2017年10月21日土曜日

キラキラ感とワクワク感

今週は月曜日から、DariKの吉野さんと、ルクロの黒岩さんをお迎えして、"食の力の生かし方"という、濃いセッションでスタートしました。

その際も話していましたが、テレビカメラでも入ってないのがおかしいくらいの顔合わせで、そんなお二人にコーディネート役で絡ませて頂く、楽しいひとときでした。

とは言え逆に、吉野ファン、黒岩ファンがおられるので、吉野ファンには黒岩さんの素晴らしさを、黒岩ファンには吉野さんの素晴らしさを伝えられる様に意識しましたが、それぞれが素晴らしく、話題が有りすぎるので、二時間があっという間で、どこまで、皆さんの聞きたい事を引き出せたでしょうか?

食の力を生かして黒岩さんは、障がい者福祉に展開されていますが、新たに、放課後デイサービスに乗り出され、吉野さんは、カカオでインドネシアの農家の人々の自立を進めておられますが、その成功を見た方からの依頼で、フィリピンでも新たな展開を進めておられます。

こんな所では話できない様な実際は、苦労、課題が沢山あると思うのですが、当の本人達は、使命に突き進んでいるので、キラキラとされているのだと思います。

翌朝からは、京都での朝食会を中座して東京での代理店会に向かい、その日はその仕入先さんとの懇親会まで出て一泊し、翌日の行程は失礼して名古屋へ移動して、全国紙管工業組合さんの研修会で講演させて頂き、その後の懇親会は失礼して、担当している京都経済同友会の例会に滑り込んで出席と、途中退席、遅刻で皆さんにご理解頂きながら、全てこなす事ができました。

全国紙管工業組合さんでの講演は、年に一回全国から集まられる研修会という場で、この日も166名の方が参加されてのものでしたが、大変活気のある会で、皆さんが真剣に聴いて頂いていて、気持ちよく話させて頂きました。

吉野さんや黒岩さんの様なキラキラ感はとても無いですし、どこまで皆さんに伝えられるか心配でしたが、翌日、事務局の方からお電話で、ワクワクして聴いてました!という感想の他、過分なご評価を頂戴し、少し安心しました。

ちなみに講演の内容は、働き方変革、オフィス、ワークプレイスの考え方の変遷や、今後についてで、よくご心配も頂くのですが、しっかりと仕事しております(笑)

出張から戻ってからの来客やミーティングも、うちの会社を目がけてきてもらったり、連携していく様な話ばかりで、本当に有難いですが、この感覚を何とか、社内に落とし込んで、スタッフにも体感してもらいたいと思います。

所謂ソーシャルビジネスというものを行っている人達や、うちの会社に共感して来て頂く方との話では、どうして、この様なキラキラ感、ワクワク感があるのだろうと考えると、共通するのは、そこには、批判や他責の姿勢が無いという事です。

一般のビジネスでは、常に競合と争っていて、レベルの低い人では、悪口でも言って相手を落とし込めて自分が勝ち取ろうとしたり、売り買いの場面でも、自社が儲けたい為に、相手にばかり負担を求める事を考えていて、とてもキラキラ、ワクワクとした話にはなりません。

東芝問題が漸くほとぼりが冷めて来たと思えば、今度は神戸製鋼、日産、商工中金などの不祥事が立て続けに出て来ていますが、これらは明らかに名前の上がった企業だけの特殊な問題ではありません。

相手を批判して競争に勝ったり、力にモノ言わして自社のだけの都合を通す様な会社は、構造的には同じで、問題発生していない、というより分かっていないだけか、明るみに出てないだけか、ギリギリの所が多い様に思います。

明日は衆議院選挙ですが、政治を見ていても、全くキラキラ感、ワクワク感がなく、いつもどっちもどっちという情けない思いになってしまうのは、常に相手批判ばかりだからだと思います。

ソーシャルマインドを持っている人は、キラキラ見えますし、そういう人の話はワクワクするものです。

全くワクワク感が沸かない政治家への投票、悩みますが、だからと言って棄権はせずに、意志は表していきましょう。




2017年10月14日土曜日

やる気と本気

今週は、第18回目となる日本を元気にするセミナーに参加しました。

今年は、やる気と本気をテーマに、ネッツトヨタ南国、徳武産業、かぶらやのスタッフの方々のパネルディスカッション、元新幹線のカリスマ販売員の茂木久美子さんの講演と、経営者ではなく、スタッフとして本気で働いている方々のお話という、今までとは違う内容でした。

又、元リッツカールトン日本支社長の高野さんが、その締めくくりと、別枠となっている午前の二回講演されるという、チャレンジングな企画でした。

高野さんのお話は、これまでも何度かお聴かせ頂いていますが、米国時代の高野さんの働き方や、本社共同経営者のシュルツ氏とのやり取りを通しての、シュルツ氏のリーダーシップ、存在意義、風土の作り上げ方、高野さんの、今後の人生についてのお考えなど、私自身、モヤモヤしていた事がパッと晴れたり、全然できていない事が分って胸に刺さったり、かなり揺さぶられた有意義な時間でした。

人を育てるのには、オリエンテーション、研修(知識、スキル)、教育(人間力)の3つが必要で、リッツでのオリエンテーションの定義は、夢だけを語るということでした。

シュルツ氏は夢とビジョンを徹底的に語り、それが浸透して、スタッフの人はワクワクし、常にシュルツだったらどう考えるか?どうするだろうか?を考え、自ら行動していたそうです。

夢は語っているつもりですが、とてもスタッフをワクワクさせる様にはできていない(ともすれば嫌がられている??)し、そこには熱意と伝え方が全然足らないと感じさせられました。

そして、リーダーの仕事は、部下の可能性を引き出す事であり、力を発揮できる舞台を用意する事との事ですが、そんな事を相対しているスタッフの方が感じていたというのですから、凄いリーダーですし、心底、人が付いていくリーダーとの違いが分かり、グサリと刺さっていたわけです。

”自分の組織が全員自分だったら、日本一になれるのだろうか?”

そんな問いを自分に向けて、それぞれの人が力を発揮できる舞台を作っていきたいと思います。

やる気と本気の違いについては、色々な所で出ていましたが、スタッフ側にとっても、リッツでは、決して甘い組織ではなく、ストレスはかけないがプレッシャーはかけるという事も言われていました。

若い時の仕事のやり方は、”来た球を全部打ってみる事”というお話は、全くその通りだと思いますし、他の人がやっていない事だから力がつき、一所懸命働く事で良い出会いに巡り合うのだというお話も、是非、スタッフとも共有したいですし、ともすれば、働く事を悪いものだという感覚で、甘い方だけに流れていまいかねない若い人達には、特にメッセージとして送りたいと思います。

アマチュアとプロについての話も高野さんは、モチベーションで左右されるのはアマチュアで、モチベーションが低い時でも本気になって働くのがプロ、プロは意志の力で働き、そしてそれが、やる気と本気の違いではないか?と仰っていました。

私自身グサリとくる事も多かったですが、ワクワクして改善していこうと思ったのですから、『人に伝える』高野さんのプロの仕事を見せて頂きましたし、この会を18年間続けて来られ、今年の参加者を見ても、一般?の大企業にまで拡げて来られた西川さん、ブロックスの皆さんの本気の仕事を学ばせて頂いた様に思います。





2017年10月8日日曜日

信頼のストックビジネス

今週も二年目の社員から、先日来提案していたオフィス案件が、うちで決めて頂けそうだという、嬉しい報告がありました。

先月も全国でも例が無い様な画期的な案件を手掛けさせて頂きましたが、ここ最近、うちのコンセプトを気に入って頂き、全面的にお任せ頂くケースが増えて来ました。

これまでも、オフィスを全面的に手掛けさせて頂くケースはありましたが、考え方や、提唱している事を気に入って頂いてお任せ頂いたり、大手メーカーと真向勝負で、提案で当社にお決め頂くという事も出て来た事が、圧倒的に違って来ています。

残念ながら我々の業界では、この企画料などがなかなか認められず、単に備品を納めただけの案件と数字面で大きくは変わらないので、まだうちのスタッフ自体が、この圧倒的差の体感がない様にも思いますが、この経験の積み重ねが、色々なスタンスを変えていく事になると思います。

企画料が認められないどころか、最初に出した図面を競合に出してそれで見積もりを取る、或いは、その図面を出して、それズバリで他社に安くさせるという様な事もまだまだあります。
理解できないのは、著作権の事など身に染みて分かっている筈のメーカーが、平気でそんな事を行う所ですが、世界で戦っている大手メーカーは、それでも生き残れるサプライヤーこそ力があるのだという理屈で、取引関係の優位性からその様な事を通しているのです。

流通で買う側が強いと考えている会社、力関係で言う事を聞かせている様な会社は、これからは一気に厳しくなっていくと思います。

値段でしか判断しないという事は、取引や関係性は常に点で、信頼、絆という様な、継続的な関係性は築けないですから。

シェアリングエコノミー、信頼資本、ボランタリー経済、この様な時代では信頼が積み重なっていく事が資産で、特に我々の様な中小企業は、値段や、利用だけして来る大手とは離れて、価値観で結ばれる企業と、信頼という資産を積み重ねていくストックビジネスに、転換していくべきだと思います。

ここ最近、面白い現象が起こっています。

ある大手の家具メーカーが、ショールームにうちの社員を入れてくれないと言うのです。

メインではないですが、そこの商品も仕入れるディーラーであるのに、提案で何度かそのメーカーと競合となり、連続でうちが”勝ってしまった”からですが、一方では、やはりメインではない別の家具メーカーから、そこの新たな展開のイベントで、私に登壇して欲しいという話がありました。

こちらも大変有難い話だったのですが、その日はたまたま別の大きな場で講演させて頂く予定になっており、残念ながら、お断りするしかなかったのですが、この両者の違いは、単に、メーカーさんの質?(考え)の差だけではないと思います。

前者は、WIN-LOSEの戦いの競合関係の発想で、後者は、戦っている部隊ではなく、うちの取り組みを面白いと思って頂いた方からのお声掛けで、価値観で繋がった関係性だからだと思います。

誤解されると困るのですが、前者の話は、悔しいという事で書いているのではなく、そんな桁違いのメーカーが、うちをそれだけ脅威に感じてくれているという事で喜んで書いてます(笑)

これからも益々、WIN-LOSEの感覚から抜けられない大手(大手ばかりとは限りませんが)ではなく、WIN-WIN、お互い様、シェアなど、信頼を積み重ねていくストックビジネスを進めていきたいと思いますし、そんなコンセプトを気に入って頂く企業さんのオフィスと、企業環境全体に責任を負えるパートナーとして、寄り添っていく会社にしていきたいと思います。

2017年10月2日月曜日

大人達の醜態

今週、衆議院が解散しました。

あまりにも短期間でことが運び、信を問う理由が後付けされた感じで、相手の準備が整わぬ内に、という意図であった様にしか思えません。

ところが、民進党が解党してまで、作られたばかりの希望の党に合流することとなり、結果的には、小池さんをより中心人物に押し立ててしまった事は計算外だったでしょう。

火中の栗を拾う形で、沈みゆく野党第一党の代表になった前原さんは、個人の想いを抑えて、自らへの批判は覚悟の上で、身を投じた決断をされたとは思います。


しかしそれも、主眼が安倍政権を止める事に向けられてのもので、国民感覚とはやはりズレがある様に思います。


又そんな中で、自分の保身ばかりで、右往左往する”先生”方、相手を責めて落とし込む事しかない大人の醜態を見ると情けない限りですし、まず、こういう悪い大人の例の様な”先生”方を、バッサリ落とせる選挙制度にする事から始められないかと思います。

政治の世界に限らず、ビジネスの世界や一般の世界でも、こんな大人の醜態を晒してないか?我が振りを見直したいと思います。

一般感覚からするとおかしな政治家の論理ですが、ビジネスの世界でも同様に、今までの枠組みでの勝ち組が、業界の常識として押し通していたり、相手の批判をして商売をしていたり、力に媚びへつらい、すり寄っていく格好悪い大人達が多い様に思います。

今の若者達がやる気がない様に言ったり、教育を問題視したりしがちですが、こんな大人達の醜態を見せていては、やる気も希望も持てなくなるのではないでしょうか?

今の若者が憧れて目指す様なロールモデルが無いのかもしれませんが、ビジネスではシェアエコノミーという概念が既存の価値観を一気に崩していってます。

政治でも、国際情勢でも、子供の喧嘩の様なレベルで、自分だけのことを考えて、相手を責めて落とす思考ではなく、シェアの概念で展開する様な勢力が生まれてこないものかと思いますが、そういう意味でも、ビジネスの領域や一般感覚から、シェア、信頼、繋がり、共創という感覚を、もっともっと繋げていきたいと思います。








2017年9月25日月曜日

リスクと取るかチャンスと取るか

今週は、経済同友会で色々と勉強させて頂きました。

水曜日には私が担当の例会がありましたが、ユーグレナの出雲社長にお越し頂き、これぞソーシャルビジネス!というか、ビジネスってこうあるべきというお話をお聞かせ頂きました。

グラミン銀行でインターンされた事から、バングラディシュの子供達の栄養失調の原因を知り、それを何とかしたいとの想いから、栄養面では万能とも言えるミドリムシに出会い、無理だとされていた大量培養を世界で初めて成功され、今や日本だけではなく、食料面、エネルギー面においての救世主的に期待される存在となられた経緯などについて、迫力満点でお話頂きました。

流行りとなってしまったソーシャルビジネスでは、格好や理屈が先行する人も多いですが、出雲社長の話を聞いて、バタ臭いくらいの強さを、一方、自社の利益のみを追求してきたビジネス側の人には、営利企業である前に、企業も社会の一部であり、生態系の中に存在する生命体である事を感じて欲しいと思いました。

500社に断られて資金も尽き果てた501社目に伊藤忠商事が支援したそうですが、それまでの500社は、こんな話は聞いた事が無いからリスクだと言い、伊藤忠商事は、こんな話は聞いた事が無いから、チャンスだと捉えたというお話にも学び一杯でした。

翌、木曜日からは交流部会の視察で福岡へ行っておりました。

こちらは、この部会の所属でもなく一般参加したのですが、2日目の福岡企業との対話の場を何とかならないか?と事務局から相談され、イマイチ主旨も分からないまま、冷泉荘というリノベーションでは有名な存在を作ってこられた吉原さんに、冷泉荘の見学と、吉原さんと共に町づくりに取り組んでおられる企業家もお連れ頂いてのセッションをする事になりました。

ジワジワと広がる町づくりの様子に、今後の日本のヒントが沢山あると思うのですが、これまでの開発型で成功して来られた企業の方々の反応を見ると、それぞれのスタンスや、新しいものへの考え方の違いが見れて、これもある意味大変勉強になりました。

500社になるか501社目になれるかの違いでしょうか?(笑)

事務局で組んで頂いていたスケジュールも、 一度行きたかった、大名小学校跡地をリノベーションして開設されたFukuoka DCとFukuoka Growth Next

の訪問や、知らずに行ったグルーヴノーツ社は、日経オフィス賞を取られたり、テクノロジーと遊ぶアフタースクールまで展開されていて、本業のクラウドプラットフォームのお話と共に、大変有意義なものでした。



 素晴らしい成功を収めている様に見えるFukuoka Growth Next も、来年9月には取り壊され、新たな開発が行われるとの事で、表面では分からない課題もあるのでしょうが、それでも福岡はイノベーションにおいて圧倒的に進んでいると改めて感じましたし、京都ではなかなか難しいだろうなと感じました。

それはやはり多様性と柔軟性の差で、それには県民性というのか、歴史にも絡んでの風土が大きく影響していると思います。

少なくとも新しい流れや、分からない事に対して、特に自社の専門領域であるほど、最初から否定的にならない様に心掛けたいと思います。

”こんな話は聞いた事が無いからチャンスだ”といつも言える様に。





2017年9月18日月曜日

働き方変革担当

台風直撃で、参加予定していたスリールhttp://sourire-heart.com/さんの報告会が延期になりました。

 ワークライフインターンという、学生が会社だけでなく共働きする家庭にも行って、実際に家事や育児も体験するというインターンなのですが、京都府の委託事業を受けたスリールさんと、この広報セミナーを一緒に開催していた事もあり、ウエダ本社としても社員にも協力してもらって、学生を受け入れていました。 

一見、学生向けのインターンではありますが、実際は受け入れ家庭で子育てしながら働くお母さん方にも大変良い効果があり、子育てに追われて忘れていた自身の 仕事に対する考えや、”働く”こと、生活していく(=生きていく)ことを見直す機会になる様です。

 今週も振り返ってみると、働くこと、生きることに関するミーティングと、信頼関係から未来を作っていく為に、一緒に仕事をしようとする相談ばかりで、有意義な時間を過ごせています。

最近よく取り上げている革靴を履いた猫、チームノーマライゼーションのメンバーが今週も来てくれていました。

 障がいを持ったメンバーと一緒に働く事によって、今まで障がい者とも縁の無かった学生が問題意識を持ち、働くことや生きることを考える様になって、起業にまで繋がったのですが、そんな学生もいる一方、就職活動がうまくいかず、悩んでいる学生も多いそうで、そんな学生向けに話をしてほしいとの事でした。

 勿論、こういう事になる根源は、我々が崩していきたい課題と同じですので、時間がある限り行きます!と約束しましたが、ちょっとした考え方、視野のひろげ方で大きく変わると思います。 

働き方変革で時間ばかりの問題にとらわれ、働くことが悪い様なイメージになっていることは、障がいを持ったメンバーが嬉々として働く姿を見ても、間違っていることは明らかで、そんな本質的なところを伝えたいと思います。

 週末は理事を勤めているリブオンhttp://www.live-on.me/about/index.htmlの理事会がありました。 

この団体は代表の尾角さんが、自らの体験から、自死遺族のグリーフケアサポートを中心に、誰にもある喪失感のサポートが当たり前にある社会をつくることを目指して設立したもので、グリーフケアを必要とする人が集える場を作ったり、そんな場を運営するファシリテーターを養成したり、素晴らしい取り組みを行なっているのですが、今後、ある宗派が、僧侶の教育プログラムに組み込んでいって頂けることになりました。

 素晴らしいことではありますが、僧侶がこういうことを学んでいかなくてはいけない時代、そんな日本というのは、ある意味、それだけの生きづらさを表しているのだと思います。

今週も北朝鮮がミサイルを発射し、一触即発の様相もある中、衆議院を解散するという様な話も出て来ています。 

国が危険にさらされている時に、自分達の都合でしか考えられない様な政治家が動かしていては、生きづらくもなると思いますし、そんな頭の方々に、本質的な働き方改革を期待していても無理だと思います。

良い芽は一杯出て来てるのに。

そんな芽を結びつけて、自分達それぞれで未来を創り出すしかないですね。

働き方変革は、我々ウエダ本社が担当します!





2017年9月10日日曜日

価値観の交差点

今週は、福井県の熊川宿という所に行っていました。

 鯖街道と言われる、日本海から京都に海産物を運ぶルートの宿場町として栄えた所が、きれいな形で残っているのですが、御多分に洩れず空き家となっており、綺麗な景観の危機だという事なのです。 

ウエダ本社では9月から新年度となっていますが、今年度私は地方も回って行こうとしています。 

今年京都流議定書も10周年を終え、一区切りをつけて今後は違う形で継続して行くと言っておりますが、京都流議定書で追いかけてきたのは、価値観の変革であり、数値化されない価値の見直しでした。 

講演などをさせて頂く際には言っていますが、規模(量)、効率、標準化(平準化)、偏差値、東京 という様な一方方向で流れてきた経済の行き詰まりに対して、大きさではない(質)、間、個性(多様性)、地方、が大事で、それを示していけるのが京都なので、一方方向で流れてきた価値観に迎合しない京都で、それでやっていけるという姿を見せる事により、個性のある人、企業、地域を見直し、生み出していこうとするものでした。 

それは今で言うとオープンイノベーションと言う事になり、大企業含めて猫も杓子もという感じになっていますが、既存の価値観のままで、外部との連携などを図っていても、それはオープンイノベーションというものには繋がらないと思います。

 逆流させるくらいの感覚でやらないと、本当のオープンイノベーションなど起こる筈などありません。

そういう意味で京都流議定書というのは、ある意味、それぞれの分野で逆流させる様な取り組みを行なっておられる人を集めていたというか、そもそも私自身が普段から、本業と関係の無い事ばかりに関わっている様に見えるのですが、逆流させる動きを行なっている人達と繋がっていたり、そんな人や組織に対して協力していたりするのです。 

京都流議定書を決してボランティアではなく、あくまで会社の為でもあると公言するのもこの点で、我々のオフィス領域も、効率化、均一化、そしてコスト追求という所 から脱して、人の可能性を尊重していくものにしていかないと落ちて行くばかりなのに対して、その価値観の逆流を目指しているのがウエダ本社という事なので、実は本業に思い切り重なっているのです。

 昨日は、鎌倉投信さんの受益者総会に参加していました。

 正に金融の世界で従来の価値観を逆流させる展開をして来られた会社で、大尊敬する会社ですが、鎌倉の会社が、年に一回の受益者総会、つまり投資家向けの決算報告会をわざわざ京都で行なっている所に、850名もの方が全国から集まっておられました。 

この会にも何度か参加していますが、今年は特に、ほとんど一般投資家の方と感じる位の雰囲気で、驚くのは、その方々が熱心に、出演されたそれぞれの社長の話を聴いておられる姿でした。 

それも、自分の投資したお金の利益を求めてという眼差しではなく、素晴らしい企業、活動に役立てて欲しいという、鎌倉投信さんの理念に沿ったものであり、正に価値観の逆流が起こっている光景でした。 

又今年嬉しかったのは、新井さんから依頼されて堀場社長に基調講演をお願いし、それが実現できた事です。 

このブログにも堀場製作所さんや、先代の最高顧問、そして現在の堀場厚会長兼社長の素晴らしさは何度も書いておりますが、排ガスの分析器などで圧倒的な世界シェアを誇る、言わばバリバリの日本の製造業の社長に、金融で価値観を逆流させて来た鎌倉投信さんの受益者総会で講演頂いたのは、私自身も価値観の交差点に遭遇できた感じで嬉しかったのです。

 堀場社長も1000人近い一般投資家の方だけの講演というのは、今までも無かったのではないか?との事でしたが、流石に、ユーモアタップリで会場を沸かし、そしてしっかりとひき込んでおられました。 

そこにはやはり、どんな精密機械の技術があっても、どんなグローバルな展開であっても、一番大事なのは、人であり、それぞれの人の尊厳を守る想いが溢れていました。

鎌倉投信さんの「結い」という商品名そのものだと思いますし、価値観の交差する所は、やはり「人」なんだと思います。