2017年4月23日日曜日

飛び石かどうか?

今週末は"海の京都" 丹後に行っておりました。

主はトップフォーラムで宮津と伊根町に行っていたのですが、翌日は京丹後市にも足を延ばして来ました。

トップフォーラムでは、飯尾醸造の5代目飯尾社長の講演がありましたが、3年前の京都流議定書以来に聴いたお話は、その話し方だけでなく、内容、展開も進化していて、やはり本物の展開、進化というものを感じました。

飯尾醸造さんについては、6年前に訪問した際のブログhttp://okamura-kyotostyle.blogspot.jp/2011/03/48-2.html  に書いてますので、そちらをご覧頂ければと思いますが、今回はそれらの話に加えて、飯尾さんがこの数年取り組んでこられた、宮津のサンセバスチャン構想についてお話されていました。

サンセバスチャンというのは、美食の町として世界中から観光客を呼び込むスペイン北部の町ですが、飯尾さんは宮津や丹後をそんな町にしていく事を目指して、旧花街の建物を買って、そこに鮨屋とイタリアンのお店をオープンされるそうです。


勉強会では、何故イタリアン?という突っ込みもありましたが、その後個別で聞いた話などからも、決して飛び石を打った展開ではなく、農家さんや地域、そして消費者に対してどうあるべきか?と、脈々と続く本物の理念からの発想である様に感じました。

そして驚いたのは、無農薬で作る農家さんを守る為に、通常より何倍もで買い取り、数百万もする機械は飯尾醸造さんが購入して無償で貸し出すなどして、農家さんの収入を上げる事まで行なって来られながら、法人化してから一度も赤字になった事がないと言われるどころか、最近では10%以上の利益まで残しておられるのですから、自分自身、自社の展開の中途半端さが恥ずかしくなりました。

夜の懇親会は、伊根町の舟屋群にオープンしたカフェを貸し切りで、地元の豊富な魚介、山菜類を堪能させて頂きました。

見事なロケーションとお洒落な建物ですが、伊根町の規模からすればかなり大きな投資だと思いますし、個人的には、ちょっと微妙な感じを受けました。

当たり前ですが、物事にはハードとソフトが必要で、そのバランス、それを生み出すマインドというのか、何を目指し、何を生み出すのか?、そしてそれは何から生まれて来たのか?というものが必要であると思いますし、それは中小企業、過疎地域など、弱い立場の側は、よりその視点が重要だと思います。

ソーシャルや地域という、今まで陽が当たらなかったり、弱い立場であった所に参入してくる所が増え、今まで集まらなかったお金や、できなかったハードが作られたりして、ハードから来たのか?背景などソフトから作られて来たのかが、一見、分かりにくくなって来ています。

それは、我々の展開するオフィス環境でも同じで、見栄えやハードは作れますが、何故その様に構成するのか?というソフトが分からないと、昔のハコモノと変わらないものになってしまいます。

まあ、企業、会社自体もそうかもしれませんが、そういう意味でも飯尾さんの展開は、私は決して飛び石ではないと思いますし、ハードとソフトの背景が分かりにくくなっていくからこそ、我々はそのソフト部分に拘り、その微妙な差が分かる人や所と一緒に行動していきたいと思います。


2017年4月15日土曜日

働き方変革とGDP

GDPの見直しが2017年に始まるとの事です。

戦後一貫して使用してきた統計手法では複雑な経済の流れを捉えきれなくなった、との説明も違和感というか、そりゃそうだろうと思いますが、今から14年間をかけて、欧米などの先進国に揃えていくという事に、これ又、日本って、何故そんな風になるのだろうかと思ってしまいます。

”統計もガラパゴスだった”との事で、手法を変えてGDPをUPさせていきたいのだと思いますが、2015年で4.2兆ドルと1990年代から横ばいの日本に対して、米国は約3倍の18兆ドル、中国は20倍の11兆ドルと大きく離されてしまった差は、抜本的に考え方、価値観を変えていかなければ、簡単には埋めていけないのではないでしょうか?

ここに来て急速に、我々の主戦場とするオフィスに対しての考え方も変わってきていますが、これらの事に無関係ではなく、生産性を高める事、その為にはオフィスを創造空間にしていかなくてはならないという思考が出てきています。

日本のオフィスの現状から、創造空間というとまだ理想という感じがしますが、せめて最も初期レベルの作業空間からは脱していかないとなりませんし、作業空間としての捉え方では、働き方変革など絵空事になると思います。

「ワークシフト」に続いて上梓された「ライフシフト」には、20世紀にオフィスで働く人が増えたのは、現代的な大企業が台頭したからと書かれていましたが、人口減少社会を迎えるから成り立たないのか、AI、IOTが発達する事も含めてライフスタイル全体が変わるから、働き方が自ずと変わっていくのか、いずれにしても、日本の大企業をベースにした働き方から頭を変えていかないと、統計の見直しでUPしたとしても、ガラパゴスから抜け出せない様に思います。

「ライフシフト」では同時に、今後の人口減少を迎える時代には、小回りの利く俊敏な小企業が重要で、中小の新興企業で、専門性の高い職や柔軟な働き方が生まれるとも書かれています。

だからこそ、国が唱える制度から入る大企業を中心した働き方変革では、大きく打開できないと思いますし、漸くオフィスに対する考えが変わり出した今、ウエダ本社では、いい会社を目指す中小企業から柔軟な働き方と、そんな働き方が成果を生んで行く風土や環境作りを推進していきたいと考えています。

そして、まだまだ悩み中ですが、10周年を迎える今年の京都流議定書は、そんなところを出していければと思っていますので、8月4日〜6日は是非お越し下さい!




2017年4月9日日曜日

改めて、不易と流行を考える

色々あった今週は入社式からスタートしました。

今年は内定者が最終卒業できず入社見送りという不測の事態もあり、結果的には台湾人女性一人の入社式となりました。

入社式では毎年、ご両親からの手紙や本人の写真などを送ってもらって映像を作るのですが、今年はこちらからの手紙と、送って頂いたお手紙の翻訳や、そのやり取りなどもあってヒヤヒヤしましたが、京都造形大の方々のご協力のお陰で無事間に合い、例年通りスタッフも、ご両親からのメッセージが入った映像に仕上げてくれていました。

働き方や、働く環境を変革させていくにおいても、又、新たな価値を生み出していくにおいても、組織内に、男性と女性という以外の様々な属性を入れていかなくてはならないと考えており、そういう意味でも留学生の採用も考えていたので、良いタイミングで、そして今回も又、私が信頼している先生からのご紹介というご縁で、素晴らしい新入社員が入ってくれたと思っています。

ビジネス面でも今週は、ある大手企業さんのショールームを、ウエダ本社でやる事を決定して頂いたという報が入ったり、今後の我々にとっては、大きなシンボルになる様な有難いお話もいくつか頂き、同行含めて動いておりました。

今までお金を掛けたくないどころか、掛けるべきではない、という位に位置付けられて来たオフィスに対して、漸く考えが変わって来て動き出している感じです。


先日は創業120年を経過した企業から先々のご相談を受け、まずは会社の事業、展開、そしてその源泉の理念、価値観などを会長さんからご案内とご説明を受けたのですが、正に不易流行をしっかり突き詰めると、素晴らしい継承と展開になっていくのを感じていました。

その翌日、毎年4月に開催される鬼澤さんの講演に、スタッフと参加して来ました。
"毎年言ってるよ!"と言われながら、できていない事だらけで冷や汗ものですが、今年はここでも、「貴方の会社は不易流行が明確ですか?」という言葉があり、自分の中には持ってはいるつもりが、自社にとっての不易と流行が、しっかり明示できていない事に気付きました。

「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」

これはその不易流行の基、松尾芭蕉が旅を重ねて持った概念だそうですが、”不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない”という事であり、しかしその根本は同じであるという事です。

人財含めた多様化、そしてその対応などの流行、しかしそれを生み出している、人やその繋がりを考える根本理念の不易を、再度明示して共有していきたいと思います。






2017年4月2日日曜日

言葉にすることができない 「暗黙知」


年度末の週が終わりました。

色々とお話しを頂いたりして慌ただしいですが、新人も含めて役割分担しながら、皆頑張ってくれています。

そのお蔭で私の方は、今週もIOTに関するシンポジウムにも参加していた東京出張含めて、未来に向けての時間に充てていました。

私自身はITリテラシーは低いのですが、やはりこの流れは掴んでおかないと、と思って参加しましたが、インパクトとしてはインターネットが解放された時よりは小さく思えるかもしれませんが、第四次産業革命と言われる様に、実際の社会において起こる事は、その時以上の大きな変化になる様に思います。

中スキルの仕事が無くなると言われたり、人工知能が人間を上回るという話が先行しがちですが、今まで以上にディープラーニングで得られたデーターをどの様に使うかなど、それを活用する”人”が重要になっていくと思います。

暗黙知というと、野中郁次郎氏が有名ですが、これを最初に唱えたのはハンガリーのマイケルポラニーという科学哲学者で、"人"は常に言葉にできることよりも多くを知ることがで
き、この、言葉で表現できない部分を暗黙知と提唱していたそうですが、”人”にしかできない暗黙知が、今後益々重要になってくる様に思うのです。

しかも、今暗黙知となっているものは、ディープラーニングによって瞬時に形式化されてしまうので、そういう意味でもポラニーが提唱した「言葉にすることができない知識」という解釈の暗黙知が、第四次産業革命以降の”人”が生きていけるポイントになると思います。

今週は京都流議定書の調整や打ち合わせなども行なっていましたが、今年10年目を迎える京都流議定書でもずっと追いかけてきたテーマは、「数値化されない価値」ですが、そんな価値観も漸く注目されて来た様に感じます。

ウエダ本社では、オフィスや働く環境において、その様な価値観を唱えてきたのですが、数値化、形式化できない為に、そんな価値観でオフィスや企業を展開して、どれだけ効果があるのか?もっと言えば、やはりオフィスはお金をかけるべきではないという考えに対して、どの様に数値化したエヴィデンスを出せるか?という事に苦労してきました。

しかしここに来て、そんな価値観をご理解頂いてお声がけ頂く案件も増えて来ており、かえって我々などは、言葉にすることができない暗黙知に拘っていっても良いのかな?という気にもなってきています。

月曜からは、新入社員や人員体制も新たになりますが、今月からはこの働き方や職場環境における暗黙知の探求を、更に進めていきたいと思います。


2017年3月26日日曜日

イベント屋の様ですが

今週は月曜日が三連休の最終日でしたが、第2回目となるKYOTO UTAFESSに参加していました。


2月末でKYOCAの運営は降りましたが、ご自身もメジャーデビュー経験のある小倉ユウゴさんが、京都の音楽シーンを何とかしたいという熱い想いから、昨年に引き続き開催したいとの事でしたので、ビルオーナーにも認めて頂き、第2回も無事開催する事ができました。


今回は、準備や構成、皆さんの動きまで、昨年よりも大幅にレベルアップしており、やはり、熱い想いで継続していく事の大切さと、その事によって、積み重なっていく力を見せて頂きました。

若手の中には、この場を目指して1年頑張ったというアーティストもおられたそうで、音楽業界や、その中での京都の位置づけについては全く分かりませんが、折角生まれたそんな繋がりを今後も続けていってほしいと思います。


今週は、九州で総合スポーツを通して、子供の教育を行われている方々も紹介で来られていましたが、スポーツも音楽も同じ様な問題を感じます。

プレーヤーとして夢を追いかけていても、それが継続できなくなった際の受け皿が全くない事や、専門的なマネジメントという視点がかなり乏しいので、その辺りの底上げ、裾野を広げていく事ができれば、日本の教育や、人の多様性、能力についての考えも変わっていくので、その課題に向かう人達にも、頑張ってほしいと思います。

音楽やスポーツと、仕事と関係ない事ばかりの様に思われますが、いつもの話、課題というものは共通しており、我々の目指す世の中像に向けては、表面の問題よりも価値観や評価、皆の考え方から変わっていかないといけないので、その根を崩していく為には、様々なジャンルで、それを目指す人達とは連携していきたいと思っています。

私は、そんな事ばかりやっていますが、現場では新人も含めて皆よく頑張ってくれており、中核の二人が抜けて、どうなるかと思ったコピー機販売も、XEROXさんの支援のお蔭もあって、期間の昨対では、結果的には150%の成績を上げてくれています。

土曜日にはミラツクフォーラムで、そんなビジネスと京都流議定書などの繋がりを話させて頂きましたが、自分では発信しているつもりですが、やはり、このギャップ、振れ幅は分り難いので、今年はリクルート活動含めて、もっと話す場を作っていこうと思います。

”ビジネスと関係ない事ばかり何やってるの?”と思っておられる方、”ウエダ本社ってイベント屋。セミナー屋じゃないの?”と思っていながら、興味持って頂いている方は、又、そんな場にお越し下さい!

2017年3月19日日曜日

蓄積する'場'


今週は、六本木のHAB-YUで行なわれた、富士通✖️ミラツクさんの共創プロジェクトに呼んで頂きましたが、私にとっては、色々な意味で振り返りもできて、有り難い機会でした。







ロフトワークの林さん、ISSUE+designの筧さん、そしてこの場を作ってこられた富士通の高嶋さんという凄いメンバーとご一緒させて頂くのも嬉しかったのですが、林さんとは、色々とクロスしている事があり、それ自体が良い振り返りの機会にもなりました。



林さんと言えば、MITメディアラボの伊藤穣一所長の補佐という存在としても有名ですが、今から18年程前、ネットバブルがピークを迎えていた頃、私が関わっていたIT企業が早稲田大学アジア太平洋研究科のゼミに寄付講座を持っており、そのゼミでの自慢としていたのが、ネオテニーを創業された伊藤穣一さんでした。



その頃私は、倒産の危機に直面したウエダ本社に入りながら、その建て直しを模索する中で、このIT企業にも関わり、月に一度のこの寄付講座や、丁度このHAB-YUの向かいにあった東京事務所に来て、当時あったテレビ朝日横のカフェで朝食を取り、早くその倒産危機を抜けて、この様な成功者気分を自社で味わいたいと思ったものでした。

その後、伊藤穣一さんと言えば、米国でも最も有名な日本人の一人という存在になられ、その補佐役も務められる林千晶さんは、FAB CAFEなども作られたロフトワークを創業されて、そのロフトワークさんがJIMUKINO-UEDA BLDG.(ウエダ本社南ビル)の直ぐ近くにドロップイン型の、おしゃれなクリエイティブラウンジを作られたのがMTRL KYOTOなのです。

MTRLさんはクリエーター向けで全然オシャレですが、その開き方や場の持ち方は同じ様な感覚で常に注目してました。

そんな林さんや、デザインで地域課題の解決に取り組まれ、博報堂所属でもある筧さんが、岐阜県の飛騨や、高知県の佐川町で町づくりに奮闘しておられるお話を、六本木のど真ん中で、富士通さんが作られた'場'で話しているというのも面白かったですが、結論が出た訳ではないのに、色々と湧き出てきて、最終的には凄くワクワク感が充満した'場'となりました。

これが、ミラツクワールドなんだと思いますが、そこで出てきたことで、面白かったのは、'場'の繋がりについてで、記憶はその'場'に残るので、同じ'場'でも使う人、出入りする人によって、変わるということと、自分の精神的な許容量一杯のメモリーの減らし方についてでした。

先日もある方とお話をして、その後、”岡村さんの言っていた「蓄積する場所」という言葉が刺さりました”とメッセージを頂いて、逆に、なるほど、と思っていたのですが、私もこの、'場'に蓄積していくという感覚で行なっていたのだと腹落ちしました。

それをオフィス(企業)に向けるのか、空きビルに向けるのか、町に展開するのか、対象が違うだけで、全ては同じ事を行っているのです。

そして当時、倒産の危機で毎日難題だらけの日々で、多分、荒んだ”場”であった当時のウエダ本社から、六本木で夢見れたあの'場'や時間は、私にとって、メモリーを減らす役割をしていたんだなと、そんな振り返りもさせて頂いた、これ又、人と場の価値を感じる時間でした。

働く人のメモリーを減らすことと、繋がりという資産が蓄積する'場”を目指していきたいと思います。

2017年3月12日日曜日

様々な「時間」

3.11という日が6年を迎えました。

いつもそうですが、当事者とそうでない人の時間の流れ方が全く違って「もう6年」という場合の「もう」は、当事者ではない人は、早いという「もう」であり、当事者は、全然問題が改善されない間に、そんなに経ってしまったのか?という「もう」で、全く違うものです。

皆に平等である筈の時間が、その状況や、心境、考え方などで全く違うものになりますが、今週は、色々と時間を考えさせられる事がありました。

ロータリーでは、数少ないプロ経営者として尊敬する、カルビーの松本会長のお話を聴きました。

カルビーを改革されるに当たり、社員の方に、①過去カルビーの60年で良かったこと②良いことだけど出来ていなかったこと③すぐに止めた方が良いことで、それらについて半日づつ話合わせて、③だけを直ぐ実行されたそうです。
そして③を実行すれば、その分の時間とお金が出てくるので、それから①と②を実行していくのだという事でした。

最近は、働く環境や、働き方変革など、ずっと関わって来た事が、国の最重点課題となっている事や、自分自身でも、松本会長の様には明確ではないですが、これからの時間を意識して、③の様な考えを持った事もあり、まだまだバタバタとはしながらも、本業に繋がる動きに時間を使える様になってきています。

昨今は、働き方変革で長時間労働や、残業時間をコントロールする話ばかりが取り沙汰されてますが、場所と共に、時間からも解き放たれないと、本当の意味の働き方の変革には繋がりません。

工場などの作業は別として、時間の長短の問題ではなく、時間に管理されるのではなく、時間を管理する側に回る様に仕向けていかなくてはならないのです。

金曜日には、大変お世話になっている社長(会長)お二人の還暦のパーティ-がありました。

年上の方を呼ぶとキリがないとの事で、同い年以下の方だけを招待されたのですが、全国の経営者に加えて、芸能界、文化、スポーツ、そして何と、宮家からも参加されるという、とんでもなく豪華なメンバーでした。
驚くのは、その方々とのお付き合いが形式的なものではなく、趣味を通してなどの中身のあるお付き合いである事が感じられ、お二人とも、凄い会社を経営されながら、沢山の有効な時間を持っておられてきたことが感じられ、格好いい還暦だなと、その在り方を改めて尊敬しました。

50代に突入して遅まきながら、自分自身もすぐに止めた方が良い事を整理して、還暦を迎える際には、少しでもこのお二人の様な、恰好いい在り方に近づいていきたいと思います。

同じ日には、京都市の「これかの1000年を紡ぐ企業認定」の審査会があり、審査員として参加していました。
半日拘束ですが、有難いのは、素晴らしい想いで活動されておられる方々の理念や、展開を聞く事ができ、大変勉強になりました。

殆どが、大きな社会課題に向けて、中には、自分の代などでは到底解決などされない問題に向かっていっておられる所もあります。

東日本で被災された方々には、6年ではまだまだ何ともなっていないと思いますが、あれだけの大変な状況から、それこそ他の地域の方とは違う時間に対する感覚で、1000年を紡いでいく様な芽が出て、長ーいスパンでは、プラスに転じていく事を願いたいと思います。

様々な『時間』

3.11という日が6年を迎えました。

いつもそうですが、当事者とそうでない人の時間の流れ方が全く違って「もう6年」という場合の「もう」は、当事者ではない人は、早いという「もう」であり、当事者は、全然問題が改善されない間に、そんなに経ってしまったのか?という「もう」で、全く違うものです。

皆に平等である筈の時間が、その状況や、心境、考え方などで全く違うものになりますが、今週は、色々と時間を考えさせられる事がありました。

ロータリーでは、数少ないプロ経営者として尊敬する、カルビーの松本会長のお話を聴きました。

カルビーを改革されるに当たり、社員の方に、①過去カルビーの60年で良かったこと②良いことだけど出来ていなかったこと③すぐに止めた方が良いことで、それらについて半日づつ話合わせて、③だけを直ぐ実行されたそうです。
そして③を実行すれば、その分の時間とお金が出てくるので、それから①と②を実行していくのだという事でした。

最近は、働く環境や、働き方変革など、ずっと関わって来た事が、国の最重点課題となっている事や、自分自身でも、松本会長の様には明確ではないですが、これからの時間を意識して、③の様な考えを持った事もあり、まだまだバタバタとはしながらも、本業に繋がる動きに時間を使える様になってきています。

昨今は、働き方変革で長時間労働や、残業時間をコントロールする話ばかりが取り沙汰されてますが、場所と共に、時間からも解き放たれないと、本当の意味の働き方の変革には繋がりません。

工場などの作業は別として、時間の長短の問題ではなく、時間に管理されるのではなく、時間を管理する側に回る様に仕向けていかなくてはならないのです。

金曜日には、大変お世話になっている社長(会長)お二人の還暦のパーティ-がありました。

年上の方を呼ぶとキリがないとの事で、同い年以下の方だけを招待されたのですが、全国の経営者に加えて、芸能界、文化、スポーツ、そして何と、宮家からも参加されるという、とんでもなく豪華なメンバーでした。
驚くのは、その方々とのお付き合いが形式的なものではなく、趣味を通してなどの中身のあるお付き合いである事が感じられ、お二人とも、凄い会社を経営されながら、沢山の有効な時間を持っておられてきたことが感じられ、格好いい還暦だなと、その在り方を改めて尊敬しました。

50代に突入して遅まきながら、自分自身もすぐに止めた方が良い事を整理して、還暦を迎える際には、少しでもこのお二人の様な、恰好いい在り方に近づいていきたいと思います。

同じ日には、京都市の「これからの1000年を紡ぐ企業認定」の審査会があり、審査員として参加していました。
半日拘束されてるのですが、有難いのは、素晴らしい想いで活動されておられる方々の理念や、展開を聞く事ができ、大変勉強になりました。

殆どが、大きな社会課題に向けて、中には、自分の代などでは到底解決などされない問題に向かっていっておられる所もあります。

東日本で被災された方々には、6年ではまだまだ何ともなっていないと思いますが、あれだけの大変な状況から、それこそ他の地域の方とは違う時間に対する感覚で、1000年を紡いでいく様な芽が出て、長ーいスパンでは、プラスに転じていく事を願いたいと思います。