2017年1月16日月曜日

カッコイイ!会社


今週は社員と共に、堀場製作所さんのE-HARBORに見学に行かせて頂いてきました。

私は昨年10月にクオリアの会で見学させて頂いたのですが、工場として素晴らしいというレベルではなく、TOPの想いと社員の方々の自主性と、細部までの拘り、贅沢さと温かさなどのバランスの素晴らしさに感動し、是非、社員とも共有したいと、堀場社長にお願いして行かせてもらったものでした。

工場についての感想はその際にも書いていますので (http://okamura-kyotostyle.blogspot.jp/2016/10/blog-post_22.html)省略しますが、今回も訪問させて頂いての感想は、シンプルに会社として、”カッコイイ!”って事です。





建物や工場自体は勿論なのですが、その考えに至る全ての中身が"カッコイイ!"し、見学していても、ワクワクすると共に、大きさは別としても、やっぱり、こんないい会社にしたいという気持ちがメラメラと出てくるのです。


商品が命のメーカーは、通常は、製造設備にはお金を掛けても、特に工場のオフィスや休憩場にお金を掛けたりしません。

又、外見は恰好良くする所はあっても、コミュ二ケーションの大切さを表していたり、ましてや、それを社員さん達が話して、その意見から作り上げている様な、これだけ大規模の工場などは殆どないと思います。

そしてその精神性が、買収した海外企業まで浸透し、どこの国の人でも”ホリバリアン”を自負するに至っている、そんな事まで感じられたりする所が、”カッコイイ!”のです。

年末年始の休みの間、社員には、自分達の幸福感について考えてきてもらいました。

どんな事が幸せと感じるかや、大事にしている事は、人それぞれ違うので、それをできるだけ実現していく様にしたいと思っています。

それを踏まえて、堀場さんへ行った翌日の土曜日は出勤した人達で、どんな会社であれば誇りを持てるかを、ディスカッションしてもらいました。

思っていたよりも、短時間ながら、やるべき事、やれる事が出てきた様に思います。

今月27日には、”100人いたら100通りの人事制度”を掲げておられるサイボウズさんと、ワークスタイル変革セミナーを開催させて頂きます。

当たり前で、人は皆それぞれであって、それぞれに素晴らしい。

それを表す社会にしたいし、それが良いという会社を増やしたいものです。

それが周りから見ても分かる様になれば、ウエダ本社の社員達も、誇りを持ってくれる様になるでしょうし、そうなれば、”カッコイイ!”会社に近づいていけると思います。











2017年1月8日日曜日

価値観のシェアビジネス

年末に吐いた弱音には、多くの方から共感を頂きました。

やはり強がっているより、弱音も吐いた方が良いのかもしれません(笑)

そして新年から、働く環境の総合商社と銘打ちながら、社員の家族も含めての幸せという事には、できていない現実を反省し、皆の幸せを追求していく事を目指すと宣言しました。

一人一人の幸せ感は違うので、社員には、皆の幸せ感についてと、大事にしている事を出す事を、宿題にしています。

それを綺麗ごと抜きで、実現していこうと思います。

そして、時短も進めていきますが、その時短をした分を、ただ漠然と過ごすのではなく、皆のそれぞれの幸せ感に繋がる事、大事にしている事に向ける様にして欲しいと言っています。

かなり大変なハードルだと思いますが、そんなところから考えないと、働き方変革、特に中小企業の働き方変革はできないと思いますので、今年は、私自身がソーシャルイノベーターのつもりで展開していきたいと思っています。


色々と苦しみもありますが、一方では、価値観に寄って来て頂く人も増えています。

先週は、わざわざ神奈川県からというか、松下政経塾の方が、ウエダ本社でインターンをしたいと来られていました。

働き方変革に問題意識を持ち、経営現場でないと本質的な解決ができない、と思っておられた様で、ネット検索で見つけたウエダ本社の価値観に興味を持ってもらっての事でした。

一度メールでの依頼をスタッフが断っていたらしいのですが、諦めず松下資料館の館長にお願いして来て頂き、お話しを聞いてみると、やはり問題意識が近いので、話を聞くだけのつもりが、結果的には即決で今月後半から1か月間、インターンに来てもらう事になりました。

ここ最近特に感じていましたが、やはり価値観が合う事が、細かな条件など無視しても、結果的にはトータルで最もうまくいくと思いますし、今年度から採用活動も、仕入先や連携先も、価値観の合う人や会社にのみ絞っていくくらいにしていきたいと思います。


2017年から、より世界は混迷を極めていくでしょう。

どうなるか全く分からない中、ビジネスも、従来型や既存価値に縛られているよりも、改めて自分達の価値観を問い直し、それに合う事に突き進んでいく方が後悔がないのではないでしょうか?

ちょっとしたスキルの高さや、値段の安さなどで選んだり、又、商売でどれだけ沢山買ってもらっていたとしても、価値観が合ってなければ、問題が出た際に結局は、その対策、フォローに多大な時間を浪費し、疲弊もしていく事になります。


ウエダ本社は今後も大きくはしません!というかできません(笑)が、同じ想いの人が沢山集まって、”想い”のシェアビジネスを構築していく事に邁進していきたいと思います。

これからも同じ方向目指す人、会社の方、お待ちしていますので、いつでもお越し下さい!

2017年1月4日水曜日

試験管の中のウエダ本社

新年明けましておめでとうございます。

ウエダ本社は5日からの営業ですので、年頭所感というものでもないのですが、いつもの土日ではなくアップ致します。

今年は多くの方が、トランプ大統領就任後の展開が全く読めない事から、不透明感について話されているのではないでしょうか?

欧州では3月のオランダ大統領選挙を皮切りに、4月にフランス大統領選、6月の国民議会選挙、8月からは、ドイツでの連邦議会選挙と続き、トランプ政権の舵取りとどの様に呼応していくのか?という事も、世界の不透明感を助長しています。

誤解を恐れずに言えば、日本が多少努力した所で、これらの動きで、一気に吹き飛んでしまうことや、世界の潮流に翻弄されてしまう事も予想されます。

果たして日本の役割はないのでしょうか?

昨年末に、「海賊と呼ばれた男」を観ました。

昨年、同じく大きな話題となった、「君の名は」「この世界の片隅に」も、それぞれ素晴らしい映画で、それぞれに考えさせられる名作でしたが、やはり経営者として、又、私個人の現況からしても、始まって直ぐからビシビシと来て、情けなさや恥ずかしさ、勇気と使命感など、色々な感情が入り混じって苦しくなるほどズシリと来ました。

一昨年の年始のブログにも書いているのですが、この映画のモデルとなった出光佐三氏が、問答しておられるものを纏めて、今から50年近く前の1969年に発刊された”働く人の資本主義”を改めて見てみると、更に又、ビシビシと来ます。

今年も更に、アベノミクスの実現の為に、一億総活躍社会、働き方の変革が、政策のど真ん中に置かれていきます。

制度だけが進んでいくのも危険だと思いますが、一方で、昨年これまた話題になったドラマ、「逃げるは恥だが役に立つ」でも取り上げられた、”やりがい搾取”という問題も、難しい、微妙な話だなあと思っていました。

イキイキと働くということは素晴らしいと思うのですが、それを搾取と論議されると、それ又、どうなのか?と。

この問題でも、出光氏は、この本の中で、”無私でない場合は全て搾取ですよ”とスッパリ仰っていました。

そうなんですよね、幾ら、イキイキと働く事が素晴らしいと言っても、それを経営者が利用しようとしたら、”搾取”であるし、本人の成長を考えて行なっている事であれば、それは”搾取”にはなりません。

又、この本では、1940年~1965年までアメリカの企業が、従業員が自発的に働く事を求めて、勤務時間の短縮、有給休暇の増加、給与・賞与の増額など様々の手段を行ったが全て失敗した事が書かれています。

既に50年以上前に、アメリカでデーターが出ているという事に又、日本が制度として、真似していかないか?が最も気になる所です。

欧米では自発的に働くというのも根本が対立闘争、個人主義の主張から来ることが起因しており、日本では、”お互いの為に働く”という外国にはない感覚で考えていく事が必要だと出光氏は仰っています。

そして、既に社長退任時の1966年に、試験管のなかの出光という言葉を社員に残されたそうです。

それは、”我々がやってきたことは石油業ではなく、それは手段である。”

”我々が行ったことは、出光という試験管の中に、日本人の仲の良い力という製品を作ったのである。”

そして、日本人離れした今の日本人が、一日も早く本来の日本人に立ちかえって、世界の平和と人類の福祉の為に、日本人全部が試験管の中に入ったつもりで、そこに仲の良い”働く人の資本主義”の実体を作ってみせること、それが日本人の世界的使命だと仰っています。

正に改めて、この不透明で、内向きになっていく世界の中で、働き方変革を唱える日本が、目指すべき指針がここにあるのではないでしょうか?

改めて、試験管のなかのウエダ本社で、働き方の変革に向かいたいと思います。

2016年12月30日金曜日

働き方変革のイノベーター

今年最後のブログになりました。

今年一年も本当に早く、情けないほどバタバタした中で終わってしまいました。

普段は、FBやブログではあまり弱みというか弱音は吐かない様にしているのですが、今年最後という事で、ちょっと泣き言から始めたいと思います。

実は12月に入ってから、続けて二人の退職依頼がありました。

11月末に、伊那食品さんに社員研修に行って、皆、色々な事を感じてくれて、成長も感じていた矢先の事でありました。
そもそもこの研修旅行は、私がウエダ本社に来て16年が経過し、漸く足並みが揃ってスタートラインに立った感じであったので、まずはその最高峰の伊那食品工業さんへ行こう!という段階であっただけに、正直ガックリと来ました。

今までも、会社的には厳しい危機もありましたし、これまでの過程では、方向、価値観が合わないと辞めっていった人も結構いましたが、私自身は悪い事があっても、その状況でどうするか?を考える方なので、意外とプラス思考になるのですが、今回は一瞬、正直言えば、やってられないという気にもなってしまいました。

それには大きく三つの理由がありました。

まず、長年かけて一進一退を繰り返しながら漸く足並みが揃ったと思ったのが、一人、二人のピースが外れるだけで、バラバラっと危機に陥る可能性もあって、中小企業のはかなさを感じてしまった事。
今回の退職者は価値観が合ってないというよりも、転職への決定は奥さんの意向が働いたという事で、会社の魅力がまだまだ足りなかった事。
そしてその事自体、社員満足や幸せを追求するとしながら、できていないのを痛感させられた事です。

又、その内の一人は同業界で、それも上場企業の最大手からの誘いで引き抜かれたというのも、やり切れない気持ちになったところでした。

しかし、その落ち込みから、ポジティブな気持ちにさせてくれたのも社員達で、残るリーダーが、やるしかない!的な姿勢を見せてくれたり、他のリーダーも自分の足らない所を受け止め、行動を変えると言ってくれたり、新入社員も、不安だけど自分が役割を持てるチャンスと言ってくれたりして、かえって連携が図れて良くなるかも?といつもの様に転換できることができました。

私自身が弱っていることもありますが、確実に皆、成長してくれていると感じました。

そして考え様にによっては、同業最大手の上場企業に抜かれる社員を出すのだから、うちの会社も大したものかと思う様にしました(笑)

しかし一方で、中小企業の在職中の社員に、何の話も挨拶も無く手を突っ込んで来た同業界のO社は、絶対に許せないと思いますし、この自社さえ良ければ、という価値観自体には、徹底的に対抗していきたいと、闘志も湧いてきています(笑)

大企業の論理からすれば、引き抜きなんかも当たり前で、全く悪気すら無いと思いますが、抜かれていく中小企業側では、それだけで倒産に追い込まれたりすることだってあると思いますし、こんな感覚を許していてはいけないと思います。

私が、国が進める働き方変革について懸念するのは、何故、長時間労働になるのか?という所を政府も国民側もしっかり見ないと、多くの中小企業は余計に厳しくなり、そこで働く人たちも余計に厳しい環境になると思われるからです。

大手が、資本力やその力で仕掛けるサービス競争、そして、自社の利益のみを追求する事による、出入り業者や自社よりも力の弱い仕入先へのしわ寄せ(押しつけ)が進んでいくことになると思います。

そもそも明日(今日)になんて、着かなくて良い商品は沢山あります。

それを個々に、小口で、間違いなく一刻も早く届けるサービス、その過剰なサービスを実現する為の関係先は、果たして短時間労働で会社が成り立つでしょうか?

又、値段だけで業者を競わせたり、相手の立場を無視して力づくで取引する大手に納入している多くの中小零細企業では、短時間労働、働き方変革など起こり得るでしょうか?

勿論、努力してそれを成し得る中小企業はあるでしょうが、多くの中小のサービス業に勤める人達には、しわ寄せがいく事になるのです。

そんな事を考えていくと、働き方変革を実現していく為には、高付加価値、独自性を持つ会社を増やしていく事、行き過ぎたサービス競争を持て囃すのではなく、他人や他社のことを思いやれる企業を増やしていかないと実現していかないと思うのです。

来年は、私自身、まだまだいい会社にしきれていないウエダ本社での反省と、自社だけが良ければという価値観への反発心で、働き方変革のイノベーターに突き進んでいきたいと思います。

伊那食品さんでは、パートナーとして取引されている業者さんに相見積もりすら取られないそうです。

多少それで自社だけが安く買うよりも、パートナー企業も一緒に儲けて、その分一所懸命、伊那食品さんに対応してもらった方が、気持ち良く共栄できるからです。

その伊那食品さんにトヨタさんが学んでおられます。

来年は、そんな価値観が主流になっていく年にしていきたいですね。

私のブログを読んで頂いているモノ好きな方(笑)、来年はもっと行動していきますので、よろしくお願い致します。
そして蹴落とす競争ではなく、お互いが協力して共創していく世の中を目指していきましょう!

一年間ありがとうございました!










2016年12月25日日曜日

ミラツクからのXmasプレゼント

今週は毎年恒例となったミラツクフォーラムに参加していました。

12月23日の祝日、世間は勿論、東京などは特に派手にクリスマスで盛り上がっているこの日に、招待制と言っても実費で100名程が全国から集まるフォーラムの凄さ?は、毎年書いている気がしますが、趣向も変えバージョンアップしている今年も、よくこれだけのメンバーをこの日に集めたなという豪華キャストでした。

そのオープニングは、井上英之さんと大室先生の対談からスタートしました。

その中で大室先生は、米国は個人主義なのに孤立しておらず、逆に日本は集団主義なのに孤立感を持っている調査結果があると仰っていましたが、自立する為には、相対がないと自己認識が弱く、自分が支えられていると自覚すると自立できるという、個と集団のお話をされていました。

又良い組織のTOPは、意思決定をせず、理念を語り、コミュニケーションをするだけとの事でした。

最近、漸くというか初めて前に向かえる様になったと思っていた組織がしっかり作れておらず、力不足を痛感していた私にとっては、グサリと来る話でした。


又一方で、井上さんから、マインドフルネスについても、自分を理解する事が他者を理解するというお話、セルフコンパッションという自分への共感や、初めからWeではなく、I から始まるという、”個”が必要で、多様なものが違う強みを生かしていくコレクティブインパクトのお話など、こちらも”個”の重要性を話されていました。

少し救われたのは、自分の気持ちをコントロールするのではなく、マネージする事。

怒ってはいけないのではなく、怒っている自分を知っているという状態をつくる事。というお話でした。

ついつい、怒ってしまう自分を弁護しているのではありません(笑)

そうではなく、自分の感情を知る事により、感情、脳にスペースを与え、その事で、新しい対応ができる様になるという事なのです。

今や従来の環境ではなくなり、今までと同様の対応をしていてうまくいく筈がない中、何かが起こった際、自分の感情を知り、その感情をマネージする事により、新しい対応ができる様になるのであって、その為にマインドフルネスというものが重要なのだというお話でした。

と言うと難しい話の様ですが、その前に、年間のスケジュールをしっかり立てる、今やっている事とやりたい事、増やす事と止める事をしっかり見直して、決めていく事から改めて行っていきたいと思いました。

ミラツクフォーラムも毎年確実に、色々な立場の人を巻き込み、それぞれの分野で講演料が必要な方々を一般参加者としても集め、凄い方々のセッションをバッティングさせて行っている勿体ないイベントになっていますが、これもしっかりと自分の方向性に基づき、やりたい事、やるべき事をセッティングしているから着実に進化しているのだと改めて感じました。

十数年やって来ても、うまくいかないとガックリ来た事もあったのですが、全ては私自身のマインドセットがしっかりできていなかったと気づかされました。

毎年、クリスマスのこんな時期に!!と思わせながら、それ以上の気づきを与えてくれるミラツクフォーラムは、ミラツクからのクリスマスプレゼントだったのですね。

2016年12月18日日曜日

アクティビティーとティンカリング


今年もあと半月となった今週は、恒例となった大久保寛司さんセミナー、知恵の場の他、ワコールスタディーホールで開かれたミラツクのシンポジウムなどのイベントに加えて、忘年会も重なり、バッティングしまくりの慌ただしい一週間でした。

クリエイティブな学習空間をテーマとしたミラツクのシンポジウムは、新しく京都駅前にオープンしたワコールさんのビル内をまずは回って、好きと感じた空間と、残念と思った空間を探すツアーからという構成でした。

ゲストスピーカーのお一人、日建設計の塩浦さんは、都市を構成する要素にはハードとソフト以外にアクティビティーがあり、それをどうデザインするか?を考えていく事が今後は重要であると仰っていました。


ハロウィンの時の渋谷の盛り上がり。

イベント屋やソフト屋が作ったわけではないあの盛り上り方が今の流れであり、あのアクティビティーの構成要素から、ワクワク感をどう作っていけるか?が今後重要とのお話でした。

同じくゲストスピーカーであった同志社女子大の上田先生は、ティンカリング(Tinkering)というキーワードを上げておられました。

ティンカリングとは、”様々な素材や機械をいじくりまわすこと”という意味だそうですが、もの作りにおいては、この失敗を気にせず、ドンドン行っていく様な感覚が重要だとの事です。

大量生産時代は、しっかり計画を立てる事が重要で、無駄を省き、効率良く作るという事が求められたが、今や、計画立てて皆が欲しい物が作れる時代ではないという事で、失敗してもどんどん挑戦していく姿勢や、やはりワクワク感が必要である様に感じました。

日本は欧米を追いかけ、PDCAを回す事を学んで、プランをしっかり作って行動し、評価して改善するという体制で成長して来たのですが、計画を立てている間に状況は変わってしまう昨今では、頭にあるものもを形にしていける力が必要で、プロトタイプを作ってドンドン修正していくやり方でないと、対応できないとの事でした。


我々のオフィス領域でも、イノベーションを生みだす事が求められたり、国の方では働き方変革を中心の課題に据えたりと、従来の管理型を見直す流れは出てきているのですが、取り組みというよりは、そもそものワクワク感が一番足らない所で、それが重要だと感じました。


働き方変革においても、働く事が悪い事の様に特にマスコミなどが煽り立てているのが気になります。

労働をレイバーと捉える様な感覚だから、管理型の作業となり、そうなると生産性を求められ、人間性を無視した話になってしまうのです。

そうではなく、ティンカリングでプレイフルな働き方をしていく事が、働く人にとっても人生を豊かなものにすると思いますし、そんな気持ちで働くから付加価値の高い仕事もでき、イノベーションも生み出されていくのだと思います。

オフィスツアーからスタートしたこのシンポジウムも、いつもと違う構成が考えられてましたが、働く環境においても、渋谷のハロウィンを創り出す構成要素を参考に、アクティビティーを考えていきたいと思います。





2016年12月10日土曜日

働き方変革を実現する為に

今週はサイボウズさんの大阪10周年イベントに参加していました。

グランフロントに2500名程集めてのイベントは盛大でもあり、共に生きるがテーマであった様に、温かみのあるものでした。

昼一のセッションしか出られなかったのですが、”男性学”という耳慣れぬ話はなかなか面白く、考えさせられるものでした。

働き方変革、女性の活躍推進は、女性の立場ばかりにSPOTが当たっていますが、男性側の環境も変えていかないと、女性の立場の向上にも繋がりません。

結婚相手に求める条件で、男性に求める1位は経済力で、やはりまだまだ男性は、外で稼ぐものという社会的な位置づけがあります。

先進国の中で、日本は結婚相手の男性に求める条件が厳しい(多岐に渡る)と聞いた事があります。

それに加えて育児、家事への参加が求められ、効率化が進む会社では細かい業務に忙殺され、何だかんだ言っても、男性は強いものという概念から、弱みを吐露できないという現実もあります。

年間自殺者3万人の内、約2万人が中年男性という事も、日本の大きな特徴だそうですが、今の流れが進むと、より男性、特に家族を持ち、ローンを抱えるお父さん達は、追い詰められていく事も注意しておかなくてはなりません。

と進めてくると、日本人男性の家事、育児参加は、圧倒的に少ないじゃないか?今の流れを逆流させる気か?と、女性から怒られそうですが、そういう話ではなく、男性が家事、育児参加できる、女性が働きやすい環境を作る、という事において、この男性側の問題も考えないと、歪を増やすだけになると思うのです。

平日昼間問題という事もあげておられましたが、男性が平日昼間にウロついていると、あの人はどういう人なんだ?と思われ、肩身の狭い事になる様ですが、社会全体の、”あるべき論”を崩していかなくてはなりません。

100人いれば100通りの人事制度、と、サイボウズさんは掲げておられますが、男性がどう、女性がどうという事ではなく、全員が違う働き方で、それを自らが選択できる様にしていく事、それが抜本的な解決策だと思います。

企業と社員が共有すべき価値観や果たすべき社会的使命を明文化した、ミッションステートメントというものがありますが、個人や組織だけではなく、夫婦や家族のミッションステートメントを作り、各家庭内で稼ぐ人は誰か?その割合は?という事を考え、それから来るそれぞれの働き方を、会社と話をし、その働き方に対する評価を決めていく事にしていかなければ、本当の働き方変革に繋がっていかないと思います。

社員達にはミッションステートメントを作ってもらうと共に、各家庭でのミッションステートメントを考えてもらい、その上で、個々の生き方から考えた働き方のウエイトやスタイルと、会社での役割を擦り合わせていきたいと思います。

そんな会社が増えていけば、平日昼間の男性の姿も変わっていくのではないでしょうか?