと思います。
民間企業が全然負けてると思います。

だからジュニア京都検定にも期待できると思ってますし、いつも言いますが、我々は微力ながら、公ではない立場だからこそ出来る事を進めて行きたいと考えてます。
と、偉そうなことを言って、アクティブさでも負けてますよね・・頑張ります!

2006年6月3日土曜日

茶の木人形って知ってますか?

NHKの取材もあることだし、たまには京都のトリビア的な話をしましょう。
と、言っても私は京都の事をほとんど知らないので、身内の話を出します。

茶の木人形ってご存知の方おられますか?
江戸時代の茶人金森宗和という人は千利休の子の道安に師事して直伝の茶人となり、後に宗和流茶道を開きました。
その宗和が茶の木で千利休や茶摘女の姿などを刻んでいたものが賞美されるようになり、宇治からの将軍への献茶の際に茶の木人形も一緒に献上されるようになり、宇治の土産として有名になって、年頭の縁起人形として朝廷にも献上されるようになっていったそうです。
徳川末期にはますます盛んになっていた茶の木人形は、明治維新の変遷で楽之軒という人のみが残っていましたが、明治末期にこの人が世を去ると、多くの模刻する人が居ましたがいずれもその技が遠く及ばず、いずれも廃業したそうです。


大正時代宇治の住人の岡村という人がこれを憂いて、茶の木人形の研究に取り組み、苦心の末にその刀芸を体得して、金森飛騨守宗和法師第4世の名義を踏襲し、名も
”旭軒岡村楽山”と号しました。

これが私の祖父にあたる人です。
しかし、私の親父が小さい時に亡くなっており、私は当然会ったこともなく、この話もほとんど知りませんでした。
この資料や人形までも数年前、創業がなんと西暦1160年というお茶の老舗宇治の通圓さんからご提供頂き、今私共の元にありますが、岡村楽山の後、その技術は継承されず、忘れられてしまいました。
大正時代にも皇后陛下が通圓さんでお買い求めになったという貴重な技術を、失ってしまっているのです。

一見京都検定に全く関係ない会社の私が、それも京都の事をほとんど知らずに来た私が、京都検定・ジュニア検定に関係している事や、伝統産業の技術継承問題に取り組もうとしている事なんかは、運命というかDNAを持っていたのかも知れません。

ちょっと今日は”へー”という話をしてみました。

2006年6月2日金曜日

”日本の新たな活力の再構築を考える”特別委員会

今日は経済同友会で、この長い名前の特別委員会に出席していました。

要は教育についての話なんですが、京都検定に関わってから意識する様になったからそう思うのか、京都検定やジュニア京都検定がというか、京都の事を勉強する事が、大変重要な教育のように思えてなりません。

以前オーストラリアの高校で各国の高校生が英語のスピーチをする事があったそうで、立命館高校では英語の非常にうまい生徒にスピーチさせたそうです。
ところが、タイの学生で全然英語がうまくないのに、何故かその子の話の方が心にしみるものだったそうです。
で、そのタイの学生に何故あんな話ができるのかを聞いた所、タイはこれから豊かになっていき、自分達はその使命感を持っているからだと答えたそうです。

その差は大きいですよね?日本の子供は何でも手に入って、今から努力してもどうなるの?という感じとは。。だから物ではなくて、満足感、使命感を得られる事、自分に誇りを持てる事を作っていく事が重要だと思います。

それで行くとまずは自分の事、地元の事、自分の文化の事などを知り、好きになり、誇りを持てるようにしていかなくてはいけないと思います。
そして京都を知るという事は日本を知ると言っても過言ではなく、やっぱりこのサイトの使命は、検定もさる事ながら、ささいな京都を知る、色々な京都を見る、そして
京都、日本を好きになってもらい、少しでも誇りを持ってもらうという事だと再認識した日でした。

2006年6月1日木曜日

市田ひろみさん

今日、市田ひろみ先生の所にこのサイトの主旨説明に行ってきました。

本当は、今日はまずマネージャーさんにアポを取っており、京都流サイトの説明をし、それで話を聞いてやろうとなれば、後日先生にアポ取りをし、説明に上る予定でした。
ところが、ラッキーな事にたまたま先生もおられ、アポ無かったにも関わらず、本当に気さくに御対応頂き、今度このサイトのインタビューにも応じて頂けるという事になりました!!

ですので、先生の御都合にもよるのですが、できれば7月、遅くとも8月にはこのサイトに登場して頂きますので、皆さんお楽しみにして下さい!

私の親父の事も良く知って頂いているのですが、あんたのお父ちゃんはな・・・とテレビと同じく本当に気さくにお話頂き、良いですよね?こういうお立場の方が偉そうにされないって。。
人間の器ですかね・・勉強させて頂いた一日でした。